近年、家庭の価値観によって、子どもが体験できることに差が生じてきているという、「体験格差」なる言葉が聞かれるようになりました。

 

なんでも文部科学省によると、小学生の頃に体験活動(例:海や山でのキャンプや博物館見学、クラブチームのような集団活動)の機会に恵まれていた子どもほど、道徳観・正義感、さらには自尊感情までも高くなる傾向が見られるそうで、体験学習は子どもたちの成長に欠かせないものであると結論づけています。

 

ホントでしょうか?

 

もしそうなら北海道の大自然の中で育った私は、首都圏の方々よりも、道徳感、正義感、自尊感情が高くなるはずですが。

 

冗談はさておき、”机上の学問ばかりやってきた人は使えない”という言葉は千年も前から今も変わらず言われてきている言葉ですから、机上の学問だけではなく、多種多様な経験をすることが子どもの成長にとって重要であることに疑念の余地はないでしょう。

 

ウィルでも、小学生から博物館に連れていってみんなで学んだり、教え子が通う大学に連れていって学んだり、数は多くはないですが、座学以外の学びの機会を意識的に作っています。

 

そこで、すでにご覧になられている方もいらっしゃるでしょうが、東大生100人に調査。家族で楽しめる格安スポット、トップ7!

 

 

 

やはり1位はここしかないですよね。ウィルが生徒たちを連れていく博物館でも第1位。日本一の所蔵数を誇る「国立科学博物館」です。

 

ここは国で唯一の総合博物館なので、自然科学も社会科学もすべて網羅されているところが引率しやくていい。どんな子でもどこかには食いつきますから。

 

そして、ウィルが生徒たちを連れていく博物館の第2位。ここも偶然同じでした、国宝および重要文化財の所蔵数で日本一の「東京国立博物館」。

 

ちなみにウィルが連れていった博物館の第3位は、日本一の参加体験型ミュージアム「科学技術館」ですが、この番組では6位でした。

 

座学は言うまでもなく大切です。過去の人たちが紡いできた「知」を受け取れるだけの力を育てるために机上の学問は不可欠。それなしに体験だけしていてもそれは猿に毛が生えたようなもの、先人の学びを繋げてこその人間です。

 

ただ、座学一辺倒でもいけません。

 

ぜひ息抜きも兼ねて、こういうところに足を運んでみてはいかがでしょうか。

盛り上がっているバレーボールのネーションズリーグ。

妻もハマりにハマっていて、昨日の準々決勝、日本vs.中国は声を出すことが禁止とされました(笑)。

 

妻が言うに、日本は予選を史上初の12戦全勝で1位通過だそうで。日本バレーボール男子っていつの間にかめちゃくちゃ強くなっているんですね。女子はずっと強いっていうイメージですが、男子は中垣内選手時代のイメージで終わっていて、当時まったくのど素人の父や私でさえ、どうせ中垣内にトスが上がるんでしょ?とわかってしまうくらいの中垣内頼み、そりゃあ勝てるわけないというバレーでした(イメージです。間違っていたらすいません)。

一方で、バレーボール中国代表のイメージは日本より格上のイメージでしたから、妻から「中国は開催国だから出れるだけで、予選は1勝12敗、18チーム中最下位だよ。」と言われて、これも驚きです。

 

じゃあ余裕で圧勝だね、なんて言って観ていたら、これがホームの勢いなのでしょう、1セット目は取られてしまって、2セット目も終盤までほぼ互角の戦い(25-23)。中国の大応援団に後押しされて必死の形相で喰らいついてきます。これは、もしかしてヤバいんじゃないの?

 

その中国の勢いを消したのは、他ならぬ中国の選手の『サーブでラインを踏んでしまう』というイージーミスでした。打ってから踏むのはOKなので、最初から踏んでいるわけですから意味不明。ど素人の私でもしないようなミス。しかも2回も。2回目なんか23-23のときです。あれが無ければもしかしたら?なんて感じだったのに。

 

そして今日、目に入った記事がこれ。

 

バレー中国監督が嘆き 選手に指導響かず
 

以下抜粋

中国のヴィタル・ヘイネン監督は、試合後インタビューで
「ここ数か月間、練習中に出るイージーミスのことについて話し合ってきたんだ。


練習中、ライン際でミスをする選手がいてね。
私は『気をつけなさい、そういうミスは勝負の重要な局面で絶対にまたやるぞ』と伝えているんだ。

選手たちは笑って『はい監督、本番ではやりませんから』と言う。

4点か5点もイージーボールを渡すなんて、信じられる?

