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出版プロデューサーですもの

本にかかわることを中心にコンテンツビジネス全般で活動中。
そんな私の日常を記録します。


昨日はお友達のIさんのお誘いでホームパーティへ出掛けました。

はじめてお会いする方ばかりだったけど

みんなでサッカーを観て、カズさんのゴールに盛り上がり

些細なことでも笑いあい

持ち寄った飲み物や食事をみなで分け合う素敵な会でした。

そして会費の一部は義捐金へ。

でもこういう行動を「不謹慎」という人もいるみたいでちょっとショック。


亡くなった方々や

被災し苦労されている方々へ気持ちを寄せることも大事だと思います。

でもそれとは別に生きている人間には

やっぱり「喜び」は欠かせないと思うのです。


だからお花見もしましょうよ。

大事な人たちと。

かけがえのない命。

生きて死ぬ命。

美しく咲き、美しく散る桜に気持ちを映して

いま自分がここに在るという奇跡を祝い

大事におもうひとがいることに感謝し

よりよく命を使うためになにができるのかを想う。

今年の桜はそんなふうに愛でたいと思う。 
「もし明日世界が終るとして、今日どうすごす?」

っていうような質問、よく昔のアイドル誌などでみかけたものでした。

でもこのことを日頃から考えるって意味があるかも

と、ここ数日感じています。



じつは「明日死んじゃうかもしれないんだから」というのが私の口癖で

これは生来面倒くさがりである自分の「先延ばし体質」への牽制として

やらなくちゃいけないことはさっさとやる!

やりたいことはさっさとやる!

という意味で使ってきました。


でも、これはレトリックとしてではなく

人生の基本なのかもしれない。




今日は、東京の空はのどかに見えます。
でも同じ空の下には、
命の危機に直面している人が大勢いるという現実。


金曜日は、生まれてこの方、経験したことのない揺れに遭遇し
出先から徒歩で帰宅。
この非常事態でおろおろしました。
被害者意識を持ちそうになりましたが
東京は被災地ではないということをしっかり
肝にめいじようと思ってます。
でも当事者意識は忘れずに!

自分の無力にいらだちも感じますが
これはもう自分にできることをするしかない。

ひとりでも多くの人が救出されることを
救出にかかわる方のご無事を
祈っております。

明日からは、平日。
計画停電もあるようです。
かつてロスで計画停電があったときは
信号も消え、交通の混乱もあったとききます。
譲り合いの気持ちをもって過ごすことが
被災地のサポートにつながると信じています。









たいせつなお友達で、心の姉であるTさんが二日前から腰痛でふせっているので

僭越ながら私おそば近くに侍っております。

私、自慢じゃないですが面倒見てもらうのは慣れていますが、

だれかの面倒を見るなんて経験はほとんどなく

おそらくかゆいところには一向に手の届かないケアになっていると思います。

とはいえ、呼ばれて飛び出す瞬発力と

「忙しいのに悪いわね」というような気持ちの負担はかけてない

という点では自負がございます。

ああ、会社勤めではなくノマドワーカーでよかった!


というわけで只今、Tさんの豪邸のリビングで絶賛企画書作成中なのであります。

企画書を作る上で、私が軸にするのは「対象」です。

わたしは、この対象をギリギリ絞るのが好きです。

そのほうが中身が充実するからです。

対象をひろげると、具体性が乏しくなったり

言いきれないことも出てきます。

たとえば、女性に対象を絞った占い本と

男女ともに読める占い本では大分違う書き方になります。

たぶん前者の方が、面白く読める本ができるはず。

そして、対象に含まれない男性が呼んだとしても

前者のほうが面白いと思うのです。

また、対象はターゲットともいうくらいですから、ギリギリしぼったほうが

「当たる」んじゃないかといイメージも私の中にはあります。


でも調子にのって絞り込みをやりすぎると、

「もっと大きいパイでないと…」とやんわりと指摘を受けます。

そのあたりのバランス感覚が難しいところです。

いまだ修業中。

がんばります。


週末に青山一丁目のカフェで若社長Tさんとお打ち合わせしました。

壮大なイメージはあるのだが、

それを社員や協力してほしい人と共有していくために

ボキャブラリーを貸してという内容で、今回2度目。


前回、私がふと口にしたキーワードがずいぶんと

Tさんの琴線に触れたらしく

どういう風に考えるとそういう言葉が出てくるのか

興味津々と言う感じで逆にいろいろと質問されました。

おかげで私も自分の思考法を見直しきっかけになりました。

お話をじっくりたっぷり聞いて、

ご本人もまだ見出していない輪郭をなぞるのが

自分でいうのもなんですが私は得意なのかもしれません。

(得意だといいな)


