1986年ネパールアンナプルナ山系トロン峠
標高5500m
昔から
家を飛び出したことは
数知れず
中一の時に
新幹線に乗って
東京に行きました。
東京に来たのはいいけれど
どうしていいかわからず
電話ボックスで一夜を明かして
群馬の親戚の所に行きました。
電話ボックスは家出した時に
よく利用しました。
ヒッチハイクで四国や九州北海道と旅をしました。
最初心配していた親も何も言わなくなりました。
学校では
級長や学級委員に指名されることも
多かったです。
別に望んでいなかったのですが
クラスの友だちから
なんかお前がやれよ。
みたいな感じで言われるのです。
仕方なしに引き受けていましたが
なにかしら反抗的な
生徒だったので
先生の受けは非常に悪かったです。
(^▽^;)
でも中には
すごくかばってくれたり
応援してくれる先生もいて
海外に個人旅行に出かけました。
そのころはまだまだ
今のように個人で海外に行く人は
伊勢の田舎ではほとんどいませんでした。
海外と言えばジャルパックみたいな
イメージで
ハワイ グアム 香港マカオ が
一般的でした。
ドキドキの旅でしたが
人生が変わるくらいの
トキメキの旅になりました。
それから
海外で真珠を販売するようになり
デパートのブースを借りて
ショーケースをならべて
ポップアップshopを立ち上げて
真珠を売っていました。
私はスーパーバイザー（現場監督）の
役割で10人のアルバイトを束ねていました。
チームの結束はとてもよくて
ありました。
現地のアルバイトと言っても
中国系５－6人
マレー系3-4人
インド系１－２人と
人口比でまんべんなく他民族を雇いました。
それぞれ宗教も違うので
終わってから一緒にごはんを食べる時は
ハラル料理（イスラム式のお祓い済みの料理）
だけしか共通して食べられませんでした。
それでもみんな仲良くバランスとって
チームを組んで仕事をしていました。
日本に戻って
シャンバラというアジア雑貨の
お店を開きました。
だんだんと忙しくなってきたので
アルバイトの女の子を雇うことになりました。
公私ともに仲良く
みんなでバリ島に
社員旅行に行ったこともありました。
その後2000年代から
「フェス」を開催するようになりました。
当時はなかなか
民族音楽的なイベントもなくて
開催しました。
こういうイベントをするときに
やり方として
二つあります。
実行委員会的なものをつくり
みんなで合議制でやるか
独裁制でやるかの二つです。
合議制は経費もみんなで分担するかわりに
それぞれの意見も取り込んで
行かなければなりません。
民主的な方法ですが
私はもちろん独裁制を選びました。
権力を振いたいとかそういうのではなくて
自分のアイディアをそのまま活かした
やり方でやりたかったからでした。
独裁者はめっちゃ忙しかった。
総合企画
会場選び/ブッキング/宣伝集客
自主出店企画/ステージ制作かざりつけ
司会/まかない/
自分が聴きたい音楽なのに
忙しすぎて
ほとんどステージは
見れませんでした。(^▽^;)
もちろん手伝ってくれる
スタッフもいました。
ボランティアじゃなくて
アルバイトスタッフで
出演者もこちらから
シャンバラも出店いていたので
シャンバラの服とかが売れて
なんとか赤字を免れた
ってかんじでした。
それでも最後は
300人くらい集まる
伊勢の山奥の矢持の村が
交通渋滞になりました。^^ )
この村は母方の祖母の出身です。
森のまつりというイベントは
2000年から2010年まで
原発事故が起きました。
福島の子どもたちをなるべく放射能から
遠ざけようと
サマーキャンプ伊勢2011という
キャンプを企画して
その代表になりました。
これはさすがに独裁は無理で
たくさんの人の助けを得て
成功できました。
森のまつりの時でも
300人の命を預かる
という責任は常にありました。
何かあったら
針のムシロ
非難の矢面にたつ
みたいな覚悟を
軽く持っていました(^▽^;)
3月に原発事故が起きて
5月に実行委員会を作って
福島から親子20組を
伊勢まで無料招待して
10泊とまって
放射能から逃れて
ゆっくりしてもらう。
という企画でした。
主要なメンバーは
学校の先生とか看護師さんとか
優秀な方たちばかりで
なんであたしが
実行委員の委員長になったかというと
その当時伊勢シティホールで
原発の映画があって
これからどうなる？
みたいな映画で
京大の原子力研究所の小出先生の映画でした。
みんな不安だったから
300人くらい集まっていました。
その懇親会で
あたしがこんなのをやろう。
って言い出しっぺだったからです。
軽く言って誰かがやってくれたらいい。
と思っていたら
みんなめっちゃ乗り氣になってくれて
オマエが言い出したから
オマエがリーダーになれ。
ということで
あたしも森の祭りの経験があったらから
引き受けました。
それからほんと
針のムシロ非難の矢面
理論派の先生相手に
なんとかかんとかのらりくらりと
切り抜けてきました。(^▽^;)
何かするたびに何か言われる
みたいな、ほぼ苦情処理係かい？
(^▽^;)
「なにかあったら訴訟問題になるからね」
とくぎを刺されてドキとしました。
でも絶対にうまくいくという確信は
あったので
ドキとはしましたが
だいじょうぶだと思いました。
たくさんのドタバタがあって受け入れ態勢も
整えて最後に募集団体のドタキャンが発覚！
あわててネットで募集したら
わずか数時間で満席になりました。
福島から20組の親子を迎えての
10日間はある種のユートピアのような
場所になっていました。
災害ユートピアという話を
よく聴きますが
あんな感じ
10日間みんなで大きな家族のような
感覚ですばらしい時間を過ごすことができました。
副代表のえなちゃんが
スーパーレティで
大活躍してくれたおかげで
あたしは名ばかりの代表で
みんなとあそんでいました。
最後にみんなと別れる時は
本当に悲しかったなあ。
「ふくしまいせしまの会」を立ち上げてくれて
子どもたちの保養は2019年までつづきました。
あたしは特にリーダーを
意識したことがなくて
自分は「ぼっち」だと思っていました。
でもなんとなく知らないうちに
リーダーとなってしまった。
という感じです。
しかしリーダーも「ぼっち」なんです。
リーダーはめちゃめちゃ孤独です(^▽^;)
誰にも理解してもらえないし
言い訳もできませんし
ドタキャンもできません。
リーダーっていうのは
自己実現の場でもないし
承認欲求を満たす場でももちろんないし
ただ単に
全体が上手く流れるように
全てに氣を配って調整してゆく係
なんです。
全体の空氣感を素敵な空氣に変えてゆく
そのことに腐心するのが
リーダーだと
思うのです。
ある時は先頭で旗をふり
ある時は一番底から声をあげて
全体の奉仕者である。
全体を受け入れて
包んで誰もとりこぼさない。
如何に人を信頼できるか
そして感謝できるか。
2011年の脱原発パレードに娘と参加
衣装は私創りました
同じ暗闇にいても
光を捜す人
影に沈む人
何が違うのでしょう
その違いは
それぞれの過去にあります。
何を掴み、
何を手放したか。
どの道を選び、
何を選ばなかったか。
同じ闇の中で
あなたはどこへ行く？
運命を嘆きあきらめるのか
それとも、勇気を振り絞り、
未知なる世界に飛び出すのか？
何かをすこし
変えてみたら
あなたの人生
がらりと変わります。
いくつからでも
大丈夫
ちょっとあたしのところに
いらっしゃいませんか？^^ )
軽くなってゆきましょ♪
生まれて就職したことのない
はみ出し渡世の
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