1972年5月27日,28日と,ウォーム・アップ公演を行い,6月6日米国ミシガン州デトロイトのコボ・ホール公演を皮切りに,6月28日アリゾナ州はーソンのツーソン・コミュニティ・センター公演まで北米ツアーを行った,レッド・ツェッペリン.
後に,ジミー・ペイジ自身が 「 バンドが最高の状態にあった時期のライヴだ 」 と言っているように,レッド・ツェッペリン解散から,20年以上経過した,2003年5月に,この北米ツアーから,オフィシャル・ライブ・アルバム 『 伝説のライヴ - How The West Was Won - 』 が,突如リリースされます.
しかし,この 『 伝説のライヴ - How The West Was Won - 』 は, 6月25日カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラム公演(:関連記事に記載している 『 Burn Like A Candle 』 等のブートで有名な公演日),および次公演に当たる 6月27日カリフォルニア州ロングビーチのロング・ビーチ・アリーナ公演(唯一 "Stairway To Heaven" の冒頭のリコーダパートのみ,翌1973年1月22日のサウスハンプトン公演のものでMIX)のサウンドボード音源を使用していますが,オフィシャルはかなりイコライズが施され,音圧が加工されている等,ハッキリ言って,音質等の面で違和感がありました.
月日が流れ,2012年6月に,そのオフィシャル盤のトリートメント前の音源という触れ込みで,ブート 『 How The West Was Redone (No Label) 』 がリリースされます.
この 『 How The West Was Redone (No Label) 』 は,音の輪郭がハッキリしていて,自然な音質であった事,またジョーンジーのベース音もオフィシャルに比較して前面に出ている関係から,グルーブ感が素晴らしく感じられ,明らかにオフィシャル盤よりは優れた音質のブートでした.
そして今回は 『 How The West Was Redone (No Label) 』 に最新リマスターを施して,LIGHTHOUSE から,商品を 2組購入すると貰えるギフト・アイテムとして登場.
既発の 『 How The West Was Redone (No Label) 』 は,既に入手する事が難しいと思いますので,既発をお持ちでなければ,このギフト・アイテムを貰う為に,ブートを 2組購入するのもありかと思います.(笑)
メーカー情報では
『“ベストなHOW THE WEST WAS WON”・“これぞ本来のサウンド”と激賞された大傑作が最新・細心リマスターで蘇りました。本作の大元になっているのは、“WINSTON REMASTERS”が制作した『HOW THE WEST WAS REDONE』。公式ライヴアルバム『HOW THE WEST WAS WON』のベストサウンド・バージョンとして一世を風靡した名作です。
事の始まりは、オフィシャル『HOW THE WEST WAS WON』がリリースされた2003年に遡る。世界を驚かす画期的な公式リリースではあったのですが、そのサウンドは過剰なまでにラウド。ド迫力に迫るサウンドではあるものの、すべてが音の壁として押し寄せ、細やかなディテールが埋没してしまうサウンドだったのです。これは『HOW THE WEST WAS WON』だけの話ではなく、ロック界、ひいては当時の音楽界全体の傾向でもあった。90年代末期からデジタルリマスターが一大潮流となったわけですが、同じ作品が何度もマスタリングされるうち、高い音圧がスタンダードになっていったのです。その原因は人間の聴覚。人間の耳は高い音圧を「鮮明」と感じやすいのです。もちろん、耳の肥えた音楽ファンにとっては噴飯物な話なのですが、商品はあらゆる層に向けて販売される。その結果、「高音質競争」だったはずのマスタリングがいつしか「音圧競争(世に言うラウドネス・ウォー)」へと代わり、エンジニア自身が“ラウドすぎる”と分かっていても、世評が怖くて下げられない次元にまで加熱してしまったのです。現在は落ち着いてきましいたが、『HOW THE WEST WAS WON』が世に出た2003年は、まさにラウドネス・ウォーが最盛期を迎えようとしている時代だったのです。
もちろん、全世界のZEPマニアがラウドネス・ウォーを是とするはずがない。そこで“WINSTON REMASTERS”がベストサウンド、本来のサウンドを目指して制作したのが『HOW THE WEST WAS REDONE』でした。これは公式DVD-AUDIOの6チャンネル音声を大元とし、“よりナチュラルなサウンド”・“より耳に優しいサウンド”を志向。すべての音が自然に生まれ変わって今強いたが、特に公式盤では音の壁に埋没していたジョンジーのベースノートは素晴らしかった。躍動感とグルーブを取り戻し、世界中のマニアが大感動。その1人が、何を隠そうジミー・ペイジ氏本人。当店に何度も足を運んでくださいますが、「公式盤となにが違う?」「公式盤の問題は何?」と熱心に訊ね、その仕上がりには非常に興味を持っていらっしゃいました。
しかし、話はまだ終わらない。オリジナル『REDONE』は、世界的にラウドネス・ウォーへの反発が激しい2012年の産物でもあった。それから4年を経た現在は、ラウドネス・ウォーへの反省も落ち着きを見せ、単なる“音圧の高低”を超えた次元で“本当に良い音とは何か”が追及されている。本作は、そんな2016年の基準でリマスターされたものなのです。もちろん、派手なイコライズをかけては元も子もありませんから、最適と思われる音像・音量を慎重に調整。元の質感を最大限に活かしながら、スケールアップと若干のブライトさを加味し、自然でいながら迫力あるサウンドを作り上げました。その違いは聴き比べていただければすぐに分かって頂けることでしょう。
