なぜニュースレターを渡さなかったのか?
ヘアサロンのオーナーEさんのお店で始めたニュースレター。
なんとか第一号も出来上がって配布を開始したのはいいけれど、なぜかスタッフが協力的でない。
特にHさんは、何度言ってもニュースレターの配布をしてくれない。
当然浮かんでくるのは、
「 なんで協力してくれないの? 」
そんな疑問。
私との会話の中で、「 なんでニュースレターを渡したくないのか? 」その理由を、いままできちんと聞いたことがなかったことに気づいたEさん。
「 そうか、じゃあ、今度Hに『 なんでニュースレターを渡したくないのか? 』それ、聞いてみますよ。 」
と、まずはHさんの気持を聞いてみることになりました。
今回は、「 ニュースレターを渡してくれない 」でお話した、何度言ってもニュースレターを渡してくれない、スタッフのお話の続きです。
ここまでの詳しいお話は前回の記事 をご確認ください。
さて、そんな会話をした1週間後のお話です。
Eさんに電話してみると、こんなことを話ししてくれました・・・・・・。
【 私 】
「 そういえば、先週話してくれた『 ニュースレターを渡してくれないHさん 』。あのあと話を聞けましたか? 」
【 ヘアサロンオーナーEさん 】
「 ええ、ちょうど昨日の夜時間が作れたんで話を聞いてみたんです。 」
【 私 】
「 そうなんですね。それでどうでした? 」
【 ヘアサロンオーナーEさん 】
「 それが、話を聞いてみたらどうやら、急にいろんなことを始めたので戸惑っていたみたいなんです。 」
【 私 】
「 そうなんですね。 」
「 具体的にはなんと言っていたか覚えていますか? 」
【 ヘアサロンオーナーEさん 】
「 『私がいろんなことを急に始めたのでどうしたらいいのかわからなかった。』 」
「 『なんでそんなことをしなくちゃいけないのかも理解できなかった。』 」
「 『せめて説明をしてほしかった・・・。』 」
「 そんなことをいろいろと聞かせてくれました。 」
「 いままでなら、そんなことを聞くこともなかったんですが、昨日はそんな感じで2時間も話を聞いてました。 」
「 そうしたら、Hの表情がなんか変わったんですよ。 」
「 なんて言うんですかね、今まであったトゲトゲとした印象がなくなったというか・・・・・。 」
【 私 】
「 そうなんですね。他に何か印象に残っている言葉はありますか? 」
【 ヘアサロンオーナーEさん 】
「 いや~、実は話をしていてこんなこと言われたんですよ。 」
「 『 どうせ私の意見なんて通らないから! 』と。 」
「 ドキッとしました。 」
「 それでふと思ったのですが、今までは自分のことを言っていて相手の言うことを聞いていなかったと思うんですね。 」
「 それが、良くなかったのかもしれません。 」
「 これからも、『 こうしてほしい 』は言うけれども、説明をして意見を聞いていくようにしたいと思います・・・。 」
さて、これが、私が聞いた「 スタッフがニュースレターを渡してくれない 」その理由です。
この記事を読んであなたはどんなことを感じましたか?
新しいことを学んだとき、「 自分の店も売上アップ出来るかもしれない!! 」そう思ったときには、「 思わず一人で突っ走ってしまう 」。
そんなことは意外と多いものです。
でもね、新しいことを学んだとき、「 自分の店も売上アップ出来るかもしれない!! 」そう思ったときには、ぜひ、スタッフのみんなとその気持ちを共有してみてください。
自分ひとりで行動するのとスタッフと一緒に行動するのでは結果が違う。
それは、あなたにも容易に想像できるでしょ?
実際、今回ご紹介したEさんのヘアサロン。
この話をしていたのが、去年の4月のお話です。
それから1年経った今、スタッフみんなの協力で前年比プラスを続けているんですよ。
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ニュースレターを渡してくれない
以前私がお手伝いしているヘアサロンのオーナーEさんに、こんな相談を受けたことがあります。
【 ヘアサロンオーナーEさん 】
「 スタッフのなかでニュースレターをなかなかお客さんに渡してくれない子がいるんですよ。 」
「 何度か注意しているですが、一向に変わんないんです・・・・。 」
ニュースレターは確かに素晴らしいマーケティングツールです。
でも、それをお店に導入しようとすると、こんな思わぬ抵抗にあうケースが実は珍しくありません。
経営者さんがいろいろと勉強して、ニュースレターというツールの存在と効果を知って、
「 よし!うちの店ももっといい店にしてお客さんに喜んでもらうために、導入してみよう!! 」
「 お客さんが喜んでくれたら、きっとスタッフもやりがいを感じて働いてくれるはず!!! 」
そう考えて導入したのに、スタッフは協力してくれない。
こっちが、一所懸命に行動すればするほどスタッフは冷めていく・・・・。
そして、
「 なんで、俺が(私が)こんなに頑張ってんのにお前ら協力してくんないんだよ!! 」
そんな思いを抱えながら努力を重ねている・・・・。
実は、そんな経営者さんは少なくありません。
「 お店を良くしたい! 」
「 みんなにもっと喜んでもらいたい!! 」
そう思って勉強して、そう思って努力しているはずなのに、なんでそんなことになっちゃうんでしょうね?
