■■■ 記事一覧 ■■■
□Solidworksモデリングに関する記事一覧
■■■ 参照の多い記事 ■■■
□理論的に正確な寸法(四角で囲む)の入れ方
□旧バージョンとの互換性は必要か(Solidworks)
■■■おすすめ記事(コメント募集中)■■■
□公差方式が明記されてない図面の公差解釈(JIS)
□ねじへの最大実体公差方式(MMR)の適用
【テーマ和訳①】1月27日 10:30~ | Solidworks World 2014参加録
このイベント一番初めの20セッション,テーマの和訳です。
それぞれのテーマにレベルの設定(初級,中級,上級)が設定されているのがおもしろいです。
初級のめやすは,0~1年の経験
中級のめやすは,1~3年の経験
上級のめやすは,3年以上の経験
また,セッションのタイプが2種類設定されているようです。
実践形式 (Hands-on)
対話形式 (Breakout session)
第一発目のラインナップは以下の通りとなっています。
01. 実践:Routing導入(初級・実践形式)
02. Swoopyな部品作成のテクニック(中級・実践形式)
03. どんなコンピューターを選ぶ?(初級・対話形式)
04. 樹脂部品デザインポケットガイド(初級・対話形式)
05. DimXpertの全て(中級・対話形式)
06. 幾何公差セオリー(初級・対話形式)
07. MotionManager導入(中級・実践形式)
08. Enterprise PDM管理&設定ツール(初級・実践形式)
09. 樹脂部品と金型設計の改善(初級・対話形式)
10. Motion Simulationのためのアセンブリ(初級・実践形式)
11. 大規模な組織でのEPDM(初級・対話形式)
12. 複合材,工業繊維,技術織物の使用(初級・対話形式)
13. eDrawings,MBD,そして未来の設計コミュニケーション(中級・対話形式)
14. 性能制約のないSolidworks(中級・対話形式)
15. 下流工程効率のための機能モデリングの要点(初級・対話形式)
16. Solidworks Electricalの試用(初級・実践形式)
17. 認定試験(初級・対話形式)
18. 非線形動的解析ケーススタディー(上級・対話形式)
19. 3Dプリンティング革命(初級・対話形式)
20. 構想設計時の事前リアルシミュレーション(中級・対話形式)
20のうち13つが初級の設定になっています。
また,20のうち14つが対話形式の設定です。
対話形式のセッションに参加したいですが,リアルタイムの英語での会話は自信ないのが不安です。
と言っても仕方ないので面白そうなものを選ぶつもりです。
ここでは13. MBD (Model Based Definition) かな。
おすすめがあれば教えて下さい。
それぞれのテーマにレベルの設定(初級,中級,上級)が設定されているのがおもしろいです。
初級のめやすは,0~1年の経験
中級のめやすは,1~3年の経験
上級のめやすは,3年以上の経験
また,セッションのタイプが2種類設定されているようです。
実践形式 (Hands-on)
対話形式 (Breakout session)
第一発目のラインナップは以下の通りとなっています。
01. 実践:Routing導入(初級・実践形式)
02. Swoopyな部品作成のテクニック(中級・実践形式)
03. どんなコンピューターを選ぶ?(初級・対話形式)
04. 樹脂部品デザインポケットガイド(初級・対話形式)
05. DimXpertの全て(中級・対話形式)
06. 幾何公差セオリー(初級・対話形式)
07. MotionManager導入(中級・実践形式)
08. Enterprise PDM管理&設定ツール(初級・実践形式)
09. 樹脂部品と金型設計の改善(初級・対話形式)
10. Motion Simulationのためのアセンブリ(初級・実践形式)
11. 大規模な組織でのEPDM(初級・対話形式)
12. 複合材,工業繊維,技術織物の使用(初級・対話形式)
13. eDrawings,MBD,そして未来の設計コミュニケーション(中級・対話形式)
14. 性能制約のないSolidworks(中級・対話形式)
15. 下流工程効率のための機能モデリングの要点(初級・対話形式)
16. Solidworks Electricalの試用(初級・実践形式)
17. 認定試験(初級・対話形式)
18. 非線形動的解析ケーススタディー(上級・対話形式)
19. 3Dプリンティング革命(初級・対話形式)
20. 構想設計時の事前リアルシミュレーション(中級・対話形式)
20のうち13つが初級の設定になっています。
また,20のうち14つが対話形式の設定です。
対話形式のセッションに参加したいですが,リアルタイムの英語での会話は自信ないのが不安です。
