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Web-tama出張所 --艸の記録--

趣味の写真関連で自分用草花図鑑っぽいものを作る。的な。

 6月後半に那須岳は朝日岳に登った記録。

 

 いやこの頃にはもう梅雨時期に突入していたようなのですが、たまたま晴れが拾えたので早朝から突貫。

 

 目的は草撮りなので、茶臼岳ではなくこちら、朝日岳へ。茶臼岳も牛ヶ首方面などの周辺はなかなか草が良いのだが、山頂付近はガレ場と噴気の影響でウラジロタデくらいしかない……。

 朝日岳は見た目に急峻で鋭い岩峰を持つ山容だが、先日の日光白根山で急坂をひたすら降り続けたこの足に死角はない。筋肉痛も程よく癒えて、足の調子は万全であります。

 まぁ実際天候と気象条件が良ければ、そこまで警戒するようなルートでは無い、と思う。

 

 当日の山の天気は、高層雲があるものの概ね晴れ。ただし麓からは延々と雲が沸き上がり続け、時には茶臼岳を覆わんばかりにまで雲が這い上がっていた。

 

 雷雨注意報も出ていたものの、幸いにも雨には当たらず雲に巻かれる程度で済んだ。

 

 

 茶臼岳の側から見ると荒々しく急峻な朝日岳も、最後の登りでは見た目は優しい。

 山頂まで行くと急峻な崖に目が回るけども。

 

 今回の草撮り山行では、主だった草はマルバシモツケ(樹だけど)。登山道各所で観られた。

 朝日岳方面ではウラジロヨウラクが満開。その足元にはアカモノがやはり満開。

 被写体に囲まれて身動きが取れないエリアでありました。

 シャクナゲも僅かばかり咲いていたが、登山道から遠かったので撮るのは断念。

 

 今回、ウッカリ朝日岳の山バッジを入手し忘れてしまったので、近々リベンジ予定であります。

 まぁ草を撮るだけなので敢えて山頂に行く用はあんまり無いのですが、そこに草が生えていれば確認しなければならないのであります。

 

 今回もクマには遭遇しなかったが、シカが居た。しかのこのこのここしたんたん。

 

以下備忘録

マルバシモツケ

 

マルバシモツケ

 

マルバシモツケ

 

ウラジロナナカマド(だと思われる)

 

ウラジロヨウラク

 

ウラジロヨウラク

 

ウラジロヨウラク

 

アカモノ

 

アカモノ

 

クロマメノキ

 

コケモモ

 

オノエラン

 

オノエラン

 

ネバリノギラン

 

ナツハゼ(のつぼみだと思われる)

 

 

 帰りは那須温泉の「鹿の湯」でヒトっ風呂。

 真っ白く濁る硫黄泉は、温泉に入った満足感がとても高い。

 ただここ、入湯する前に頭にお湯をかけるのが推奨された入り方なのだが、このお湯がとても熱い。頭皮がビリビリするほど熱く、しかもそれを200回かけろと言う。

 100回で諦めて入浴したが41度~44度までは快適だった。48度はどうかしてるがここは本当に良い湯だった。

 硫黄泉で殺菌作用もあるので2日くらいは汗臭くならないから安心であります。

 

 7月に入ってすっかり梅雨突入状態なので、今月はまだ山にもフィールドワークにもまともに行けてないのが。

 

 6月の中頃、日光白根山での草撮り記録。

 

 

 実に7年ぶりの再訪。

 今回は最初から登頂を目指しての草撮り山行を予定。一般的なルートで登頂し、弥陀ヶ池方面の急坂を降りて戻るトレッキングであります。

 初心者でも比較的登りやすい山として知られているようですが、それでも2500mを超える高山なので油断はできない。

 まぁ一番の問題は、草探しながら登るので、時々足元から意識が消えてしまう点でありますな。あと下りはテクニック。フィジカルだけだと筋肉が悲鳴を上げ続ける。

 

 当日の天候は、雲多めで雷雨の懸念もあったものの概ね良い天気に恵まれた。

 2500m付近の風はエアコンより冷たいものの、ガレ場を登ってオーバーヒート気味の身体には心地よかった。

 道中は花真っ盛り。来るべき時に来た感があった。

 

