閣議での報告なので“フェイク”ではありません。
1~4番の出典は明らかで、番外編もあるようです。
先ずは動画をご覧下さい。
おなじみの一番の出典が「古今和歌集」で、その他もハッキリしています。
福岡県志賀海神社大祭・山誉め祭の神楽歌の冒頭に1番の歌詞がありますので、古今和歌集における“よみびとしらず”とは神社の初期の.頃の関係者だったかもしれません。
2~番外編のいずれも海辺で詠まれているイメージがあり、各々の詠み人の遠の朝廷(みかど)即ち九州王朝への憧れがそこはかとなく感じられます。
米田史学では山誉め祭の神楽歌の解釈が詳細に行われ(ネット記事https://omouhana.com/2019/04/15/%E5%BF%97%E8%B3%80%E6%B5%B7%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E5%A4%A7%E7%A5%AD%E3%83%BB%E5%B1%B1%E8%AA%89%E3%82%81%E7%A5%AD%EF%BD%9E%E7%A5%9E%E5%8A%9F%E7%9A%87%E5%90%8E%E7%B4%80%E3%80%80%E7%95%AA%E5%A4%96/
の内容と異なる)、物語としても面白いので、詳しくは「建築史学シリーズ」を読んで下さい。
注目すべきは、番外編の中にある「長浜」です。
この地名は現在の博多にもあり、博多古図とも一致します。
以上のことから「君」とは大和朝廷系の天皇でなく、九州王朝の王と解釈するのが自然で、このブログで日の丸、君が代に就いて述べてきたことの繰り返しになります。
スポーツシーン等、様々なイベントで「君が代」が歌われ大きな感動を呼ぶ場面とか「君が代、日の丸反対」と叫んでいる場合でも、誰も九州王朝賛歌とは気付いていません。
閣議に出席した閣僚諸氏は背乗り国家の秘密をオープンにしていることに気付かないで“「君が代」には2~4番がある”と発表している訳で、脇が甘いと言わざるを得ません。
明治時代の初め、国歌を制定する際に、誰かが古今和歌集の和歌を思い出したのですが、それが山誉め祭の神楽歌の一部だとは気付かなかったのでしょう。