WE NEED COMEDYのブログ
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

ザ・コメディ・ムービー⑥~ザ・ジャイアント・ジャパニーズ

やはり予想通り、ブログの更新をマメにするなんて到底むりな芸当だったわけで、当然閉鎖の危機でしたが、ちょっと暇つぶしに書いて見ます。もう訪れるかたもないと思いますが、これを読んでいるあなたはさぞかし、ごく奇特な方で、変人と呼ばれているに違いありません。


今日は先週観た松本人志の「大日本人」について。あれは世紀の駄作、あるいは松本の勇気と言おうか。あれは映画ではなかった。テレビ芸人の頂点を極めた男の、果てしない孤独の戦いの記録なのだと思った。あまりにも「大佐藤」は松本人志そのものでありすぎる。


働くおっさん人形(劇場)はすばらしい。それを映画に持ち込んで、自らがおっさんとなって演じて見せた。その卓越なる演技力にまず驚く。端々にみられるテレビの臭い。おちょくるインタビュアー、真剣に応えようとする阿呆者。この不誠実な丹念さがたまらなくおかしい。


とここまで書くと、ただの松本の崇拝者じゃないか、と思われるかもしれない。が、正当に評価してみても、テレビ的な面白さと言う点ではなかなかない作品だと思う。しかし、私が関東の人間だからだろうか、中途からがっかりさせられる。最後はこてこてのお笑いは私の好みではない。


映画としては大失敗と断言できる。が、松本の意思表示としては最高である。芸人の映画監督といえば、北野武だが、彼の場合は、バイオレンスを武器にめきめきと力をつけていった。松本はそのデビュー作(もしかしたら遺作か)で関西の笑いを中心にすえて心中したのである。その勇気というか、固い意志は賞賛に値する。


「大日本人だよ!」 CMでもスポットでよく使われていたセリフ。あのシーンが松本のコメディアンとしての才能を感じさせ、惚れさせる一声であったろう、と思う。彼は顔、声、仕草、現代のコメディアンの見本のような男なのだろう。きっと若い芸人たちが憧れてやまず、なんどもこの映画を観るのだろう。そして詰まらないギャグの練習をするのである。




日本トイレ探訪④

居酒屋のトイレ。私のきらいなトイレのひとつである。


近所のいわゆる赤ちょうちんのトイレなど典型的にひどい。古臭い喫茶店のような白いドアも、その手前のへんてこなのれんも腹が立つ。掃除は行き届いていても、ダサいペーパーのカバーにダサい便座カバー。極めつけは、個室に備え付けの水道の蛇口。水の出る穴から直接にコックが出ていて、それを捻ると水が出る、あれ である。いったいどんな了見でああなったのか、私の世代にはよくわからない。


チェーン店の、学生なんかが来るチェーン店は論外である。まず吐瀉物の飛沫や臭いが残っているのは最悪だ。だいたいスリッパや下駄は散乱している。妙に洒落っぽくしているのも余計に癇に障る。そして、大きな飲み会でもあると、だいたいひとつは、詰まる。


ふふふっ。私は笑う。なぜにこんな馬鹿な議論をしたか。居酒屋ごときに、私好みのトイレを求めるなど、笑止。

居酒屋にきれいですっとするトイレはあるはずがない。まあ、居酒屋は居酒屋で、そんな満足のいくトイレがあったとして、それに応えることが私もできないのだから、雑兵でよいのだ、ははは。



マウンテン・ゲッツ・レッド・アンド・イエロー

家から30分も車を走らせると、紅葉の名所である。

テレビでヘリを飛ばして中継するくらいの、有名な温泉地である。

わーわー騒いでいるレポーターにうんざりし、我が家の田舎さにがっかりする。


この季節の山を見るのが好きである。赤や黄色が秋晴れに映えるのが美しい。常緑樹が混じっているのもいい。


しかし、何より、色づいた山を見ると、食欲の秋ばかりが私の頭を占領するのだ。不思議とお腹が空く。

いつもへんだなあ、と思うのだが、なんだか、豊かな収穫を想像させるのである。


さいきん、私の分析では、なんだか、いも とりわけ、さつまいも を連想して、ほくほく、お腹が空くのだろう、ということになっている。

ただ、食意地がはっているだけなのか、ひもじいのか。さっぱり、読書の秋、アカデミックには働かない頭なのである。

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>