先日，英国のブルース・ロック・バンド：フリー（Free）のサウンドボード音源を中心に 3公演（1969年6月24日，1969年10月9日，1970年12月12日）をコンピレーション的に収録し Wardourレーベルからリリースされた『 Stockholm 1970 （Wardour-392） 』 を記載しましたが，本作も 1970年のオーディエンス録音をコンピレーション的に収録し同レーベルよりリリースされた 『 Europe '70 （Wardour-391） 』 です．
本作に収録されているパフォーマンスは，1970年7月10日ドイツはアーヘンのソーサー・スタジアム公演（「 Aachen Open Air Pop Festival 」），その翌日に当たる7月11日同じくミュンヘンはオーバーヴィーゼンフェルトのアイスポートスタディオン公演（「 EURO-POP '70 A-Z Musik Festival 」），そして 11月29日オーストリアはウィーンのコンツェルトハウス公演の 3公演．
3公演とも気にならない程度のオーディエンス・ノイズは曲間中心に入るものの，高音質のオーディエンス録音です．後半にメイン収録されている 11月29日のオーストリア公演はテーパーの座席位置の関係か，会場の音響機器のバランスの問題なのか残念ながら ヴォーカル・パートが遠いものの，その他の公演日は各パートとも割とバランス良く収録されています．
何と言っても，1976年3月に 25歳と半年という若さで亡くなってしまった孤高ギタリスト：ポール・コゾフ（Paul Kossoff）の素晴らしい泣きのギターが聴けるのは有難いです．
メーカー情報では
『奇跡のブルースロックを奏でたオリジナルFREE。
活動歴自体が極端に短い４人でしたが、中でも“1970年”は特別すぎでした。
平均年齢20歳の若者たちが滋味深いブルースロックの極みを描き出しただけでも奇跡なのに、大名盤『FIRE AND WATER』『HIGHWAY』『FREE LIVE!』を録音したのもすべて1970年内（スタジオ録音「Get Where I Belong」のみ1971年３月）。
１年で２枚の名盤を残したバンドは多いですが、３枚となると極端に珍しい。しかも、ツアー生活を送りながら。いかに“1970年のFREE”がミラクルな存在だったのか、残された作品が証明しているのです。
前置きが長くなってしまいましたが、本作はそんな“奇跡の１年”を永久保存したプレスCD。1970年中欧ツアーの極上録音を集成したオーディエンス・アルバムなのです。
本作に収められているのは３公演。「1970年７月11日ミュンヘン公演」と「同年11月29日ウィーン公演」の長尺録音を２本柱に、さらに「同年７月10日アーヘン公演」からボーナス収録した絶品オーディエンス録音セットです。
それぞれ個別にご紹介する前に、まずは本作の構成を簡単に整理しておきましょう。
●ミュンヘン公演／ウィーン公演の２テイク収録（５曲）
・TONS OF SOBS：I'm A Mover
・FIRE AND WATER：Fire and Water／Mr. Big／All Right Now
・HIGHWAY：Ride On A Pony
●１テイク収録（６曲）
・ミュンヘン公演：Walk In My Shadow／Woman
・ウィーン公演：Songs Of Yesterday／Heavy Load／Be My Friend
・アーヘン公演：The Hunter
【前半：７月11日ミュンヘン公演（７曲）】
まず登場するのは、西ドイツの音楽祭“EURO-POP '70 AZ-MUSIKFESTIVAL”に参加した際の絶品オーディエンス録音。
このフェスは２日間で行われ、TASTEやDEEP PURPLEをヘッドライナーにTRAFIC、BLACK SABBATH、『YETI』時代のAMON DUUL II、ダモ鈴木が加入したばかりのCANなど（本番中に出逢ってそのままステージに上がって加入した伝説は２ヶ月前の同じミュンヘンです）、国内外のバンドが22組参加。FREEは２日目の中堅枠でした。
そんなショウを記録した本作は、すこぶる素晴らしい。これまでほとんど出回っていなかった録音なのですが、味わい深さと聴きやすさが見事に両立している。サウンドボード的なド密着感ではないものの、かと言って決して遠くもない。とにかく鮮度が素晴らしく芯は力強ければ、鳴りも極めて端正。さらに驚くのがバランスの良さ。わずかな空気感を貫く４人の均整が取れており、その１音１音が機微まで綺麗に手元まで届く。70年代初期、それも中堅どころのバンドをここまでのサウンドで録音していたとは……。実際、1970年録音でここまでの美音はそうそうない。恐らくは約34分という長さのために見逃されてきたのでしょうが、クオリティは屈指の名録音です。
【後半：11月29日ウィーン公演（８曲）】
続くは『HIGHWAY』リリース直前のウィーン公演。
こちらは約40分で「Songs Of Yesterday」「Heavy Load」も演奏してくれます。こちらもほとんど出回っていないヴィンテージ録音ながら鮮度バツグン。ただし、ミュンヘン公演に比べるとややクセが強い。実はヴォーカルだけが妙に遠く、歌詞までは聴き取れないタイプなのです。
もちろん、ダメ録音でしたら永久保存プレス化はしておりません。ヴォーカルを補ってあまりあるのが超リアルなポール・コゾフのギター！ ヴォーカルとは真反対に猛烈に近く、すぐ目の前で演奏されている。あの極太なトーンが距離感もなく耳に飛びこみ、シンプルなようでいて微妙に表情を変えていくヴィヴラートが機微まで分かる。最初は「確かにヴォーカルが……」となるかも知れませんが、絶品のギターに浸っていると実は鳴りが端正でディテールまでクッキリしている事にも気づく。ある意味でちょっとしたオーディエンス慣れが必要ではありますが、誰のモノマネでもなく、誰もマネできなかった孤高のギターをたっぷりと現場体験できる「コゾフ録音」なのです。