 山頂からの景色はまさに絶景。

 上空の雲が近いものの360度のパノラマは、ここまでの登った甲斐があったと言うモノ。

 しばらく山頂付近をウロウロしてしまうのは仕方がない事だ。

 帰路のコースはかなりの急坂とのことで予習はしていたのだが、ちょっと想定を上回ってしまった。笑う膝、悲鳴を上げる太ももを庇いながらの下山になってしまったのは反省点。

 

 下山後に温泉に浸かったものの、太ももの筋肉痛が激しく、クルマの運転には支障はなかったが、降りるとプルプルと震えて歩けないレベルに。

 素直に五色沼方面から降りればよかった……。

 

 下山中は疲労と筋肉痛で、もう暫くは登りたくないとブツブツ言いながら降りていたのだが、下山後しばらくするとまた登りたくなるのが不思議なところ。

 筋肉痛が癒えた一週間後、今度は那須の山に登っていたのだが、それはまた別の話。

 

以下備忘録

 

コマクサ

 

コマクサ

 

ゴゼンタチバナ

 

ミドリゴゼンタチバナ

と言うらしい。

 

ズダヤクシュ

 

ズダヤクシュ

 

コイワカガミ

 

コイワカガミ

イワカガミの高山型を指すそうだが、区別するほどではないとする資料も

 

ミツバオウレン

 

コミヤマカタバミ

 

コミヤマカタバミ

 

キバナノコマノツメ

 

キバナノコマノツメ

 

ツガザクラ

 

ツガザクラ

 

コケモモ

 

コメバツガザクラ

 

ミヤマハタザオ

 

ハクサンチドリ

 

サンリンソウ

 

シロバナノヘビイチゴ

 

ミヤマキンバイ

 

シラネアオイ

 

ヤグルマソウ

 

ミネヤナギ

(ミヤマヤナギ とも)

 

 次はもう少し早い時期に行きたいところだが、

 

 前回よりも多少は成長しただろうか。

 相変わらず太ももを筋肉痛にしてるけど。

 

 

 6月です。

 今年は梅雨が遅れている模様だけども、フィールドワークには好都合。

 いや、雨不足はあとあとボディブローで効いてくるのですが、気候と言うのは大体辻褄を合わせて来るので、一回の雨の量が増えてしまう懸念に恐れ戦いているとかいないとか。

 去年あたりから天気の神さま、新人がOJTでやってんじゃないか……。

 

 5月の強風の中の肺活力耐久撮影の様相から6月は一転、比較的穏やかに天気(主に風)は推移していた。

 ただ初夏にはいると、春とは異なりフィールドでは満開と言うより探さないと見つからないフェーズに入ってきます。

 山行でヒィヒィゼィゼィ言いながらだと、見つからないか、見つけても撮れない(膝がくがく)状態になることもしばし。

 6月前半は、いつもの如くひたち海浜公園でのオオウメガサソウ観察と、筑波山のホシザキユキノシタ観察などでほぼ終わり。

 梅雨入り前とは言え雨の気配の強い天気も多く、近隣アメダスでも6月前半は降水量が記録されている日が11日もあった。気温も高かったり低かったりジェットコースターなのは相変わらず。

 後半ではちょっと高めの山などにも行っていますが、現在写真整理中。

 高めの山は山行も少々キツイので、良い悪いの選別がキビシイ。

 

以下備忘録

 

オオウメガサソウ(ひたち海浜公園)

 

 

 

 

イチヤクソウ

 

ミチバタナデシコ(だと思う)

 

ハナハタザオ(ひたち海浜公園)

 

ノアザミ

 

ノアザミ(つぼみ)

 

スイカズラ

 

ガマズミ

 

コアジサイ

 

紫陽花

 

ホシザキユキノシタ (筑波山)

6月上旬に筑波山へ訪れた時点では、ホシザキユキノシタは咲き始め。

もう後半なので満開かも。

 

ネジバナ

 

 

 

アカメガシワ

 

ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)

撮ったのは日光ではないので、ゼンテイカで。

 

 

