おはようございます。

 

このブログを書き始めて1年が経ちました。

 

書いたり、書かなかったり、気ままに細々と更新してきました。

 

迷いもあったと思います。

 

ですが、そろそろ場を変えたい…と感じるようになりました。

 

このたび、一念発起して、新たなブログを立ち上げました。

 

なんと数年前に挫折したWordPressです。

 

あの時は、人に作ってもらって、その仕組みも分からず、ただただ使いにくいと(たぶん慣れなかっただけ)、早々に投げ出しました。

 

今回は、ブログ塾に参加して、ドメインを取得するところから、全部自分でやりました。

 

手をかけた分、これから大事に育てていきたい…と思えます。

 

これまで「ごきげんの種を探して」にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

新しいブログにもご訪問いただけると、とても嬉しいです。

ご縁に感謝して。

 

Chikako Kitabayashi

 

→しあわせの種を探して

 

 

 

以前、アメリカ陸軍学校(海軍だったかも…)の卒業式で、

来賓が述べた祝辞が心に残っている。

 

"Make your bed first thing in the morning!"

 

卒業おめでとうの後に、続いた言葉。

 

「朝一番にベッドを整えよ。」

 

 

乱れた寝具を整えることを、英語でMake a bedと言う。

 

日本語の「布団をあげる」と同意。

 

朝起きたら、いの一番にすることは、コーヒーを淹れることでも、

スマホチェックをすることでも、二度寝することでもなく、

今まで自分が寝ていた場所を整えるということ。

 

続く言葉は、「君たちは毎日、たくさんのtaskをこなす。

ベッドを整えることは、その最初のtaskだ」。

 

taskとは仕事・課業・学業・職務のことだが、

ここでは任務と訳してもよさそう。

 

軍の任務といったら、命を張ったもっと高度で緊張を強いられることだと思うが、

ベッドを整えることが、そのひとつに数えられるなんて!

 

でも私はこの人の言うことは、的を射ていると思う。

 

自分の後始末もできないヤツに、国を守るような大きなタスクは任せられない。

 

または小さなタスクをこつこつ積み上げることで、大きな仕事に繋がる。

 

祝辞が伝えたかったメッセージは、そんなところだろうか。

 

 

なにか大きなことをやりたいと夢見ていて、それが実現しない時、

やっぱり自分には無理だった…と凹んでいても、何も変わらない。

 

そんな時、くさってないで、今、目の前にある小さなできることを、こなしていけばいいんじゃないかな。

 

…と当時、けっこうくさっていた私は、思った。

 

小さなこと、そう、起きたら布団をあげる…そんなことから。

 

今日、お布団、あげてきた?

 

(元動画、探せず…泣き1

 

先日、パンケーキを食べに駅ビルに行き、

その流れでブラブラお店を見て歩きました。

 

金沢駅には、主にお土産を扱う「あんと」とファッション系の「Rinto」があり、

どちらもかなりイケてるモールだと、私は思います。

 

金沢の名産はなんでも揃うし、活気があって、そぞろ歩きが楽しい…。

 

テナントは若向きの店が多くて、実際に買うことはあまりないのですが、

雰囲気を楽しむショッピングもあっていいよね。

 

…で、ちょっと立ち寄ったお店で、かわいいバッグを見つけました。

 

淡いブルーの小ぶりなバッグ。

 

冬でも夏でも使えそう。

 

それに、なんといっても軽い!

 

(SHIPSのHPより拝借)
 

え~~、これいいかもラブラブラブラブラブラブと見ていたら、店員さんが話しかけてきました。

 

我が娘ほどの年頃のお嬢さん。

 

少し小さいかも…とサイズを気にしていたら、

その日私が持っていた赤いバッグを見て、

「いつもこのくらいの大きさのバッグをお使いですか?」

 

ええ、だいたいこんな感じです。

 

「では、こちらのバッグに中身が入るか試してみましょうか?」

 

あ~~、なるほど、それはいいアイディア。

 

…ということで、赤いバッグの中身を水色のバッグに入れ替えてみました。

 

お財布、携帯、ハンカチ、スケジュール帳、眼鏡ケース、ポーチ。

 

定番のお出かけセット。

 

日によって、これに文庫本やペットボトルが加わったりします。

 

順番に入れていったら、ポーチだけが入りません。

 

ぷっくりした形状のポーチ、いつも持ち歩いているのに、入らない…。

 

その時、店員さんが言いました。

 

「このポーチの中身、全部使ってらっしゃいますか?」

 

え?なんかデジャブ?

 

そのセリフは、かつて私が何百回と口にしてきた、耳たこの常套句。

 

まさか私が言われる身になろうとは。

 

でも、なんか新鮮~~~わーい

 

立場が逆になって、これは盲点だったかも…と思いました。

 

衝動買いはしませんでしたが、帰宅してから、バッグの中身の総ざらえ。

 

普段、何気なく持ち歩いているアイテムに、「本当に使っているの?」ビームを浴びせます。

 

私がこの日、持っていたバッグ。

 

その中身。

 

ほぼ必要最小限。

 

ここから何かを削るのは、難しそう…。

 

でもせっかくですから、問題となったポーチ中身を検証してみましょう。

 

 

そんなに多くはないけれど、さらにここから、お出かけ中になくてはならないモノだけをピックアップ。

 

こんな感じですかね。

 

これだけなら、ポーチを一回り小さくしても大丈夫そう。

 

だけど、気に入っているポーチです。

 

水色のバッグのために、お気に入りのポーチを手放す?