【ボーナス：７月10日アーヘン公演（１曲）】
そして、最後にボーナス収録されているのは冒頭ミュンヘン公演の前日にあたる“AACHEN OPEN AIR POP FESTIVAL”のオーディエンス録音です。
これは“EURO-POP '70”をさらに拡大させたようなイベントで、PINK FLOYDやアルバム・デビュー前のKRAFTWERKも出演した伝説のフェス。FREEは３日間のうちの初日に準トリとして出演しました（ちなみにトリはDEEP PURPLEで、公式盤『LIVE IN AACHEN 1970』になっています）。
実のところ、この録音は既発も存在するのですが、本作はそれとは異なるアップグレード・マスター。従来盤は歪みがあったり、ヒスまみれだったりと貴重ながら今ひとつでしたが、本作はまるで別物のように素晴らしいのです。ただし（どういうわけか）このアップグレード版が登場したのは本作の「The Hunter」１曲のみ。
そこで、翌日ミュンヘン録音が永久保存される本作にボーナス収録となったのです（録音自体は長尺なのは分かっている事なので、ぜひともアップグレード全長版が登場していただきたい……）。
百花繚乱の70年代英国シーンでも飛びっきりの奇跡だったオリジナルFREE。その彼らの頂点だった“1970年”は、まさに奇跡の中の奇跡です。
そんな英国ロックの現場体験を79分46秒にわたって永久保存するプレスCD。どうぞ、じっくりと噛みしめるようにご堪能ください。』
Europe '70 （Wardour-391）
Live At Eissportstadion,Oberwiesenfeld,Munich,GERMANY 11th July 1970,
Konzerthaus,Vienna,AUSTRIA 29th November 1970
& Soerser Stadium,Aachen,GERMANY 10th July 1970
[11th July 1970 / EURO-POP '70 A-Z Musik Festival]
1. Fire And Water
2. Woman
3. Ride On A Pony
4. I'm A Mover
5. Mr. Big
6. Walk In My Shadow
7. All Right Now
[29th November 1970]
8. Fire And Water
9. I'm A Mover
10. Ride On A Pony
11. Be My Friend
12. Mr. Big
13. Songs Of Yesterday
14. Heavy Load
15. All Right Now
[10th July 1970 / Aachen Open Air Pop Festival]
16. The Hunter
TOTAL TIME (79:43)
Fire And Water [Track 1]
All Right Now [Track 15]
The Hunter [Track 16]
[参考]
EURO-POP '70 A-Z Musik Festival
Aachen Open Air Pop Festival
1969 Tour Dates
January
13 Bay Hotel,Sunderland,UK
February
22 University Of Leeds,Leeds,UK
March
17 BBC Radio 1 Studios,London,UK
April
01 Golf Drouot,Paris,FRANCE
12 Colour Me Pop,London,UK
May
15 Locarno Ballroom,Coventry,UK
June
16 New Friarage Hall,Aylesbury,UK
27 Bay Hotel,Sunderland,UK
July
01 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
12 Madison Square Garden,New York,NY,USA
17 Ungano's,New York,NY,USA
18 Ungano's,New York,NY,USA
19 Ungano's,New York,NY,USA
20 Ungano's,New York,NY,USA
21 Ungano's,New York,NY,USA
24 Boston Tea Party,Boston,MA,USA
26 Boston Tea Party,Boston,MA,USA
August
15 The Forum,Inglewood,CA,USA
16 Unknown Venue,Santa Barbara,CA,USA
30 Isle Of Wight 1969,Wootton,UK
September
12 Locarno Ballroom,Sunderland,UK
13 Rugby Rag Blues Festival 1969,Rugby,UK
17 Locarno Ballroom,Sunderland,UK
27 Van Dike Club,Plymouth,UK
29 New Friarage Hall,Aylesbury,UK
October
09 International Essen Blues & Pop Festival 1969,Essen,GERMANY
