8月28日(日)は,相鉄本線)の 希望ヶ丘駅から程近い,Jazz Live House CASK で行われた ユーフォニアム奏者:海野百合香さんのリーダー・ライヴ 『 海野百合香 Quartet with 駒野逸美 』 のライヴへ.

 

 海野百合香 Quartet は,リーダーでユーフォニアムの 海野百合香さんを筆頭に,ギターに 野内遼介さん,ベースに 入船裕次さん,ドラムに 森永哲則さんを配しており,今回はこのカルテットにゲストとしてトロンボーンの 駒野逸美さんを迎えてのクインテット編成のライヴ.
 駒野逸美さんは,横浜方面ではあまりライヴを行っていないので,非常に楽しみにしていたライヴでもありました.

 この日は,開場時間まで 1時間近くあった関係で,遅めの昼食がてら,希望ヶ丘駅近くの 餃子の王将 希望ヶ丘駅前店 へ.
 当然,アルコールも(笑)

 
 中々のコストパフォーマンスなので,嵌りそうです(笑)

 開場予定時刻の 17時30分に会場に到着できるように 王将を出ます.
 と言っても,近いので 1分弱で到着!

 

 

 定刻通りの開場で,受付をして案内された席へ着席.

 

 ドリンクとフードを注文!
 
 

 代り映えしなくてすみません(苦笑)

 

 開演予定の 18時00分が近付くに従い,会場内は満席状態に.

 定刻になり,演者がステージに登場.
 先ずは,何時ものカルテット編成で,4人の長めのソロがフューチャーされた チャーリー・パーカー(Charlie Parker)作の ”Confirmation” がオープニングを飾ります.
 それにしても ”Confirmation” が,ライヴで演奏されるのを聴くのは,10年近く振りな感じがしますね.
 
 
 超広角なので,歪んでます(>_<)

 「 昨年位からずっと一緒に演りたいと言っていて,やっと今日実現した 」 とも言っていましたが,ここでトロンボーンの 駒野逸美さんも加わってクインテット編成に.
 クインテット編成での 1曲目は,ジョセフ・マイロー(Josef Myrow)作の ”You Make Me Feel So Young”.
 「 スコット・ハミルトン(Scott Hamilton)と ハリー・アレン(Harry Allen)が,サックス 2管で演奏しているのが好きで,2菅で演奏してみようと思った 」 とも言っていました.

 

 駒野逸美さんが「 中学校の友達が亡くなってしまった時に,その子を想って書いた 」 オリジナル曲で ,上杉優さんとの 女流 2トロンボーン・ユニット:The Bon Bones のアルバム 『 Celebration (セレブレーション) 』 収録のバラード:”All One's Life”.

 

 続く,ビリー・リード(Billy Reid)作のスタンダード:”I'll Close My Eyes” では,トロンボーンとユーフォニアムの軽快な掛け合いが良く,「 余り,レコーディングされたものは残っていないが,フランク・シナトラ(Frank Sinatra)のアルバムに収録されている 2菅のハーモニーが綺麗だった 」 とも言っていた ”One Finger Melody” も,フロント 2菅の良さが出ていました.

 

 因みに,先日,SNSにご本人がアップしていて,この日もMCで言っていたのですが,フランク・シナトラ(Francis Albert "Frank" Sinatra)の本名をカクテル名にした フランシス・アルバート(Francis Albert)なるカクテルがあるそうですが,ワイルドターキー(Wild Turkey)とタンカレー・ドライ・ジン(Tanqueray Dry Gin)を等量タンブラーグラスに直接注ぎ、ステアするようなので,かなりヘビーですね.

 

 1st Set 最後は 「 スイングの感じを楽しんで欲しい 」 とも言っていましたが,フォード・T・ダブニィ(Ford T. Dabney)作の ”Shine” の演奏で締め括りました.

 

 因みに,この日は,ユーフォニアム以外に,ユーフォニアムよりは菅の細いバリトンが置かれていたのですが,使用するのを忘れてしまったようです.

 19時30分前後からスタートした 2nd Set は,駒野逸美さんのオリジナルで 「 大好きな祖母のスミさんに書いた 」 曲で,昨年末にリリースされた 『 Nearest and Dearest (ニアレスト・アンド・ディアレスト) 』 に収録されている ”Dear Sumi” からスタート.

 

 因みに,野内遼介さんは,2nd Set で,ギターを変えていましたね.

 ポール・デスモンド(Paul Desmond)作の "The Girl From 9th Street".
 MCで良く言っていますが 「 The Girl From 」 とくれば,確かに別の曲 「 The Girl From Ipanema 」 をイメージする方も多いですよね.

 

 続けて,自身のオリジナルで,過去の MC では 「 春から梅雨に入り,夏にかけての季節の移り変わりをモチーフにして書いた 」 と言っていた,ゆっくりとした時の流れを感じる ”春の雨”.

 

 そして,ジミー・ヴァン・ヒューゼン(Jimmy Van Heusen)作の ”Darn That Dream”.

 

 2nd Set 最後は,コール・ポーター(Cole Porter)作の ”You Do Something To Me” の演奏で締め括りました.

 

 満員のお客さんからの暖かい拍手と,それがアンコールを望む手拍子に変わり,演者は,そのままステージ上でアンコールに応えます.
 何と,アンコールに応えて演奏されたのは童謡の ”夏の思い出” のアレンジ版でした.
 8月の最終日曜日,且つ一緒に演奏したいと思っていた 駒野逸美さんと 念願叶って演奏できたことを表しているんでは無いでしょうか.

  

 この ”夏の思い出” は最初は,  海野百合香さんと駒野逸美さんのデュオで始まり,入船裕次さんの 弓(Bow)によるベースが入り,バンド演奏へと拡がっていき,印象に残る一曲となりました.

 

 最後は集合写真!

 

 セット・リストも、駒野逸美さんのオリジナル,海野百合香さんのオリジナルが織り込まれ,フロント 2菅を生かすような,何時もと違う選曲でしょうし,演奏も大満足で,非常に楽しむことができました.

 念願の 駒野逸美さんの最新アルバム 『 Nearest and Dearest (ニアレスト・アンド・ディアレスト) 』 も,本人からサイン入りで購入できたのはラッキーでした.

 そして,次回ライヴは,遂にと言うか,海野百合香さん自身が,今年の目標と言っていた,CDリリースに伴う,リリース・ライヴで,10月22日(土)との事なので,気になる方は是非ともCD購入がてら聴いてみて欲しいです.

 [Member] 
  海野 百合香 : Euphonium
  野内 遼介 : Guitar
  入船 裕次 : Bass
  森永 哲則 : Drums 
  [Special Guest]
   駒野 逸美 : Trombone

 [Set List]
  1st Set
   01. Confirmation
   02. You Make Me Feel So Young
   03. All One's Life (#)
   04. I'll Close My Eyes
   05. One Finger Melody
   06. Shine

  2nd Set
   01. Dear Sumi (#)
   02. The Girl From 9th Street
   03. 春の雨 (&)
   04. Darn That Dream
   05. You Do Something To Me
      [Encore]
   06. 夏の思い出

 (#) : 駒野逸美さんの Original Song
 (&) : 海野百合香さんの Original Song

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#2022-08-28