1月最後の昨日は、午前中用事を済ませて、午後から思い付きでふらっと少しお出かけ。

午前中、物事が思ったように運ばず、かなり気持ちが苛立っていたので

今日から新学期だし気合いを入れる為にも、気分転換がてらVácというところに。
ブダペストから片道30分くらいのところで、ハンガリー唯一の凱旋門があるところです。
地球の歩き方によれば、マリア・テレジアを迎え入れる為に建設されたそう。
凱旋門はとてもコンパクトでした。

凱旋門の隣には監獄。
第二次世界大戦前にはナチス・ドイツ軍に協力した右派政権のもと、第二次世界大戦後は社会主義政権のもとで多くの政治犯が投獄されていたそうで、今は刑事犯が投獄されているそう。

その脇には・・・ドナウ川。

川辺まで降りれる階段を見つけたので、降りてみたら水が透き通っていて、とっても綺麗!


周りも静かで、視界を遮るものも何もなくて、本当に素晴らしい眺めでした。

大聖堂や、3月15日広場、いいお散歩になりました。

地図上で見つけてから「ここ、お散歩したいなぁ」と思っていた、「フランツ・リストの散歩道」も歩けたし



面白い形のスイーツも食べれて
いよいよ今日から新学期。


大きな吹き出物が3~4個出来てしまって、赤くなってしまったし、肌荒れがなかなか大変なことになっているのだけど、綺麗に治りますように。

みんないい表情だなぁ・・・と、見る度に思うカルメンの時の写真。
カルタの3重唱での一場面なのだけど

「ヒロコが驚いている顔、いつも面白くて大好き。」

って合唱で参加してくれていた子達が、リハーサルの度に言ってくれてたんだけど

写真を見てなるほど納得。みんな本当にいい笑顔。

というか、「ここで笑って!」って演出指示があったとはいえ、本当に笑ってくれてる・・・わたしはとても嬉しい!

そして今気が付いたけど、カルメン、フラスキータ、メルセデスがそれぞれ髪色が違ってて、なんだかとっても良い。

パンテーンのCMみたいな髪の毛で羨ましい!とか、何色で染めたらその髪色になれる?など、言われたのを思い出しました。

わたしから見たら、みんなの髪の毛のが綺麗に見えたし、セットしてもらった巻き毛も最後までキープしてて羨ましかったけど・・・。





「平たい顔族」のわたしだけど、これからも常に表情筋を意識した毎日を送りたいと思う。
先週は一週間があっという間。

速かった、と言っても間違いではないんじゃないかと思うくらい早かったです。

木曜は、大学院オラトリオ科のお友達の試験で1曲お手伝いして

金曜には無事自分の試験も終わり、このセメスター全ての試験が終わりました。

お友達の試験は、シューベルトのG-durミサ「Benedictus」をお手伝いしたのだけど

人の試験をお手伝いするのは、自分の歌唱試験以上に緊張することを学びました。


オペラ試験が終わってから、本当にあっという間。

本当に、先生が毎日レッスンしてくれて有り難かった&助かった・・・。

自分の試験は"オペラロール"という名前の科目だったのだけど

「オペラ2本(2役)を勉強して、試験当日、舞台上で指定された複数箇所を暗譜歌唱」

という試験内容で、もちろん歌うのはわたし一人なので、重唱だったり会話シーンの相手パートは

指揮者の先生がピアノを弾きながら&歌いながら&わたしが歌うところは合図をくれたりサポートしてくれる・・・!

起きてる間は、ご飯食べる以外基本的に歌っているか、暗譜する為に歌詞を唱えていて

試験でどこが当たるか分からない恐怖、そして何より「覚えられない」という恐怖で

恥ずかしながら、この年齢で生まれて初めて「試験が怖い」という理由の腹痛、食欲不振、睡眠不足というのを経験。

オペラの試験同様、歌い終わったらすぐに先生方が会議をし、再び舞台上に呼ばれてその場で成績が言い渡されるシステムでした。

試験が終わってみればパーっと視界が晴れて、全ての問題は解決。

食欲も眠気も復活。

帰宅してお昼寝したら見事メンタルもフィジカルも復活。

それにしても、アリア歌唱試験を含めたら12月中旬から始まった試験期間(他の専攻は1月が試験期間みたいだけど)

