はい、今回は

僕の知り合いの方からの相談です

 

A「部下に何度言っても話が伝わらないんです。伝わる部下もいれば

伝わらない部下もいるんです。一体どうするれば、伝わりますか?」

 

 

こんな相談でした

 

伝わらないのは、ワーキングメモリが低いという可能性があります

 

具体例をだします

 

上司「まず、Aをやって、Aは動かさずにそのままにして、そのあとBをやってから、Aを動かしてください

Cをやって、Bを動かして、Dをやって、Aをもとの位置に戻す」

 

こんな感じの指令がでたとします

 

ワーキングメモリの高い人だと、↑の内容がほとんど頭に入っています

 

一方で

 

ワーキングメモリの低い人の頭の中

「Aをやって、ごにゃごにゃごにゃごにゃ、Aをも、ど、す(・・?」」

 

頭の中はこういう感じになっています

 

 

という感じで情報が入りきらないんですねよね

 

 

 

では、こういった場合にどういう解決策があるのか

 

 

答えは2つあります

 

 

一つ目は、情報を文章化して、メモで伝えること

二つ目は、音声的ワーキングメモリを鍛えることです

 

 

一つ目について、上記の指令のようなすべての情報をメモ化する必要はありません

本人のワーキングメモリの低さをカバーする程度で良いと思います

上の例で例えると

「Aをやって、Aは動かさずにそのままにして、そのあとBをやってから、Aを動かしてください」

ここまでメモ化しておき

 

「Cをやって、Bを動かして、Dをやって、Aをもとの位置に戻す」

これは口頭で話す

 

こんな感じで補助的に使うと良いです

 

 

 

二つ目の音声的ワーキングメモリの鍛え方は複雑なので割愛します

また、機会があれば書こうと思います

 

 

 

 

 

 

 

 


今日はAさんとBさんから質問を頂いたので
まとめていきます




論理的思考力の伸ばし方
「文章読解力と算数力を上げるには❓」

Aさんの質問
「とりあえず頭に入れないことにはその先の考えるところまで進めないんです。
欝病の時には本が読めませんでした。
その時は
まず一つの概念を頭に入れてから、もう一つ概念を入れると前の概念が思い出せなかった。 
あれは辛かったです
だからワーキングメモリが低い状態というのは、論理的な思考力が欠如する、ということなのですか❓」

Bさんの質問
「論理的思考能力って、ワーキングメモリよりも
技術的な側面が大きい気にするんですが、どうでしょうか❓
つまり、ワーキングメモリだけを鍛えても論理的思考力は伸びないと思いますが、どうでしょうか❓
ワーキングメモリーだけだとただ体鍛えてる筋肉バカみたいな感じに思えます」

私の意見

「技術があっても筋肉あるいは体力が無ければ文章は読めません
論理的思考力も使えるようにはなりません
筋肉がある事は技術が無い事を意味しません

ワーキングメモリトレーニングは技術の側面ももちろんありますが、、、
以下詳しく書いていきます


まず2つ以上の要素を同時に把握しなければいけないというのは 
まさしく並列思考です 
今のその人にとって良いトレーニングになるようなワーキングメモリトレーニングでは
今のその人の並列思考の能力をさらに上げるような効果があります

2つ目は直列思考つまり思考の深さにも関わるような事ですが
これば技術(知識の前提をどれだけ体得しているか)の側面がとても大きい

確かに意味を理解把握しながら数学の問題を解くには 
問題を解く為に必要な様々な事柄を思い出したまま活用したり 
問題文等に関わる様々な要素を一旦憶えて比較参照したりするします

これは直列思考(技術)と並列思考(体力)を同時に使っているイメージですね 

読書ならストーリーの流れを把握したり情景を思い浮かべたりするのに 
ワーキングメモリの能力が必要です

これも直列思考(前提知識や経験)と並列思考(ワーキングメモリ)を同時に使っています

数学でワーキングメモリを活用しながら問題を解くというのは 
ある意味パズル的な側面もあって 
数学的なワーキングメモリの能力が上がる事自体技術的な事と体力的な事の両方の側面があります




多くの分野の本で意味を理解把握しながら読み進めるというのは 
ワーキングメモリが関わってきますし
日本語の文章もそうなんですが
外国語の勉強で長文を読む時は特に顕著ですね





前回の続きですね


音読のやり方にも2パターンあって




文章内容をよく理解せずに音読するパターン


文章内容を完全に理解しながら音読するパターン



①と②では、そもそもワーキングメモリに対する負荷が全然違います



こんな内容でしたね


その続きです


①はワーキングメモリをそれなりに使いますが、たいした負荷にはなっていません

認知症予防のお年寄りになら効果あるかな、程度です



②はワーキングメモリにそこそこ高い負荷がかかります。文章の量を多くすればさらに負荷は増します。



なので、

音読は②のパターンでやれば、それなりに負荷がかかります



というわけで

結論、音読は②のパターンでやればそれなりにワーキングメモリを鍛えられる、が正解です



ただし、実は②のパターンですら実は負荷が少ない人も結構いるんですね



なぜか?



それは音読のスピードに鍵があります

音読の読むスピードには限界がある


これがヒントです




それでは、

また次回


今日は

読者さんからの質問です




『音読はワーキングメモリに良いと言われていますが、本当に良いんですか?

あまり効果を感じないのですが』



ざっくりこんな質問をいただきました


では、回答します



『音読はワーキングメモリトレーニング効果に

良いとも言えるし、良くないとも言える


です




なんじゃ、そりゃって感じですね



詳しく説明していきますね




まず、『音読』というのは、ワーキングメモリをそれなりに使います




文章を目で追いながら声に出すだけでも、

①目で見る②文字を理解する③目でみたものを認識して声に出す


というそこそこワーキングメモリに負荷がかかっている状態なんですね



さらに、そこから文章を理解しながら音読しようとすると、


④読んだ文章を理解する



というクアドラプルなワーキングメモリ負荷がかかっていますね(実際はトリプル負荷が正解ですが)


だから、


ワーキングメモリに負荷はかかってるんですね



はい、終わり












では、ないんですよ笑



実は

そう単純じゃないんです



問題は、

その音読している人が

その負荷に適しているかどうかが問題なんですね




その人の負荷に適していないと、

あまりワーキングメモリは鍛えられない状態なるんですね





ちなみにですが、認知症対策としてのおじいちゃんに音読させる分には

一律で効果が高いと思います





話それましたね

少しまとめます



音読にも

大きくやり方が、

二つに分かれます



①文章内容をよく理解せずに音読するパターン


②文章内容を完全に理解しながら音読するパターン



①と②では、そもそもワーキングメモリに対する負荷が全然違います


それについて話していきたいんですが、



今回はここまで

次回に続きます

それじゃ、また