今日はAさんとBさんから質問を頂いたので
まとめていきます




論理的思考力の伸ばし方
「文章読解力と算数力を上げるには❓」

Aさんの質問
「とりあえず頭に入れないことにはその先の考えるところまで進めないんです。
欝病の時には本が読めませんでした。
その時は
まず一つの概念を頭に入れてから、もう一つ概念を入れると前の概念が思い出せなかった。 
あれは辛かったです
だからワーキングメモリが低い状態というのは、論理的な思考力が欠如する、ということなのですか❓」

Bさんの質問
「論理的思考能力って、ワーキングメモリよりも
技術的な側面が大きい気にするんですが、どうでしょうか❓
つまり、ワーキングメモリだけを鍛えても論理的思考力は伸びないと思いますが、どうでしょうか❓
ワーキングメモリーだけだとただ体鍛えてる筋肉バカみたいな感じに思えます」

私の意見

「技術があっても筋肉あるいは体力が無ければ文章は読めません
論理的思考力も使えるようにはなりません
筋肉がある事は技術が無い事を意味しません

ワーキングメモリトレーニングは技術の側面ももちろんありますが、、、
以下詳しく書いていきます


まず2つ以上の要素を同時に把握しなければいけないというのは 
まさしく並列思考です 
今のその人にとって良いトレーニングになるようなワーキングメモリトレーニングでは
今のその人の並列思考の能力をさらに上げるような効果があります

2つ目は直列思考つまり思考の深さにも関わるような事ですが
これば技術(知識の前提をどれだけ体得しているか)の側面がとても大きい

確かに意味を理解把握しながら数学の問題を解くには 
問題を解く為に必要な様々な事柄を思い出したまま活用したり 
問題文等に関わる様々な要素を一旦憶えて比較参照したりするします

これは直列思考(技術)と並列思考(体力)を同時に使っているイメージですね 

読書ならストーリーの流れを把握したり情景を思い浮かべたりするのに 
ワーキングメモリの能力が必要です

これも直列思考(前提知識や経験)と並列思考(ワーキングメモリ)を同時に使っています

数学でワーキングメモリを活用しながら問題を解くというのは 
ある意味パズル的な側面もあって 
数学的なワーキングメモリの能力が上がる事自体技術的な事と体力的な事の両方の側面があります




多くの分野の本で意味を理解把握しながら読み進めるというのは 
ワーキングメモリが関わってきますし
日本語の文章もそうなんですが
外国語の勉強で長文を読む時は特に顕著ですね