FF7R エアリス台詞集


CHAPTER 2 八番街の出会い
「だいじょうぶ? ねぇ だいじょうぶ?」
「お花 どうぞ」
「うん お礼
追い払って 助けてくれた」
「じゃあ 出会いを記念して」
「聞こえてますけど」
「値段は相手 見て決めるの あなたは…… タダでいいや 花言葉は“再会”」
「うん そんな感じするよ」
「怖いお兄さん 脅しにくるとか 警戒してる? ないない そういう心配 しなくていいから」
「助けて」
「これ なに?」
「やっぱり いっかい解散」
「またね」
CHAPTER 8 再会の花
「もしも~し!」
「だいじょうぶかな?
良かった 目 覚めた?」
「エアリス―― 名前 エアリス」
「また 会えたね」
「覚えてないの?
ほら お花」
「スラムの教会 伍番街
いきなり 落ちてくるんだもん
驚いちゃった
お花畑 クッションになったかな
運 いいね」
「気にしないで
お花 けっこう強いし
ここ 特別な場所だから
ね クラウド これ 落としたよ」
「わたしも持ってるんだ」
「でも わたしのは特別
だって なんの役にも立たないの」
「そうかもね
でも それでもいいの
身につけてると安心できるし
お母さんが残してくれた……
ね せっかくの再会だから
少し お話しする?」
「やった それじゃあ」
「この人 わたしのボディガード
ソルジャーなの」
「ボディガードも仕事のうちでしょ
ね なんでも屋さん?
わたしのカン 当たるの
ボディガード お願い」
「じゃあね デート1回!」
「お花 ふまないで!」
「もう!」
「あれあれ いつ守ってもらいましたかね~?」
「じゃあ 知らなくて当然」
「クラウド ちがう!」
「襲って こないね」
「こっち!」
「あそこ 屋根裏にあがれるよ」
「えっ……」
「助けて くれた?」
「いたたた」
「平気……
じゃ ないかも」
「クラウド 手伝って」
「うん 消えた」
「きっと――
やっぱりわからない 早く行こ
屋根のうえ 行こう
ほら あの柱のそばに駅 あるの
クラウド 行くよ」
「これから どうするの?」
「そうでした」
「帰り道 わかる?」
「あやしい」
「さあ……
ね タークスって
ソルジャー候補をスカウトするんでしょ」
「脅迫 拉致……最低だよね」
「ソルジャーの素質
わたし すっごくあるのかも」
「あれ 怒った?」
「うん ありがと」
「こんなところ
わたし 歩くのはじめて」
「なんだか ワクワクするよね」
「待って ちょっと待って
ひとりで 先行っちゃうんだもん」
「いじわる」
「うん 怒られないから安心して」
「心配しすぎ
わたし お姫様じゃないよ」
「うそ……」
「びっくりした
ありがとう クラウド」
「ほら 壁」
「一度 外に出ようとしたことあるんだ
でも 結局 行かなかった」
「ミッドガルのそと
自然 いっぱいなんでしょ?
わたし そんなところでいきられないかもって ときどき 思うんだ
この風景 わたし 嫌いじゃない
スラム 好きなんだよね
みんな 強く 強く生きてる
ときどき それ感じて うれしくなるんだ」
「今度は わたしが先
クラウド 待ってくれないんだもん」
「よゆ~よゆ~」
「このままクラウド置いて
先 行っちゃおうかな
って うわっ……と
じゃあ クラウドの話し 聞かせて」
「ケチ……って
どう?」
「楽しそう」
「もちろん!」
「頼もしい~」
「褒められてる?」
「早く慣れてね」
「クラウド スラムのことは
あまり知らないんだよね」
「なんか かっこつけてる?」
「あれが 駅」
「駅 ないのかと思って
クラウドの世界」
「魔晄炉 よく見えるからね ここ」
「みんな 心配なんだよ」
「働き者だね」
「私?クラウド?」
「じゃあ 裏道 行こうか
モンスター いるけど」
「どこからくるか わかんないね」
「ふ~ん
じゃあクラウド 気をつけて」
「こっちだよ」
「開かないね 壊れてる?