と言っても仕方ないので面白そうなものを選ぶつもりです。
ここでは13. MBD (Model Based Definition) かな。
おすすめがあれば教えて下さい。
参加セッションは事前検討必須 | Solidworks World 2014 参加録
Solidworks World 2014の準備を始めています。
驚いたのがセッションの数です。
きっちり20セッション同時に開催されるようで,選ぶのも大変です。
事前に検討しておかないと選ぶのは難しそうです。
(検討がてらセッションを和訳したので順次アップしていきます。)
セッションは3日間で11部あります。
27(月):4部
28(火):4部
29(水):3部
全部で計220セッションで,参加できるのは11個だけになります。
わたしがどれに参加するかはこれから検討して報告します。
驚いたのがセッションの数です。
きっちり20セッション同時に開催されるようで,選ぶのも大変です。
事前に検討しておかないと選ぶのは難しそうです。
(検討がてらセッションを和訳したので順次アップしていきます。)
セッションは3日間で11部あります。
27(月):4部
28(火):4部
29(水):3部
全部で計220セッションで,参加できるのは11個だけになります。
わたしがどれに参加するかはこれから検討して報告します。
JTBのSWWツアーに申込みました。 | Solidworks World 2014 参加録
会場までの移動と宿泊について,JTBのSWW2014ツアーに申し込みました。
(日本から参加される方向けのツアー情報 @SWJUG SNS)
成田からSanDiegoまでANA便で移動し,ヒルトンホテルに宿泊するプランです。価格は33万円ですが内訳の予想はホテルが5泊で1500ドル,航空券往復約15万円でこれだけで30万円になります。
私は関西からの参加なので伊丹から成田までの航空券も手配してもらいました。この航空券の追加は往復で1万円でした。安い!国際線利用割引というのがあるそうです。
私自身はアメリカへの渡航経験があまりなく,自分で手配することが難しいのでツアーがあってよかったです。他の日本からの参加者と一緒なのも安心です。移動時間も人脈を広げるよい機会になりそうです。
(日本から参加される方向けのツアー情報 @SWJUG SNS)
成田からSanDiegoまでANA便で移動し,ヒルトンホテルに宿泊するプランです。価格は33万円ですが内訳の予想はホテルが5泊で1500ドル,航空券往復約15万円でこれだけで30万円になります。
私は関西からの参加なので伊丹から成田までの航空券も手配してもらいました。この航空券の追加は往復で1万円でした。安い!国際線利用割引というのがあるそうです。
私自身はアメリカへの渡航経験があまりなく,自分で手配することが難しいのでツアーがあってよかったです。他の日本からの参加者と一緒なのも安心です。移動時間も人脈を広げるよい機会になりそうです。
登録料10万円 | Solidworks World 2014 参加録
本日Solidworks World 2014に登録しました。
12月現在のフリーパス登録料は1095米ドルでした
(CSWP取得者割引で995米ドルになりました)。
約1000ドルです。一日あたり3万3千円程度でしょうか。
有料セミナーと考えるとそんなもんかなという金額ですが,
会場では朝昼晩食事が提供されるそうです。
3日間で10食もあります。無料グッズもあるそうなのでセミナー費用というよりはサービス料ですね,納得。
ただし,価格には納得してもけっこうな金額であることに変わりはないので元は取りたいです。
なので,10万円以上の価値を作り出すことを参加の目標の一つにしたいと思います。
12月現在のフリーパス登録料は1095米ドルでした
(CSWP取得者割引で995米ドルになりました)。
約1000ドルです。一日あたり3万3千円程度でしょうか。
有料セミナーと考えるとそんなもんかなという金額ですが,
会場では朝昼晩食事が提供されるそうです。
3日間で10食もあります。無料グッズもあるそうなのでセミナー費用というよりはサービス料ですね,納得。
ただし,価格には納得してもけっこうな金額であることに変わりはないので元は取りたいです。
なので,10万円以上の価値を作り出すことを参加の目標の一つにしたいと思います。
理論的に正確な寸法(四角で囲まれた寸法)の入れ方
今回は理論的に正確な寸法の入れ方について書きます。
「理論的に正確な寸法」とは、"Theoretically exact dimension"の訳で、専門用語で「理論的に」「正確な」「寸法」という言葉以上の意味がある言葉です。
今回は理論的に正確な寸法の使い方ではなく、単純に「どうやって寸法を四角で囲むか」のやり方について書きたいと思います。
まずは図面のDimXpertから。図面の場合は、公差の設定を「ベーシック」にすればできます。

