2月5日、月曜日の朝、
占いの館に出勤して、
声がでないことに気づきました。

 

 

東京でも雪が積もった日。

 

 

風邪で声が枯れたり
転調したことはありましたが、
声がでないのははじめてでした。

 

 

あらためて、
声がでる仕組みを調べました。

 

声帯にかかわる筋肉が
動いていない、と感じました。

 

発声をしようという意思があるのに
筋肉が動こうとしない。

 

 

声をだそうという意思と
声をだす動作が、つながっていない。

 

 

話したくない。

拒絶。
 

 

 

声がでなくなってはじめて、
話す仕事なのだと実感しました。

当日は、雪の日で、
お客さまは少なく、

 

はじめて電話鑑定をお休みして、
ささやき声で、懸命に

会話をさせていただきました。

 


・・・

身体を意識するようになってから、
心と身体がしっかりリンクするのを
実感できるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

1月末に、
牡牛座の天王星が逆行を終えて、
すべての天体が、順行となりました。
 
いろいろと気づきがおこった
冥王星山羊座の最終年。
 
気づいたことにもとづき、

人生が進んで、

いっきに、

人生が再構成されていく
順行の時期。
 


まして。
いまは太陽が水瓶座にある季節。
 
2月10日の
水瓶座ステリウムの新月にむけて
大変革のムード

高まっていました。

 

 

 

ここにいたる流れといえば、


天王星が牡牛座入りしたのは、

2018年。


天王星は水瓶座のホーム(支配星)で

 

はいった星座的テーマを
個人的にも、社会的にも、

変革します。

 

 

 

天王星や水瓶座は、

人生にアップデートをもたらす。

 

 

牡牛座のテーマは、

お金、所有にかかわること、

働きかた、

自己価値、自己認識、

生きかたの根本的な姿勢



 

 

 

 

この7年間、個人的に、

住む場所、

働きかた、

自分の価値について、

 

じっくり、がっつり、

アップデートされてきました。

 

 


私は、月が牡牛座で、

10ハウスにあるので、
 

私生活も内面の世界も、

自分の社会的な価値も、

激変してきました。

 

 

・・・

天王星が牡牛座入りしたのは
2018年5月16日。

 

亡き父の誕生日であるこの日、

私は、占いの館から

お誘いをいただいて、

占い師になってみようと決めたのです。

・・・

 

 

天王星牡牛座期は、
私にとって、
占い師として「話すことが仕事」
へとシフトして

成長してきた期間でした。

 

 

話すことができないと、
生計を立てる仕事ができない。

 

 

 

 

声がでない。

声をだしたくない。

話したくない。

 

 

・・・思いあたることがありました。

 

 

日曜日の最終のお客さま。

 

 

先生のお力でなんとか

 

 

何かが「ぷち」と途切れたのは

あの瞬間でした。

 

 

初対面のお客さまではなく、

3回目。

 

他の占い師も回って、

会社での昇進案件を

占っていらっしゃいました。

 

 

昭和世代のサラリーマン、
年々減っていくポストをめがけて、
専心し「会社のために」

がんばっていらした。

 

 

会社で頑張った功績に見合った

花道を。

 

 

ですが、占いの時点ではまだ、

確定はなく、

人事を尽くして天命を待つ、

しかない時間でした。

 

 

・・・

 

声がでなくなる、

という現象があらわれる前に、

 

私の中では、

 

言語化される以前に
いろんな記憶が内面でおこり、
いろんな瞬間が脳裏をかすめ、

心を揺らして過ぎたようでした。

 

 

権力者が、神の恩寵を

懇願するシーン。

 

神通力が発動する場面。

 

 

この人生でも、そういえば・・・

思考にあがって
言語化される前に
行き過ぎていく

いくつかの場面。

 

 

 

 

 

未来はどうなりますか?
 