たしか 道なりに進めば
まわりこめたはず」
「これ 動かせないかな」
「いけそう!」
「今のは 新種だね」
「強敵から襲ったでしょ」
「ほら あれ スラムの中心」
「まわり道したからね 疲れた?」
「わたし お腹すいてきちゃった
クラウドは?」
「うち 着いたら ごちそうするね」
「お母さんの料理 おいしいよ
よし そうと決まれば
早く帰って ごはん ごはん」
「置いていく気なの?」
「さすが クラウド
ありがとう」
「無事 抜けたね」
「支払い中ですけど」
「お店 たまに手伝ってるんだ」
「またそんなとこ のぼってる」
「このひとは なんでも屋のクラウド
今は わたしのボディガードなんだ
この子は ムギ」
「似たもの同士かも」
「みんな ここでなにしてるの?」
「なんだろ」
「じゃあ いっしょに行こっか」
「リーフハウスってね
身寄りのない子たちを引き取って 育ててるとこなの」
「うん 元気分けてもらってる」
「うん いつでも言って」
「じつは コツ あるの」
「ボディガード
家まで 送ってもらうの」
「う~ん どうだろう」
「スラムのお医者さん
ときどき 薬草 届けてるの」
「ここが リーフハウス」
「ううん 帰り道だから」
「まかせて どれくらい?」
「すてき 楽しみだね」
「クラウドはお花 好き?」
「ふ~ん
花屋にそれ 言うかな」
「このまえあげたお花は どうしたの?」
「だれかに あげた?」
「だれに だれに」
「う~ん?」
「ほんとかな~
ま いいけど」
「この道を抜けたら わたしの家
着いたら お母さん 紹介するね」

「あれが わたしのうち」
「どうぞ」
「ただいま」
「わたしのお母さん エルミナ
こちら クラウド ボディガードなの」
「うん ありがとう
クラウド 七番街行くんだよね」
「じゃあ 送ってく」
「面倒だけど 慣れてるから
それより クラウドが心配
あっちこっち 迷いそう
迷っても格好つけちゃって
助けてって言えない」
「お母さん
わたし 七番街まで クラウドを送っていくから」
「だね クラウド いいよね」
「そうだ
リーフハウスから お花の注文あったの
夕食まで まだ時間あるよね
クラウドと行ってくる」
「そんなこと言う?
報酬 すっごく高いのに
お母さん 聞く?」
「カゴ取ってくるから ちょっと待っててね」
「お待たせ~
はい これ
はい
じゃあ しゅっぱーつ!」
「こっち 自慢のお花たち」
「う~ん どれがいいと思う?」
「そんなこと言わずに
さあ 選んで」
「もうちょっと必要かな
次 どれにする?」
「多めにって言ってたし
もうすこし 持っていこっか」
「これでよし
リーフハウス 行こっか」
「急がなくていいから やさしく運んでね」
「そんなことないよ
人気 出ると思うな」
「お花 どんなふうに飾るのかな」
「あとで 見に行こっか」
「うん わかった
でも 退屈でしょ
街 見てきたら?」
「うん 子供たちの遊び場でちょっとね」
「ううん 違うみたい」
「心配だから わたし 行くね」
「もう大丈夫
わたしたちに まかせて」
「安心して
このひと すっごく強いんだから」
「今は 子供たちが優先だよ」
「クラウドはね
元ソルジャーなんだよ」
「すっかり 人気者だね」
「ティファ?」
「どうしたの?」
「ティファって クラウドの恋人?」
「ムキになってる」
「そっか」
「今度なにかあったら
すぐ 大人を呼ぶこと」
「大丈夫 大丈夫だから」
「あれ?
なんだろう…… 数字の2?」
「しっかり クラウド しっかり」
「英雄セフィロス
5年前 不慮の事故で死亡
ニュースで やってた」
「そう……なんだ
行こう クラウド」
「なんでも屋 がんばろうね」
「次 どうする?」
「そりゃ そうだよ」
「ええっ
だから 張り切るよね?」
「わたし そういうやつ
よろしくね」
「わたしたち 頼りにされてるね」
「楽しくなってきた?」
「じゃ 顔と声に出して
なんでも屋 客商売だよ?」
「いいけど
ずっとってわけに いかないから」
「そうだよ
わたしの報酬 高いから」
「そろそろ帰ろっか」
「クラウド 仕事受けすぎ」
「おためし期間でしょ?
