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 レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin )は,1972年6月6日米国ミシガン州はデトロイトのコボ・ホールを皮切りに,6月28日アリゾナ州はツーソンのツーソン・コミュニティ・センターまで行われる北米ツアーに向け,5月27日のオランダはアムステルダムのアウデ・ライ公演,および28日のベルギーはブリュッセルのフォレスト・ナショナル公演と,ウォーム・アップ・ギグとして 2公演を行っています.

 本商品は,ウォーム・アップ・ギグの 2公演目に当たる 5月28日ベルギーはブリュッセルのフォレスト・ナショナル公演のオーディエンス録音を収録した 『 Brussels 1972 (No Label) 』 で,既発の 『 European Warm Up Shows 1972 (No Label) 』 で使用したソースとは異なり,よりマスターに近いソースを使用してブラッシュアップを図った,アップグレード盤です.

 会場と座席位置の関係か若干残響音はあるものの,クリアで各パートの出音のバランスの良い,聴き易い高音質のオーディエンス録音と言え,非常に楽しめめる内容です.

 メーカー情報では
 『レッド・ツェッペリンが1972年のアメリカツアー開始前にヨーロッパで行ったウォームアップ・ギグは『EUROPEAN WARM UP SHOWS 1972』という集大成がリリースされて大好評の内にSold Out。
 しかしその後、アムステルダムのギグに関しては衝撃の発掘であった『AMSTERDAM 1972 REEL ARCHIVES』のリリースが実現して現在も安定供給されるようになりましたが、そのせいで孤立してしまったのがブリュッセル。ウォームアップの貴重さだけでなく、モノラルながら驚くほどクリアーで聞きやすい音質には先に挙げたリリース時から定評があり、なおさら再リリースが待ち望まれていました。
 もっともアムステルダムと違いこちらは『EUROPEAN WARM UP SHOWS 1972』のリリース時からマスター直の音源が使用されており、音質的には極められた感がありました。そうなると既発からブリュッセルのパートだけを抜き出した二枚組としての再リリースも可能でしたが、何しろ非常に聞きやすい音質。おまけにこのタイミングで改めてマスター直のバージョンがネット上に現れてくれましたので、安直な再発ではなく、改めて音源を洗い直す形での再リリース&限定プレスCDでの登場となります。
 まず前回のリリースで攻め切れていなかった不安定かつ低かったピッチを徹底的にアジャスト。さらにはノイズもしっかり除去。ただでさえ聞きやすかったオーディエンス録音がいよいよ安心して楽しめるようになりました。この後に詳しく触れていきますが、ブリュッセルは本番アメリカツアーとはまるで違った雰囲気や演奏が本当に面白く、この特異な時期を味わってみたい…というマニアはもちろん、初心者でも十分に楽しんでもらえる聞きやすさが大きな魅力かと。
 
 ブリュッセルを捉えたオーディエンス録音は音像も大きめ(なおさら聞きやすい印象)ですので、オープニングにおけるロバートのキレが悪い声の調子も生々しい程に捉えてしまっている。この辺りも72年らしさが垣間見られる訳ですが、一方でジミーは開始直後から絶好調。聞いていて面白いくらい饒舌に弾きまくっており、狂騒のアメリカを前にむしろ落ち着いて演奏に集中しているようにすら感じられる。その最たる例が「Heartbreaker」のギターソロを終えたところで「Steppin' Out」のクラプトン・フレーズを弾くほどの余裕に現れたのではないでしょうか。
 その点ロバートはウォームアップの利点を最大限に活かして「Black Dog」も翌年以降のようなメロディを下げた歌い方で逃げます。それが「Stairway To Heaven」のエンディングになるとさらに顕著で、結果として声が若々しいのに歌い方が翌年のモードに近づくというレアパターン。おまけにライブ前半であれほどノリノリだったジミーがギターソロで何故か失速。こうした粗が散見されるのに、それでも演奏全体は覇気があるというこの時期にしか味わえない面白さ。
 この後のアコースティック・コーナーではロバートがいつになくイライラした調子で座らない、あるいは静かにできない観客に何度も注意を促し、挙句の果てには「Going To California」をやり直させる始末。音源を聞く限りではアメリカよりよっぽど落ち着いた雰囲気に感じられ、むしろ自身の声の煮え切らなさがそうさせたのかもしれません。もっとも皮肉なことにロバートはアコースティック・コーナーで完全に復調、前年のような声のキレが蘇るのが72年前半らしいところ。