11 Stadhuis,Antwerp,BELGIUM
November
09 Cloud Nine Club,Peterborough,UK
21 Locarno Ballroom,Sunderland,UK
22 University Of Leeds,Leeds,UK
30 Roundhouse,London,UK
December
08 BBC Radio 1 Studios,London,UK
26 Van Dike Club,Plymouth,UK
1970 Tour Dates
January
01 Locarno Ballroom,Sunderland,UK
09 Country Club,London,UK
15 John Peel Sessions,BBC Broadcasting House,London,UK
23 Chicago Coliseum,Chicago,IL,USA
30 Lanchester Polytechnic,Coventry,UK
February
04 The Castle,London,UK
21 The Imperial College,London,UK
23 Romford,Essex,UK
26 Jimmy's,Brighton,UK
March
02 Borough Polytechnic,London,UK
13 Winter Gardens,Blackpool,UK
15 Surrey Rooms OVAL,London,UK
19 Mayfair Ballroom,Newcastle,UK
20 Loughton College,Essex,UK
21 Van Dike Club,Plymouth,UK
22 The Greyhound,Croydon,UK
April
03 Country Club,London,UK
13 Cooks Ferry Inn,London,UK
27 Sportpalast,Berlin,GERMANY
May
11 Romford,Essex,UK
17 Croydon,Surrey,UK
18 Joint Meeting 1970,Düsseldorf,GERMANY
23 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
24 Hollywood Festival 1970,Newcastle-under-Lyme,UK
31 Groovesville,Epping Essex,UK
June
05 St Mary’s College,Twickenham,UK
06 Dagenham Roundhouse,London,UK
July
02 BBC,London,UK
05 Croydon,Surrey,UK
07 McIlroy’s Ballroom,Swindon,UK
09 Watford,Middlesex,UK
10 Open Air Pop Festival 1970,Aachen,GERMANY
11 Euro Pop A-Z Musik Festival 1970,Munich,GERMANY
13 Farx Club,London,UK
19 Van Dike Club,Plymouth,UK
24 Granada Studios,Manchester,UK
26 Top Rank Suite,Sunderland,UK
31 Lyceum,London,UK
August
07 Open Air Festival,WoolacombeUK
10 Kings Head,London,UK
30 Isle Of Wight 1970,East Afton Farm,Yarmouth,UK
September
05 Dagenham Roundhouse,London,UK
13 Fairfield Halls,Croydon,UK
19 Liverpool Stadium,Liverpool,UK
26 Colchester,Essex,UK
October
06 Birmingham Town Hall,Birmingham,UK
08 Lancaster University,Lancaster,UK
16 Top Rank Suite,Sunderland,UK
23 Imperial College,London,UK
24 The Refectory,Leeds,UK
November
07 Stadsschouwburg,Eindhoven,The NETHERLANDS
12 Unknown Venue,Stockholm,SWEDEN
17 Niedersachsenhalle,Hanover,GERMANY
26 Universum,Umeå,SWEDEN
29 Wiener Konzerthaus,Vienna,AUSTRIA
December
02 KB Hallen,Copenhagen,DENMARK
11 Limmathaus,Zurich,SWITZERLAND
12 Konserthuset,Stockholm,SWEDEN
[関連記事]
「Stockholm 1970 （Wardour-392）」
「Sankei Hall 1971 （Gift CDR）」
「Sheffield 1971 （Wardour-377）」
「Kanda Kyoritsu Kodo 1971 （Gift CDR）」
「Santa Monica 1971 （Wardour-376）」
「LIVE! （Gift CDR）」
「Summer 1970 （Gift DVDR）」
「Young Jockey - Paul Rodger Story （Bonus CDR）」
