18日~21日まで早目の夏休み!いつもはディズニーランド&シーで騒ぎまくるのですが今年はのんびり銀座で3泊。家からも1時間少しのところですがたまには都会の真ん中での夏休みもアリかなと(笑)銀座、日本橋、人形町をはじめ浅草や神保町をのんびりしてきました。神保町では行きつけの書店数件を回り欲しかったアラン・ドロンの映画チラシや雑誌を買い込んできました。いつか紹介します

 

浅草~

人形町~

神保町~

銀座~

かっぱ橋~

 

この映画は公開時に横浜で観ています。同じトニー・スコット監督では「クリムゾン・タイド」ほど緊迫感はありませんが十分楽しめる作品です。DVDでは何度も!

 

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「エネミー・オブ・アメリカ」

1998年/アメリカ(140分)

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トニー・スコット監督による、テロ防止法を巡る殺人事件の陰謀に挑むサスペンスアクション映画!

 

 

 監督

トニー・スコット

 

 キャスト

ウィル・スミス/ディーン(弁護士)

ジーン・ハックマン/ブリル

 

ジョン・ヴォイト/レイノルズ

レジーナ・キング/カーラ(ディーンの妻)

リサ・ボネット/レイチェル

 

ローレン・ディーン/ヒックス

イアン・ハート/ジョン

バリー・ペッパー/デヴィッド

ジェイク・ビジー/クルーグ

ガブリエル・バーン/ブリルの偽者

 

▲ウィル・スミス/ディーン

▲ジーン・ハックマン/ブリル

▲レジーナ・キング/カーラ(ディーンの妻)

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弁護士のディーン(ウィル・スミス)は、ある日偶然、暗殺事件の証拠となる映像を手にしてしまい追われることになる。その犯罪はNSA(国家安全保障局)が関係しており、ディーンは証拠と共に抹殺されそうになる。孤立無援のディーンは元諜報工作員ブリル(ジーン・ハックマン)を味方につけ巨大な組織に挑むが・・・

盗聴や監視の恐怖を描くサスペンス!

 

古い映画ファンなら知っている人もいると思いますが、”盗聴”というと思い出すのがフランシス・コッポラが「ゴッドファーザー」の翌年73年に作った「カンバセーション・・・盗聴・・・」。この映画に出てくるハックマン演じる元諜報工作員ブリルは、その映画で同じハックマンが演じたハリー・コールのその後を彷彿させます

 

▲ジョン・ヴォイト/レイノルズ(MSA高官)

▲リサ・ボネット/レイチェル(元恋人)

 

  どこかで見た顔が・・豪華俳優陣!

 

主演は「フレンチ・コネクション」「ポセイドン・アドベンチャー」「スケアクロウ」などの話題作品に数多く出演しているジーン・ハックマン。もうひとりの主演は「バッドボーイズ」シリーズ「インデペンデンス・デイ」「幸せのちから」「ドリームプラン」などのウィル・スミス。この二人に加え脇役陣が凄い!まずMSA高官役がジョン・ヴォイト。娘があのアンジュリーナ・ジョリーであることは有名でね。「真夜中のカーボーイ」をはじめ、アカデミー主演男優賞を獲った「帰郷」「ナショナルトレジャー」シリーズなど多数出演の名優です。妻カーラ役には18年の「ビール・ストリートの恋人たち」でアカデミー賞助演女優賞を獲得したレジーナ・キング、元恋人役に「エンゼル・ハート」のリサ・ボネット。そのほかにも「プライベート・ライアン」のバリー・ペッパー、「オーシャンズ」シリーズのスコット・カーン、「アポロ13」のローレン・ディーン。ほかにもグラント・ヘスロヴ、トム・サイズモア、イアン・ハートなど名脇役が顔を揃え、個人的には大好きで「スクール・オブ・ロック」「ホリデイ」などのジャック・ブラックも出ています。以前レビューした「ユージュアル・サスペクツ」のガブリエル・バーンもちょっとだけ出てました

 

どんな映画でも多くの俳優で成り立っているわけですが、これほど好みの俳優さんが揃った映画も珍しいです。脇役でも主役級の俳優さんを揃え、多分ギャラだけでもかなりではないかと(笑)きっと「この俳優どこかで見た顔だなあ」という場面がたくさんあると思いますよ!

 

 

 

 

 

 

  逃げる!逃げる!逃げる!


とにかく逃げる映画です!したがって、映画全体もスピーディでテンポよく走ります。さらに、ウィル・スミスを据えたことで、プライバシーと安全保障という硬派な題材にも関わらず、どこか人間味があり感情移入しやすいですね。後半、失速気味なのは残念ですが、監視社会に警鐘を鳴らすという社会的な一面を持つとともに、スピーディな痛快サスペンス・アクションとして今見ても見ごたえがあります

 

「よっぽどの天才なのか、バカなのか」

 

ハイテクでスマートな映画のラストは、なんとアナログな向かい合っての銃撃戦。このズッコケ具合が笑えますが、トニー・スコット監督らしい切り返しの早さとスタイリッシュさが冴える映画でした。ラストの爽快感は何とも言えません

 

 

  トニー・スコット監督らしい映像美


この種の映画は鮮度が大事なのですが、テクニカルな題材の割に内容があまり陳腐化しておらず、とても20年以上前の映画とは思えないスタイリッシュさです。もともとトニー・スコット監督は画家出身だそうで、映像センスは群を抜いています

 

トニー・スコット監督は大好きな監督のひとりで、ご存じ「エイリアン」「ブレードランナー」などのリドリー・スコット監督の弟です。86年「トップガン」で一躍有名になりその後多くの話題作を監督しています。観る映画に迷ったら是非どうぞ!

 

クリムゾン・タイド/95年

ザ・ファン/96年

スパイ・ゲーム/01年

マイ・ボディガード/04年

デジャヴ/06年

 

走る!走る!走る!

逃げる!逃げる!逃げる!

何度観てもドキドキ感が止まらない!

 

是非、体感してください