 5月後半の第2部。

 

 5月の後半では、筑波山の他に赤城山へと行ってみた。早春の赤城山の上には一体何があるのか。素朴な疑問から訪れたものの、やはり風。強風。5月の風であります。これがメイストームか……(たぶん違う)。

 普通と言うか通常は強風でも風には緩急があり、一瞬風が止むタイミングがあったりする。

 ところがこの日の赤城山は完全に風の流れの中にあり、強い風~少しだけ弱い風が延々と繰り返され、落ち着いて撮るどころではなかった。

 林の中に入れば風は多少収まるのだが、木々がワッサワッサと揺れるため露出が安定しない。5月末ではまだ新緑にようやく入ろうかと言う気候なため、木漏れ日がミラーボールの如く目まぐるしく変化する。それはシャッターを押す指の反応速度より早い。

 

 まぁそんな感じで、風に遊ばれた5月でありました。

 バイクに乗るときは 風になる とか言ってるので勝手なもんであります。

 

以下備忘録

 

近隣湿地とか

ミゾコウジュ

 

ニワゼキショウ

 

ニワゼキショウ

 

ハナヤエムグラ

 

ヘラオオバコ

欧州だとハーブ扱いらしい

 

ムシトリナデシコ

 

ノビル

 

ホタルブクロ

 

ホタルブクロ

 

ハルユキノシタ

 

ハリコウガイゼキショウ

 

赤城山

サクラスミレ

 

サクラスミレ

 

アカフタチツボスミレ

 

タチツボスミレ

 

ニョイスミレ

 

ウスバサイシン

 

オオヤマフスマ

 

ワチガイソウ

 

カワヂシャ

(オオカワヂシャとの交雑種 ホナガカワヂシャかも)

 

ツクバキンモンソウ

 

ミツバツチグリ

 

赤城自然園

ヤマブキソウ

 

シライトソウ

 

クリンソウ

 

エビネ

 

エビネ

 

イカリソウ

 

ムサシアブミ

 

 赤城自然園は今回初めて訪れたが、植物園と言うよりは植生は緩い管理をしているように感じた。エリアで保全をし、あとは大体生えるに任せるみたいな環境が多かった。

 もちろんしっかり管理されているエリアもあったけども。

 

 梅雨に入るまでは自重しない草撮りを実施中。多分梅雨に入ってもきっと自重しない。

 

 5月後半の撮り記録ですが、どうもこうイマイチ天候と言うか風に恵まれなかった。

 なぜか毎日風が強い。午前中だけ弱く午後から強風なことも。

 マクロでジリジリ撮っているので、僅かな風でもファインダから逃げてしまうから、いい加減我慢大会になるわけで。

 

 そろそろ夏草に変わりつつあるので、春のように一斉にブワっと咲くような光景はなりを潜め、ポイントポイントで咲くような、探さないと見つけられないフェーズに入って来ているようです。

 まぁそれはそれで楽しいのですが、山行しながらだとちょっと余裕が無い時は見逃してしまいかねないのがこう。

 なので、登攀速度は大体のんびり目であります。

 5月後半は、筑波山周辺と赤城山その周辺に出掛けたので、2部構成になります。

 

 筑波山もそろそろムッとするような暑さの中登ることになるのがツライ時期なのだが、ホシザキは観ておきたい。

 

以下備忘録

 

近隣湿地

キクムグラ と ヒラタアブ

 

筑波山

ミヤマヨメナ

 

ギンリョウソウ

 

ユキザサ

 

ツクバネソウ

 

オドリコソウ

 

オドリコソウ

 

ヤマブキソウ

 

ミミナグサ

 

ハルジオン と ヒラタアブ

 

オカタツナミソウ

 

ホシザキユキノシタ

(筑波山神社の石垣 先祖返りしつつある?)

 

登山道

新緑でだいぶ薄暗くなりつつありますな。

この辺りは眺望も無く、薄暗くて、風も通らず、修行の様な

イマイチテンションの上がらない登りです。

 

この時期の山頂付近からの眺望は、田んぼが青く輝いてなかなか。

 

 

そろそろ標高が欲しくなりつつ