 ライブの中盤から後半の展開がまた実に面白い。まず「Dazed And Confused」は後のようなメンバー間の駆け引きが控えめな展開ながら、それでいて既に72年らしい展開を予見させるというもの。それが20分足らずの演奏に凝縮されており、結果として非常に聞きやすい内容だと言えるでしょう。さらに「Moby Dick」が演奏されず(苦笑)、これがまたウォームアップという通常とは違うステージながら初心者でも十分に聞きやすい印象を強めている。
 この頃になると観客も静かになっており、それに気を良くしたロバート以下、バンドの演奏がどんどん楽しそうになってくるのです。その結果が「Whole Lotta Love」で延々と続くオールディーズ・メドレーにはっきりと。今回も残念ながらメドレーが終わったところで録音が終わってしまう状態は変わらないのですが、それでもこの長くて楽しそうなメドレーは本当に面白い。
 何と言っても邦題「悲しきインディアン」こと「Running Bear」をロバートが歌い出す場面は一連の72ウォームアップを代表する場面であり、この名唄をクリアーな音質で楽しめるのもブリュッセルの大きな魅力。オーストラリアツアーと同様、アメリカ前の72年ツアー前半に「親しみやすさ」を再確認させてくれる文字通りの隠れた名音源が改めてオーバーホールを施した上で待望の再リリース。マニアックなギグなのにとっても聞きやすいという稀有な72年のオーディエンス・アルバム!

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(リマスター・メモ)

 ★ピッチがかなり遅いので修正しました。
 ★散見されたノイズ箇所の緩和
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Brussels 1972 (No Label)
 
 Live At Forest National, Brussels, Belgium
 28th May 1972
 [UPGRADE]

  Disc 1
   01. Intro
   02. Immigrant Song
   03. Heartbreaker
   04. Black Dog
   05. Since I've Been Loving You
   06. Stairway To Heaven
   07. Going To California
   08. That's The Way
   09. Bron-Yr-Aur Stomp
   TOTAL TIME (62:48)

  Disc 2
   01. Dazed And Confused
   02. What Is And What Should Never Be
   03. Whole Lotta Love
      incl. Boogie Chillen'
         ー Hello Mary Lou
         ー Running Bear
         ー Lawdy Miss Clawdy
         ー Heartbreak Hotel
         ー That's All Right Mama
         ー Don't Be Cruel
         ー Going Down Slow
   TOTAL TIME (54:29)

  Since I've Been Loving You
 
  Dazed And Confused
 
  Whole Lotta Love
 

[参考]
 European Warm Up Shows 1972 (No Label)
 

 1972 North America Tour Dates
 [European Warm-Up Shows]
 May
  27 Oude Rai, Amsterdam, NETHERLANDS
  28 Forest National, Brussels, BELGIUM

 [North America Tour]
 June
  06 Cobo Hall, Detroit, MI, USA
  07 Montreal Forum, Montreal, QC, CANADA
  08 Boston Garden, Boston, MA, USA
  09 Charlotte Coliseum, Charlotte, NC, USA
  10 Buffalo Memorial Auditorium, Buffalo, NY, USA
  11 Baltimore Civic Center, Baltimore, MD, USA
  13 The Spectrum, Philadelphia, PA, USA
  14 Nassau Coliseum, Uniondale, NY, USA
  15 Nassau Coliseum, Uniondale, NY, USA
  17 Memorial Coliseum, Portland, OR, USA
  18 Seattle Center Coliseum, Seattle, WA, USA
  19 Seattle Center Coliseum, Seattle, WA, USA
  21 Denver Coliseum, Denver, CO, USA
  22 Swing Auditorium, San Bernardino, CA, USA
  23 San Diego Sports Arena, San Diego, CA, USA
  25 The Forum, Inglewood, CA, USA
  27 Long Beach Arena, Long Beach, CA, USA
  28 Tucson Community Center, Tucson, AZ, USA

 

 














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