1月20日(金)は,野毛の外れの 宮川町にある 大島コーヒーにて行われた 『 海野百合香 Trio 』 のライヴへ.

 

 ユーフォニアム奏者の 海野百合香さんのリーダー・ライヴで,メンバーはギターに 野内遼介さん,ベースに 古谷悠さんを配してのドラムレス・トリオ編成でのライヴ.

 大体,ドラムレス・トリオ編成の場合には,このメンバーでの編成が多いのですが,最初にこのメンバーでのドラムレス・トリオのライヴが行われたのは,丁度,1年前の 1月の ジャズ喫茶ちぐさ野毛)なのですが,私的には,その後,5月に しぇりる新子安),7月に今回と同じく 大島コーヒー宮川町),9月にも 大島コーヒーと,今回で 5回目となるライヴ.

 19時00分開場,19時30分開演ということで,開場時間に間に合うように,会社を定時で退社.
 横浜駅京浜東北根岸線に乗り換えて, 桜木町駅下車,野毛を抜けて 大島コーヒー店へ.

 

 会場到着は18時50分前後で,未だ中でサウンドチェックというかリハーサルが行われていました.開場時間まで待って,店内へ.

 空いている席に座り,注文を.

 

 生ビールとビザトースト.

 

 生ビールを,即 飲み終えて,ホットワインを注文(笑)

 

 定刻になり,演者がステージ上に登場.
 1st Set は,ジミー・ヴァン・ヒューゼン(James Van Heusen)作の ”It Could Happen To You” が,オープニングを飾ります.
 この曲は,海野百合香さんのライヴでは,時々,セット・リストに加えられる曲

 

 続けて,映画 『 The Americanization Of Emily (卑怯者の勲章) 』 の劇中歌で,ジョニー・マンデル(Johnny Mandel)作の ”Emily”.
 この曲は,海野百合香さんが演奏したのを聴いたことが無かったのですが,MCで 「 時々,セッション・ホストをしているが,その時に演奏した曲で,メロディーも美しい曲だったので,自身でも演奏したいと思って取り上げた 」 とも言っていましたので,初演なのでしょうね.

 

 3曲目は,昨年10月にリリースした 1st アルバム 『 I Want To Be Like That 』 にも,ドラムを含めたカルテット編成で収録されている ポール・デスモンド(Paul Desmond)と,ジム・ホール(Jim Hall)の奥さんでもある ジェーン・ハーバード(Jane Herbert)作のボサノヴァ曲:”O Gato” が演奏されます.

 

 続けて マニング・シャーウィン(Manning Sherwin)作の ”A Nightingale Sang In Berkeley Square” .
 この曲も,時々,海野百合香さんのライヴでは,セット・リストに組み入れられることがある曲です.
 因みに,このブログを見ている人は判ると思いますが,タイトルや歌詞に出てくる 「 Nightingale 」 は,鳥の名前で,和名 「 サヨナキドリ (小夜啼鳥) 」 です.

 

 ここで,野内遼介さんが,古谷悠さんがしていた時計が気になったようで,古谷悠さんの時計の話題に.
 確かに気になり出すと気になりますから(笑)

 1st Set 最後は,チャーリー・パーカー(Charlie Parker)作の ”Ornithologhy”(”オーニソロジー”) で締め括り,暫しのブレイクへ.

 

 ”Ornithologhy” も,私的にはライヴでは余り聴かない曲かも.

 

 

 ブレイク後の 2nd Set は,ベニー・ゴルソン(Benny Golson)作の ”Whisper Not” からスタート.
 この曲も,海野百合香さんのライヴでは,稀に,セット・リストに組み入れられることがある曲です.

 

 続けて,シャルル・トレネ(Charles Trenet))/レオ・ショリアック(Léo Chauliac)作の ”I Wish You Love”.
 
 

 3曲目は,ジミー・ヴァン・ヒューゼン(James Van Heusen)作の ”Darn That Dream”.
 この曲は,8月28日(日)の 希望ヶ丘にある Jazz Live House CASK での,トロンボーン奏者の 駒野逸美さんを迎えた,フロント 2菅のクインテット編成でのライヴでも取り上げられていた曲.

 

 昨年,ツアーで行った大阪のディープな場所と,野毛の比較から,大岡川沿いの 都橋商店街になり 「 あそこって入れるんですか? 入ったことあります? 」 的な話も飛び出しました.

 2nd Set 最後は,フランク・フォスター(Frank Foster)作の ”Shiny Stockings”.
 何と,この曲をヴォーカルが入らないインストゥルメンタルで聴くのは,レアかも.
 多分,海野百合香さんのライヴで,この曲を聴くのは初めてなので,もしかしたらリーダー・ライヴでは初演なのかもしれません.

 

 そして客席からアンコールを望む手拍子に応えて,アンコールは,ロイ・ハーグローヴ(Roy Hargrove)作の ”Strasbourg St. Denis” を演奏し,この日のライヴを締め括りました.

 

 因みに,この曲は 「 是非とも演奏したかった曲なので,アンコールがあって良かった 」 とも言っていましたが,この曲は,海野百合香さんのライヴでも初めて聴く曲ですし,発言からも,この日の為に用意・アレンジした曲なのでしょうね.

 

 カルテット編成の時も含めて,毎回,セット・リストの 7-8割以上を変更しているのも,非常に新鮮でしたし,何と言っても ユーフォニアム(Euphonium)と言うか,バリトン・ホーン(Baritone Horn)(#) の音は柔らかくて,暖かくて癒されます.

 (#) : 最近は諸般の事情で,バリトン・ホーン(Baritone Horn)にしているのだそうな

 最後は集合写真を撮らせて頂きましたが,
 真正面から撮影していないので,残念ながら,画像が歪んでいます(泣)

 

 

 因みに,次回のこの会場での,このトリオのライブは 4月とのことです.
 

 [Member]
  海野 百合香 : Baritone Horn
  野内 遼介 : Guitar
  古谷 悠 : Bass
 
 [Set List]
  1st Set
   01. It Could Happen To You
   02. Emily
   03. O Gato
   04. A Nightingale Sang In Berkeley Square
   05. Ornithology
 
  2nd Set
   01. Whisper Not
   02. I Wish You Love
   03. Darn That Dream
   04. Shiny Stockings
      [Encore]
   05. Strasbourg St. Denis

 そして,道路隔てて前にある Jazz Spot DOLPHY で行われていた,佐々木諒太さんのライヴに顔を出そうと思い,階段下まで行きましたが,丁度,終了したようで,お客さんがどんどん出てきていたので,そのまま帰宅(笑)
 
 


[参考]
 Yurika Umino Quartet 「I Want To Be Like That」PV
 

 I Want To Be Like That
 
 [収録曲]
  01. Social Call
  02. O Gato
  03. 春の雨
  04. All The Things You Are
  05. Coffee Break
  06. I Want To Be Like That
  07. Skating In Central Park



#2023-01-20