でも、「それは、つまり・・・」って言葉でくくるのは

文字通りつまらないことにしてしまいそうで

好きじゃないので、やりません。

豊かなものを骨子だけにするには忍びない。

骨抜きにするのは問題外。

たっぷりの情報をそれを含ませたまま

でもシンプルに分かりやすく表現することが私の理想なのです。


「ここ!」と思えるポイントにぴったりの言葉を見つけて

個々の星が夜空に星座を描くように、そのイメージが神話を紡ぐように

その人の想いを表現するお手伝いができたらいいなと思う。



昨日午前中はCNNの特別番組に釘付けとなっておりました。


そこで知った今回のエジプト民主化デモ→政変の最中に制作され、

またたく間に世界に広がっているこの曲と動画。

Sout Al Horeya/自由の声





死者も出た深刻な状況ももちろん真実だけど

このビデオに登場する人たちの顔が明るいことに驚く。

彼らの希望が曲から伝わってくる。

自由について自覚的になったことへの喜びも伝わってくる。


でも革命はこれからが正念場ですよね。

エジプトの人たちには、勝ち取った自由の先にあるものを見せてほしい。



わたしにってThe People's Songといえば、20年前初めて聞いたコレ。




フランス革命を背景にしたミュージカル「レ・ミセラブル」のなかの名曲のひとつ。

これに胸を熱くしたものですが、「Sout Al Horeya」とはちょっと趣が違う。

人々が求めるものはきっとそれほど違わないのだろうけど

使った”武器”が違うのかな……


奇しくも今、情報というものについて

深く深く深ーーーく考えているので

この動画にさらに刺激をうけました。


そうそう、昨日の移動中に佐々木俊尚さんの『キュレーションの時代』も読了。

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)/佐々木 俊尚

¥945
Amazon.co.jp

感想はまた改めて。

新たな情報発信のツールとして注目を集める「電子書籍」。
とても可能性のある媒体ですから、私も目下猛勉強中(?)です。

電子書籍でビジネスを・・・と考えるならば欠かせないのが
出版契約と著作権についての知識です。

今回、私も関わっている「作家養成講座」を運営する
電子書籍専門出版社パブラボさんが
『電子書籍の出版契約書と著作権』セミナーを開催します。

まだまだスタートしたばかりの分野ですから
勉強しなければならないことは多いですよね。

電子書籍に興味ある方はぜひこの機会にご参加ください。

わたしも当日聴講予定です。


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『電子書籍の出版契約書と著作権』セミナー開催(3/10・東京)
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紙の本を電子書籍へ展開するクロスメディアの動きが進むなか、
今こそ「契約書」と「著作権」について、現状の課題と基本を把握しませんか?
編集者、著者、デジタルパブリッシャーの全ての方に必要となる基礎知識を徹底解説します!

株式会社パブラボ(東京都千代田区・代表 菊池 学)では
011年3月10日(木)、東京都千代田区のちよだプラットフォームスクェアにて
『電子書籍の出版契約書と著作権』についてセミナーを開催いたします。


<<セミナーの内容>>

・紙の本の契約書と電子書籍の契約書、なにが違うの?

電子書籍の契約は、紙の本の契約とは違っています。
必要となる権利処理の内容が異なるうえに、確立した慣例もありません。
音楽や動画の権利処理も含め、時代に則した出版契約に求められるのは、
権利関係をしっかり定めた契約書です。
ここでは、従来の出版契約書と電子書籍の契約書の相違点をご説明します。


・押さえておきたい著作権のポイントは?

コンテンツ制作・販売のリスクヘッジを図る意味でも、
著作権法は急ぎ身につけたい実務知識です。
そこで、著作権の知識が全くない方でも理解いただけるよう、
著作権の制限や著作者人格権、著作隣接権など、これだけは押さえておきたい基本と要点を解説します。


・日本書籍出版協会の雛形をカスタマイズするなら?

日本書籍出版協会の雛形を用いて、
コンテンツの制作・電子化・販売の各段階において必要となる契約書の作成ポイントを解説。
想定される事例を取り上げつつ、カスタマイズの要点を紹介することで、
契約書と著作権に対する実践的な知識を習得していただけます。


<<こんな方はぜひご参加ください!>>

・自社の商品やサービスのカタログ等を電子書籍で出したい
・著書はあるけど、絶版状態になっているので電子書籍にしたい
・編集者として著作権について理解を深めたい
・電子出版をやっている、やっていくつもりだ

<<講師紹介>>

塩島 武徳(しおじま たけのり)氏

NTTラーニングシステムズ認定講師。民間企業で営業・広報・法務職を経験。
その間、行政書士など10種以上の資格を取得。
現在はNTTグループ内で契約書作成・ビジネス著作権・ビジネス実務法務の各研修講師を担当するほか、
独立行政法人産業技術総合研究所、昭和女子大学オープンカレッジにおいて著作権の講義を担当。
著書には「瞬解!ビジネス著作権検定」、「瞬解!ビジネス実務法務検定3級」(以上青月社)、
「聴いてわかる著作権法(音声CD)」(紙子出版企画)等がある。