 

選手たちは分かっていない。勝負を分けるのは、毎日練習でやっているようなイージーボールの処理なのだ。華やかなプレーでも、特別なプレーでもないんだ」と嘆き節がとまらなかった。

 

これを「プロでもわからないのだから、僕らだってわからないよ」と思うか。

 

それとも「監督が幾度も繰り返し言うことは、それだけ大切なことなんだ」と思うか。

そして、「プロだって練習でできないことは、本番でもできないんだ」と思うか。

 

"愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。

私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。”

 

ビスマルクの有名な言葉ですが、凡人の私からしたらレベルが高過ぎなので少し修正させてもらって、

 

"凡人は自分の経験からしか学ばない。

他人の経験から学べる者を賢人という。

そして、自分の経験からも学ばない者を愚人という。”

 

賢人になりたいものです。

 

 

ちなみに、『サーブでラインを踏んでしまう』ことはどれくらいイージーミスなのかをAIに聞いてみたところ、

 

バレーボールでサーブを打つときにエンドラインを踏むことは、「絶対にやってはいけない基本中の基本(反則)」です。立つ位置を少し後ろにするだけで簡単に防げます。

 

だそうです。

執筆依頼は、当初「英語の勉強法」について書いて欲しいというものでした。


入塾時の選抜なしですから、毎年、様々な学力の生徒が入塾しています。


にもかかわらず、県内上位20%に確実に入れて続けているというところに関心を持っていただきました。


英語の指導力を評価していただいたのですから二つ返事でOKして、いざ構想を練ってみたものの、実際に自分がやっていることは基本中の基本ばかり。


3ヶ月に1回のペースで単語テストを行い、8割を超えなかったら、満点が取れるまで毎日呼んで個別指導。知らない単語を溜め込まさせないよう、とりわけ品詞は丁寧に、単語をしっかりと身につけさせる。


毎週の授業では、学校の教科書の例文をベースに、単語を変えただけの英作問題を繰り返します。ここでは品詞が同じであれば互換できるというイメージを持ってもらうことに尽力します。ちなみに、日々の授業での宿題は原則としてありません。


そして、語彙を持たせて、文法を染み込ませた上で、中3の夏辺りからは、私が精選した英語長文(A4裏表)を授業で解説。それを毎週1つないし2つ、音読を繰り返して読み込んでくるよう指示する。


それだけです。なんにも真新しいことない。

語学を学ぶ王道。こんなの誰もがすでに知っていることです。


要は、単語やって、文法やって、たくさんの英文に触れるってことですからね。


こんなの偉そうに本にしても売れるはずがない(笑)


結局、これが王道で、これが一番なのはわかっているけれど、やらない、やれない、ということに語学の難しさ、多くの人の悩みがあるわけです。


つまり、どうしたらこれをやってくれるのかって考えて作ったウィルの指導システムが、英語力を伸ばしているわけで、指導内容で伸ばしているわけじゃない。


ということで、早々に頓挫しました。


編集者の方からは、「では、その指導システムといいますか、考え方や生徒への声かけの仕方などを書かれては?」なんて言われましたが、これはもっと売れない(笑)。だってこれこそやっていることは至極当たり前のことばかりだから。


授業は間違えてなんぼ。ピアノでも、野球でも、柔道でも、できないことをできるようにするために練習するわけでしょう?できないことをやるんだから、できなくて当然。どうやったらできるようになるだろうか?って考えて繰り返すことが連鎖でしょう?授業も一緒。間違えまくれ!


とか、


君たちは、失敗する権利を持っているんだから、ガンガン挑戦して、ガンガン失敗しなさい。怒られるなんてことはない。だって、怒られないようにしようとしたら、挑戦しない方が、できないことをやらない方がいい事になっちゃうもんね。


とか、


「過ちで改めざる。是を過ちと言う。」というように、失敗を改めることなく、無為に繰り返していることが責められるべき過ちであって、過ちを正しく区別しないとね。


とか、


勉強は練習。時間じゃなくて、何ができるようになったのかだから、どれだけ変化したかに、成長したかに目を向けること。できるようになったことを指折り数えて終えましょうね。


とか、


忘れることは、勉強した時間をゼロにしてしまうということ。こんなにもったいないことはない。とにかく忘れないように。知識は貯めて、積んでいくものだよ。


のようなことを、何度も何度も繰り返して、生徒たちの心に刷り込んでいく。


できない理由は、わからないからではない。

考え方が、できなくさせているだけだ。


ゆえに、全員をできるようにするためには勉強を教えていてはダメだと気づいた。


だからこそ、考え方を刷り込む。でも、1回言えばわかる子もいれば、5回言わないと、いや10回言わないと、本当の意味でわからない子もいる。


ではどうしよう。


そのために、早めに入塾してもらって、後から入塾してくることのないように定員制にした。


この考え、この仕組みを書いたところで、誰のための何?って話しです。


でも、せっかくいただいたチャンスです。さて、どうしようか、ということで今、書いているのは英語を勉強する上での補助的なものです。


これがあったらよりやりやすいな、というような痒いところに手が届く本にしたいと考えています。