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誕生日とたいやき
本日、長男が11歳になりました――!
私も親になって11歳! びっくりすぎる!
え、もう11年……??(震え)
昨日の夜、長男が「今日で10歳も終わりかー。全然そんな感じがしないけど」って言っていたので、
この年齢になっても、一度だって「年齢が変わった」って実感したことがないよーって話をしました。
時間はずっと地続きでつながっていて、昨日も今日も「私」である以上、年齢はただの記号に過ぎなくて、
でも、ただただ流れゆく時間の中で「誕生日」という区切りをつけることで、
そこに思いを寄せることができるんだよ、っていう話を。
……で、「もう11年か!!!!」ってなったっていう(結論)
でもたぶん、去年も「もう10年か!」ってなってたし、9年後も「もう20年か!!!」ってやってると思う。間違いない。
私の親としてのはじまり。
それは、たいやき、でした。
冷凍のたいやき、あるじゃないですか。
私、それを電子レンジであたためた後、オーブントースターでまわりをカリカリにして食べるのが好きなんです。
あの時。長男が生まれた間もなかったあの夜。
たいやきをあたためて、いい感じにカリカリになって、「さぁ食べるぞ!」って時に、長男が泣いてしまって。
まだ首もすわっていなかったから、両手で抱っこするしかなくて、その間にたいやきはどんどん冷めてしまって、
「親になるってこういうことなのか」って、失ったものを直視した瞬間でした。
「もう、あたたかいたいやきは食べられないんだな」って悲しく思う自分と、
親になったのに、たかがたいやきでそんなことを考えていることの情けなさ。
今から考えると、「たいやきなんかで!」って笑える話です。
でも、そんな小さな変化が、否応なく「これからの人生の変化」を彷彿とさせて、
産後鬱とあいまって、ただただマイナス思考にしかならなかった夜のこと。
そんなたいやきを、冬、子どもたちと一緒に食べました。
「たいやき食べる?」って聞いたら、「食べる!」って2人ともこたえて、
全部で3つ分、あたたかくてカリカリのたいやきを作って、
「おいしいね」って言いながら、食べました。
びっくりだ。びっくりです。
あの時は食べられなかったたいやき。もう二度と食べられないんじゃないかって絶望したたいやき。
今、こんなふうに楽しく食べてる。
あの頃、「失った」と思ったもの以上のものを、私はもらっているのだと。
もらっていたのだと。
毎年毎年、誕生日という名の節目に思いだします。
年齢はただの記号で、誕生日はただの1日に過ぎないけれど、
「おめでとう」以上に「ありがとう」と伝えたくなる、そんな日です。
そんな日があることに、感謝しています。
令和の時代にハガレン
で、なんか最近、子どもたちと「鋼の錬金術師」のアニメを見てるんですけれども。(唐突)
この作品、2回アニメ化していて、1回目のほうはオリジナルの展開で最終回まで放送されたので、今回は漫画にほぼ忠実な2009年版のほうで。
全64話もあって今20話くらい。ゆっくり見てます。
なんでこんなことになったかというと、
実は長男希望の誕生日プレゼントが、同じ作者の作品「銀の匙」だったんです。
北海道の農業高校を舞台にした青春漫画!
以前、長野の図書館で読んだことがあって、「欲しい!」ということで購入。
ちなみに荒川弘作品だと、「百姓貴族」も全巻持ってます。
「銀の匙」「百姓貴族」のおかげで、酪農やら北海道の農業事情が学べて、
正直、知育的な方面でもすごくオススメ!な漫画なんですが、
荒川弘と言えば、やっぱり原点は「鋼の錬金術師」だよなって。
昔、漫画持ってたんですけれど売っちゃったんですよねえええええ!
しかも後半、どういう展開だったか記憶が曖昧で!!!!
もう一度購入してもいいんですが、せっかくだから一緒にアニメ見ながらワイワイやりたいなって思って!
2009年版のほうのアニメは、私、当時見てなくて!!!
で、久しぶりに見てみたら、私の感覚というか感想が変わってしまってた!
