14日&16日と、オペラ試験が無事終わりました。

フランスオペラワークショップが終わってから、10月半ば頃からみんなで取り組み始めたカルメン。

カルメンのお友だちの一人である、フラスキータを勉強しました。

みんな「フランス語難しい!発音難しい!」と叫びながらだったけど

わたしが、自分が発するフランス語の単語一つ一つに、発音記号を書き込んだ楽譜を開いてる隣で

ハンガリー語で読み方を書き込んでる楽譜を開いてるみんなを見て

それでいて、それぞれに指揮者の先生から「富士山のFuのuね!」とか「ハンガリー語の○×の音に近いeね!」とか

細かく発音を注意されてるレッスン風景に

「みんな一緒!」と思えたし、だからこそ一緒に頑張れたのかなと思う。


directerとして今回携わってくれたのは、俳優としても活躍していらっしゃる方で

(大好きなGACKTが吹き替えしてた映画にも出ていたみたい!帰国したらレンタルで見なくては!)

その方が連れて来てくださったchoreographerの方も、コンテンポラリーな舞台で踊ってらっしゃる方でとても面白い意図で動きをつけて下さったし

同じく衣装さんも、映画や映像で活躍されてる方で、気さくで可愛らしい方だったし

一緒に勉強してたマスターの子達、お手伝いしてくれてた助演の子達、先生達に加えて

色んなスタッフがいてくれて、サポートしてくれたお陰で、試験に集中して取り組めました。


メイクさん達には、メイクしてもらう度に「あなたの睫毛が本当に大好き!マツエクしてないのに!ビューラーで上げただけ?!ホットビューラーじゃなくて?なんてゴージャスなの!信じられない!」と言われて、

自分の睫毛に注目したことなんてなかったし、「西洋人のが睫毛ゴージャスでフサフサ&長いはずなのに。少し大袈裟では・・・?」と思って困惑もしましたが。

でも、きっと視点も違うし、体質?や毛質も違うので、メイクさんから見て本当にゴージャスなんだろうなぁと思って、嬉しくもありました。

実際、ヘアアーティストさんは「髪の毛、綺麗!」って感激してくれてたけど、セットするのには苦戦していた様子だったし・・・。

フランス留学中の友達に「顔、鳥やん」って言われた、Instagramにあげた写真と

とりあえず普通の写真。

ピアスを開けていないから、装飾品はネックレスと腕輪、ギラギラ指輪、じゃらじゃらベルトにしてくれました◎


本番では、1日目は始まって直ぐのシーンで、舞台道具である机が、足から折れて壊れてしまったり

2日目は2日目で細かいことがあったりなかったり・・・で、「だからこそ舞台は生きていて面白いなぁ」と思えた試験でした。

公演の2日間とも、客席には沢山のお客さんがお越し下さり

1日目はたまたま最前列&2列目にお友だちが座っているのを歌いながら見つけつつ・・・

沢山のお客さんに観て頂けるのは、本当にありがたいと思いました。


2日目が終わった後、その場で成績会議が行われ、成績が言い渡されるというのにも驚き。

12月のオペラアリア歌唱試験の結果と併せて、「オペラ」としての成績を発表されました。

無事に単位を頂けるとのことで一安心。


オペラ試験のなかった15日は、朝9時から音楽史のテストがあったので・・・

14日の公演終了後は、みんなとパブに行ったものの、少し早めに(と言っても12時近くかな)帰宅して、テスト準備でバッハの楽曲分析。

モーツァルトの時代までで好きな曲をひとつ選んで分析→一対一で先生に曲を説明する(15分~20分くらい)

という、分析苦手&不得意&嫌いなわたしにとってはとにかく嫌すぎる内容(&曲を選んでから気付いたけど先生の専門はバッハ)だったので

本番後のハイテンションで分析→就寝。

テストは・・・テストというよりは、わたしなりの分析をもとに

「バッハって凄いんです!レゴブロックを組み立てるみたいに、たったひとつのブロックから、この作品作ったんです!」

という話をして先生と盛り上がって音楽史のテストも終わり・・・こちらも無事、単位を頂けるとのことで一安心。


そんな感じで・・・テストは終わったのだけど

まだ来週、必修科目の歌唱試験が1つ残っているので、オペラ2本を暗譜せねばならぬのと

オラトリオ科のお友だちの歌唱試験を、1曲ソプラノソロのお手伝いするので、引き続き体調管理だけはしっかりせねば。

来週は歌唱試験まで、指揮者兼コレペティをしてくれている先生が毎日レッスンしてくださるとのこと!本当に嬉しい限り!

というのも、普段週2回、一時間の個人レッスンでご指導下さっている科目なんだけれど

「オペラ試験が終わるまでは、オペラ2本のことは忘れてカルメンに集中して。終わったら、試験まで毎日レッスンしよう!」と、12月の最後のレッスンで仰って下さっていたのもあって・・・

実際、金曜のレッスンでは「ここのレチタティーボの存在、忘れてたぁぁぁぁ!」という場所もチラホラ。


学ばせて貰えてる環境が、本当にありがたいです。

オペラの舞台写真やレコーディング、学校の公式のものが早く見たいなぁ。

今回、フランス語上演・ハンガリー語字幕だったと思うのだけど

自分のために字幕の付くお仕事って、素敵で不思議。