いつも周りの優しさに救われてて

日本はもちろん、アルゼンチン、インド、ドイツ、フランス・・・といった、離れている優しさにも救われていて

わたしの世界は"ありがとう"と"感謝"で成り立ってるなぁ・・・と。


そういえば、この前行ったパブのロフトからの写真。
ハンガリー人の友達と行ったのだけど、「たくさんの洗濯バサミがある!」って興奮してたら

「ここのお店の名前は、ハンガリー語で"クリップ"って意味だからだよ」と。

とても単純明快でシンプルなお店のアイデアが、とても素敵だと思いました。


それにしても相変わらず寒い毎日のブダペスト、最近はインフルエンザが流行っているようなので、

この一週間、四六時中声を発していたからなのか

思ってた以上に喉というか身体の疲れを実感している&テストが終わって解放感に溢れている&やっと休める今

ここにきて体調崩さないように気を付けねば。
話題になってた「万引き家族」

ハンガリーでも1月10日から、幾つかの映画館にて上映開始(16歳未満にはお薦めしませんマーク付)。

ハンガリー語のタイトルには、家族という単語はなく、シンプルに"Bolti Tolvajok"。
レッスン後、マクドナルドにて遅めのお昼を食べてたら

何故だか突然「あ、観に行こう。今から行こう。」と思って、慌てて上映してる映画館・時間を調べて、いそいそと一人で行ってきた。

いつも21歳くらいに見られるけど、チケット買う時年齢確認されなくて良かった。

オペラ頑張った自分への労いと

24日と25日の必修科目の歌唱試験&オラトリオ科の歌唱試験お手伝いの活力の為。
1年半、目の前を歩いてても映画館だと思ってなかったところが映画館だったという驚き。

入り口からは想像できなかったけど、とっても広くて、お部屋も幾つかあって
壁はモザイク画っぽく、キラキラしたタイル?が埋め込まれていたり、巨大映写機の置物があったり、アートに溢れたとっても素敵な内装の映画館でした。
40席の一番小さなお部屋だったけれど、満席完売。

突然思い立って行ったのに、後方の真ん中の、個人的にはベストな席で鑑賞できました。

椅子もゆったり座れるサイズでした。
(エンドロール中に涙乾くの待ってたら、あっという間にスッカラカン)

隣に座っていた人が映画が始まる前、何かハンガリー語で話しかけてきてたのだけど

「ハンガリー語が喋れないので、英語でお願いします」とお断りしたら

「申し訳ない!あ!君は日本人かい?これは日本の映画だよね!君は日本人、日本映画!わーお!」と

英語でお願い、とお断りしたのに、ハンガリー語でお話しし続けて下さって、結局最初から最後までその人とずっとハンガリー語でやり取り。

日本人の隣で日本映画を鑑賞することが、とっても嬉しかったんだと思う。

結果、わたしも嬉しかった。



肝心の映画は、日本語音声・ハンガリー語字幕。

だから問題なく鑑賞できたし、所々わたしでも理解できるハンガリー語字幕に「ふむふむ、字幕になるとこうなるのか」と思ったり

逆に日本語の曖昧さが「難しいな」と思ったり。

映画の感想は、わたしが書くとペラペラなものになるので割愛。

ただ、冒頭のシーンで、日本のどこにでもあるスーパーの野菜売り場・お菓子売り場のシーンに

「おおおお!日本だ!日本のスーパーだ!」

と感激してしまったし

画面の雰囲気(フィルターというのかな、なんというのか画の雰囲気)にも、ハリウッド映画にはない日本の雰囲気を感じたし

日本がギュッと詰まってる映画でした。


「おねしょ対策には、寝る前に塩を舐める」とか「下の乳歯が抜けたら、屋根に投げる」

といった日本の文化?は、文化の異なる人達にはどう映ったのかな。

少なくとも、塩を舐めるシーンでは、何人もの人がリアクションをしていたし

所々いろんな人がリアクションをしていて、それも新鮮でした。


映画を見たあと、コロッケが無性に食べたくなりました。

コロちゃんコロッケか、ファミマの牛肉コロッケ!!!

コロッケ、食べたい。


話は逸れたけど、素敵な映画を見ることが出来ました。
14日&16日と、オペラ試験が無事終わりました。

フランスオペラワークショップが終わってから、10月半ば頃からみんなで取り組み始めたカルメン。

カルメンのお友だちの一人である、フラスキータを勉強しました。

みんな「フランス語難しい!発音難しい!」と叫びながらだったけど

わたしが、自分が発するフランス語の単語一つ一つに、発音記号を書き込んだ楽譜を開いてる隣で

ハンガリー語で読み方を書き込んでる楽譜を開いてるみんなを見て

それでいて、それぞれに指揮者の先生から「富士山のFuのuね!」とか「ハンガリー語の○×の音に近いeね!」とか

細かく発音を注意されてるレッスン風景に

「みんな一緒!」と思えたし、だからこそ一緒に頑張れたのかなと思う。


directerとして今回携わってくれたのは、俳優としても活躍していらっしゃる方で

(大好きなGACKTが吹き替えしてた映画にも出ていたみたい!帰国したらレンタルで見なくては!)

