商品を 2組購入すると希望者に配布されるギフト・アイテムとして,2009年にリリースされていた ディープ・パープル(Deep Purple)の 1974年5月ロンドンはハマースミス・オデオンでのパフォーマンス(5月9日)とインタヴュー(5月9日,12日)を中心とした40分のドキュメンタリー映像が 『 London 1974 (Gift DVDR) 』 が登場しました.
 パフォーマンス映像は ”Burn” と ”Space Truckin'” の一部しか収録されてはいませんが,これはこれで画質も綺麗なので充分楽しめます.

 因みに最初の静止画(ハマースミス・オデオンを正面から捉えたもの)が長く感じてしまいます(笑)

 メーカー情報では
 『DEEP PUEPLEは'70年代から(公式やコレクターズ・アイテム問わず)多くのプロショット映像が残されており、ライヴやステージの様子は詳しく知られています。その各種残された映像の中でも特に個性的で印象深いものといえば、海外マニアの間で"Leeds Polytechnic Project"と呼ばれる映像素材でしょう。
 本作「LONDON 1974」では、その"Leeds Polytechnic Project"を、既発とは比較にならない高画質でDVD化したもの。第三期PURPLEのリアルな姿を、ライヴとバックステージ、そしてインタビューで収めた、全てのPURPLEファン必見の貴重映像です!

 この映像は1974年に英国リーズ大学の学生が"カレッジ・プロジェクト"の一環として製作した、DEEP PURPLEをテーマにした映像作品。主に'74年5月9日のロンドン"ハマースミス・オデオン"公演におけるライヴ演奏と、5月12日のロンドン"ルウィシャム・オデオン"公演のバックステージにおける取材の、合計40分間から成り立っています。
 内容は「Burn」のライヴ演奏に始まり、4人のメンバーに対するインタビュー(リッチーのみ個別の部屋でのインタビュー)、ジョン・ロードのオルガンソロ("2001年のテーマ"含む)、そして「Space Truckin'」のイントロ部分、ジョンのインタビュー、最後に「Space Truckin'」後半におけるリッチーのギターソロ・パート、という構成。'74年のロンドン公演を(当時としては)高いクオリティのプロショットで楽しめる本映像は、以前からマニアの間では非常に有名な映像素材で、VTR時代から多種多様な形で登場してきました。
 本作では近年登場したユーマチック・マスターをダイレクト使用し、間違いなく過去最上級と断言できるクオリティでのプレスDVD化。少々赤茶けたフィルムらしい画面は時代を感じさせますが、あらゆる既発を凌ぐ鮮明な画質としっかりした音質は(製作が学生とは思えない)プロ級の見応え。演奏はもちろんインタビューも大変貴重で、テレビ放送やオフィシャル盤への収録すら可能と思える水準です。PURPLEに興味のあるファンならば、必見・必携の一本と断言します!

 イントロからフルレンスで捉えられた「Burn」は、様々なカメラ・アングルを駆使して撮影されており、オフィシャルさながらに楽しむことができます。カリフォルニア・ジャムでは後姿が中心だったリッチーも、キメの部分はしっかりと正面からのショット。
 アクションも多く、照明やスモークなどの舞台効果も、ライヴ・ステージらしい雰囲気を最高に演出しています。もちろんリッチーだけでなく、熱唱するカヴァデールやステージを縦横に動くグレンもばっちり観られます。ジョンやペイスの存在感は言うまでもありません。オーディエンスの様子も生々しく撮影されているのが大きなポイントで、トランス状態のように演奏へ入り込む観客、ノリすぎてセキュリティに連れ去られるファンも確認出来ます。ライヴ映像として優れていると同時に、このような'70年代前半のライヴらしい熱気を見事に切り取った映像からは、ロックを「新しい文化」や「時代の反映」として捉え発信しようとした、学生たちの熱い意気込みを感じます。

 「Burn」に続いてはリッチー以外4人のインタビューと楽屋のワンシーン。このバックステージ・シーンでは、バンド加入後間もないカヴァデールの(まだ初々しい!)表情や、年長者らしく発言でメンバーをリードするジョン、すでに堂々としたグレンの姿が見られます。ここではメンバーの発言に合わせて、リッチーのギターソロやギタークラッシュの模様が(もちろんプロショットで)用いられている点にも注目です。
 そしてリッチーへの個別インタビューへと移ります。インタビュアーの質問に対し、意外なくらい饒舌に、にこやかに話すリッチーは非常に珍しいでしょう。会話の内容から、ずらりとゴールド・ディスクが飾られた"Purple Record"のオフィス風景が出てくる場面も見逃がせません。

 4人のインタビューが終わった後、「Space Truckin'」が始まります。「Also Sprach Zarathustra」(ツァラトゥストゥラはかく語りき)をフィーチャーしたジョンのキーボードソロから、ドラマティックなイントロが導かれる場面は、ジョンとグレンの絡みも見応えたっぷりに楽しめます。ギターが入っていよいよ曲本編、と言う所でインタビューに戻ってしまうのが惜しい! ジョンへのインタビューを挟んでの「Space Truckin'」後半もジョンがメインに捉えられており、ラストのクライマックス・シーンを見る事が出来ます。最後はライヴの盛り上がりに狂乱する観客の様子をバックにインタビュー音声がインサートされ、40分の映像は締めくくられます。
 
 演奏シーンとインタビューの貴重さは言うまでもありませんが、前述したように本映像は、DEEP PURPLEのライヴとそれを楽しむ観客を「新しい文化」そして「時代の反映」として扱っている点がユニーク。この時期のライヴだけなら"カリフォルニア・ジャム"を収めた公式映像で足りてしまうでしょうが、こういった独自の視点という個性が入る事で、本映像は今もなお高い価値を持っているのです。

 第三期PURPLEをライヴそしてバックステージから、リアルに映し出した本作は全てのPURPLEファンにとって必見必携。もしまだ本作をお持ちでない方は、この機会にぜひゲットして頂きたいと思います!