 

ああ、それはないな。

 

…ということで、かわいいバッグはご縁がなかったということで、見送りです。

 

面白い動画を見つけました。

 

誰もが知っているクラシックの57曲がリミックスされています。

 

フレーズをつないであるのではなく、複数のフレーズが同時進行!!

 

それが不協和音にならず、ちゃんと音楽になっていて、

しかも耳になじんだ幾つものフレーズがそこここでアピールしてくる…。

 

おまけに転調までして。

 

これ作った人、天才かも。

 

クラッシックがお好きな人も興味ない人も、まあ、一度聞いてみてください。

 

モーツァルト、ベートーベン、ハイドン、チャイコフスキー、ショパン…、

小学校の音楽室にズラッと写真が飾ってあった作曲家たちが、ほぼ全員出てきます。

 

 

ところが、ところが!

 

私がこれだけ凄い!面白い!と思った動画、夫に見せたら、ほぼ無反応でした。

 

え?どうして?楽しくない、これ?

 

「う~~~ん、メロディひとつだけなら聞き取れるけど、同時にいくつもは無理。」

 

そこで気が付きました。

 

私と夫では、音楽の下地というか、基礎知識が違うのだと。

 

私は3歳からピアノを習っていて、音楽の勉強をずっと続けました。

 

片や夫は、小学校低学年の頃、義母がオルガン教室に通わせようとしましたが、

レッスン2回目で、さぼって野球しにいった人。

 

そういえば結婚前、クリスマスに第九を聞きにいったら、寝てたもんね、貴方…。

 

別に私に音楽の素養があると自慢したいわけではありません。

 

なにかを楽しむ時、その分野にある程度の知識があれば、より深く味わうことができるし、感動も大きくなる…と言いたいのです。

 

例えば、絵画のことが全然分からない私は、友人がフェルメール展に行った話を聞いてもチンプンカンプン。

 

新婚旅行でルーブル美術館にも行きましたが、ああ、美術の教科書に載っていた絵があるなぁ…、

すごく古くて、価値があるらしい…くらいにしか分かりませんでした。

 

モナリザもビーナス像も、”見た”だけで終わってしまいました。

 

まさに猫に小判苦笑

 

もしこの時、私にいくばくかの美術の知識があったなら、

感性の部分はどうにもならなかっとしても、「きれいだな~~」プラスαの感動もあったと思うのです。

同じ動画を見ても、夫婦でこんなに反応が違うのは、きっとこういう理由なのでしょう。

 

 

…でね、これって、子どもたちに

「一体なんのために勉強なんかするのさ!」と問われた時に、使えるんじゃないかな…と。

 

世界中には、まだ貴方の知らないすごいことやカッコいいことやクールなことがいっぱいある。

 

そんな物事に出逢った時、楽しい!笑・って感じるために、

今は無駄だと思っている勉強も、きっと役に立つよ…と。

 

こんなあまっちょろい説、ダメかな?(^^ゞ

 

 

梅の香りに酔いしれている…と書きましたが、

実はこのよい香りに挑戦状をつきつけた猛者がいます。

 

鉢植えのヒヤシンス。

 

とても強い香りを放っています。

 

スイセン、クチナシ、ユリ、キンモクセイ、

香りの強い花は多々ありますが、ヒヤシンスは特に強烈です。

 

1階の香りが2階にまで届くほどですから。

 

 

私には、ヒヤシンスに特別な思い出があります。

 

「学習」と「科学」という雑誌をご存知ですか?

 

学研が発行していた小学生向けの学習雑誌で、なんと学校で販売していたもの。

(正確には、注文&受け渡しが、校内で行われていた。

学校がマージンとっていたかは不明まったり

 

 

学習には文系の、科学には理系の付録がついていました。

 

どちらも趣向を凝らした付録で、子どものハートをわしづかみ。

 

両方買ってもらえない子は、どちらにするのか、苦渋の選択を迫られます。

 

私はずっと「学習」派でしたが、

3年生になったら、「科学」にすると心に決めていました。

 

なぜなら、3年の科学には、水栽培セットがついてくるから!!

 

多分、秋頃の付録だったと思いますが、私はこれを楽しみに待っていました。

 

と・こ・ろ・が!

 

なんと、水栽培セットが販売される月、父の転勤で、転校することになりました。

 

「科学」の販売日はまだ先です。

 

転校先の学校で、すぐに申し込めば大丈夫…と親に説得され、

折れそうになる心を励ましながら、新天地へ。

 

それなのに、転校先の学校では、販売日が終わっていました…がーんがーんがーんがーんがーん

 

かくて、あんなに楽しみにしていたヒヤシンスの水栽培セットを

手中に収める夢が泡と消えました。

 

当時は、プレゼントといえば、誕生日とクリスマス。

 

なんでもない普通の時に、おねだりなんかできません。

 

学習と科学は、数少ない、面白いモノを手に入れる機会だったのです。

 

友達の家にある水栽培セットのヒヤシンスが、

少しずつ根を伸ばしていくのを、指をくわえて見ていました。

 

 

…というような甘酸っぱい思い出があるため、ヒヤシンスには並々ならぬ憧れがありました。

 

高校生くらいの時、お小遣いで初めての水栽培セットを購入。

 

以来、何十個と栽培してきました。

 

私の春になくてはならない植物です。

 

 

そのヒヤシンスが今、同じ室内で梅と香りを競っています。

 

どちらもいい香りなんですが、混ざると梅が負けます…。苦笑

 

片や洋花、片や和花、だいたい同じ花期、共存は難しいそうなので、

飾る部屋を1日置きに変えて、両方がのびのび避けるよう、取り計らわせていただきました。

 

こういうの、嬉しい悲鳴っていうのかしら…。