「Rock Explosion 1972 （Bonus DVDR）」
「Kourakuen 1972 （No Label）」
#2019-12-10
本作に収録されているパフォーマンスは，1970年7月10日ドイツはアーヘンのソーサー・スタジアム公演（「 Aachen Open Air Pop Festival 」），その翌日に当たる7月11日同じくミュンヘンはオーバーヴィーゼンフェルトのアイスポートスタディオン公演（「 EURO-POP '70 A-Z Musik Festival 」），そして 11月29日オーストリアはウィーンのコンツェルトハウス公演の 3公演．
3公演とも気にならない程度のオーディエンス・ノイズは曲間中心に入るものの，高音質のオーディエンス録音です．後半にメイン収録されている 11月29日のオーストリア公演はテーパーの座席位置の関係か，会場の音響機器のバランスの問題なのか残念ながら ヴォーカル・パートが遠いものの，その他の公演日は各パートとも割とバランス良く収録されています．
何と言っても，1976年3月に 25歳と半年という若さで亡くなってしまった孤高ギタリスト：ポール・コゾフ（Paul Kossoff）の素晴らしい泣きのギターが聴けるのは有難いです．
メーカー情報では
『奇跡のブルースロックを奏でたオリジナルFREE。
活動歴自体が極端に短い４人でしたが、中でも“1970年”は特別すぎでした。
平均年齢20歳の若者たちが滋味深いブルースロックの極みを描き出しただけでも奇跡なのに、大名盤『FIRE AND WATER』『HIGHWAY』『FREE LIVE!』を録音したのもすべて1970年内（スタジオ録音「Get Where I Belong」のみ1971年３月）。
１年で２枚の名盤を残したバンドは多いですが、３枚となると極端に珍しい。しかも、ツアー生活を送りながら。いかに“1970年のFREE”がミラクルな存在だったのか、残された作品が証明しているのです。
前置きが長くなってしまいましたが、本作はそんな“奇跡の１年”を永久保存したプレスCD。1970年中欧ツアーの極上録音を集成したオーディエンス・アルバムなのです。
本作に収められているのは３公演。「1970年７月11日ミュンヘン公演」と「同年11月29日ウィーン公演」の長尺録音を２本柱に、さらに「同年７月10日アーヘン公演」からボーナス収録した絶品オーディエンス録音セットです。
それぞれ個別にご紹介する前に、まずは本作の構成を簡単に整理しておきましょう。
●ミュンヘン公演／ウィーン公演の２テイク収録（５曲）
・TONS OF SOBS：I'm A Mover
・FIRE AND WATER：Fire and Water／Mr. Big／All Right Now
・HIGHWAY：Ride On A Pony
●１テイク収録（６曲）
・ミュンヘン公演：Walk In My Shadow／Woman
・ウィーン公演：Songs Of Yesterday／Heavy Load／Be My Friend
・アーヘン公演：The Hunter
【前半：７月11日ミュンヘン公演（７曲）】
まず登場するのは、西ドイツの音楽祭“EURO-POP '70 AZ-MUSIKFESTIVAL”に参加した際の絶品オーディエンス録音。
このフェスは２日間で行われ、TASTEやDEEP PURPLEをヘッドライナーにTRAFIC、BLACK SABBATH、『YETI』時代のAMON DUUL II、ダモ鈴木が加入したばかりのCANなど（本番中に出逢ってそのままステージに上がって加入した伝説は２ヶ月前の同じミュンヘンです）、国内外のバンドが22組参加。FREEは２日目の中堅枠でした。
そんなショウを記録した本作は、すこぶる素晴らしい。これまでほとんど出回っていなかった録音なのですが、味わい深さと聴きやすさが見事に両立している。サウンドボード的なド密着感ではないものの、かと言って決して遠くもない。とにかく鮮度が素晴らしく芯は力強ければ、鳴りも極めて端正。さらに驚くのがバランスの良さ。わずかな空気感を貫く４人の均整が取れており、その１音１音が機微まで綺麗に手元まで届く。70年代初期、それも中堅どころのバンドをここまでのサウンドで録音していたとは……。実際、1970年録音でここまでの美音はそうそうない。恐らくは約34分という長さのために見逃されてきたのでしょうが、クオリティは屈指の名録音です。
【後半：11月29日ウィーン公演（８曲）】
続くは『HIGHWAY』リリース直前のウィーン公演。
こちらは約40分で「Songs Of Yesterday」「Heavy Load」も演奏してくれます。こちらもほとんど出回っていないヴィンテージ録音ながら鮮度バツグン。ただし、ミュンヘン公演に比べるとややクセが強い。実はヴォーカルだけが妙に遠く、歌詞までは聴き取れないタイプなのです。
もちろん、ダメ録音でしたら永久保存プレス化はしておりません。ヴォーカルを補ってあまりあるのが超リアルなポール・コゾフのギター！ ヴォーカルとは真反対に猛烈に近く、すぐ目の前で演奏されている。あの極太なトーンが距離感もなく耳に飛びこみ、シンプルなようでいて微妙に表情を変えていくヴィヴラートが機微まで分かる。最初は「確かにヴォーカルが……」となるかも知れませんが、絶品のギターに浸っていると実は鳴りが端正でディテールまでクッキリしている事にも気づく。ある意味でちょっとしたオーディエンス慣れが必要ではありますが、誰のモノマネでもなく、誰もマネできなかった孤高のギターをたっぷりと現場体験できる「コゾフ録音」なのです。
【ボーナス：７月10日アーヘン公演（１曲）】
