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至福の時間を過ごしております……。

 

 

 

 無料で池の生き物調査!

 

 

 

 

3月1日(土)、葛西臨海公園にある鳥類園で、

「ひがた・たんぼ倶楽部」の活動に初参加してきました!

 

 

 

 

 

 

 

 

葛西臨海公園というと「葛西臨海水族園」が有名ですが、

 

実は公園内には鳥類園という施設があり、

毎月第1土曜日と第3土曜日に「ひがた・たんぼ倶楽部」という活動をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水族館がココで、鳥類園がココ!

で、活動場所がココ!!

 

 

「ひがた・たんぼ倶楽部」といっても、

活動場所は田んぼではなく、

鳥類園の周囲にある池で活動します。

 

「下の池」と呼ばれるのが、海水と淡水が混ざった汽水の池で、

「上の池」と呼ばれるのが、淡水の池です。

 

 

 

どちらで活動するのかは日によって違い、

生き物観察のほか、生き物が生息するための整備などを行います。

 

 

 

この倶楽部活動、前から気にはなっていたんですが、

予定が入っていたり、いざ行こうと思うと天気が悪かったり、

なかなかタイミングが合わず…!!!

 

今回、春の日差しが注ぐ中で、ようやく初参加できました。

 

 

 

 

で、今まで参加してこなかったことを心から後悔…ッ!!!

 

「池で子どもに生き物観察させてあげたいなぁ」

「でもハードルが高いなぁ」

 

というご家庭に、めちゃくちゃ推したいです!!

 

 

 

いろいろな場所で、

いろいろな生き物イベントに参加してきた我が家だからこそ、

もう握りこぶしに力を込めて、めいっぱいオススメしたい!!!!

 

 

 

オススメポイントは、

 

 

1、予約無し!当日参加でOK!

2、胴長も手袋も網も、道具はすべて貸してもらえる!

3、生き物にとっても詳しいスタッフさんがいる!

4、洗い場&着替え部屋があり、着替えしやすい!

5、参加費無料!(公園入園料なども無し!)

6、小学生以上になっていますが、親御さん判断で幼児の参加もOK!

 

 

などなどなど!

 

 

というわけで当日のレポート、いきまーす!

 

 

 

 

 当日参加OK!胴長も借りられる!

 

 

 

 

3月1日、午前中はちょっと予定があったんですが、

午後の予定が決まっておらず、

 

当日になってこの「ひがた・たんぼ倶楽部」のことを思いだして、急遽参加してきました。

 

 

事前予約の先着順や抽選式だと、急なスケジュール変更に対応できなかったり、

天気や子どもの体調なんかも気になるところなんですが、

当日に行けばOK!というのは本当にありがたいです。

 

 

 

で、貸してもらえる胴長というのが、

 

 

 

 

 

 

 

 

こちら。

 

漁師さんが着ているような、長靴と防水服が一体化したものです。

 

 

 

これ、前から個人的に欲しいと思っていて!!!

 

 

 

長靴だとすぐに中にゴボゴボ水が入っちゃうし、

田んぼのように泥がどろどろしている場所だと、

長靴が抜けなくなっちゃうし、

 

 

でも子どもだとサイズがどんどん変わっちゃうしなぁ……

洗ったり保管するのも大変だしなぁ……

 

 

 

って思っていたら、まさかの貸し出し式!

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで、子どもサイズはもちろん、大人も胴長を借りられます。

私もバッチリ着ました!

 

 

 

 

 

 

 

 

軍手(手袋)も貸してもらえるありがたさ!

長靴も軍手も持ってこなくていい!

 

 

それ以上に、使い終わった後に家に持ち帰って、

長靴の中敷きの下に溜まっていた泥とか、

永遠に泥水が出てくる軍手を洗わなくていいという喜び!

(経験者語る)

 

 

 

 

 

 

 

 

水生生物用の網やスコップも貸してもらえます。

 

 

水生生物用の網、我が家にもありますが、

百均のような弱い網だと、

泥と一緒に生き物をすくおうとすると、柄の部分が曲がっちゃうんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも水生生物用の網って、

何回も使うご家庭なら購入するのがオススメなんですが、

使える場所も限られるので、購入をためらうご家庭も多いんじゃないかなと。

 

 

 

それを貸してもらえるってホントありがたい!

しかも無料で!!!

 

 

絶対行ったほうがいいです。

まだ準備段階で推しまくる!(笑)

 

 

 

 

 池で活動開始!

 

 

 

 

自己紹介を終えた後は、

今回の活動場所である「下の池(海水と淡水が混ざった汽水池)」に向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

到着早々、泥の中を通過するので、

参加せず見学のみの予定の親御さんも、着ておいたほうがいいと思います。

 

 

今回の作業は、

まず水路整備班と生き物調査班に分かれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの水路、泥で埋まってしまったので、

掘りだして水路を復活させる予定のようです。

 

そうすると魚がやってきて、鳥の餌場になる!