がまん がまん
さあ 帰ろう」
「待ち伏せ?」
「新しいって 人聞きが悪い」
「クラウド いこ
ルード 悪い人じゃないから」
「暴力 反対!」
「ほっといてくれない?」
「帰る気になった?」
「まだやる?」
「クラウド 強いでしょ?」
「う~ん 正当防衛?」
「お願い 今日は帰って」
「事情が変わった?」
「それ 苦手なの」
「という そんな 一日でした」
「行こう お母さん 待ってる」
「おつかれさまって
ウソ 何も聞こえない でもね
ううん なんでもない
どうせ 信じないから」
「ホント?」
「あと少しって気するんだ
お花 何か話したがってる
何か 言いたいことがある
そんな気 するんだよね
でも 何か 足りない
あと一歩 届かない
だから 聞こえない
わたし いつもそう
そして あきらめちゃうの」
「それはね
今日は がんばってるもん」
「さあ 行こう」
「お花 なんて?」
「うん おつかれさま」
「もう 帰っちゃう?」
「ごめんね いろいろ回ってきたから」
「あ 運ぶね」
「はーい クラウドはくつろいでて」
「どうしたのクラウド」
「こわい夢でも見た?
でも 夜明けまで待ってね
ちゃんと 送ってあげるから」
CHAPTER 9 欲望の街
「あれ? これは偶然ですなあ」
「待ち伏せ?」
「もっと 一緒にいたいから」
「喜んで」
「クラウド?
どうしたの?」
「上 工事中だからね
すこし 怖いね
ミッドガルを建設してるとき
プレートが落ちたんだって
まだ 人が住み始める前で
大事にはならなかったんだけど」
「ウォール・マーケット
六番街のスラムは特別な場所なの
クラウド
六番街スラムのこと 知ってる?」
「昔 ミッドガルを作るため
人 大勢集まって
その人たち あてにして
宿泊所 お店 いっぱいできたの
そこで働く人も集まってきて
お金 いっぱい動くようになって
そしたら そのお金狙って 悪い人 集まって」
「そう
だから いかがわしい場所
広がらないように 壁で囲んだの
それが ウォール・マーケットの始まり
壁の中だけなら ルール違反は目をつぶる
そうやって 治安 守ったって」
「うん」
「クラウド 寄ってみたい?」
「良かった 七番街への近道はこっちなの
普通は ウォール・マーケット通って行くんだけど 私のおススメは こっち
子供のころから こっそり使ってるんだ」
「落ちてきたプレート そのままになってるの」
「楽しそうでしょ」
「モンスター 出るようになったから 塞いじゃったのかな」
「スラム育ちですから」
「う~ん うれしくない」
「アームであのコンテナ つかめない?」
「すごい!クラウド もしかしてアーム担当だった?」
「こんばんわ~
誰もいないね」
「わたしたちも キャンプしていく?」
「うまくいったね」
「うん? クラウド 今」
「クラウド 次は 合わせるからね」
「ごめん」
「あれ 七番街スラムへ抜けるゲート」
「ね 少し座って話さない?」
「クラウド こっち」
「昔 ここでお花を売ったこと あるんだ」
「クラウドって
クラスファースト だったんだよね?」
「そっか」
「ううん 同じだと思って」
「はじめて 好きになった人」
「大丈夫?」
「きれい
瞳」
「うん 知ってる
ごめんね こんな話
もう いこっか
前 見なくちゃね」
「ここ
ちょっと 待ってて」
「見て 隠し通路
七番街スラムまでつながってるの」
「じゃあ どうぞ」
「大丈夫じゃないって言ったら?」
「それって 変じゃない?」
「大丈夫
実は もっと安全な近道があったりして」
「それじゃあ もう行く?」
「もしかして さびしくなった?」
「行く?」

「ダメ ティファが最優先」
「コルネオは ヘビみたいな男
どんなに強い女の子でもジワジワと
しめつけて 心をポキンと折っちゃうの
ティファが行ったのは そんな人と大勢の手下がいる場所
ね クラウド 大切な人でしょ?
