LIGHTHOUSE で商品を 2組購入すると希望者に配布されるギフト・アイテムとして,テデスキ・トラックス・バンド(:Tedeschi Trucks Band)の映像 『 Greenwich Town Party 2018(Gift DVDR) 』が登場しました.
 実は店に予約分の回収に伺った際に,店内に流れていた映像が余りに綺麗なのと音が良かったので,迷わずゲットしたものです.

 映像は,今年の5月26日米国コネチカット州はグリニッチのロジャー・シャーマン・ボールドウィン・パークで行われたロック・イヴェント:ザ・グリニッチ・タウン・パーティ(:The Greenwich Town Party)に出演した際のもの.
 
 今年で 8年目を迎えるこのイヴェントには,トリを務めたエリック・クラプトン(:Eric Clapton)の他,プリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンド(:Preservation Hall Jazz Band),トラウト・ステーキ・リバイバル・バンド(:Trout Steak Revival),チャーリー・スコポレッティ・アンド・ザ・トゥルース(:Charlie Scopoletti & The Truth)を含め全13組のアーティストが参加しており,テデスキ・トラックス・バンド(:Tedeschi Trucks Band)はエリック・クラプトン(:Eric Clapton)の前に出演したようです.
 因みにトリを務めたエリック・クラプトンのアンコールに,バンド演奏を終了したテデスキとデレクが再登場して一緒に演奏した模様です.

 メーカー情報では
 『現代最高のブルースロック・バンドであり、当代きってのライヴアクトTEDESCHI TRUCKS BAND。その最新・極上映像がギフト・リリース決定です。
 本作に収められているのは「2018年5月26日グリニッジ公演。野外フェス“GREENWICH TOWN PARTY 2018”に出演した際の模様です。

 まずは、彼らの近況を知る意味でも2018年の活動スケジュールの中でショウのポジションを確認してみましょう。

  ・1月13日-3月3日:北米#1(25公演)
  ・4月12日-21日:北米#2(5公演)
  ・5月26日-7月29日:北米#3(29公演)←★ココ★
  ・8月25日-11月10日:北米#4(16公演)

 これが現在までに公表されているツアー日程。

 すべて北米のショウであり、本作の“GREENWICH TOWN PARTY”公演は「北米#3」の1発目。約1ヶ月ぶりとなるステージでした。

 このフェスは2011年から毎年開催されており、今年はエリック・クラプトンや8-TRACK BANDなど、全13組が参加。TEDESCHI TRUCKS BANDは、メインステージでクラプトンの1つ前となる出演でした。

 そんなショウを収めた本作は、極上のオーディエンス・ショット……です、多分。
 いきなり頼りなくて申し訳ないのですが、それくらいにクオリティが高い。ステージ左寄りの間近席からの近距離撮影なのですが、その接写ぶりが凄い。
 3曲目「Bound For Glory」辺りで前列の頭が映り込むのでオーディエンスと分かるのですが、それまではTEDESCHI TRUCKS BAND以外に何も映らず、カメラピットからのワンカメ・プロショットかのようなのです。
 さらに迷いに拍車をかけているのが音声。とにかくサウンドボードにしか聞こえない。近年はオーディエンス録音も進歩著しいのですが、その最新基準でも異常。ギターもヴォーカルもリズム隊もコーラスも、何から何までド直近でオフィシャル級。野外フェスだけに反響ゼロなのは分かりますが、この密着ぶりは空間録音ではあるまい。生々しい喝采とは言っても、この程度ならラジオ放送でも良くある。
 きっとサウンドボードをシンクロさせているんだ……と思ったところで気付くのが2曲目「Laugh About It」。ヘッドフォンでよくよく耳を澄ますと、演奏中に極々小さな会話声が聞こえる。原稿を打つ今でも信じられないのですが、本作は音声もオーディエンスだった。それほどまでの超極上クオリティなのです。

 そのクオリティで描かれるのは、現代最高のライヴアクトと呼ばれる素晴らしきブルース・ロック。フェス用のショート・セットではあるものの、それでも84分間の至福。オリジナル・アルバムの代表曲を軸に、数々の美味しいカバーを散りばめるスタイルは不変。当店では2年前の来日公演アルバム『BUDOKAN 2016(Zion-075)』を博しましたが、そこでも聴けない名曲もたっぷり。
 『LET ME GET BY』の「Laugh About It」やTHE DEREK TRUCKS BANDの「Get What You Deserve」だけでなく、「Leavin' Trunk」「How Blue Can You Get?」「I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free」といったカバーも披露されるのです。
 特に必見なのが「All My Friends」。昨年亡くなったグレッグ・オールマンに捧げる追悼カバーです。MCで特に触れるわけではありませんが、グレッグが亡くなったのは「2017年5月27日」。“GREENWICH TOWN PARTY 2018”は、その1周忌の前日にあたる。演奏回数的にも激レアなパフォーマンスではありますが、それ以上に込められた想いは深く、デレク・トラックスの穏やかながらも艶やかなギターソロが全身に染み渡る。グレッグの名を出すでもなく、一言も語らずに音楽だけで敬愛を綴るトリビュート。何とも胸に迫る絶品の1曲なのです。

 2年前の来日公演も甦りつつ、それ以上の感動をくれる極上の最新映像。
 プロショット&サウンドボードばりのクオリティでありながら、現代最高のライヴ現場を本生100%体験させてくれる銘品。どうぞ、この機会にたっぷりとご堪能ください。』

Greenwich Town Party 2018(Gift DVDR)
 
 Live At The Greenwich Town Party,Greenwich,CT,USA 26th May 2018
 COLOUR NTSC Approx.84min.
 

  1. I Want More
  2. Laugh About It
  3. Bound For Glory
  4. All My Friends
  5. Leavin' Trunk
  6. Idle Wind
  7. Get What You Deserve
  8. Don't Know What It Means
  9. Midnight In Harlem
 10. How Blue Can You Get ?
 11. I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free
 TOTAL TIME (84:00)

 Derek Trucks : Guitar
 Susan Tedeschi : Guitar & Vocals
 Kofi Burbridge : Keyboards & Flute
 Tyler Greenwell : Drums & Percussion
 J.J. Johnson : Drums & Percussion
 Tim Lefebvre : Bass Guitar
 Mike Mattison : Harmony Vocals
 Mark Rivers : Harmony Vocals
 Alecia Chakour : Harmony Vocals
 Kebbi Williams : Saxophone
 Elizabeth Lea : Trombone
 Ephraim Owens : Trumpet

 収録されている映像の一部
  [VTS_01_3]
 

[参考]
 Eric Clapton with Doyle Bramhall II, Susan Tedeschi, Derek Trucks - Crossroads
 Recorded on May 26, 2018 at the Greenwich Town Party in Greenwich, CT. ISA