1974年4月6日,アメリカのABCテレビジョン主催により,アメリカ合衆国カリフォルニア州オンタリオ・モーター・スピードウェイにて開催された一大ロック・フェスティバル 『 カリフォルニア・ジャム (California Jam) 』.
 ヘッドライナーの ディープ・パープル(Deep Purple)と,エマーソン・レイク & パーマー( Emerson, Lake & Palmer)に加え,ブラック・サバス (Black Sabbath),アース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire),イーグルス(Eagles)等,豪華バンドによる一大共演のイヴェントでした.


 先日,2年前に新発掘されたサウンドボード・マスター音源(『 California Jam 1974 : Reel To Reel Soundboard (Darker Than Blue 297/298) 』参照)をカリフォルニア・ジャムの映像にシンクロさせたアイテムが Shadesレーベルから 『 California Jam 1974 : 50th Anniversary Edition (Shades 1979) 』 としてリリースされた事を紹介しましたが,今度は,ギフト・アイテムとして,過去のオフィシャルでの音声と,上述の 2年前に発掘されたサウンドボード音声を切り替えられる映像アイテム 『 California Jam 1974 : Dual Audio Edition (Gift DVDR) 』 が登場です.

 何と告知HPにも 「 ★最強のギフト・タイトル登場!! 」 と記載されていましたね.

 正直,コアなアイテムなので,比較したい人しか必要無いと思いますし,『 California Jam 1974 : 50th Anniversary Edition (Shades 1979) 』を持っていれば不要かと.

 メーカー情報では
 『先日リリースされ、大ヒットを記録している50周年版『CALIFORNIA JAM 1974』。そのスゴ味をわかりやすく実感できる特別仕様盤がギフト・リリース決定です。

 そんな本作に収められているのは、もちろん無論「1974年4月6日カリフォルニア・ジャム」。オフィシャルの完全版プロショットを土台に、2種類のサウンドボード音声を収録したものです。音声の1つはオフィシャルそのままの公式サウンドボードですが、もう1つはまったくの別モノ。2年前に発掘されて全世界のコレクターを震撼させた「サウンドボード・リール」をシンクロさせているのです。

 もちろん、ポイントなのは後者「サウンドボード・リール」の方。先日、『CALIFORNIA JAM 1974 50TH ANNIVERSARY EDITION(Shades 1979)』としてもリリースされたバージョンなのですが、そのスゴ味は一般の公式版と見比べるとさらにそのスゴ味を実感できる。そこで、この衝撃を1人でも多くの方に体験して頂くべく、音声を切り替えられる「見比べ専用」をご用意したわけです。
 ただ、先日の更新を見逃された方なら「50周年盤ってなんだ?」という方もいらっしゃるでしょう。そんな方のためにも、ここで改めてイチからご説明させて頂きます。

●2年前に発掘されたリール・サウンドボードをシンクロ
 前述のように本作には「Reel To Reel Audio」と「Original Video Audio」の2音声が収録されており、後者で再生すると普通のオフィシャル版『CALIFORNIA JAM 1974』となります。重要なのは前者「Reel To Reel Audio」の方でして、これは2年前に発掘されて全世界のコレクターを震撼させた「サウンドボード・リール」のこと。このサウンドボードは2022年になって突如ネット上に登場したもの。従来の放送サウンドボードや公式ライヴアルバムとは根本的に異なり、ステージ上のアンプの前に置かれたマイクから録音されていたもの。つまり、伝説ステージの現場PAが吐き出していた出音をそっくりそのまま記録されていたのです。
 そんな本生サウンドボードで観ると超有名映像も猛烈・苛烈に生々しく、頭がクラクラする。映像は脳裏にこびりついていますし、演奏自体もお馴染み。しかし、その印象は丸っきり別モノに生まれ変わっており、25万人に及ぶ大歓声も皆無ならコンサートの雰囲気を演出する加工も一切なし。光景に馴染み切っているからこそ、脳がバグを起こしたような感覚に襲われるのです。
 もちろんバグとは言いつつ、超快感なのも確か。マルチカメラ・プロショットならではのドアップが画面いっぱいに映し出され、その手元・口元から発せられた生演奏が無加工・無修正で襲いかかってくる。ヴォーカルは呼吸ごと耳元に吹きかけられますし、ギターは弦の振動どころか指紋が巻き弦をこする感触すらリアルに感じる。その現実感はドラム・キーボード・ベースも同じ。「Space Truckin'」中盤でソロを執るベース・サウンドのエグい事と言ったら……。
 この視聴感を喩えるなら、そうですね……現場のスタッフ感覚でしょうか。プロショット映像には格好いいシーンを繋いだ「作品感」と、ドアップによる「密着感」の2つが特徴で、磨き込まれたサウンドの公式DVDは前者イメージが強い。言わば「映画風」とでも言えるような作品感です。それに対し、無加工・シンクロ系サウンドの本作は「密着感」がムキ出しになる。それこそ、ステージ袖で伝説パフォーマンスを目撃しているかのような没入感を味わえるのです。

●音声切り替えでカンタンに聴き比べ
 本作は、そんな「Reel To Reel Audio」と、元のオフィシャル音声「Original Video Audio」を自在に切り替えられる特別仕様版。基本的には、本編プレスDVDと同様に「Reel To Reel Audio」で設定されていますが、再生中いつでも元々の「Original Video Audio」に替えられるので、いちいちディスクを入れ替える必要がない。どんなパートでも自在に聞き比べができるわけです(もちろん、どちらの音声でも全編再生が可能です)。

 本作はオフィシャルDVDをお持ちの方でも簡単に見比べができ、もし公式版をお持ちでない方にも安心。そんな便利な2音声版です。衝撃の50周年バージョンを特別仕様で体験できるチャンス。どうぞ、どなた差もお見逃しなく!

★ギフト・タイトルとしては、過去最強作!必見・必携・必体験

★伝説プロショットの2音声特別版がギフト・リリース。公式音声の他に、ステージ上のアンプ音声も収録したもの。凄まじい生々しさだけでなく、いつでも切り替えてカンタンに聞き比べできる便利仕様の特別盤です。』


California Jam 1974 : Dual Audio Edition (Gift DVDR)
 
 Live At Ontario Motor Speedway, Ontario, CA, USA
 06th April 1974
 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.85min.
 Audio Selectable / Audio 1 : Reel To Reel Audio, Audio 2 : Original Video Audio
 

   01. Intro
   02. Burn
   03. Might Just Take Your Life
   04. Lay Down, Stay Down
   05. Mistreated
   06. Smoke On The Water
   07. You Fool No One
   08. Space Truckin'

 David Coverdale : Vocal
 Ritchie Blackmore : Guitar
 Glenn Hughes : Bass, Vocal
 Jon Lord : Keyboards
 Ian Paice : Drums

[参考]
 California Jam 1974 : Reel To Reel Soundboard (Darker Than Blue 297/298)
 





















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