12月28日(日) 横浜市中区THE CLUB SENSATION で開催された「加納秀人 (外道)with 篠原信彦, 和田ジョージ (Flower Travellin' Band),michiaki」のライブに参戦.

 この豪華メンバーでのライブは,9月14日(日)に同会場で行われており,それに続いて 2回目の参戦です.(詳細は過去ブログ 「加納秀人 with 篠原信彦,和田ジョージ,Michiaki @ 横浜 2014-09-14」 参照)

 18時30分開場,19時30分開演という予定なので,一応開場の20分前には到着するように余裕を持って行ったのすが,到着した際には加納さん関連のライブでは何時も参戦される方が 1名のみ.

 

 

 開場の際にも私と合わせて 2名状態で,19時時点でも観客が増えず,少し不安だったのですが,開演時間の19時30分が近づくにつれて,徐々に観客も増えてきて,客席は 8割方埋まったのではないでしょうか.

 

 開演予定時間である19時30分を15分以上回ってからメンバーがステージに登場.

 簡単なチューニング,セット・アップの後,73~74年のキング・クリムゾンを思わせる,ディストーションがかかったベース・ラインからオープニングとして

  "JAM(Key-E)"

が演奏されます.このジャムは格好良かったですね.

 

 「こんばんは.
 良い感じだよね.
 今年を締めくくる年間の最後となりました.
 最後までゆっくり楽しんでいってください.」

 次は,加納さんのギターのリフから

  "Soul Man"

です.

 「今の曲 "Soul Man" は 40年位前に作った曲なんですけど,この詩の内容が後10年位すると現実になりそうな気配がしているんで..もうアメリカでは火星に行くっていっているんで,やっぱなるんだなぁって...僕は40年前から知っていましたけどね(笑)
 最近,40年前,50年前に知っている事がバタバタ展開するんで.ただ40年前に一斉に円盤が現れるという話は聴いていたんですけど,一向に来なかったみたいですけど,実際は相当現れているんですよ.政府が全部抑えちゃうんですよ.
 そういう事を話し出すと 3日間ぐらいかかるので,それと日本の政治,世界の政治,今何をやっているか,世界の事,未来の事...3日ぐらい無いとお話できないんですけど,その内に機会があったら話たいなと思ってます.
 とにかく今日は僕を含めて年内最後のライブなので,今日にかけてます.(笑)
 横浜のブルースを 1曲演ります.」

  "横浜スイートブルース"

 

 「こう見えても横浜育ちなんで..北海道生まれなんですけど,40年以上前にこの辺とか,新宿とかうろうろしていた.だいたいその頃の仲間がバタバタと逝っちゃってるんで,最近本当に寂しいなと...俺は後100ぐらい生きようかなと思ってるんですけどね.無理だなぁと思うんですけども,何とか身体を鍛えなおして.(笑) 
 という事で...」

 Michiakiさんのベースから

  "Bass JAM(Key-A)"

 この "Bass JAM(Key-A)" は,プログレッシブ的な導入部から中間部ではハードなリズムにもなりますが,中間部のベース・ソロ部なんかは,もうキング・クリムゾンっぽい部分もあり,やはりこのようなジャムは何が飛び出すか判らなく,スリリングで良いですね.このジャムも 13分前後演奏されました.

 

 「一応,二部ありますから帰らないように(笑) 一部,二部ありますんで(笑)
 こういうジャムなんかは最近は滅多にできないんで..
 1970年代はこういう事を平気で,ずっと延々と..60年代から..延々と 1曲っていう.45分 1曲とか良く演っていました.ソロを一杯演ったりうなんかして,ワン・ステージ 1曲とか良く演っていました.それがある時からピタッと止めましたからね.ちゃんと歌ってくれって言われた事があって(笑)
 それはそれで良いとして,ちょっと 1曲..」

 そして第一部のラストとなり,ソロ・ライブの際にも演奏される

  "Some Day"

 ここで20分弱程度のブレイクがあり,第二部の開始です.

 第二部は,加納さんのソロ・ライブでも外道のライブでも時々演奏されている

  "Cry Mr. Blues MAN"

からスタート.

 「今の曲,でいろんなところに行ってしまったけど,やっと帰ってくる事ができました.(笑)
 知ってる曲から変わっちゃうと判らなくなるから.やっと横浜に辿り着きました.(笑)
 一応メンバー紹介..するまでも無いほど皆さん知っていると思いますけど...」

 ここで当時の思い出を交えて,篠原さん,和田さん,Michiakiさんの順でメンバー紹介.

 「そういう事で,2曲目.長い事演っていないんですけど..」

 2曲目は長い間,演っていないとの事で,加納さんのソロ・ライブでは殆ど演奏されない

  "この宇宙に愛を"

 ちなみに,この曲は,前回:9月14日の,このメンバーによるライブでも演奏されています.

 「俺がギターを始めた時にデビューした人の曲演ります.」
 そしてジミ・ヘンドリックスの

  "Voodoo Child"

 

 「凄い昔の感じがして良いじゃないですか.(笑)
 じゃぁ,最近あまり演奏していないですけど "淋しすぎる夜" というのを.」


  "淋しすぎる夜"

 加納さん「それでは...
 もう結構演った?」
 観客「まだまだ..」
 加納さん「だよね.(笑)」
 
  "Going Down"

 

 加納さん「次の曲で最後なんだけど」
 観客「えっ.えっ.三部ですよね」
 加納さん「取り合えずロックン・ロールを」

 そして第二部最後は,ソロ・ライブでも頻繁に演奏され,外道のニュー・アルバム 『Rocking The BLUES』 にも収録されるであろう

  "俺の Rock'n Roll"

でした.

 


 アンコールに登場した加納さん MC で,1月7日発売のニュー・アルバム 『Rocking The BLUES』 の告知.

 「ご希望に添える曲を 1曲演ります.」
との事から ジミ・ヘンドリックスの

  "Puaple Haze"

 

を演奏.そしてステージを下りますが,観客の再度アンコールを望む手拍子で,ステージ上に再登場.

 加納さん「どうも,ありがとう.
  じゃぁ,どっちが良いか 2曲のうちから,決めてください.
  "何時もの所で" か "香り" 」
 観客「香り(即答)」
 加納さん「今年最後の曲は "香り" で.」

  "香り"

 第二部+アンコールで,1時間強で,第一部と合わせて 1時間50分前後のステージが終了.


 [セット・リスト]
  第一部
   1. JAM(Key-E)
   2. Soul Man
   3. 横浜スイートブルース
   4. Bass JAM(Key-A)
   5. Some Day

  第二部
   1. Cry Mr. Blues MAN
   2. この宇宙に愛を
   3. Voodoo Child
   4. 淋しすぎる夜
   5. Going Down
   6. 俺の Rock'n Roll

  [Encore]
   1. Purple Haze(一回目)
   2. 香り(二回目)
   
 [メンバー]
  加納 秀人:Guitar,Vocal
  篠原 信彦:Keyboard
  Michiaki :Bass
  和田 ジョージ:Drums


 ライブ終了後に,加納さんとお話しましたが,1月7日発売のニューアルバム『Rocking The BLUES』は,かなり良い出来に仕上がっているとの事です.そして今回のメンバーでのライブは,2015年 2月にも行うとの事でした.


[参考]
2015年1月7日発売の外道の新譜

Rocking The BLUES



魂の叫び



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On my Own (CCCD)



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地球の夜明け



意識の彼方へ




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