せっかくみんなのためを考えて行動しているのになんでみんな理解してくれないんですかね?
ひょっとしたら、冒頭お話したEさんのケースがヒントになるかもしれませんので、今回は先ほどのEさんのお話の続きをご紹介しておきますね。
【 ヘアサロンオーナーEさん 】
「 スタッフのなかでニュースレターをなかなかお客さんに渡してくれない子がいるんですよ。 」
「 何度か注意しているですが、一向に変わんないんです・・・・。 」
【 私 】
「 なるほどそうなんですね。 」
「 ちなみにそのニュースレターを渡してくれないスタッフというのはお名前は何さんというのですか? 」
【 ヘアサロンオーナーEさん 】
「 Hと言います。 」
【 私 】
「 なるほどHさんというんですね。 」
「 ところで、そのHさんはなんでニュースレターをお客さんに渡してくれないんでしょう? 」
「 何か理由があるのですか? 」
【 ヘアサロンオーナーEさん 】
「 なんででしょうね? 」
「 何か特別な理由なんてないんじゃないですか?いつも僕がしようとすることに反発してきますし。 」
「 他のスタッフとも折り合いが悪くて協調性がないですから。 」
【 私 】
「 そうなんですね。 」
「 Hさんはいつも反発するんですか? 」
【 ヘアサロンオーナーEさん 】
「 『 いつも 』というわけでもないんですが、反発することが多いですね・・・・。 」
【 私 】
「 なるほど。そうなんですね。 」
「 なんで反発するんでしょうね?なにか具体的に心あたりはありますか? 」
【 ヘアサロンオーナーEさん 】
「 何ででしょう・・・・・・。特に具体的な理由というのもないんじゃないでしょうか? 」
【 私 】
「 なるほど、そうなんですね。 」
「 ところでEさんは『 具体的な理由もなくいきなり腹が立つ 』そんなことってあります? 」
【 ヘアサロンオーナーEさん 】
「 そういえばないですね。(笑) 」
【 私 】
「 ですよね。(笑) 」
「 いままで、そうやってHさんに理由を聞いたことってありました? 」
【 ヘアサロンオーナーEさん 】
「 そう言われてみれば、なかったかもしれません。 」
「 そうか、じゃあ、今度Hに『 なんでニュースレターを渡したくないのか? 』それ、聞いてみますよ。 」
【 私 】
「 ぜひ、話を聞いてみてください。 」
「 私もEさんも思ってもいなかったようなことを話ししてくれるかもしれませんよ。 」
さて、そんな会話をした1週間後のお話です。
Eさんに電話してみると、こんなことを話ししてくれました・・・・・・。
・・・・と、言う話はまた次回の記事でしますね。
さて、この「 ニュースレターを渡してくれないHさん 」彼女はなんでニュースレターを渡したくなかったのでしょうか?
あなたは、なんでだと思いますか?
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「 ○○するな! 」の正しい使い方
先日、
人間の脳は「 ○○しない。 」という命令は認識できないので、「 ○○しない。 」 = 「 ○○する。 」と認識される。
だから、「 ○○するな! 」というキャッチコピーは効果がある。
というお話をしました。
詳しくはこちら 。
ただね、「 ○○しない。 」「 ○○するな! 」というコピー。
それを、単純にそれを知識だけでつかっても本当の効果は引き出せないんですよ。
確かにインパクトはあります。
だから、表面だけ真似していても、反応率は上がります。
ただ、本当にあなたにしてほしいのはそんなことじゃないんです。
「 ○○しない。 」「 ○○するな! 」というコピーは、
「 なぜ、『 ○○しない。 』『 ○○するな! 』と言うのか? 」
その理由の説明とセットになって初めて意味をもつんです。
そのコピーを読んだ人が、その話を聞いた人が、
「 ああ、この人は私のことを考えてくれているんだ。 」
「 だから、『 ○○するな! 』と言ってくれたんだ。 」
そう感じてくれて初めて本当の意味を持つんですね。
「 ○○しない。 」「 ○○するな! 」というのは反応率を上げるためではありません。
言葉のトリックで興味を引くためでもありません。
「 それがその人のためになると信じているから! 」
だからなんですね。
そんな当たり前のことを知っていると、スタッフやお客さんと信頼関係を作るためのとても素晴らしいきっかけを作ってくれます。
「 ○○しない。 」「 ○○するな! 」というコピーはその理由とセットになって初めて本当の力を発揮する。
ぜひ、これを忘れないでくださいね。
今回の話を頭の隅にとどめて、以前私が書いたこちらの記事を読んでいただくと、その意味が分かると思いますよ。
■ 「 客単価なんて上げなくていい! 」と言った事例 ⇒ 客単価なんて上げなくていいよ!
■ 「 コンサルタントの言うことなんて聞かない! 」と言った事例 ⇒ コンサルタントの言うことなんて聞かない
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