んで、なんで理論的に正確な寸法がベーシック??
すごくわかりづらいですよね。
これは先日のエントリ でも書いたのですが、おそらく、
ASME Y14.5では理論的に正確な寸法のことを"Basic dimension"と呼んでいることに起因します。
Y14.5M:1994の日本語訳版(JSAの日本語訳版が存在)では何と訳しているか知りませんが、少なくとも正式な日本語版はなく、日本で利用可能な正式な規格(JIS)では「理論的に正確な寸法」という言葉を使っていますので、ここを「ベーシック」と訳したことは、私は誤訳だと思っています。
そしてもっとわからないのが部品のDimXpert。
まずは入れ方から。
部品のDimXpertの公差設定には、ベーシックというのはありませんので、同じやり方で四角い寸法はできません。
そこで。
まず、オプションの設定を変更します。
寸法を入れる部品のオプション→ドキュメントプロパティ→DimXpertのところの幾何公差のなかに、基準寸法という項目があります。
ここの「基準寸法の作成」にチェックを入れます。

基準寸法?
ま、まあその話はあとでします。
この状態で、理論的に正確な寸法が必要な幾何公差(たとえば、位置度公差)を入れると、勝手に寸法が入ります。
なにはともあれ、四角い寸法、できました。
オプションでチェーンを選択したのに全部端から出すところとか、見づらい(ちょっと並べなおしましたけど、最初は全部右のほうの寸法がそうであるように、ぐじゃぐじゃに並んでます)とか、
突っ込みどころは他にもあるのはあるんですが。
なにはともあれ、四角い寸法です。
さて、話は少しもどりまして、オプションの項目「基準寸法」について。
こんな名前で、これが理論的に正確な寸法に関する項目だなんて、わかるわけがありません。
そうです。もう皆さんお察しのことと思いますが。
これってもしかして・・・
図面のDimXpertではY14.5のBasic Dimensionを「ベーシック」と訳してましたが、部品のDimXpertでは、さらに趣向を変えて「基準寸法」と訳してしまったのでは・・・?
わかるか!!!
まあ言語として意味するところは間違ってないですけど・・・
すでに良く知られた専門用語なので、違う言い方されるとわかりません。
これは完全に誤訳だと思っています。
図面のDimXpertも、部品のDimXpertも、「理論的に正確な寸法」という項目へ変更するのがただしい翻訳と思います。そうすると、やり方に迷う人は格段に減るはずです。
追記: Basic Dimensionsの日本語訳が基準寸法であることについて
ISO129 で定義されているBasic Dimensionsに対応する日本語訳(JIS Z8317(MOD))は「基準寸法」です。ただしASMEの意味とISOの意味は違います。今回紹介した内容はあきらかにASMEのものです。
参考:JIS Z8317での基準寸法の定義
3.3.2 基準寸法、寸法数値(basic dimension, basic size, dimensional value)
指示された単位で示し、線と適切な記号によって図面上に示された寸法数値。
「理論的に正確な寸法」とは、"Theoretically exact dimension"の訳で、専門用語で「理論的に」「正確な」「寸法」という言葉以上の意味がある言葉です。
今回は理論的に正確な寸法の使い方ではなく、単純に「どうやって寸法を四角で囲むか」のやり方について書きたいと思います。
まずは図面のDimXpertから。図面の場合は、公差の設定を「ベーシック」にすればできます。

んで、なんで理論的に正確な寸法がベーシック??
すごくわかりづらいですよね。
これは先日のエントリ でも書いたのですが、おそらく、
ASME Y14.5では理論的に正確な寸法のことを"Basic dimension"と呼んでいることに起因します。
Y14.5M:1994の日本語訳版(JSAの日本語訳版が存在)では何と訳しているか知りませんが、少なくとも正式な日本語版はなく、日本で利用可能な正式な規格(JIS)では「理論的に正確な寸法」という言葉を使っていますので、ここを「ベーシック」と訳したことは、私は誤訳だと思っています。
そしてもっとわからないのが部品のDimXpert。
まずは入れ方から。
部品のDimXpertの公差設定には、ベーシックというのはありませんので、同じやり方で四角い寸法はできません。
そこで。
まず、オプションの設定を変更します。
寸法を入れる部品のオプション→ドキュメントプロパティ→DimXpertのところの幾何公差のなかに、基準寸法という項目があります。
ここの「基準寸法の作成」にチェックを入れます。

基準寸法?
ま、まあその話はあとでします。
この状態で、理論的に正確な寸法が必要な幾何公差(たとえば、位置度公差)を入れると、勝手に寸法が入ります。

なにはともあれ、四角い寸法、できました。
オプションでチェーンを選択したのに全部端から出すところとか、見づらい(ちょっと並べなおしましたけど、最初は全部右のほうの寸法がそうであるように、ぐじゃぐじゃに並んでます)とか、
突っ込みどころは他にもあるのはあるんですが。
なにはともあれ、四角い寸法です。
さて、話は少しもどりまして、オプションの項目「基準寸法」について。
こんな名前で、これが理論的に正確な寸法に関する項目だなんて、わかるわけがありません。
そうです。もう皆さんお察しのことと思いますが。
これってもしかして・・・
図面のDimXpertではY14.5のBasic Dimensionを「ベーシック」と訳してましたが、部品のDimXpertでは、さらに趣向を変えて「基準寸法」と訳してしまったのでは・・・?
わかるか!!!
まあ言語として意味するところは間違ってないですけど・・・
すでに良く知られた専門用語なので、違う言い方されるとわかりません。
これは完全に誤訳だと思っています。
図面のDimXpertも、部品のDimXpertも、「理論的に正確な寸法」という項目へ変更するのがただしい翻訳と思います。そうすると、やり方に迷う人は格段に減るはずです。
追記: Basic Dimensionsの日本語訳が基準寸法であることについて
ISO129 で定義されているBasic Dimensionsに対応する日本語訳(JIS Z8317(MOD))は「基準寸法」です。ただしASMEの意味とISOの意味は違います。今回紹介した内容はあきらかにASMEのものです。
参考:JIS Z8317での基準寸法の定義
3.3.2 基準寸法、寸法数値(basic dimension, basic size, dimensional value)
指示された単位で示し、線と適切な記号によって図面上に示された寸法数値。