本作は、2016年の、そして当店が最良と信じる『HOW THE WEST WAS WON』です。公式盤の音とはまるで違うナチュラルで詳細なディテールをビビッドに感じ取れ、その上でオリジナル『REDONE』とも違う重厚な聴き応えも堪能できるのです。本作だけでもZEPライヴの桃源郷を十分に味わえますが、さらに聴き比べていただければ楽しさも倍増する逸品。どうぞ、この極上サウンドを心ゆくまでご堪能ください。』
How The West Was Redone:2016 Remaster (Gift CDR)
Recorded At The L.A. Forum on 25th June 1972
and Long Beach Arena on 27th June 1972
Disc 1
1. LA Drone *
2. Immigrant Song ***
3. Heartbreaker ***
4. Black Dog ***
5. Over The Hills And Far Away ***
6. Since I've Been Loving You *
7. Stairway To Heaven ****
8. Going To California *
9. That's The Way **
10. Bron-Y-Aur Stomp *
TOTAL TIME (56:11)
Disc 2
1. Dazed And Confused ** Walter's Walk The Crunge *
2. What Is And What Should Never Be *
3. Dancing Days ***
4. Moby Dick **
TOTAL TIME (53:12)
Disc 3
1. Whole Lotta Love * Boogie Chillun * Let's Have A Party ** Hello Mary Lou *
Going Down Slow *
2. Rock And Roll *
3. The Ocean **
4. Bring It On Home **
TOTAL TIME (40:54)
* : From the Long Beach Arena
** : From the LA Forum
*** : From a mix of the 2 nights
**** : Mellotron from Southhampton, 1973.
Immigrant Song
Since I've Been Loving You
Stairway To Heaven
Bron-Y-Aur Stomp
Dancing Days
Rock And Roll
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[参考]
1972 North America Tour Dates
[European warm-up shows]
May
27 Oude Rai, Amsterdam, NETHERLANDS
28 Forest National, Brussels, BELGIUM
[North America Tour]
June
06 Cobo Hall, Detroit, MI, USA
07 Montreal Forum, Montreal, QC, CANADA
08 Boston Garden, Boston, MA, USA
09 Charlotte Coliseum, Charlotte, NC, USA
10 Buffalo Memorial Auditorium, Buffalo, NY, USA
11 Baltimore Civic Center, Baltimore, MD, USA
13 The Spectrum, Philadelphia, PA, USA
14 Nassau Coliseum, Uniondale, NY, USA
15 Nassau Coliseum, Uniondale, NY, USA
17 Memorial Coliseum, Portland, OR, USA
18 Seattle Center Coliseum, Seattle, WA, USA
19 Seattle Center Coliseum, Seattle, WA, USA
21 Denver Coliseum, Denver, CO, USA
22 Swing Auditorium, San Bernardino, CA, USA
23 San Diego Sports Arena, San Diego, CA, USA
25 The Forum, Inglewood, CA, USA
27 Long Beach Arena, Long Beach, CA, USA
28 Tucson Community Center, Tucson, AZ, USA
[関連記事]
「How The West Was Too! (Gift CDR)」
「How The West Was Redone (No Label)」
「Burn Like A Candle (LZSC-011A~C)」
「Burn Like A Candle (No Label)」
後に,ジミー・ペイジ自身が 「 バンドが最高の状態にあった時期のライヴだ 」 と言っているように,レッド・ツェッペリン解散から,20年以上経過した,2003年5月に,この北米ツアーから,オフィシャル・ライブ・アルバム 『 伝説のライヴ - How The West Was Won - 』 が,突如リリースされます.
