うさこです。
3月12日は
２回目の
入籍記念日でした♡
で、お祝いのために
ダンナさんが
海が見えるホテルを
予約してくれたのだけど、、、
思いがけない事件があって。
夜中に
夜逃げみたいに
別の部屋に移動することになりました。笑
ことの顛末は
ここに。
↓↓
●その１
●その２
まあ、要するに
隣のお部屋のケンカの音と声が
すさまじくて、
夜中にホテルのお部屋を変更してもらいました。
そしたら、思いがけず
スイートルームだったよ♡ラッキー♡
という話なのですが。
ホテルの方に
お部屋の移動を
お願いする前、
私とダンナさんは
ベッドに横になりながら、
お隣のお部屋の音を
１時間くらいは
聞いていたと思う。
怒鳴り声とか
ものがぶつかるような音。
こちらまで伝わってきそうな
振動。
いや。
こっちは寝たいんだけど
聞こえちゃうのよね。
早くケンカ終わらないかなー
眠れないなー
って感じで
お隣から漏れてくれる声やら音やらを
聞きながら
私は子どもの頃のことを
思い出していました。
＊＊＊
子どもの頃、
私の家は
しょっちゅう
なんというか
めちゃくちゃに
なっていた。
父の怒鳴り声。
母の悲鳴。
何かがぶつかる音。
嵐の時間。
ひとたび
嵐が始まると
たいてい真夜中まで
おさまらない。
私は
ただただ
自分の部屋で
息をひそめる。
ベッドの中で
布団に潜っていたり
真っ暗な部屋の中で
隅っこに座っていたり。
家中に
ひびきわたる
恐ろしい
さまざまな音。
どんなに耳をふさいでも
聞こえてきてしまう
嵐の音を聞きながら
とにかく
ただただじっと
何時間も
嵐がやむのを
待つしかなかった。
怖かった。
もちろん
「やめて」と言ったことも
ある。
お母さんを守ろうと
体をはったこともある。
だけど
何かをすると
嵐は
ますますひどくなった。
被害が広がるだけ。
何度も何度も
嵐を体験して
嵐が始まったら
何をやってもムダ。
私は
そう学んだ。
そうして。
私は、
自分ちに
そうやって
ときどき嵐がやってくることを
学校でも友達にも
誰にも言えなかった。
学校の先生が
私の様子をみて
たずねてくれたこともあったけど
「大丈夫です」と
言ったような気がする。
言えば
次の嵐は
もっとひどいことになるかもしれない。
そんな怖さからかもしれない。
そして
もちろん
うちは
嵐ばっかりじゃない。
家族が仲良しで
楽しい日だってあるのだ。
みんなと同じように
楽しくてあたたかい家族団らんが
できている日だってあるのだ。
そんな日だって
たくさんある。
ただちょっと
嵐がくるのが
他の家より頻繁で
嵐が
どでかすぎるだけ。
たいしたことじゃない。
そう思いたかったところも
あったかもしれない。
とにかく。
こんなに怖い思いをしているのに
こんなに傷ついているのに
私は
この嵐から
家族を助けることができない。
誰かに助けを求めることも
できない。
嵐のたびに
私は自分の無力が
悔しかった。
ただ一つ決めて
ただ一つできたことは
大人になって
自分がその家から
逃げ出したことだけ。
心のどこかで
長い間、
自分のことを
ずっと責めてきた。
怖くて
体が動かなくなる自分。
何もできなかった自分。
一人だけ逃げ出した
卑怯な自分。
＊＊＊
そんなことを
一気に思い出していた。
さすがにお隣さんの様子がおかしいから、と
ダンナさんが
ホテルの人に相談してくれて。
夜中に着替えて
広げていた荷物を
全部詰め直して
そのうちホテルの人が
迎えにきてくれて
こそこそっと小さな声で
「このまま部屋を出ましょう」と
次の部屋に案内してくれた。
廊下に出てみると
隣の部屋で聞くより
さらに大きな音が響いていた。
ああ。
わかってもらえてよかったなあ
と思った。
助けてもらえてよかったなあ。
と思った。
逃げ出したら
次に用意されたのは
スイートルームだった。
朝起きたら
大きな窓いっぱいに
キラキラした海が見えた。
寝室からも
リビングからも
湯船からも
キラキラの海が見えて
ものすごく自由を感じた。
今回jも
私は何もしなかった。
ただ
「いやだー。怖いー」
ってダンナさんに
言っただけ。
逃げ出してよかったんだなー
って思えた。
かつて私は
逃げ出したかった私の
願いを叶えた。
それだけで
よかったんだなー
って思えた。
怖いこと
いやなこと
理不尽なこと
そんな場所からは
逃げ出したらいい。
いやだ。怖いって
逃げ出したらいい。
昔は言えなかったよね。
いやだ。怖いって
言っても何も変わらないと
思ってたよね。
それも
しょうがなかったよね。
小さかったもん。
だけど
今
言えるなら言う。
「いやだ。怖い」。
その勇気だけ
出したら
人生には
スイートルームが
待っている。
神さまが
ちゃんとスートルームを
用意して
待ってくれている。
無力なままでいい。
戦わなくてもいい。
誰も責めなくていい。
自分も責めなくていい。
ただ自分の望みに
したがうだけでいい。
そうしたら
ちゃんと
用意してくれているから
その幸せを
受け取るだけでいいのだ。
きっと。
おわり
（おまけ）
お祝いのごはんしてる時に
メッセージプレートを出してもらったんだけど。
こっちはわかる。
でも、ハッピーコットンて何？？（笑）
ダンナさん曰く
２回目の結婚記念日は
綿婚式。
その「綿」で
コットンなんだって。
ほほーーー！！！
思わずぽかんとしてしまったわ。笑
＊＊＊
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