 

 

 

我が家の子どもたちは生き物調査班を希望したので(だと思った)、

張り切って生き物を探します。

 

 

 

 

 

 

 

 

このくらいの水の量の場所なら、

長靴でも大丈夫かもしれないんですが……

 

 

 

 

 

 

 

 

このレベルになってくると、やっぱり胴長は必須!

 

 

ちなみに私は、何回か泥にハマって抜けなくなりました。

 

 

も―無理!

子どもたちは、なんであんなにひょいひょい行けるの!?

 

やっぱり体重!?

体重の違いなの!!??(笑)

 

 

 

子どもたちは、たとえ転んでも着替えを持ってきていますが、

私は胴長を着ていても転んだらさすがにアウトなので、

奥まで行くのを断念。

 

 

今度は私も、念のため着替えを持ってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな私を置いて、ひょいひょい奥へと進んだ長男。

石を動かしてカニを探しています。

 

この足元がものすごくヌルヌルと滑るらしく、

よくぞ転ばずに帰ってきた!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥まで行かなくても、手前のほうで軽く網をすくうだけで、

何匹もエビが網の中に入ります。

 

 

いつもは下着までびしょ濡れになる長男も、

今日は胴長を着ているから大丈夫……

 

 

 

 

 

 

 

 

……じゃないかもしれないwww(確信)

 

 

 

 

 

 

 

 

果敢に攻めたおかげで、ボラの幼魚なども見つけていました。

 

 

 

 

 生き物に詳しいスタッフさん

 

 

 

 

過去にいろいろな観察系イベントに参加してきましたが、

 

やっぱりスタッフの方が経験&知識豊富で、

 

さらに、

「この方も子どもの頃に同じように生き物を探してたんだろうなぁ」

 

という似たような匂いを感じる雰囲気だと、

すごく有意義で楽しい観察会になります。

 

 

 

過去に「このスタッフさんスゴイ!」って思ったのは、

 

 

 

 

 

 

 

 

↑過去に何回か参加している三番瀬のフィールドワーク。

 

このフィールドワークの担当の方、元教師だとおっしゃっていましたが、

教え方は上手だし知識も豊富だし、ご自身もたくさん標本を見つけていて精力的!

 

 

 

 

 

 

 

 

↑こちらの後半に出てくる山梨県のオオムラサキセンター。

 

ここの館長さんが担当する観察会に参加したんですが、

「伝えたいことがたくさんある!」ということがわかるくらい、

ずっと話をしてくださったし、

ご自身もどんどん水の中に入ってどんどん生き物を探してました。

 

 

 

 

そして今回の「ひがた・たんぼ倶楽部」

 

この担当のレンジャーさんも、

とっても知識が豊富でいらっしゃった――!!

 

 

 

 

 

 

 

 

レアなゴカイを見せてもらったり、

 

 

 

 

 

 

 

 

調査の後は、みんなで見つけた生き物を確認!

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは次男が気に入ったシラタエビ。

全国的に場所によっては、レッドデータ入りしているエビです。

 

 

幸い葛西臨海公園の池にはたくさんいますが、

環境に左右されやすいエビなので、

もしも急激にシラタエビが減少したら、何かが起きていることになります。

 

 

生き物調査って、

 

「生き物いっぱい!楽しい!」

 

とだけ思いがちですが、

こうやって定期的に生き物を確認することで分かることもたくさんあって、

やっぱり「調査」なんですよね。

 

 

そのあたりまで教えてくださって、感謝いっぱいです。

 

 

 コチドリの営巣地作り

 

 

 

 

生き物調査&水路整備の後は、

みんなでコチドリの営巣地作りをします。

 

 

 

 

 

 

 

 

コチドリは中州に石を並べて巣を作ります。

 

川が氾濫して木などを押し流すと中洲ができるんですが、

最近はダムが整備されて、川があまり氾濫しなくなっているんですよね。

 

 

もちろん氾濫しちゃうと人間は困るんですが!

 

中洲がなければ、そこに巣を作るコチドリが困るので、

人工的に「中洲っぽい場所を作る」という。

 

もともとここは、背の高いヨシが生い茂っていたのを刈り取ったようです。

 

 

 

 

……という感じで、

 

「ここにどんな生き物がいて」

「どういう生態で」

「だからどういう整備をするのか」

 

それを踏まえたうえで、毎回、池の周辺の整備をしているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

実際、同じレンジャーさんが担当された門松作りのイベント。

 

あの時も、フクロウの生態を理解したうえで、竹林の整備をし、

その竹を使って門松作りをしました。

 

 

 

「フクロウが翼を広げて、池にエサを捕りに行けるように」

ということだったんですが、

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど今回の池から、以前、竹林の整備をしたところが見えました。

 

確かにぽっかりと木々の穴ができていて、

向こう側に行けるルートができてる!!

 

 

 

閑話休題。

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは鎌を使って草刈り!

 

次男、鎌を使ったのはコレが初めて。

子どもが使いやすいよう、ギザギザ刃で小さいタイプの刃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

草刈りをしていると、越冬していた虫たちが姿を現しました。

あたたかくなって、早起きで出てきたようです。

 

こちらは成虫で越冬するクビキリギス。

他にも成虫越冬のツチイナゴやナナホシテントウ、キタテハも!