一応、どんな話かというと。
科学ではなく「錬金術」と呼ばれる学問が発達した世界。
幼い頃に母を病気で亡くした兄弟は、錬金術を使って母親をよみがえらそうとするが、これに失敗。
兄は片手片足を、弟は身体すべてを失い、魂だけの存在になってしまう。
失ったものを取り戻すため、兄は国家錬金術師の資格を取り、軍属として特権と義務を背負いながら兄弟で旅を続けるが、
やがて国家存亡をかけた戦いに巻き込まれていく……
みたいな話です。(ざっくり)
で、久しぶりに見た結果。
本編開始時、主人公15歳か!!!!!ってなったっていう。
で、母親をよみがえらそうとして失敗したの、11歳なんですよ。11歳!!
ここでようやく、今回の長男の誕生日の話につながります。(長かった)
そうか……11歳だったのか……
その年齢で、自分も手足を片方ずつ失ってるのに、「母親を2回ころしてしまった」「弟が身体を失ったのは自分のせいだ」って重すぎる業を背負って、それでも立ち続けたのか……
トラウマと向き合って、「逃げるわけにはいかない」って吐きながらも地面に埋めたものを掘り返すシーンがあるんですが、
アニメを見ながら長男が、「いいんだよ!逃げる時があったって!!」って言ってて、
ホントそれ!!!!!ってなったりしました。
話の中でムチャをして、
「もっと大人をたよりなさい!」って怒られたりする場面があって、正直ホッとしました。
戦い系の少年漫画にしては珍しく、「戦いの強さ」としては、主人公は1巻から最終巻までほぼ変わらないんですよね。
1巻の時点で普通に強いし、その強さは最後までほぼ横ばい。
でも、「周囲を頼ることを覚える」という心の成長が見られる少年漫画だなと思います。
ていうか、あんな可愛い兄弟を置いていかなきゃいけなかった、お母さんの無念さとかツラさを考えると泣けてしまって…!!!!
この視点は昔はなかった!!!
兄弟っていうのがさらにいけない!!!(ああああ)
ちなみに「錬金術」って要は科学なので、
たとえば身体を硬化した敵に対して、
主人公が「身体の構成成分の多くは炭素だ。炭素は構造によってダイヤモンドみたいに硬くもなるし、鉛筆の芯みたいに弱くもなる」って構造を変化させて、弱くして攻撃する場面があって、
子どもたちが「知ってる」ってなれるアトモンのありがたさよ!(余談)
そんなわけで、少しずつアニメを見つつ、たぶんそのうち全巻購入することになると思います。
本棚の空きは……もうないですね。うん。
↑「かいてまなべる冒険ガイド」に「やま!」が出た!!!!
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ここから先は、ホントどうでもいい余談なので、読まなくていいんですが。
「鋼の錬金術師」主人公のエドが15歳っていうのを見て、
「ドクターストーン」主人公の千空も登場時15歳だったな!ってなりました。
君たち同い年か!!! 話が合いそうだな!!! みたいな。
それに気づいてから、ずっと頭の中で2人がしゃべっております。(なんで)
「この世界が科学じゃなく錬金術っつー法則で成り立ってんのはわかったが、等価交換っていうのが解せねぇな。等価っていうのはなんだ、質量か? 何をもって等価とする? 法則に主観が入っちまえば、そこに再現性はねぇ。ゼロから有は生まれないというなら、分解し構築する錬成エネルギーとやらは、てめぇの何をエネルギーに変えてるんだ」
って、錬成陣と化学式を見比べながら机をトントン指で叩いてる千空と、
その横で初めて見る化学式に「なるほど、そういうことか」って錬成陣との法則を見出しながら、
「そのあたりの疑問を解決するならコレだ。ただし、情報は秘匿とされてるから、全部暗号化されてるけどな」って文献を2、3冊机に放るエドがおります。
頭の中に。(なんで)
なんかの作戦の時、「よし、盗聴器と防犯カメラがいるな」って千空が言いだして、
「は? なんだそりゃ」って返すエドに、
「普通なら面倒な作業が山ほど待ってるんだが、理解さえできりゃ、分解と構築ができるなら話は早ぇ。今からチャッチャと講義してやっから、理解して錬成しろ。――できるだろ、最年少で国家資格を取得したっていう天才錬金術師さんよ」
「……いいぜ。その挑発、のってやるよ」
ってお互いにめっちゃ悪い顔で笑ってる姿が最高におもしろいので、
もう少し頭の中でしゃべらせておこうと思います。




