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ダブルケア東大阪のブログ

大阪府東大阪市で活動する団体「ダブルケア東大阪」のブログです。
東大阪市内でのダブルケアの周知・啓発活動や、市内のダブルケアラーさん達が元気に暮らすためのお手伝いをしていきます。

 

 
 

4月10日、国民民主党が国会に「ダブルケアラー支援推進法案」を提出しました。
ダブルケアは「社会全体で取り組むべき課題」とし、各自治体での実態調査や、ダブルケアの周知・啓発、柔軟な働き方の促進、必要なサービスの提供、縦割り行政の解消などが内容に盛り込まれています。

この法案の提出に先駆け、毎日新聞さんがスクープ記事を掲載しています。
さらに、深掘り記事として荒井の経験談とインタビューがウェブ、紙面ともに掲載されました。

 


政治には不案内な荒井。取材の依頼をいただいたときは「え?わ、私でいいんですか?」と、ただただ驚きで、本当にいいのかな…と、ドキドキしながらお引き受けしました。
私なりに考えたことを精一杯お話しして、取材が終わってからも再度記者さんにご連絡し、伝えたい内容のすり合わせをさせていただきました。沢山の案件を抱える記者さんにはお忙しい中お手数をおかけしてしまいましたが、支援体制が整い「ちょっと助けて、と気兼ねなく言える社会」になることを願ったとても良い記事に仕上げてくださいました。

( 東京版)

 

(大阪版)


「ダブルケアラーに優しい社会に」
「ダブルケアでも笑顔で暮らせる社会に」
「ダブルケアになっても大丈夫、と言える社会に」
これらの言葉は荒井が考えたのではなく、支援活動をしている皆さんが常々おっしゃっている言葉です。
ダブルケアはしんどい、辛い。そればかりを伝えたいのではありません。がんばってきてよかったと思えることもある。だけどやっぱり手が足りなかったり、毎日綱渡りのような状態だったりする。
だから周りの人達の支えが必要。支援制度が整うことが必要。
この法案が提出されたことによって、ダブルケアが党派によらず議論され、より良い方向へ進むきっかけとなることを切に祈っています。

4月6日、東大阪プロジェクトさんの「まちカフェ」に、話題提供者として登壇させていただきました。
テーマは「ご存じですか?ダブルケア」。
徐々に知られつつありますが、最新の調査結果では、ダブルケアの認知度はまだ20%とも言われています。
まちカフェに参加される方は医療・介護従事者が多く、もちろん他のお仕事で活躍されている方にもぜひ知っていただきたいと思い、この日が来るのを心待ちにしていました。



会の冒頭で、川邉先生の胸が熱くなるお話があり、続く介護エンターティナー・石田竜生さんの「笑いの体操」では、本当にお腹を抱えて笑ってしまいました。
笑って緊張がほぐれる一方、おふたりが偉大すぎてソワソワがとまらない荒井。
でも、会場があたたかい雰囲気に包まれ、皆さんのお力をお借りしながらお話しすることができました。



ダブルケアの体験談をご紹介する場面では、涙が出たという方も。
確かに、ダブルケアって大変です。壮絶な出来事を経験した方も沢山いらっしゃいます。
でも、大変ではありますが、がんばってきてよかったと思えるような、心救われる出来事も少なからずあります。
拙い話ではありましたが、がんばっているダブルケアラーさんやそのご家庭を、周囲の人々がどう支えていくかを考えていただくきっかけとなれば幸いです。
(YouTubeにもアップされています。ぜひご覧ください)

 

 


改めまして、東大阪プロジェクトの皆様、大変貴重な機会をどうもありがとうございました!ダブルケアへの備えとしても、人生会議を広めていきたいです。
後半は名刺交換会で、沢山の方がお声かけくださいました。ダブルケアラーのことをいたわり、気遣う言葉をかけてくださった方も沢山いました。
今日、このまちカフェに参加された方から、きっとダブルケア支援の輪がつながって拡がっていくだろうな。そう思えた、とても楽しくうれしい時間でした。

ダブルケア東大阪は、令和5年度に続き、6年度も「東大阪市地域まちづくり活動助成金」の交付を受けて事業を実施する運びとなりました。
この助成金は書類に加え面接での審査もあります。ダブルケアが徐々に注目されつつあること、当事者への支援が必要であることから、面接では少し厳しいご指摘なども受けましたが、私達なりに考えていることを発表し、無事採択されたこと、身の引き締まる思いです。
改めまして、これまで活動をサポートしてくださった地域活動支援室の担当者の皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

