何も考えない花見
今年のお花見は例年にも増してボーッと花を眺めるだけの時間が多かった。飲食や何かを語ることよりも、風、光、音…そういったものを全身で味わうのに夢中で、まるで意識が空気中に拡散し、その場と一体化するような…そんな感覚を充分に体験したのが今年だった努めて意識してそうなった訳ではなく、ただもうそうなってしまった感じで、それを何度か重ねると、あんまり頭が働くなってしまった体感が近くリアルになって、思考がどこか遠く意識が向かない。圧倒的に心地よい体感は圧倒的に心地よいから、そこからもう離れられないんだよね。まるで温泉に浸かっているかのような、温かでホッとする感覚。満ちてゆったりして、一体感の中にいる。この感覚には覚えがあって、けれどもそれまではエゴの「そんな生産性のないことしてたらダメ」の声に追いやられてはすぐ、そこから外れていた。でも今はそういうのも終わりにしたから、胸の奥底にじわじわ湧き出る温かさにじっくり浸かって、緩んでリラックスした状態から視ている。自分の状態も、周りも、世の中のことも…。すると、今は皆古いものを壊して新しいものを作り出そうとしているタイミングだと分かる。試行錯誤しながらだからいきなり完璧って訳には行かなくて、それでも手探りで前に進もうとしている。「正解」を見つけようとしている。その姿に向けてあーだこーだ言いがちだけど、皆「途中」なんだから、お互い優しくしたらいいなって思った今誰もがこのままではいいとは思ってないと思う。変化が必要で、でも人間だからズレることも間違うことも見落としもある訳で。批判非難じゃなく、優しく関わるっていうのかな。そんな在り方でいられたら、大激変の世の中でも少しは明るくなれるのかな、なんて思った…という独り言。早速、まず私から統合に励もうっと読んでくれてありがとうあんまり興味ないけど万博開幕に何だかウキウキする不思議どなた様も素晴らしい週末を過ごされますように。