デビュー・アルバム 『 Revelator (預言者) 』 でいきなりグラミー最優秀ブルース・アルバム賞を受賞し,世界一ギターが上手い夫婦と言われている デレク・トラックスDerek Trucks)と スーザン・テデスキSusan Tedeschi)率いる テデスキ・トラックス・バンドTedeschi Trucks Band).

 2019年6月にも来日(6月11日:尼崎・あましんアルカイックホール,6月12日:Zepp Nagoya,6月14日・15日・16日:東京ドームシティホール)し,大成功を収めているのは割と記憶に新しいところです.

 本CDは,そんな テデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band)が,2012年2月(#) に次いで 2年振り 2度目に行った来日ツアーから,ツアー 4公演(東京2公演)目に当たる 2月10日渋谷の SHIBUYA-AX(シブヤ-アックス)でのパフォーマンスのオーディエンス録音を収録し Uxbridgeレーベルから2014年2月にリリースされた 『 Made Up Mind In Tokyo : Second Night(Uxbridge 510) 』 です.
 因みにツアー初日の 2月6日渋谷公会堂公演は 同 Uxbridgeレーベルより 『 Made Up Mind In Tokyo : First Night (Uxbridge 509) 』 としてリリースされています.

 (#) : Derek Trucks & Susan Tedeschi Band 名義では,2010年7月31日のフジ・ロック・フェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL)で来日しています.

 低音部に若干の籠り感は感じるものの臨場感もあり,初日公演を収録した 『 Made Up Mind In Tokyo : First Night (Uxbridge 509) 』 同様に高音質で収録されています.
 それにしても最近は録音機材の小型化や進歩で高音質のオーディエンス録音が多いですね.
 
 メーカー情報では
 『大好評だった2015年日本ツアー初日、2月6日渋谷公会堂・高音質実況録音盤「MADE UP MIND IN TOKYO: FIRST NIGHT」に続く、東京公演第二弾。
 大阪、名古屋と回った後、再び東京に戻ってきての、2月10日、渋谷AX公演を、理想的な質感を誇る極上レベルの超高画質オーディエンス録音で完全収録した、ファン必携の一枚です。録音は前作「MADE UP MIND IN TOKYO: FIRST NIGHT」でファンを大満足させてくれたテーパーによるもので、前作で証明済みの高いクオリティを誇るハイレベルな録音は、今回もまたファンを存分に満足させてくれることでしょう。
 マイルドで温かな音の感触はまさに絶品。前作は、コンサートが進むにつれて徐々に良くなる印象でしたが、本作は頭から本当に素晴らしいサウンド。それが最後の最後まで続きます。あのT&Jのポール・マッカートニー公演録音にも似た、耳に優しい音色と自然で広がりのある独特のの質感で聴ける、この日のテデスキ・トラックス・バンドの名演をじっくりとお楽しみ下さい。

 録音席は2階C列(中央下手寄り通路側)。
 2階席は前後幅が狭いですが、前が通路で見通しの良い席のため、前席に障害物がなく、理想的な録音を実現することができました。
 今回は1階がオールスタンディングでしたので、オープニング前からオーディエンスの熱気が充満。バンドも熱気に煽られオープニングから熱い演奏が繰り広げられました。2人ともご機嫌でスーザンは激しいシャウト、デレクは粘っこい長めのスライドソロで歓声に応えています。特にデレクは弦を切りながらの熱いパフォーマンスで、遠目で見ているとデュエインの魂が乗り移ったかのように見える神がかったスライドを披露。
 この日も本編ラスト THE STORMでの「これでもか!」と畳み掛けるソロは圧巻。(ここでもデレクのソロをコーラス隊の壇に座って見つめるスーザンの微笑ましい姿がみられました。)この日のアンコールはドイルもギターで参加、ツインドラムとギター3本の凄まじいバトルを展開しています。クラプトンも2階席で観戦したというこの日の渋谷AX公演。クラプトンも、同じ2階で、本盤で聴けたようような素晴らしい音、演奏を満喫していったのでしょうか。東京2公演目をこれ以上はないほどに魅力的なサウンドで完全収録したファン必携のタイトル。大推薦の一枚です。

 ★beatleg誌 vol.166(2014年6月号)のレビュー要約です。ご参考まで。
 ジャパン・ツアーより、東京2公演目となった、2月10日渋谷AX公演を、完全収録。6日の渋谷公会堂、名古屋、尼崎公演を経てメンバーもすっかり日本に慣れてきて、リラックスした演奏が聴ける。渋谷AXは1階がスタンディングということで観客もバンドもエキサイトした熱いパフォーマンスが聴ける。渋公に比べ曲数も増え演奏時間も長くお得なライブだった。マイクの歌うDTBナンバーもDisc1-5、Disc2-3と増えてよりバラエティーに富んだセット内容だ。さらにゲストのドイル・ブラムホール?もアンコールで参加し、ツイン・ドラムとギター3本の凄まじいバトルを展開。なおこの日は来日中のクラプトンも2階席で観戦したという。音質は2階席で録音したと思われるが、遠すぎることもなく良いバランスで演奏を楽しめる。』

Made Up Mind In Tokyo : Second Night(Uxbridge 510)
 
 Live At Shibuya AX,Tokyo,JAPAN 10th February 2014
 [From Original Masters]

  Disc 1
   1. Introduction
   2. Don't Let Me Slide
   3. Made Up Mind
   4. It's So Heavy
   5. Don't Miss Me
   6. Do I Look Worried
   7. Meet Me At The Bottom
   8. All That I Need
   9. St. James Infirmary
   10. Part Of Me
   TOTAL TIME (58:54)

  Disc 2
   1. Palace The King
   2. Midnight In Harlem
   3. I Know
   4. Bound For Glory
   5. The Storm
   6. You Don't Miss Your Water
   7. Jam
   8. Love Has Something Else 
   TOTAL TIME (69:22)

 Tedeschi Trucks Band
   Susan Tedeschi:Vocal,Guitar
   Derek Trucks:Guitar
   Kofi Burbridge:Keyboards,Flute
   Tyler Greenwell:Drums,Percussion
   J. J. Johnson - Drums,Percussion
   Kebbi Williams:Saxophone
   Maurice Brown:Trumpet
   Saunders Sermons:Trombone
   Mike Mattison:Chorus
   Mark Rivers:Chorus
   Tim Lefebvre:Bass
   Doyle Bramhall Ⅱ:Guitar

 Don't Let Me Slide
 
 Made Up Mind
 
 The Storm
 
 Love Has Something Else
 

[参考]
 2014 JAPAN Tour Dates
  February
   06 Shibuya Kokaido,Shibuya,Tokyo
   07 Diamond Hall,Nagoya,Aichi
   09 Archaic Hall,Amagasaki,Hyogo
   10 SHIBUYA-AX,Shibuya,Tokyo
   11 Showa Women's University Hitomi Memorial Hall,Setagaya,Tokyo



















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