そして、最後にボーナス収録されているのは冒頭ミュンヘン公演の前日にあたる“AACHEN OPEN AIR POP FESTIVAL”のオーディエンス録音です。
これは“EURO-POP '70”をさらに拡大させたようなイベントで、PINK FLOYDやアルバム・デビュー前のKRAFTWERKも出演した伝説のフェス。FREEは３日間のうちの初日に準トリとして出演しました（ちなみにトリはDEEP PURPLEで、公式盤『LIVE IN AACHEN 1970』になっています）。
実のところ、この録音は既発も存在するのですが、本作はそれとは異なるアップグレード・マスター。従来盤は歪みがあったり、ヒスまみれだったりと貴重ながら今ひとつでしたが、本作はまるで別物のように素晴らしいのです。ただし（どういうわけか）このアップグレード版が登場したのは本作の「The Hunter」１曲のみ。
そこで、翌日ミュンヘン録音が永久保存される本作にボーナス収録となったのです（録音自体は長尺なのは分かっている事なので、ぜひともアップグレード全長版が登場していただきたい……）。
百花繚乱の70年代英国シーンでも飛びっきりの奇跡だったオリジナルFREE。その彼らの頂点だった“1970年”は、まさに奇跡の中の奇跡です。
そんな英国ロックの現場体験を79分46秒にわたって永久保存するプレスCD。どうぞ、じっくりと噛みしめるようにご堪能ください。』
Europe '70 （Wardour-391）
Live At Eissportstadion,Oberwiesenfeld,Munich,GERMANY 11th July 1970,
Konzerthaus,Vienna,AUSTRIA 29th November 1970
& Soerser Stadium,Aachen,GERMANY 10th July 1970
[11th July 1970 / EURO-POP '70 A-Z Musik Festival]
1. Fire And Water
2. Woman
3. Ride On A Pony
4. I'm A Mover
5. Mr. Big
6. Walk In My Shadow
7. All Right Now
[29th November 1970]
8. Fire And Water
9. I'm A Mover
10. Ride On A Pony
11. Be My Friend
12. Mr. Big
13. Songs Of Yesterday
14. Heavy Load
15. All Right Now
[10th July 1970 / Aachen Open Air Pop Festival]
16. The Hunter
TOTAL TIME (79:43)
Fire And Water [Track 1]
All Right Now [Track 15]
The Hunter [Track 16]
[参考]
EURO-POP '70 A-Z Musik Festival
Aachen Open Air Pop Festival
1969 Tour Dates
January
13 Bay Hotel,Sunderland,UK
February
22 University Of Leeds,Leeds,UK
March
17 BBC Radio 1 Studios,London,UK
April
01 Golf Drouot,Paris,FRANCE
12 Colour Me Pop,London,UK
May
15 Locarno Ballroom,Coventry,UK
June
16 New Friarage Hall,Aylesbury,UK
27 Bay Hotel,Sunderland,UK
July
01 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
12 Madison Square Garden,New York,NY,USA
17 Ungano's,New York,NY,USA
18 Ungano's,New York,NY,USA
19 Ungano's,New York,NY,USA
20 Ungano's,New York,NY,USA
21 Ungano's,New York,NY,USA
24 Boston Tea Party,Boston,MA,USA
26 Boston Tea Party,Boston,MA,USA
August
15 The Forum,Inglewood,CA,USA
16 Unknown Venue,Santa Barbara,CA,USA
30 Isle Of Wight 1969,Wootton,UK
September
12 Locarno Ballroom,Sunderland,UK
13 Rugby Rag Blues Festival 1969,Rugby,UK
17 Locarno Ballroom,Sunderland,UK
27 Van Dike Club,Plymouth,UK
29 New Friarage Hall,Aylesbury,UK
October
09 International Essen Blues & Pop Festival 1969,Essen,GERMANY
11 Stadhuis,Antwerp,BELGIUM
November
09 Cloud Nine Club,Peterborough,UK
21 Locarno Ballroom,Sunderland,UK
22 University Of Leeds,Leeds,UK