 

そんな質問が

ふつうに飛び交う

占いの館という職場。

 

 

さまざまな鑑定を

重ねての境地ですが、

 

 

客観的な真実なんて

存在しないし

 

未来はいつも動いている。

 

 

 

お客様が選ばれた

カードに情報転写されるのは、

 

 

現時点で、

なんとなく、

選んでしまっている未来

 

 

 

脳は未来を予測して、

行動を組み立てていくといわれます。

 

 

 

 

占いという場は、

 

お客さまの意識と

占い師の意識が共振共鳴する場。

 

 

脳のシンクロがおこって

その場に、

予測するエネルギーフィールドができる。

 

 

なんとなく 無意識で 

選び取っている未来を

カードを通して確認する。

 

 

明示された情報にもとづいて
未来をイメージすることで、

その未来が認識される。

 

 

すると、

 

意図的に、感じた未来を、

選択し直すことが可能になる。

 

 

選択し直してみた未来を

脳が認知して、

予知する脳が新たな選択に基づき

未来を再構成し直す。

 

 

再構成した未来にフォーカスして

その未来へと進む行動

意図的に選択し続けることで
選び直した未来が現実となる。

 

 

・・・

意識を整えたあとは、

行動あるのみ。
 

私が占いとして認識している現象は

こんな感じの仕組みです。

 

 

 

話すことを通して、
意識が変化され、
未来が動いていく。

 

 

 

 

カードを選ぶ時に、

感情が乗ってしまって

正しく表示されない、

 

と教わったりしますが、

 

 

実際、

 

人間の行動の原動力となるのは

感情の動き(情動)です。

 

 

理性だけ

純粋な思考だけで

人間は動いていない。

 

 

情動をセンサーとして
感情に影響をうけて反応する、

古い脳=動物的な脳

人間の行動には大きく影響しています。

 

 

人間は、動物である。

 

 

その行動は、

人間的なものなのか、
動物的な反応なのか。

 

 

こうなりたい こうしたいを

厳密に見守れば、

動物脳の影響はかなり大きい。

 

 

扁桃体が恐怖を察知し

脳の防御システムが作動する。

 

 

感情が行動に、未来に、

影響する割合は大きい。

 

 

 

 

*コロナ拡大期に書いていた文章

 

 

 

交感神経が優位な赤モード。

 

ストレスフルで、

闘うか、逃げるか、

闘争か逃走かの状態であると、

 

 

扁桃体を中心とする古い脳

記憶に関係する海馬とともに動き

暴走し始める。

 

 

人間的な新しい脳、大脳が、
理性的な行動ができなくなる。

 

 

前頭葉が

冷静に人間的に論理的な行動を

組み立てていくことができなくなる。

 

 

恐怖を感じる扁桃体と

記憶を再現する海馬に支配されて、

動物的な行動を重ねる。

 

 

感情のままに、
欲望のままに。

 

 

 

 

 

コロナ期という、
緊張に満ちたストレスな状況が、
3年ほど続いたこともあり、


 

慢性的なストレスに状態のもと、

 

自分に対しても攻撃的になって
自己批判し続けていると

交感神経が優位な 赤モードに常駐し、

理性が入り込む隙がなくなる。

 

 

脳には余裕がなく
守ること、戦うことに専念している。

 

戦うこと守ることに

ほとんどのリソースを費やすため

良い案が浮かぶ ひらめく余裕がない。

 

 

過去の記憶をたどり 

先祖の記憶をたどり

恐怖を避けて、

動物のように自分を守る。

 


抑圧された守りの姿勢が、
転じて、

解放されると、

 

やがて、

自分のエゴが拡大し、
自分の欲望をそのまま、
相手へと社会へと、要求するように。

 

・・・
そんな状況を、

冥王星が水瓶座に進んで、

天王星が順行に転じて
全天体順行となった水瓶座の季節に、

痛烈に感じるようになりました。

 

 

本来の水瓶座的には、

成熟した山羊座を過ぎて、

もっと大人びて、理性的に

なるはずが、

 

長引いたコロナストレスで、

感情のまま、動物的になって。

 

