2019年6月に次いで 2023年10月に 4年振り 6度目の再来日を果たし，6公演（#1）を行った，テデスキ・トラックス・バンド（Tedeschi Trucks Band）
#1 : 今回の再来日のツアー日程
10月18日（水）：Tokyo Dome City Hall
10月20日（金）：Tokyo Dome City Hall
10月21日（土）：Tokyo Dome City Hall
10月22日（日）：Tokyo Dome City Hall (@1)
10月24日（火）：Zepp Nagoya
10月25日（水）：Amashin Archaic Hall
(@1) : 追加公演
前回の来日（2019年6月）公演以降，同年8月24日には，恒例としてバージニア州アリントンのインフィニティ・ダウンズ・ファームで行われた 『 Lockn' 2019 』 に出演し，2nd Set では，ゲストとして，元フィッシュ（Phish）の トレイ・アナスタシオ（Trey Anastasio）を迎え，デレク・アンド・ザ・ドミノス（Drek And The Dominos）の唯一のスタジオアルバム 『 Layla And Other Assorted Love Songs （いとしのレイラ） 』 の全曲再現ライヴを行い話題になり，その後，2021年には，その時のパフォーマンスがオフィシャル・ライヴ・アルバム 『 Layla Revisited （Live At Lockn'） 』 としてリリースされたのは有名な話．
その後，ペルシャの詩人：ニザーミー・ガンジャヴィ（Nizami Gəncəvi）による12世紀の物語 「 Laila va Majn（ライラとマジュヌーン） 」 から，バンド・メンバーがインスピレーションを受けパンデミック中に制作した，4部作となる 『 I Am The Moon : I. Crescent 』，『 I Am The Moon : II. Ascension 』，『 I Am The Moon : III. The Fall 』，『 I Am The Moon : IV. Farewell 』 を，2022年6月以降，粗1ヵ月に1枚のペースで発表．
そして，10月18日，20日，21日，22日の Tokyo Dome City Hall公演を収録し Uxbridgeレーベルよりリリース済の 『 Tokyo 2023 1st & 2nd Nights （Uxbridge 2041） 』，同じく 『 Tokyo 2023 3rd & 4th Nights （Uxbridge 2042） 』 に続き，今回，遂に 5公演に当たる 10月24日 Zepp Nagoya公演のオーディエンス録音を収録した 『 Nagoya 2023 （Uxbridge 2043） 』 がリリースされました．
これで，10月25日の Amashin Archaic Hall 公演がリリースされれば，日本公演は全公演になるんですけどね．
音像も余り距離感は感じず，音の抜け，出音のバランス等も良く，高音質のオーディエンス録音と言えますし，既発の 2商品より音が良いと感じます．
毎公演セット・リストが異なると言うのも凄いですし，パフォーマンス自体も素晴らしく，既発 2作含めて，世界最高峰のライヴ・バンドということを実感できる商品です．
メーカ情報では
『ついに完遂したTEDESCHI TRUCKS BAND４年ぶりの最新来日。ハイクオリティ録音の猛ラッシュになった東京編に続く西日本編のオリジナル録音が登場です。
そんな本作に吹き込まれているのは「2023年10月24日：Zepp Nagoya」公演。その超極上オーディエンス録音です。ジャパン・ツアーは終わったばかりで、今はリリース・ラッシュのタイミング。
混乱しないよう、まずは日程でコレクション整理をしていきましょう。
・10月18日『TOKYO 2023 1ST & 2ND NIGHTS』
・10月20日『TOKYO 2023 1ST & 2ND NIGHTS』
・10月21日『TOKYO 2023 3RD & 4TH NIGHTS』
・10月22日『TOKYO 2023 3RD & 4TH NIGHTS』
・10月24日：Zepp Nagoya ←★本作★
・10月25日：あましんアルカイックホール
以上の全６公演。
今週は映像作もリリースとなりますが、上記はあくまでライヴアルバムのコレクションです。先週は東京４公演を２セットでまとめましたが、名古屋は１公演単独のライヴアルバムです。
そんな本作は、まさに極上の銘品。もう予想が付いている方も多いと思いますが、本作を手掛けたのは当店の馴染みの名手“西日本最強テーパー”氏。当店コレクションでも“最強”氏の作品は安定して高いクオリティを誇っており、本作もその期待に見事に応えてくれる。猛烈にオンで力強い芯には距離感など微塵も見られず、ヘッドフォンで耳を澄ませてようやく気づく程度の極うっすらとしたホール鳴りは実に艶やか。生々しい喝采も吸い込んではいますが、演奏中は静かですし、何よりオーディエンス離れした演奏音やヴォーカルがすべてを蹂躙するのです。
まあ、この辺は“最強”氏録音なのですからいつも通りなのですが、いつも以上なのはセパレート感。何しろ、TEDESCHI TRUCKS BANDは12人の大所帯。それにも関わらずアンサンブルが塊にならず、絡み合っても混じらない。その一方、広がりをしっかりと感じるのに、メロディやリズムの１音１音は輪郭までくっきりとしている。今回のジャパンツアーは本作で５公演目になりますが、先日の東京篇と比較するなら初日・３日目録音に近い感じでしょうか。
そんな“最強”サウンドで描かれるのは、激しい日替わりで予測が付かないフルショウ。すでに来日全公演のセットも判明していますので、「名古屋だけの限定曲」をチェックしつつ整理しておきましょう。
●アイ・アム・ザ・ムーン（５曲）
・II・アセンション：Playing With My Emotions／Ain't That Something
・その他：Hear My Dear（I）／Last Night In The Rain（IV）／Yes We Will（III）
●その他（６曲）