しかし,この 『 伝説のライヴ - How The West Was Won - 』 は, 6月25日カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラム公演(:関連記事に記載している 『 Burn Like A Candle 』 等のブートで有名な公演日),および次公演に当たる 6月27日カリフォルニア州ロングビーチのロング・ビーチ・アリーナ公演(唯一 "Stairway To Heaven" の冒頭のリコーダパートのみ,翌1973年1月22日のサウスハンプトン公演のものでMIX)のサウンドボード音源を使用していますが,オフィシャルはかなりイコライズが施され,音圧が加工されている等,ハッキリ言って,音質等の面で違和感がありました.
月日が流れ,2012年6月に,そのオフィシャル盤のトリートメント前の音源という触れ込みで,ブート 『 How The West Was Redone (No Label) 』 がリリースされます.
この 『 How The West Was Redone (No Label) 』 は,音の輪郭がハッキリしていて,自然な音質であった事,またジョーンジーのベース音もオフィシャルに比較して前面に出ている関係から,グルーブ感が素晴らしく感じられ,明らかにオフィシャル盤よりは優れた音質のブートでした.
そして今回は 『 How The West Was Redone (No Label) 』 に最新リマスターを施して,LIGHTHOUSE から,商品を 2組購入すると貰えるギフト・アイテムとして登場.
既発の 『 How The West Was Redone (No Label) 』 は,既に入手する事が難しいと思いますので,既発をお持ちでなければ,このギフト・アイテムを貰う為に,ブートを 2組購入するのもありかと思います.(笑)
メーカー情報では
『“ベストなHOW THE WEST WAS WON”・“これぞ本来のサウンド”と激賞された大傑作が最新・細心リマスターで蘇りました。本作の大元になっているのは、“WINSTON REMASTERS”が制作した『HOW THE WEST WAS REDONE』。公式ライヴアルバム『HOW THE WEST WAS WON』のベストサウンド・バージョンとして一世を風靡した名作です。
事の始まりは、オフィシャル『HOW THE WEST WAS WON』がリリースされた2003年に遡る。世界を驚かす画期的な公式リリースではあったのですが、そのサウンドは過剰なまでにラウド。ド迫力に迫るサウンドではあるものの、すべてが音の壁として押し寄せ、細やかなディテールが埋没してしまうサウンドだったのです。これは『HOW THE WEST WAS WON』だけの話ではなく、ロック界、ひいては当時の音楽界全体の傾向でもあった。90年代末期からデジタルリマスターが一大潮流となったわけですが、同じ作品が何度もマスタリングされるうち、高い音圧がスタンダードになっていったのです。その原因は人間の聴覚。人間の耳は高い音圧を「鮮明」と感じやすいのです。もちろん、耳の肥えた音楽ファンにとっては噴飯物な話なのですが、商品はあらゆる層に向けて販売される。その結果、「高音質競争」だったはずのマスタリングがいつしか「音圧競争(世に言うラウドネス・ウォー)」へと代わり、エンジニア自身が“ラウドすぎる”と分かっていても、世評が怖くて下げられない次元にまで加熱してしまったのです。現在は落ち着いてきましいたが、『HOW THE WEST WAS WON』が世に出た2003年は、まさにラウドネス・ウォーが最盛期を迎えようとしている時代だったのです。
もちろん、全世界のZEPマニアがラウドネス・ウォーを是とするはずがない。そこで“WINSTON REMASTERS”がベストサウンド、本来のサウンドを目指して制作したのが『HOW THE WEST WAS REDONE』でした。これは公式DVD-AUDIOの6チャンネル音声を大元とし、“よりナチュラルなサウンド”・“より耳に優しいサウンド”を志向。すべての音が自然に生まれ変わって今強いたが、特に公式盤では音の壁に埋没していたジョンジーのベースノートは素晴らしかった。躍動感とグルーブを取り戻し、世界中のマニアが大感動。その1人が、何を隠そうジミー・ペイジ氏本人。当店に何度も足を運んでくださいますが、「公式盤となにが違う?」「公式盤の問題は何?」と熱心に訊ね、その仕上がりには非常に興味を持っていらっしゃいました。
しかし、話はまだ終わらない。オリジナル『REDONE』は、世界的にラウドネス・ウォーへの反発が激しい2012年の産物でもあった。それから4年を経た現在は、ラウドネス・ウォーへの反省も落ち着きを見せ、単なる“音圧の高低”を超えた次元で“本当に良い音とは何か”が追及されている。本作は、そんな2016年の基準でリマスターされたものなのです。もちろん、派手なイコライズをかけては元も子もありませんから、最適と思われる音像・音量を慎重に調整。元の質感を最大限に活かしながら、スケールアップと若干のブライトさを加味し、自然でいながら迫力あるサウンドを作り上げました。その違いは聴き比べていただければすぐに分かって頂けることでしょう。