 

・・・

 

もっと、

クールダウンが必要だ。

 

 

私は、ここにいたくない、

話したくない。

 

 

 

・・・話したくないことは、
仕事に直結します。

 

 

 

 

人間と動物が違うのは、

生存にかかわる行動がない暇な時に

 

創造的なこと
クリエイティブなこと、
未来を予測した行動ができること。

 

 

本を読んだり

絵を書いたり

物を組み立てたりできること。

 

 

創造的な行動は、

襲われない、安全だと、

確信できた時に可能になる。

 

 

いつ何時、天敵がやってくるか

わからないような状態では

安全が当面 続くと確信することはできない。

 

 

 

こうして人間的な、
人生を豊かにするモードが発動する。

 

 

人と交流し、しあわせを感じて、

人生を充実させていく。

 

 

 

いまは、ストレスフルなコロナ後の
安全で安心な、

人との交流を取り戻す、回復期。

 

 

 

 

コロナ期にすっかり、

赤モード優位になってしまった人。


青モード(凍り付き、引きこもり)になって
復活しかけている人。

 

 

コロナ期からの回復のさまは、

人それぞれ。

 

 

 

まずはとりあえず

赤モードのまま
感情のまま、エゴのまま
望みをぶつける人もいる。

 

 

人に対して社会に対して
自分の望みを調節すること
客観的に俯瞰していくことを
忘れた人たちもいて。

 

 

 

そもそも、
占いを利用したいと思う心理は
自分がわからなくなった時
迷っている時で、

自分で未来を

構成することができにくくなっていて


まずは
抑圧し続けた
抑制し続けた
我慢し続けた
自分の望みだけポンと差し出す

エゴの暴走のような状況

なるのも仕方ない。

 

 

あくまで、一時的に。

 

 

とはいえ。

さすがに エゴの暴走は
重々しくては 荒々しくて
辟易することもある

 

本能のままの人間はたぶんに
動物的すぎるから。


理性が働かないと、

相当に自己中心的になってしまう。

 

 

 

 

・・・

拒絶反応を自覚すると、

人生は不快を避けるほうへと

流れます。

 

 

2月10日の

水瓶座新月へと向かう中、

 

 

降って湧いたように、

特別支援学校の非常勤講師の

仕事が決まり、

 

翌週から3月半ばまで、

占いの館待機の時間を

減らすことになりました。

 

 

知的障害と身体障害の
生徒さんの支援。

 

 

理性とは?人間とは?の

問いに、

調和とバランスをもたらす

時間。

 

 

 

 

そして、

2週間、勤務するうちに

 

太陽は魚座へと進み、

2月24日、

乙女座の満月をむかえました。

 



ほどよく着地し、
ようやく心が整い、

 

冥王星水瓶座時代の処し方が、

心にも身体にも、

落とし込まれていきました。

 

 

静かな、ととのう満月。

 

 

乙女座の月、

魚座の太陽に、すくわれました。

 

 

2024 0224

 

年と月日が数字ならびで響き合う

うつくしい満月です。

 

 

水瓶座にある冥王星は、

人生の根本的な見直し
せまるかも知れません。

 

 

ですが、

情報や思考は瞬間的に
アップデートされても、

 

人間の身体も心も、

急速に、

瞬間に、

変われるわけではありません。

 

 

身体の水分が、

細胞の成分が、

 

相応の時間をかけて

調整される期間が必要です。

 

 

 

精神と心と身体が、

再構成されて人生が動く。

 

 

 

水瓶座の精神で、

変えよう、変わろうと

急き立てられるのだとしても、

 

 

浮足立つことなく、

 

自分の現状を

全否定したりもせず、

 

 

自分にほどよい、

ちょうどよいペースで、

 

変えて、

変わっていけばよい、

 

そう実感しました。

 

 

あなたの人生も、

ほどよいペースで、

アップデートされていきますように。

 

 

あなたの人生が、

自分に優しいムードで、

再構成されていきますように。