・レヴェレイター：Midnight In Harlem／Bound For Glory
・レット・ミー・ゲット・バイ：Anyhow／I Want More
・その他：Part Of Me／Shame
●カバー（５曲）
・Bell Bottom Blues（DEREK AND THE DOMINOS）／Why Does Love Got to Be So Sad?（DEREK AND THE DOMINOS）／Gin House Blues（★：ベッシー・スミス）／I Must Have Done Somebody Wrong（★：ALLMAN BROTHERS BAND）／Beck's Bolero（ジェフ・ベック）
※注：「★」印は名古屋公演だけの限定曲。
……と、このようになっています。
名古屋の限定曲はカバー２曲で、他の日との被りが多め。むしろ「2023年来日の基本形」とも言えるベスト選曲的なセットでした。もちろん定番曲を集めているのではなく、幅広い新曲群や話題になったジェフ・ベックの「Beck's Bolero」も披露してくれます。
４作に渡る『I AM THE MOON』も大胆でしたが、その膨大な新曲を活かして豪快にセットを入れ替えるツアーも強烈でした。１公演１公演がまるで違うツアーのように聴き逃せない今回のTEDESCHI TRUCKS BAND。どうぞ、今週も名手サウンドの新名盤で存分にお楽しみください。
★「2023年10月24日：Zepp Nagoya」公演の超極上オーディエンス録音。お馴染みの名手“西日本最強テーパー”氏によるオリジナル録音で、今回も「まるでサウンドボード」な銘品。
猛烈にオンで力強い芯には距離感など微塵も見られず、ヘッドフォンで耳を澄ませてようやく気づく程度の極うっすらとしたホール鳴りは実に艶やか。名古屋だけの「Gin House Blues」「I Must Have Done Somebody Wrong」やジェフ・ベックの「Beck's Bolero」など、豪快な日替わりセットを超極上サウンドでフル体験できます。』
Nagoya 2023 （Uxbridge 2043）
Live At Zepp Nagoya, Nagoya, Japan
24th October 2023
[From Original Masters]
Disc 1
01. Intro
02. Anyhow
03. Hear My Dear
04. Playing With My Emotions
05. Ain't That Something
06. Bell Bottom Blues
07. Why Does Love Got To Be So Sad?
08. Gin House Blues
09. Last Night In The Rain
10. Part Of Me
TOTAL TIME (64:18)
Disc 2
01. I Must Have Done Somebody Wrong
02. Shame
03. Midnight In Harlem
04. Yes We Will
05. Bound For Glory
06. I Want More
07. Beck's Bolero
TOTAL TIME (66:52)
Playing With My Emotions
Last Night In The Rain
I Must Have Done Somebody Wrong
[参考]
2021 Japan Tour Dates
Octobar
18 Tokyo Dome City Hall, Tokyo, JAPAN
20 Tokyo Dome City Hall, Tokyo, JAPAN
21 Tokyo Dome City Hall, Tokyo, JAPAN
22 Tokyo Dome City Hall, Tokyo, JAPAN
24 Zepp Nagoya, Nagoya, JAPAN
25 Amashin Archaic Hall, Amagazaki, JAPAN
[関連記事]
「Tokyo 2023 3rd & 4th Nights （Uxbridge 2042）」
「Tokyo 2023 1st & 2nd Nights （Uxbridge 2041）」
「テデスキ・トラックス・バンド @ 東京ドーム・シティ・ホール 2023‐10-21」
「Fireside Live : Elmer 2021 （ZION-201）」
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「Red Rocks 2019 （Uxbridge 1228）」
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「Lockn' 2019（Uxbridge 109）」
「Levitate Music And Arts Festival 2019 （Uxbridge 1073）」
「Tokyo Dome City Hall 2019 Day 2 （Gift CDR）」
「Tokyo Dome City Hall 2019 Day 1 （Gift CDR）」
「Tokyo 2019 Final Night (Zion-147) 」
「Tokyo 2019 2nd Night （Zion-146）」
「Tokyo 2019 1st Night （Zion-145）」
「Tokyo Dome City Hall 2019 （Uxbridge 1055）」
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「Lockn' 2018 （Gift DVDR）」
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「Budokan 2016 （ZION-075）」
「Made Up Mind In Tokyo : Second Night（Uxbridge 510）」
「Made Up Mind In Tokyo : First Night （Uxbridge 509）」
#2023-11-01