本作は、2016年の、そして当店が最良と信じる『HOW THE WEST WAS WON』です。公式盤の音とはまるで違うナチュラルで詳細なディテールをビビッドに感じ取れ、その上でオリジナル『REDONE』とも違う重厚な聴き応えも堪能できるのです。本作だけでもZEPライヴの桃源郷を十分に味わえますが、さらに聴き比べていただければ楽しさも倍増する逸品。どうぞ、この極上サウンドを心ゆくまでご堪能ください。』
How The West Was Redone:2016 Remaster (Gift CDR)
Recorded At The L.A. Forum on 25th June 1972
and Long Beach Arena on 27th June 1972
Disc 1
1. LA Drone *
2. Immigrant Song ***
3. Heartbreaker ***
4. Black Dog ***
5. Over The Hills And Far Away ***
6. Since I've Been Loving You *
7. Stairway To Heaven ****
8. Going To California *
9. That's The Way **
10. Bron-Y-Aur Stomp *
TOTAL TIME (56:11)
Disc 2
1. Dazed And Confused ** Walter's Walk The Crunge *
2. What Is And What Should Never Be *
3. Dancing Days ***
4. Moby Dick **
TOTAL TIME (53:12)
Disc 3
1. Whole Lotta Love * Boogie Chillun * Let's Have A Party ** Hello Mary Lou *
Going Down Slow *
2. Rock And Roll *
3. The Ocean **
4. Bring It On Home **
TOTAL TIME (40:54)
* : From the Long Beach Arena
** : From the LA Forum
*** : From a mix of the 2 nights
**** : Mellotron from Southhampton, 1973.
Immigrant Song
Since I've Been Loving You
Stairway To Heaven
Bron-Y-Aur Stomp
Dancing Days
Rock And Roll
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[参考]
1972 North America Tour Dates
[European warm-up shows]
May
27 Oude Rai, Amsterdam, NETHERLANDS
28 Forest National, Brussels, BELGIUM
[North America Tour]
June
06 Cobo Hall, Detroit, MI, USA
07 Montreal Forum, Montreal, QC, CANADA
08 Boston Garden, Boston, MA, USA
09 Charlotte Coliseum, Charlotte, NC, USA
10 Buffalo Memorial Auditorium, Buffalo, NY, USA
11 Baltimore Civic Center, Baltimore, MD, USA
13 The Spectrum, Philadelphia, PA, USA
14 Nassau Coliseum, Uniondale, NY, USA
15 Nassau Coliseum, Uniondale, NY, USA
17 Memorial Coliseum, Portland, OR, USA
18 Seattle Center Coliseum, Seattle, WA, USA
19 Seattle Center Coliseum, Seattle, WA, USA
21 Denver Coliseum, Denver, CO, USA
22 Swing Auditorium, San Bernardino, CA, USA
23 San Diego Sports Arena, San Diego, CA, USA
25 The Forum, Inglewood, CA, USA
27 Long Beach Arena, Long Beach, CA, USA
28 Tucson Community Center, Tucson, AZ, USA
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「How The West Was Too! (Gift CDR)」
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