<<講座概要>>
日時 3月10日(木)19時~21時(開場18時半)
講師 塩島 武徳
会場 ちよだプラットフォームスクェア 会議室503
住所 千代田区神田錦町3-21ちよだプラットフォームスクェア
http://yamori.jp/modules/tinyd2/index.php?id=10
参加費 5,980円(税込) 【レジュメ・資料代込み】



<<お申込み>>
以下のサイトよりお申し込みください。
http://www.publabo.co.jp/report/chosakuken.html



<<主催>>
株式会社パブラボ
URL:http://www.publabo.co.jp/
所在地:〒101-0032 東京都千代田区岩本町3-11-8 イワモトチョービル412
今日ほど仕事とプライベートを切り分けるなんて無理だなと感じる日はあまりないかも。

まずは、オネエセラピストのTO-RUせんせいと作家の柏木珠希さんと

丸ビルのカフェでランチを食べながら邪なイベントを企画。

悪ノリな企画を考えるのはなんと楽しいのでしょう。

昼間っから三人でワインを一本開けてしまいました。

(アペリティフにスパークリング1杯飲んだうえにです)

イベントの内容は・・・書けません。自粛です(笑)

むふふ、すてきなひな祭りが過ごせそうです。


その後白金台に移動して都ホテルのラウンジで根本雅子さんとブレスト。

わたし、都ホテル、大好き❤

都心のホテルにはない広々とした雰囲気がいいのです。

エントランス入ってすぐ、芳香が漂っているところも好き。

(今度、あの香りの正体について聞いてみよう)

ラウンジいただいたカフェラテ、抹茶茶碗で出てきました!

ステキステキwww


その後、焼鳥屋さんに移動してブレストの続き。

ビールを飲みながら、語っていると

うう、ここでとんでもないアイデアが降ってきたのです。

やっぱりアルコール入ると、エンジンがかかる!

これは大ヒット間違いなし!

アイデアのあまりの素晴らしさに

ビルが建つところまで妄想しちゃったわ。

こういうとき、素面で見直したら面白くないということも

間々ありますが、今回に関してはやっぱり面白いはず。

今はまだいい感じで酔っぱらってますが明日の朝見直すのが楽しみ。

雅子さんとは間髪置かず、明日の夜再度集合して

企画書に落とし込む予定です。


アルコール万歳☆

本日発売の日経エンタテインメントにちらりと登場している私です。

私自身が取材いただくことなんてたまーにしかないので、

どきどきしながらページをめくりました。

リサさん、素敵に書いてくださってありがとう~

ぜひ見つけてくださいまし☆


さて来週9日(水)は3ヶ月ごとに開催される広報ウーマンミーティングです。

まだ若干席があるようです(立食ですのでこういう言い方は変かもしれない…)。

ぜひ広報をお仕事にされている方はもちろん

経営者の方も自分で自分のPRをアーティストやクリエーターも

広い意味での広報ウーマン!

ぜひ一度参加してみてください。

なにか面白い出会いがあるやも!!

巨大な女子会、楽しいです。


詳しくはこちから>>>

URL2広報ウーマンミーティング


映画「ソーシャルネットワーク」も見たことだし

ちょっと出遅れておりますが facebook のお勉強に着手。

わからないなりに格闘するうち、

twitterよりfacebookの方が個人的には好みかなとか

生意気なことも思えるようになってきました。

そんなふうに思えたのも昨日読んだこちらの本のおかげかも。

仕事で使える!Facebook超入門 (青春新書インテリジェンス)/小川 浩

¥860
Amazon.co.jp

こちらは、今までよんだソーシャルネットワーク系の本で

(まだそんな数読んでいませんが…)

一番わかりやすかったです。


facebookってなに?

なぜfacebookなの?

mixiとなにがちがうの?


など「素朴」というか

「そもそも……」というところがよくわかる。


それらが私が一番もやもやしていたことでした。

それらがわかると自分はこれでなにをしようかっていう

ことをようやく考えられるようになるんですよね。

やれやれ、私は根っからの文系というか、理屈先行型というか。



ご本人も専門用語を使わないよう心がけたと書かれているので

初心者を意識してのことだと思いますが

今後日本でのソーシャルネットワークの広がりは

今の私のように「facebook? ちょっとわからないなあ」と言っている

人たちが流入するかどうかで変わってくるんだろうな。



個人的には、facebookの草の根的な性質が好きです。

「友だちと仲よくする」

「友だちと分け合う」

そんな幼稚園で教えられたようなことを

再度、改めて考えさせられる。

自分の中のsocialという言葉の再定義が必要なのかも。



またこの本には、書籍を作っている立場からもいろいろ感心すること多数でした。

たぶん、この本の原稿は年末のことなども本文中に含まれている最新のものなので

きっとかかっても2週間くらい書きあげられたものだと思います。

新書で180ページで本としては短めですが

書くとなるとそれでも大変なんです。

それにもかかわらず、流れがスムーズで

すごく練られて作られた構成なんだろうなと感じました。

いろいろな意味で勉強させていただきました!