助けてあげなくちゃ」
「行こう」
「そのチョコボ車に乗ってた娘
どこ行ったか 知らない?」
「そのチョコボ車に乗ってた娘
探してるんだけど」
「もちろん たすけ――
その娘がタイプなんだって だから」
「オーディションって?」
「あ~あ いっちゃった
とにかく 街の中 探してみよ」
「はいはい じゃあ わたし」
「なかなか?」
「どうにか ならない?」
「クラウド わたし 暴れていいかな」
「代理人って?」
「そっか でも うん わかった
ありがとう」
「他に 方法ある?」
「ちがうの わたしを コルネオのオーディションに推薦してほしいの」
「どうかな?」
「ほんと?」
「それじゃ間に合わない 今回はだめ?」
「でも ティファじゃなくて
わたしが選ばれるかもしれないでしょ」
「ほしい!」
「ずるい!」
「負けないから」
「あいてないみだいだね」
「ほかの代理人のところ 行ってみる?」
「だね」
「どうして わたしも行くよ」
「だってクラウド 交渉できないでしょ?」
「そんなに?」
「オーディションの推薦状がほしいの」
「そこをなんとか」
「しかたないね
ほかの人 あたってみよ」
「もみ?」
「わたしを コルネオさんのオーディションに 推薦してもらいたくて」
「クラウド……」
「どうだった?」
「大丈夫?」
「クラウド へんだよ?」
「絶対 変!」
「じゃあ」
「わたしを コルネオさんのオーディションに
推薦してほしいんです」
「ほんと?」
「この服 ダメ?」
「ありがとう」
「ごめんなさい
でも服 どうしよう」
「どんな大会かな」
「優勝 できそう?」
「強気もいいけど 足元すくわれないようにね」
「ふたりでお願いします
推薦してもらうの わたしでしょ
だったら わたしも出る権利 あるよね?」
「思ってたより おりるね
どこまで 続いてるんだろ
何人ぐらい参加するのかな
クラウド 緊張してる?」
「だって 口数 少ないから」
「どうしたの その顔」
「逃げる気 ないよね」
「なんか 燃えてきた」
「まずは1回戦突破だね」
「どうかした?」
「次は ちゃんとしてるといいんだけど」
「あ あの人たち」
「え 何?」
「え ズルい!」
「もうメチャクチャ」
「次 決勝だね」
「うかない顔 してる」
「でもここまできたら あと一歩
ふたりでがんばろ」
「これで ティファを助けられるね」
「うん」
「話 ちがう」
「どんな服かな 楽しみ」
「わお!じゃあ クラウド あとでね」
「お待たせ」
「うん
コルネオは こういうのが好きなんだって
なんか あちこち盛られて 不愉快」
「待ってろってやつ?
聞いたけど 心配だもん」
「ひとり?
そんなつもり ないよ
ほら こっちこっち」
「わたし マムからいいこと聞いたの
クラウドのこと 気になってる人がいるって」
「蜂蜜の館 代理人のアニヤン・クーニャンに
推薦状もらうの
そしたら クラウドもいっしょに
コルネオのところ 入れるでしょ?
クラウド 女の子の服も似合うと思う」
「マムが言ってたけど アニヤンに目をつけられるなんて
めったにないことなんだって
だから 絶対いけるよ」
「ティファを助けるため でしょ?」
「いい? する しないの話は
これで終わり
どうやっての話しよう
アニヤンは 人格者だって言ってた
あのマムがだよ?
だから 真っ直ぐ事情を話してみよう
当たって砕けろ ね」
「ひゅーひゅー」
「クラウド のりのり!?」
「クラウド すごいステージだったね!」
「クラウド?」
「クラウドさん ですよね?」
「ひとことだけ」
「かわいい~!」
「歩き方に注意」
「マダム・マムとアニヤン・クーニャンの
推薦状を持ってるの 入れてくれる?」
「問題ないよね」
「ご心配なく」
「この甘い香り 何?