 ★beatleg誌 vol.103(2009年2月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 1974年4月18日、イギリス-ダンディーからスタートした3期DP初のUKツアーから、リーズ大学の学生の企画によって撮影されたフィルムがDVD化された。
 元になっているフィルムは5月9日、ロンドン-ハマースミス・オデオン(当時)のライヴと、5月12日、ロンドン-ルイシャム・オデオンのバック・ステージ等で撮影されたインタヴューなどを編集している。
 この映像は、2004年に、『LONDON 1974』(LANGLEY DVD MASTERS)がリリースされており、画質・音質共に当時としては最高レベルであったが、今回は、メーカーのインフォメーションによると、ユーマチック・マスターからダイレクトにコピーされDVD化されたとのことで、これ以上望むべくもない画質・音質で収録されている。
 内容としては、まずハマースミス・オデオンを正面から捉えた静止画像から暗転したステージに画面が切り替わり、バンドによるオープニングから「BURN」のイントロがスタート。画面はリッチー側のステージ袖からのショットを含めて3台(?)のカメラで撮影されているようだ。
 スモークのたちこめるステージに立つリッチーのギター・ソロをステージ袖とステージ正面やや左側から捉えた映像はファン必見だろう。フィンガー・ボードを押さえる左手のアップなど最高である。曲中、客席で強烈にヘッド・バンギングする観客のシーンも時代を感じさせる。フィルム中で完奏している曲は「BURN」のみで他にはインタヴューに挟まれるように「SPACE TRUCKIN'」の一部が収録されている。
 イントロでのハモンド・オルガンを揺らすジョンと髪を振り乱して上半身裸でプレイするグレンや、後半に於けるジョンのソロからリッチーのソロへバトン・タッチするシーン、ブレイクからエンディングに突き進むシーン(エンディングでのリッチーの手元がアップになるシーンではリッチーのピッキング、スキャロップされたフィンガー・ボードの上を滑るようなフィンガリングを見ることが出来る)など収録時間は短いが見所は多い。
 インタヴューはリッチーを除く4人とリッチーのみの映像を収録。他にはステージ終了後にバック・ステージでふざけるメンバーの姿やジョンが関係者に囲まれてキーボードで遊んでいるシーンなども見ることが出来る。リッチーのインタヴュー中に挿入されているライヴ・シーンではリッチーがレフティのストラトキャスターをプレイする貴重な映像もある。
 ライヴ・フィルムというよりドキュメンタリーの要素が強いし編集にも若干難があるが、3期DPの映像は“カリフォルニア・ジャム”を除いて非常に限られている為、ファン必見の貴重な映像であるし、マニアは保存用も含めて2枚入手されることをオススメする。

 ★2008年にリリースされた"Leeds Polytechnic Project"の最高画質・決定盤映像タイトル「LONDON 1974」がギフト・リリース決定です。
 現時点においても、これ以上の画質は登場していない、第三期パープルの最重要映像の最良サンプル。』

London 1974 (Gift DVDR)
 
 Filmed At Hammersmith Odeon,London,UK 09th May 1974
 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.40min.
 [UPGRADED]
 

   1. Introduction
   2. Burn
   3. Jon Lord, Ian Paice, Glenn Hughes & David Coverdale Interview Pt 1
   4. Dressing Room After The Show
   5. Ritchie Blackmore Interview Pt 1
   6. Jon Lord, Ian Paice, Glenn Hughes & David Coverdale Interview Pt 2
   7. Jon Lord, Ian Paice, Glenn Hughes & David Coverdale Interview Pt 3 
   8. Ritchie Blackmore Interview Pt 2
   9. Jon Lord, Ian Paice, Glenn Hughes & David Coverdale Interview Pt 4
  10. Jon Lord Solo incl. Also Sprach Zarathustra
  11. Space Truckin'
  12. Jon Lord Interviews
  13. Ritchie Blackmore Solo 14. Outroduction

 Ritchie Blackmore : Guitar
 David Coverdale : Vocal
 Glenn Hughes : Bass & Vocal
 Jon Lord : Keyboards
 Ian Paice : Drums

 Taken from first generation copy of the original U-Matic Master. 40 minutes from the Hammersmith Odeon in 1974 which has live footage & backstage interviews, done as a media project by students at Leeds University("Leeds Polytechnic Project"). Some of the interviews were taken from the backstage of Lewisham Odeon, London on 12th May 1974.

 収録されている映像の一部
 







#2020-01-28 #再登場