ポジティブな感情を持つことは、思考の範囲を広げて創造力や発想力を高めたり、寿命を伸ばしたり、

良い影響が沢山あります。仕事の場面においても、能力を高め、過度のストレスを受けづらく

なったりします。

とはいえ、ポジティブ一辺倒がいいわけではありません。

会社で不祥事が起きて新聞沙汰になったのを見て、

「うちの会社の名前がこれで売れるぞ」と楽しくなるのは行き過ぎでしょう。

では、どの程度ポジティブな感情を持って、どの程度ネガティブな感情を持てばよいのでしょうか?



マルシャル・ロサダ博士は、ビジネスにおける優れたマネジメント・チームの特徴を研究して

いました。彼は特別な部屋でチームの要素を観察し、発言は全てある基準に分類して記録しました。

その結果、ハイ・パフォーマンス・チームとそうでないチームの間には明らかな差が発見されました。


ハイ・パフォーマンス・チームは、

ポジティブな発言:ネガティブな発言の比率がおおよそ 6:1

と高かったのです。


それに対して、ロー・パフォーマンス・チームでは、1:1 にも届かず、

中間の成績のグループでは、2:1 ほどでした。



これに関しては次のブログで更に書きます。

★★ ”わーぽじ” Work Positively研究会 説明会 ★★

4/4(水) 19:00~20:30 人形町区民館

4/18(水) 19:00~20:30 人形町区民館

 



恐怖、怒りといったネガティブな感情は気持ちのよいものではありませんが、

どんな場面で役に立つかは分かりやすいですよね。

危なそうだという恐怖を感じたら、そこから逃げ出します。

大切なものが奪われようとしているという怒りを感じたら、阻止しようと行動します。

ネガティブな感情はこのように生物の生存に役に立つので、世代を超えて受け継がれてきたと

考えられています。



では、ポジティブな感情は何の役に立つのでしょうか?

ポジティブ心理学の研究者、バーバラ・フレドリクソンは、拡張ー形成理論という説を提唱しました。

ネガティブな感情は「何ができるか?」という思考の範囲を狭くします。そのことが、

恐怖→逃走のように、適切な行動を瞬時に選ばせます。

一方で、ポジティブな感情は思考の範囲を広くします

楽しく遊んでいる時は、創造性が発揮されます。

リラックスして安らいでいる時にこそ、将来の夢を想像しやすいでしょう。



時間という視点で見てみると、ネガティブな感情は「現在」の危険を避けて生き延びるためです。l

ポジティブな感情は、より長い時間のスパンで「未来」の選択肢を増やし、生存に役だっています。



現在の私たちの仕事の多くは、不確定な状況の中で可能性を探ったり、将来に向けて改善をし続ける

という思考が必要とされるものでしょう。そうであれば、もっとポジティブな気持ちで仕事をする

のが役に立ちませんか?



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ポジティブ心理学の研究から、良好な人間関係が幸せのキーポイントと考えられると、

以下の記事に書きました。

特別に幸せになるためにかかせないものとは?・・・とても幸福な人たちの共通点




だからといって、毎日人とゴハンを食べに出かけたり、週末はパーティーに行くような生活を

しなくては、幸せになれないわけではありません。



マーティン・セリグマンは、著書の中で、ひとりの友人のストーリーを紹介しています。

レンは証券会社のCEOであり、かなりの高給取りでした。ブリッジの名手でもあり、何度も

世界チャンピオンに輝いていました。彼はまだ20代で、ハンサムであり、頭もいい。

ところが、彼は恋愛はからっきし苦手でした。



レンはポジティブな感情に欠けていました。ブリッジで優勝しても、喜ぶわけでもなく、

中途半端な笑みを浮かべるだけでした。



女性は、あまり笑わないレンを好きになりませんでした。レンは自分に問題があると思い、

カウンセリングを受けました。しかし、何も問題は見つかりませんでした。



レンははつらつとしたアメリカ女性を望んでいましたが、セリグマンはヨーロッパに引っ越すことを

提案しました。外交的な性格がそれほど重要視されない土地で、レンはヨーロッパの女性と結婚し、

幸せに暮らしています。



人は自分の適性に応じた環境を選択して、幸せになることもできるのです。





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http://ameblo.jp/workpositively/entry-11200300852.html 




ポジティブ心理学を提唱したマーティン・セリグマンは、幸福度を測った被験者の中で、


「最も幸せな人たち」を調査しました。


彼らは、所持する金銭、ポジティブな出来事の経験、ネガティブな出来事の経験、


宗教活動などにおいては、他の人たちと差がありませんでした。


ただひとつ、明らかに違っていたのは、豊かで充実した社会生活でした。




とても幸せな人たちは、ひとりでいる時間が少なく、人付き合いを楽しんでいました。


友人とも良い関係を築いていました。


ほとんどの人が交際しているパートーナーを持っていました。




ポジティブ心理学の研究者、クリストファー・ピーターソンが、様々な要素と幸福感の関わりを


研究した結果も同様でした。


もっとも関係が深いものは、


沢山の友人


結婚

結婚している人は本当に幸せか? 結婚と幸せの関係は?


外向性

どんな性格の人が幸せなのか? 大地震にもめげないおじいさん

感謝

感謝は人のためならず?


など、人との交流に関連するものでした。




どうやら、良好な人間関係は幸せにはかかせないもののようです。


私自身、本来は外交的というよりは内向的で何日も人と口をきかなくても大丈夫な質です。


しかし、意識して人と交流したり、カフェの店員さんなどとちょっと会話するといい気持ちが


増すのを実感しています。


まずは出来る範囲で、気の合う人と共にいる時間を増やしたり、長い時間を過ごす同僚たちと


より良い関係を築くのは、幸福になる近道かもしれません。


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昨日、わーぽじで紹介したロウソク問題。

金銭的報酬でやる気を出させると、能力が下がるという驚きの実験です。

こちらに詳しく載っています。

やる気に関する驚きの科学 (TED Talks)

人を指導する立場の人、自分の能力を伸ばしたい人は、ぜひ見てください。


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