なんか ボーっとするような」
「クラウド……」
「どこ……連れて……いくの?」
「うん ちょっとフラフラするけど」
「こんにちわ ティファ」
「わたし エアリス クラウドの友達
一緒に ティファを助けにきたの」
「それなら 心配ないよ?
残りのふたりって わたしたちだもん」
「ほら 3人が仲間なら 問題ないでしょ?」
「ティファと わたしと クラウド
誰が選ばれても 安心」
「あ クラウド
わたしのこと わかってきた」
「準備? それなら いつでも
ティファ どう?」
「クラウドのとこ 急ご」
「クラウド 服!」
「ねじり切っちゃおうか」
「言った方がいいんじゃないかな――
言わないと――」
「ティファ クラウド 行こう!」

「クラウド
早く 七番街へ行こう?」
「ここに住んでるのかな」
「でも もし本当だったら?」
「万が一って あるよね
ね 急ごう?
何も起こらなかったら
それで良し でしょ?」
「りょうかい」
「気持ち わかるよ」
「わかった」
「ティファ ありがとう」
「クラウドも」
「行こう」
「最悪の事態?」
「どんな未来でも変えられるよ?
わたし そう信じてる
楽しいことも 考えるの
七番街 守ったら」
「まずい これ」
「つかまって!」
「離さないでね」
「いえいえ」
「あれ 出口だよね」
「なんでも屋さん どう?」
「失敗?」
「行こう 七番街へ」
「あかり あかり……」
「ひと 全然いないね」
「うわさ?」
「こっちは なんとか」
「『こっちにおいで』
わたしたち 呼ばれてる?」
「行ってみよ?」
「大丈夫!凄腕のボディガード いるから」
「ねっ」
「あっ そこにも」
「みつけた
ね ちょっとお話 しよ?」
「きみは……」
「待って」
「そうだけど」
「ありがと クラウド」
「ティファ!」
「みつけた?」
「かくれんぼ
誰かに見つけてほしくて
ずっと 待ってたのかな」
「やったね」
「あの子」
「クラウド!」
「キミが守ってくれたの?」
「あなたが あの子たちを」
「もういいよー」
「もういいよー」
「もういいよー」
「もういいよー」
「もう……いいよ……」
「おかあさん……」
「みつかっちゃった」
「またね」
「ティファ!」
「お願い 行かせて」
「クラウド ティファ
この壁 絶対に越えよう」
「わたし 治療する」
「うん 心に従って」
「マリンが待ってる でしょ?
まかせて 必ず助ける」
「ウェッジ 待って」
「ウェッジ」
「あきらめないで ウェッジ
わたしたちの声で助かる人
大勢いるって 信じよう」
「うん」
「それ わたしも
だから イザという時に備えよう
あの時 こうすれば良かったって
後悔しないように
今を精いっぱい
できること ちゃんと」
「ウェッジ
セブンスヘブンは この先だよね?」
「マリンは まかせて!」
「みなさん 避難してください
七番街の下から離れてください」
「伍番街から六番街へ なるべく遠くへ!」
「七番街から離れて!
早く 遠くへ!」
「今はまだ でも……」
「はい」
「友だちです」
「セブンスヘブンに 急がなくちゃ」
「あそこだ」
「そんな……」
「マリン!」
「いたた……
マリン!」
「火が……
別の道 急がないと」
「どこか 通れそうな道」
「やった!」
「待ってて」
「イタタタタ……
痛いねえ でも今は我慢しようね」
「あそこまで 一緒に行こう」
「もうちょっとだからね」
「あわてず ゆっくり」
「大丈夫 心配いらないよ」
「この子も お願いします」
「良かったね」
「ごめんなさい 通して」
「もうちょっと」
「きゃっ!」
「無事でいて」
「マリン もう少しだからね」
「マリン だよね」
「わたしは……
ティファのお友だち」
「今は クラウドたちと一緒」
「バレットだよね うん 一緒」
「そう だから わたしが来たの
頼まれたんだ
マリンと一緒にいてって
でもここ 危ないから
安全なところ 行こう?」
「悲しいよね
でも 家族がそろえば
そこが おうちだよ?
