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上司のための、「人が成長する」マネジメント法

部下を一人でも持っている方。
自ら考えて行動できる部下の育て方を学んでみませんか?
組織をつくる、人を育てるマネジメントの方法を、
企業向けにアドバイス、コンサルティングしている専門家のショートエッセンスをお届けします。

どの立場に限らず、仕事ができる人、

できない人の差は何か。


突き詰めれば、1つに理解力の差が大きい。


与えられた仕事や指示に対し、

いかに早く、そして深く理解できるか。


1のことしか言われなくとも、

5のことを理解できるか、など。


つまり、いかに的確な理解、

対応をできるかが、仕事をしていく上で極めて大事。


思い出してほしい。


学校の世界では、授業は平均的な生徒に合わせて進められる。


40人のクラスであれば、

真ん中の30人ほどが理解できるペースである。


たとえトップクラスの2、3人の生徒には物足りなくても、

日本の教育は多数派が中心になっている。


しかし、ビジネスは異なる。


社内というのは、トップクラスの人間に

焦点を当てて進めざるを得ない面がある。


平均的な社員に合わせていては、

企業間の競争に勝てないし、発展しない。


社内の「授業」は、できる人間に

合わせてどんどん先へ進んでいってしまう。


まずはその厳しさを知ること。


ポイントは、どれだけ指示に対して先を見通し、実行に移せるか。

仕事の段取りの悪い人がいる。

それは能力の問題とは限らない。

段取りの良し悪しなら、今より少しの努力をすれば身につくもの。

いかに手際よく仕事を進めていくか、
必要なポイントを3つあげたい。

第1に、仕事に優先順位をつけること。

日々新しい仕事がどんどん入ってくる。

まだ終えていない仕事が山積みなのに、
さらに新しい指示が入り、ストレスもたまる。

まずはそんな状態を解消させたい。

第2に、仕事の順番を決めたら、
仕事それぞれにどれだけの時間をかけるか決めること。

そして割り振ったならば、時間は厳守する。

適当に変更したり、妥協したりしていると、
あっという間に仕事はたまっていく。

いかに無駄な時間を省き、効率よく進めるか。

第3は、いかに充実した仕事に仕上げていくか。

雑な仕事では評価にならない。

1の指示であれば、3にして返すくらいの、
主体性をもった仕事をしたい。

仕事ができる人の原動力は、熱意だと感じる。

成し遂げたい思いは、正しい順番と
有効な時間と充実した仕事の成果を生む。

一昔前に比べると、現代の

ビジネスパーソンは多くの仕事を抱えている。


インターネットなどによる、時代のスピード化の影響といえる。


そういう時代だからこそ、

ますます仕事のスピードと効率化が要求される。


自分の仕事をテキパキと片づけ、

1つひとつを早く処理していかなければ、

あっという間に仕事はたまってしまい、

ストレスのたまる原因にもなる。


見ている限り、ストレスの多い人ほど仕事は遅い。


また先手を打てば、その仕事のポイントがよく見えてくる。


例えば学生時代、期末試験に一夜漬けで臨んだり、

あるいはギリギリになって勉強を始めたりしても、

なかなかよい成績は取れない。


仕事においても同じこと。


ギリギリになって提出した資料には、必ず抜けた箇所がある。


だから仮に1週間で仕上げるように言われたならば、

まずは3日で完成させる。


余裕をもって、自分で改めてよく見てみる。


すると、足りないところがわかり、

よりよいものに作り変えていくことができる。


その繰り返しの中から、仕事のポイントがわかってくる。

思いやりの心は、仕事を成功させる上では重要である。


職場において終業後、

自分はその日の仕事をすべて終えたが、

部下は多くの仕事を抱えて悪戦苦闘している。


そのとき、どう行動するか。


ポイントは見知らぬ顔して帰ることなく、

「何かできることがあれば手伝うよ」と声をかけたい。


せめて一言でも「ご苦労さま」

「お疲れさま、がんばっているな」

という言葉をかける心がほしい。


このときは理屈ではない。


思いやりの一言があるかないかで、

人間関係はずいぶん変わってくる。


また、特に接客や営業でも欠かせない。


大切なサービスの心は、思いやりの心とも言える。


サービスは本来、相手を喜ばせる

同時に、こちらにも喜びが生まれる。


例えば「この間お届けした商品はいかがですか」と聞き、

「とても便利で助かった、ありがとう」とお客さんが答える。


この言葉に喜びを感じてこそ、次のサービスにつながる。


この思いやりの原点なくして、

円滑な人間関係や、喜びあふれる仕事はないのではないか。

会社に限らず、どんな場面でも、

人間をよく「明るい人」「暗い人」と表現する。


その人の日ごろの言動や

かもし出す雰囲気、あるいは持って生まれた気質など、

さまざまな要素を総合して判断する。


もちろん、人には明るい部分と暗い部分の両面がある。


だが、職場という場に関しては、

「明るい振る舞い」の方が得ではないか。


上司が部下に仕事を頼むとき、

「この仕事は彼にしか頼めないな」と思う割合は半分ぐらい。


お願いする場合の多くは、仮に3人いたら誰に頼んでも、
しっかり実行してくれると想定のできる仕事。


では、このときに誰を選ぶか。


その基準の1つに「明るさ」は大きい。


上司が部下に指示を出す場合、

「この仕事を任せて、積極的にやってくれるだろうか」など、

上司はどこかで、心配がつきまとうもの。


「はじめてですが、でも、やらせてください」

などと、この心配を部下が明るく答えてくれたら、

少なくとも応援したくなるし、サポートもしやすい。


よい言葉や雰囲気は、自然に社内を活性化させる。