 

クロナガアリなんかもチラホラ動いていて、

いや――来ましたね! シーズンが! 春ですね!!!

 

 

 

3月5日は冬ごもりしていた生き物が目覚める啓蟄(けいちつ)ですし!

 

(……って言いながら、都心で雪が降りましたけど―――!笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

草刈りが終わたら「マサファルト」をまきます。

アスファルトじゃなくて、マサファルト。

 

水で固まる自然土で、雑草が生えてくるのを抑制してくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マサファルトを踏み固めて、水をかけたら完成!

 

そのまま置いておくと、

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなふうに固まるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

以前、同じようにコチドリの営巣地としてマサファルトを敷いた場所は、

遠目にも雑草が生えていませんでした。

 

 

この上に砂利をまいて、今日の仕事は終了!

 

 

 

 

 

 

 

 

おつかれさまでした――!!

 

 

 

 着替えやすいありがたさ!

 

 

 

 

さて、施設に戻ったら着替えです。

 

 

今回は胴長をお借りしているのでラクチン!

ホースの水で洗って、その場で胴長を脱いでお返しするだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

……と思ったら、長男、下着までしっかり濡れてた―――!!(笑)

 

 

次男はトレーナーの袖の部分がちょっと濡れただけだったんですが、

さすが長男。

 

果敢に攻めた結果のびしょ濡れ。

 

 

 

 

 

 

 

 

荷物置き場、兼、着替え部屋があるのがありがたい!

 

 

過去に田植えイベントの時とか、

 

普通に田んぼの横にレジャーシート敷いて、

まだ泥が落ち切ってないけれどそのままそこで着替える!

(当然レジャーシートも泥だらけ……)

ってこともあったので、

 

 

「水が充分使える」

「着替えする部屋がある」

 

というのは、水場の生き物観察だと本当にありがたいです。

 

 

びしょ濡れになったとはいえ、

胴長のおかげで泥まみれにはなってませんでしたし!

 

 

 

ただ個室があるわけではないので、

下着まで濡れそう!という場合は、

身体が隠れるプール用のタオルを持参したほうがいいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに生き物の仕分けの時、

長男、せっかく着替えた洋服の膝部分をまたしても濡らしていたので、

長男の分は、今度から2組着替えを持ってきておこうと思います(笑)

 

 

 

最後に今回捕まえたエビを、鳥類園で飼育しているウナギにあげました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立派なウナギ!!!

 

葛西海浜公園の定置網か何かに引っかかったウナギのようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

水槽の中には、過去にウナギのエサとして入れたものの、

ウナギの攻撃をかわし、他のエビを食べて生き延びている手長エビも!

 

イベントは15時半までの予定でしたが、

結局、16時近くまでがっつり活動しました。

 

 

 

 

 今後の活動予定

 

 

 

 

というわけで、

 

あらためましてこちらの「ひがた・たんぼ倶楽部」は、

基本的に毎月第1&第3土曜日に活動中です。

 

 

詳しくは鳥類園のブログで、次の活動内容がアップされるので、

それをチェックしてから行くのがオススメです。

(まだ次の活動内容は出ていません)

 

 

 

レンジャーに聞いてみたところ、

 

もう1回ある3月の活動は、

今回と同じく下の池(汽水)の生物調査・水路掘り・コチドリの営巣地作りで、

4月からは上の池(淡水)での作業になる予定のようです。

 

淡水になるとヤゴなんかも見つかるそう!

 

 

 

これだけ泥だらけになって、充実の活動をしたにもかかわらず、

帰宅後の片付けが、今までの洗い物地獄に比べて本当に楽でしたし、

やっぱり「当日参加」というのがハードルが低くて本当にありがたいので、

全力でオススメしたい!です!

 

 

 

あと今までずっと誤解していたんですが、

 

 

 

 

 

 

 

 

葛西臨海公園前駅の目の前にあるこの公園。

 

 

「葛西臨海公園」と「葛西海浜公園」で、

ふたつは別物だったんですね!!!!

 

し、知らなかった―――!!!!

 

 

 

葛西臨海公園は、東京都建設局の管轄。

葛西海浜公園は、東京都港湾局の管轄。

 

もはや管轄から違っていたっていう…!!!!

 

 

 

レンジャーさんが、

 

「葛西海浜公園の定置網のイベントで…」みたいなことを言っていて、

「あれ?葛西臨海公園のページをチェックしていて、そんなの見たことないな」って思ったら、

臨海公園と海浜公園が別物だったっていう!(衝撃)

 

 

よって、葛西海浜公園のホームページも別にあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

子ども向けのイベントもあるので、気になる方はチェックを!

 

 

で、今回私がオススメしている「ひがた・たんぼ倶楽部」は、

葛西臨海公園にある鳥類園のイベントです。

ややこしい!!!(笑)

 

どうぞご注意ください。

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