その方が連れて来てくださったchoreographerの方も、コンテンポラリーな舞台で踊ってらっしゃる方でとても面白い意図で動きをつけて下さったし

同じく衣装さんも、映画や映像で活躍されてる方で、気さくで可愛らしい方だったし

一緒に勉強してたマスターの子達、お手伝いしてくれてた助演の子達、先生達に加えて

色んなスタッフがいてくれて、サポートしてくれたお陰で、試験に集中して取り組めました。


メイクさん達には、メイクしてもらう度に「あなたの睫毛が本当に大好き!マツエクしてないのに!ビューラーで上げただけ?!ホットビューラーじゃなくて?なんてゴージャスなの!信じられない!」と言われて、

自分の睫毛に注目したことなんてなかったし、「西洋人のが睫毛ゴージャスでフサフサ&長いはずなのに。少し大袈裟では・・・?」と思って困惑もしましたが。

でも、きっと視点も違うし、体質?や毛質も違うので、メイクさんから見て本当にゴージャスなんだろうなぁと思って、嬉しくもありました。

実際、ヘアアーティストさんは「髪の毛、綺麗!」って感激してくれてたけど、セットするのには苦戦していた様子だったし・・・。

フランス留学中の友達に「顔、鳥やん」って言われた、Instagramにあげた写真と

とりあえず普通の写真。

ピアスを開けていないから、装飾品はネックレスと腕輪、ギラギラ指輪、じゃらじゃらベルトにしてくれました◎


本番では、1日目は始まって直ぐのシーンで、舞台道具である机が、足から折れて壊れてしまったり

2日目は2日目で細かいことがあったりなかったり・・・で、「だからこそ舞台は生きていて面白いなぁ」と思えた試験でした。

公演の2日間とも、客席には沢山のお客さんがお越し下さり

1日目はたまたま最前列&2列目にお友だちが座っているのを歌いながら見つけつつ・・・

沢山のお客さんに観て頂けるのは、本当にありがたいと思いました。


2日目が終わった後、その場で成績会議が行われ、成績が言い渡されるというのにも驚き。

12月のオペラアリア歌唱試験の結果と併せて、「オペラ」としての成績を発表されました。

無事に単位を頂けるとのことで一安心。


オペラ試験のなかった15日は、朝9時から音楽史のテストがあったので・・・

14日の公演終了後は、みんなとパブに行ったものの、少し早めに(と言っても12時近くかな)帰宅して、テスト準備でバッハの楽曲分析。

モーツァルトの時代までで好きな曲をひとつ選んで分析→一対一で先生に曲を説明する(15分~20分くらい)

という、分析苦手&不得意&嫌いなわたしにとってはとにかく嫌すぎる内容(&曲を選んでから気付いたけど先生の専門はバッハ)だったので

本番後のハイテンションで分析→就寝。

テストは・・・テストというよりは、わたしなりの分析をもとに

「バッハって凄いんです!レゴブロックを組み立てるみたいに、たったひとつのブロックから、この作品作ったんです!」

という話をして先生と盛り上がって音楽史のテストも終わり・・・こちらも無事、単位を頂けるとのことで一安心。


そんな感じで・・・テストは終わったのだけど

まだ来週、必修科目の歌唱試験が1つ残っているので、オペラ2本を暗譜せねばならぬのと

オラトリオ科のお友だちの歌唱試験を、1曲ソプラノソロのお手伝いするので、引き続き体調管理だけはしっかりせねば。

来週は歌唱試験まで、指揮者兼コレペティをしてくれている先生が毎日レッスンしてくださるとのこと!本当に嬉しい限り!

というのも、普段週2回、一時間の個人レッスンでご指導下さっている科目なんだけれど

「オペラ試験が終わるまでは、オペラ2本のことは忘れてカルメンに集中して。終わったら、試験まで毎日レッスンしよう!」と、12月の最後のレッスンで仰って下さっていたのもあって・・・

実際、金曜のレッスンでは「ここのレチタティーボの存在、忘れてたぁぁぁぁ!」という場所もチラホラ。


学ばせて貰えてる環境が、本当にありがたいです。

オペラの舞台写真やレコーディング、学校の公式のものが早く見たいなぁ。

今回、フランス語上演・ハンガリー語字幕だったと思うのだけど

自分のために字幕の付くお仕事って、素敵で不思議。