30 Roundhouse,London,UK
December
08 BBC Radio 1 Studios,London,UK
26 Van Dike Club,Plymouth,UK
1970 Tour Dates
January
01 Locarno Ballroom,Sunderland,UK
09 Country Club,London,UK
15 John Peel Sessions,BBC Broadcasting House,London,UK
23 Chicago Coliseum,Chicago,IL,USA
30 Lanchester Polytechnic,Coventry,UK
February
04 The Castle,London,UK
21 The Imperial College,London,UK
23 Romford,Essex,UK
26 Jimmy's,Brighton,UK
March
02 Borough Polytechnic,London,UK
13 Winter Gardens,Blackpool,UK
15 Surrey Rooms OVAL,London,UK
19 Mayfair Ballroom,Newcastle,UK
20 Loughton College,Essex,UK
21 Van Dike Club,Plymouth,UK
22 The Greyhound,Croydon,UK
April
03 Country Club,London,UK
13 Cooks Ferry Inn,London,UK
27 Sportpalast,Berlin,GERMANY
May
11 Romford,Essex,UK
17 Croydon,Surrey,UK
18 Joint Meeting 1970,Düsseldorf,GERMANY
23 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
24 Hollywood Festival 1970,Newcastle-under-Lyme,UK
31 Groovesville,Epping Essex,UK
June
05 St Mary’s College,Twickenham,UK
06 Dagenham Roundhouse,London,UK
July
02 BBC,London,UK
05 Croydon,Surrey,UK
07 McIlroy’s Ballroom,Swindon,UK
09 Watford,Middlesex,UK
10 Open Air Pop Festival 1970,Aachen,GERMANY
11 Euro Pop A-Z Musik Festival 1970,Munich,GERMANY
13 Farx Club,London,UK
19 Van Dike Club,Plymouth,UK
24 Granada Studios,Manchester,UK
26 Top Rank Suite,Sunderland,UK
31 Lyceum,London,UK
August
07 Open Air Festival,WoolacombeUK
10 Kings Head,London,UK
30 Isle Of Wight 1970,East Afton Farm,Yarmouth,UK
September
05 Dagenham Roundhouse,London,UK
13 Fairfield Halls,Croydon,UK
19 Liverpool Stadium,Liverpool,UK
26 Colchester,Essex,UK
October
06 Birmingham Town Hall,Birmingham,UK
08 Lancaster University,Lancaster,UK
16 Top Rank Suite,Sunderland,UK
23 Imperial College,London,UK
24 The Refectory,Leeds,UK
November
07 Stadsschouwburg,Eindhoven,The NETHERLANDS
12 Unknown Venue,Stockholm,SWEDEN
17 Niedersachsenhalle,Hanover,GERMANY
26 Universum,Umeå,SWEDEN
29 Wiener Konzerthaus,Vienna,AUSTRIA
December
02 KB Hallen,Copenhagen,DENMARK
11 Limmathaus,Zurich,SWITZERLAND
12 Konserthuset,Stockholm,SWEDEN
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[関連記事]
「Stockholm 1970 （Wardour-392）」
「Sankei Hall 1971 （Gift CDR）」
「Sheffield 1971 （Wardour-377）」
「Kanda Kyoritsu Kodo 1971 （Gift CDR）」
「Santa Monica 1971 （Wardour-376）」
「LIVE! （Gift CDR）」
「Summer 1970 （Gift DVDR）」
「Young Jockey - Paul Rodger Story （Bonus CDR）」
「Rock Explosion 1972 （Bonus DVDR）」
「Kourakuen 1972 （No Label）」
#2019-12-10