令和5年度は、周知・啓発のパネル展と、当事者の交流の場であるダブルケアカフェの実施の2本軸に加え、HANAZONO EXPOなどイベントへの出展も行いました。
6年度も基本は変わらず、しかしながら前年度の反省点や課題を活かし、より多くの方の目にとまるような活動や、より多くの当事者に情報が届くような工夫をしていきたいと考えております。

こんな小さく未熟な団体では成し得ないことが沢山ありました。応援や協力をしてくださる皆様のおかげで成し遂げることができました。地域で支えあうことの大切さ、困ったときは助けを求めていいんだということを、私達が身をもって感じています。
引き続き、皆様のご協力を賜りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!
 

2月17・18日には、東大阪市立男女共同参画センター・イコーラムの一大イベント「イコーラムフェスタ」が開催されました。
荒井は事業推進委員を務めさせていただいており、昨年春からフェスタの準備を進めてきました。



2日にわたるこのイベント、初日はホールでの催しです。
子ども達に大人気の「人形劇団クラルテ」さんによる「てぶくろ」「わにわにさんのかちこちパン」の上演。人形のかわいらしい動きやリズミカルな効果音に、子ども達がキャッキャと喜びます。
人形劇のあとは、プロマジシャン千葉さんによるマジックショーで、次から次へと繰り出される不思議なマジックに
「今のはどうやってるの?」と興味津々でした。
最後のイコーラム登録団体の活動紹介は、東大阪市にはこんな団体さんがあるんだ、困ったときに相談できるんだということがわかる充実した内容でした。

2日目はホールでの催し「歌声喫茶・ほっとすてんしょん」と、フロア全体を利用しての登録団体さんのワークショップです。
歌声喫茶は、毎年楽しみにしている方が開演前から行列を作るほどの盛況ぶり。開演後は歌ったり踊ったり、演者さんと会場の皆さんが一体となって楽しまれていました。
登録団体さんは、子どもも大人も楽しめる内容で、遊びの中にも学びあり、センターだよりの取材もかねて各ブースを興味深く拝見しました。



イコーラムの利用者は50~70代以降の方が多く、今回は若い世代や子育て世代にも親しみを持ち利用していただけるようにと、様々な工夫をこらしました。
結果、沢山の方にご来場いただき、来てよかったとお声をかけていただいて、委員のみんなで1年間のがんばりを称え合いました。



さて、今年度よりイコーラムは指定管理者が変更となり、早速4月20日にもイベントが行われました。
年間を通して様々な講座が受講できる「イコーラムカレッジ」も開始されます。学びのある講座、落語家さんの寄席、クラフトやおいしいコーヒーを楽しめる講座など、盛り沢山です。
ご興味のある方は、ぜひホームページやチラシをご覧ください。

 

2月22日は、ダブルケアカフェ(第4回)でした。
令和5年度東大阪市地域まちづくり活動助成金をいただいての事業としては、このダブルケアカフェをもって最終です。何だか感慨深い思いがします。

今回の会場は、コミュニティスペースYURUKA。
YURUKAの管理人さんは、第1回から協力者として参加してくださっています。
管理人さんにわがままを言って、午前・午後の2部制にさせてもらいました。人数が多いと話したいことが話しきれないこともあり、分散すればゆっくり話せるかな?と試してみた形です。



午前・午後とも5名ずつ、終了間際には最寄りの地域包括支援センターの方が様子を見に来てくださいました。計12名です。
今回も、ダブルケアの経験談をみんなで共有したり、「こんなときどうすればいい?」を一緒に考えたりなど、充実した時間が過ごせました。
泣きたくなるような辛い気持ちを吐き出したとき、隣の人がそっと肩に手を置いてくれる、ティッシュを渡してくれる。そんな雰囲気が心地よいなと思いました。

ハンドマッサージのセラピストさんがせっかく来てくださったのに、話に夢中になり、気がつけば終了時刻に…。
申し訳ないことをしてしまいました。また次回マッサージもお願いできたらと思います。

また、協賛企業のCOCORO UNITEDさんがバウムクーヘンを提供してくださり、YURUKA管理人さんの淹れてくれたあたたかいルイボスティーと共にいただきました。
いつも本当にありがとうございます。

6年度も引き続きダブルケアカフェを開催していきますので、沢山の当事者・経験者の方にお越しいただけたらと思っています。