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地方中小企業の新規顧客開拓

地方中小企業のための新規顧客開拓
どんなに地方企業でも!どんなに無名企業でも!どんなに後発企業でも!

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『地方中小企業が新規顧客開拓ができない、根本原理』

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『地方中小企業の新規顧客開拓 セミナー後、購入に導く営業マン』


皆さんは、相手に対して
どう名乗りますか?


例えば、
運よく交流会等で名刺交換をした、ある企業の事業部長に
アポイントを取ろうと思います。

後日、
新規アポイントを取る連絡をします。
どう名乗るでしょうか・・・?


「○○株式会社の”営業の”△△と申します。」
「○○株式会社の”営業担当の”△△と申します。」


当たり前のフレーズです。

しかし、
新たにアプローチをする場合、

「私の役割は営業担当です。一度お会いしてください!」
と相手が感じるのはよくありません。

これでは、
相手を”企業の一窓口”(手段)と扱っているにすぎません。


もちろん、シーンによっては異なります。


取引先、パートナー等に対して、はじめて挨拶する場合であれば、

”担当業務”は、明確であるべきでしょう。

(例えば、営業なのか、技術担当なのか、サポート担当なのか?)


また、名刺、メールの署名等には、

あなたの所属部署はすでに記載されていますし、
それはそれで、必要だと思います。


しかし、
新規アプローチにおいては異なる考え方が必要です。


当然、企業の営業マンである以上、

最終目的はもちろん「企業同士の契約」です。


これから相手にたくさん協力していただく
必要があります。

そのためには、信頼を築いていかなければなりません。


信頼関係を築くには、まず相手を
大切にすることが
重要なのです。


目的は「企業同士の契約」であれ、
初めは、”人”が”人”に会うことから始まります。

「私はあなたと、会いたい、話がしたい」
ここからのスタートなのです。


最終的に営業は”ビジネスの話”

(相手にメリットがあるか?、ないか?)です。

しかし、新規顧客開拓では、
まず”人を大切にすること”無しにはそこにも至りません。

上記の理由から
私は、自分を営業だと名乗ることをしません。
(会社名と名前だけです。)

また、
セミナー講師として登壇した、後のアプローチの場合は
講師という立場のままアプローチを行います。

営業担当としてアプローチするより、ヒヤリングにおいても
多くのことを話していただくことができます。

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『地方中小企業の新規顧客開拓 新規顧客開拓ができない最大の理由』