一緒に行こう」
「そう?」
「忘れないでね
行こう」
「新しいおうち
お花 いっぱいにしよう」
「もちろん どんなお花好き?」
「ツォン……」
「心配しないで マリン」
「取り引き したいんだけど?」
「ティファ!マリンは大丈夫だから」
「わたしは――」
「逃げて はやく逃げて」
「お母さん 泣かないでね」
「お母さんの大切な人が死んじゃったよ
心だけ お母さんに会いにきたけど
でも やっぱり星に帰ってしまったの」
「いやっ 絶対いやっ!」
「ちがうもん
古代種なんかじゃないもん」
「そんなことない」
「さて どうでしょう」
「この通り
わたし 子供のころ神羅にいたの」
「そっか だからね
昔住んでた家に帰ってきたみたい
居心地 悪くないよ」
「それは いじわる」
「も? クラウドも?」
「心配かけて ごめん」
「人は必ず死ぬ」
「だから 正しくちゃんと
自分らしく 生きなくちゃ
一瞬 この一瞬を大切に」
「うん
あのね」
「クラウドと 会えてうれしかった
かけてくれた言葉 ひとつひとつ
してくれたこと ひとつひとつ
全部 うれしかった
一緒にいられて 楽しかった
でも……
でもね 好きにならないで
もしそうなっても 気のせいだよ」
「もう朝 行かなくちゃ」
「悔しいけど うれしい」
「……」
「クラウド」
「来てくれたんだ」
「ティファ」
「うん ありがとう」
「行かなきゃ」
「待って
この子は 大丈夫」

「よかった 目覚めた」
「子供のころ ここで暮らしたの」
「お母さんとふたりでね
ここで眠ったんだよ
部屋 あの頃のまま」
「毎朝 お母さんだけが連れていかれて
よく ひとりで泣いてた」
「わたしは 古代種の生き残り
それは もういいよね?
古代種っていうのは神羅が付けた名前ね
本当は セトラっていうの」
「すごい」
「神羅はちがう
約束の地 ずっと探してる」
「なーんにも
いつか わかるのかもしれない
でも 今は全然」
「バレット あのね ちがうの」
「あのね
聞いて」
「わたしたちの敵は 神羅カンパニーじゃない
きっかけは神羅だけど
本当の敵 ほかにいる
わたし どうにかして助けたい
みんなを
星を」
「今は 迷子みたい
動くほど 道がわからなくなる
フィーラーが触れるたび
わたしのカケラが 落ちていく
黄色い花が 道しるべだったんだ」
「こっち つながってるかも」
「見て エレベーター」
「ホント 嫌な感じ」
「開けてあげよっか」
「おまたせ」
「待って
この先 行ったら もう戻れない」
「あれが すべての始まり」
「スラムの花売り」
「フィーラー?」
「なんだろうね」
「気合い 入れてこ」
「ちがう
あなたは まちがっている」
「あなたはまちがっている」
「ここ 分かれ道だから」
「運命の 分かれ道」
「どうしてかな」
「自由」
「でも 自由はこわいよね
まるで 空みたい
星の悲鳴 聞いたよね
かつて この星に生きた人たちの声
星を巡る 命の叫び」
「うん あの人は悲鳴なんて気にしない
なんでもないけど かけがえのない日々
喜びや幸せなんて きっと気にしない
大切な人 なくしても
泣いたり 叫んだりしない
セフィロスが 大事なのは星と自分
守るためなら なんでもする
そんなの 間違ってると思う
星の本当の敵は セフィロス
だから 止めたい
それを クラウドに
みんなに 手伝ってほしかった
このみんなが 一緒ならできる
でも
この壁は 運命の壁
入ったら 越えたら
みんなも 変わってしまう
だから ごめんね 引き止めちゃった」
「ありがとう クラウド」
「行く?」
「見て」
「みんな!」
「未来は 白紙だよ」
「あと もう少し
みんなで望み 叶えよう」
「追いかけよう
大丈夫」
「空 きらいだな」
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