新規顧客開拓ができない最大の理由
それは「機会損失」です。

以前、私はある関西の企業に新規訪問しました。
自分の担当している製品の新規提案の為です。

その際、面会した方が、私の提案する製品は、
「ある企業に、非常に向いていると感じる。」
と言われました。

ある企業とは、
日本で有数の大企業です。

”なぜ”その企業に向いているのかをお聞きすると、

以前、あるプロジェクトでその企業に出向したことがあった。
その時に強く感じた課題が、
その製品のコンセプトにマッチしているとのことでした。

すかさず、
今、「その企業へのアプローチルートはあるか?」
を確認しました。

その企業の事業部長を知っていたが、
事業部長は、半年ほど前に変わってしまった・・・
また、その企業の会長が、ある団体の役員である・・・

他にも、ルートを洗ってもらいましたが、
現状ではアプローチルートは見つかりませんでした。

結論としては、”何とか自力でアプローチするしかない”でした。


私は、何とかその企業ににアプローチしたいと
強く思いました。

その時、私は数日の出張中でしたが、
自社の経営者に連絡を行い、本日聞いた話を伝え、
人脈からアプローチルートを探していただくよう依頼しました。

その時、強く伝えたのは、
「どうしてもその企業にアプローチがしたい」ということです。

銀行系、大手の取引先の役職者などをいくつも当たっていただき、
複数の方を経由し、1か月後には、
その大企業にアプローチすることができました。

会おうと思えば会えない人はいません。

ここで一番のポイントは、私自身が
”そこに行きたい、会いたいと思った”ことだと思います。

訪問先で、「その企業にアプローチルートはない」と言われたときに、
私自身が、”やっぱり無理か・・・”と思い込まなかったことです。

結果、大きな機会を確保することにつながったのです。


ビギナーズラックという言葉があります。

まったくの新人等が、いきなりホームランを
飛ばしたときなどに使われる言葉です。

”あいつは、運がよかったから”と話が終始してしまいがちですが、
これも常に”結果を出したいと強く思い”行動した結果の機会確保です。

スキルも経験よりも、大切なのは、
「そこにアプローチしたい」と思い続けることなのです。

新規顧客開拓ができない最大の理由
それは「機会損失」です。

新規顧客開拓がうまくいかない企業で、
問題をお聞きするとよく”アポイントが取れない”と言われます。

他にも・・・
人材がいない
日々の業務が忙しくて手が回らない
価格競争力がない
・・・等

しかしこれらは、
”機会確保”ができている部分に対する悩みです。

ここでいう”機会確保”とは
「そこに新規アプローチしよう、したいと思う」ことです。


この”機会確保”に対して実は、
そこには見えない、しかも大きな”機会損失”があります。

機会損失とは
”そこに新規アプローチしよう、したいと思わない”ことです。

アプローチすべき、アプローチできるターゲットがいても、
スルーしてしまうのです。


機会損失(スルー)には2つがあります。


1.意識的機会損失

意識的に”新規アプローチしよう、したいと思わない”ことです。

・すぐに数字にならないから(評価外)
・やり方がわからないから
・われわれの業界は特殊だから等


2.無意識的機会損失

無意識に”新規アプローチしよう、したいと思わない”ことです。

・無理だと思い込んでいる(忙しい、競合が既にいた等)
・ターゲットだと気づいていない

このうち多いのは、「2.無意識的な機会損失」の方です。
自分では意識せずに、スルーしていることが非常に多いのです。


「アポイントが取れない」は、
一部の”機会確保”部分の話でしかありません。

成果を上げる新規顧客開拓営業マンは、
この機会損失(スルー)が少ない営業マンです。

機会損失(スルー)は、
「新規顧客開拓が必要」と言っているが、ある程度(数年)は、
現状維持で存続できる企業に多いと感じます。

危機感、必要性意識が、十分共有、浸透しておらず、
営業マンはアンテナが立っていない状態で、スルーしてしまうのです。


心理学で「カラーバス効果」というものがあります。

これは「意識していることほど関係する情報が、
自分のところに舞い込んでくるようになる」というものです。

皆さんも経験があると思いますが、

・新しい車を買ったら、町でその車種が増えた(目にとまるのが)
・自分が妊娠したら、妊婦さんがが増えた(目にとまるのが)
・占いで言われたラッキーカラーが、たくさん目にとまる

すなわちできるだけ、意識し続けることにより、
情報に目がとまるようになるのです。(アンテナを立てる)


新規顧客開拓で成果を上げる一番の近道は、
新規アプローチを意識し続けることなのです。

以前の記事
『地方中小企業が新規顧客開拓ができない、根本原理』

以前の記事
『地方中小企業の新規顧客開拓 ”組織規模の小ささ”を最大限利用する』
『地方中小企業の新規顧客開拓 自社の経営陣に依頼する際の注意点』
『地方中小企業の新規顧客開拓 自社経営陣を利用した新規アプローチ その1』
『地方中小企業の新規顧客開拓 自社経営陣を利用した新規アプローチ その2』


”人はYes/Noを判断するとき、
すべての情報を完全に理解して判断はしない”


この根本原理から無名中小企業が、
差のない商品・サービスで新規顧客開拓を行う場合、
商品紹介(Yes/Noを迫る行為)を避けるべきです。

(自らNoを求めるのと同じ意味となるからです)

しかし、以下2つの「自社経営陣を利用したアプローチ」
その1.取引金融機関経由でアプローチ
その2.人脈からのアプローチルート探索

これらのアプローチ方法では、
関係構築、必要性(ニーズ)を高めることが
難しくなります。


それは、なぜかというと・・・


これらのアプローチは、「人を介する」という特性上、
”面会する目的”を紹介者(結果的には、アプローチ先)に
伝えなければなりません。

(紹介していただく以上当然ですが)

これは必然的にある程度Yes/Noは迫ることになるからです。


例えば、
あなたはAさんと知り合いです。

そして、
Aさんの知り合いのBさんに会いたいとします。

そこで、
AさんにBさんの紹介をお願いをします。

その際、
Bさんは、その話を聞いたときに、、
必ず「なぜ会いたいのか?」用件を確認するでしょう。

なので、
Aさんに、前もって”なぜBさんに会いたいのか”
(例えば、こういった商品を提案したい等)
を伝えなければなりません。

この”なぜBさんに会いたいのか”が
Yes/Noを迫ることなのです。

この時、
Aさんの紹介なので1度は会ってくれたとしても、
「その商品に興味が無い!」と言われたら、
どうしようもなくなります。


よって
売り込み色(Yes/No)をできるだけ
和らげ伝えるべきです。

具体的には、
「こういった御提案をさせていただきたいので、
一度お目にかかりたい。」

ではなく、

「一度、貴社に合っているか見ていただきたい」
という伝え方もありです。

そうすれば、
合っているかを判断するために、
ある程度のヒヤリングが許される場合もあるからです。
(その間に関係構築、必要性(ニーズ)を高めることが可能です)


同じYes/Noを迫ることでも、

・「御提案をさせていただきたい」⇒買う/買わない
・「合っているか見ていただきたい」⇒合う/合わない

と心理的ハードルを下げ、
場(スタンス)をコントロールする必要があるのです。

以前の記事
『地方中小企業の新規顧客開拓 ”組織規模の小ささ”を最大限利用する』
『地方中小企業の新規顧客開拓 自社の経営陣に依頼する為の注意点』
『地方中小企業の新規顧客開拓 自社経営陣を利用した新規アプローチ その1』

自社経営陣に支援を依頼し、新規アプローチを行います。

方法その2です。

その2.人脈からのアプローチルート探索

ある企業に新規アプローチを行いたいが、そのルートがない場合、
自社経営陣の人脈からルートを探してもらう依頼を行います。

私の経験ですが、直接ルートはなくても、
いくつかの人を経由すれば、
どうにかアプローチルートが見つかります。
(3~5人を経由すれば)

その場合、
相手アプローチ窓口は、
通常いち営業マンがアプローチを行うことに比べると、
役職も高いところにアプローチが可能です。

その1.取引金融機関経由でアプローチ
その2.人脈からのアプローチルート探索

どちらの方法も、アポイント成功率、商談化率ともに
飛躍的に向上させることができます。

(セミナー開催によるアプローチ、
自社経営陣の最大限利用によりアポイント成功率は、
30倍以上にすることができました。)

上記はどちらの方法も、都度、支援いただいた経営陣には
進捗を報告することを忘れないようにします。

(自社経営陣から、
紹介いただいた外部の方に報告も必要であるからです。)

こまめに報告しておけば、
さらに次回依頼をする場合もしやすくなります。