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スポーツ指導とは?_メタスポーツマインド015

 

日常会話でも、
仕事の会話でも、
家族との会話でも、

相手から
どんなことを聴いていますか


別の言い方をすると、
何に注意して
聴いていますか?

 

スポーツ指導者は長年教えるという

ティーチングをしてきました。

それがゆえに

さまざまな問題が起きていました。

 

最近では、千葉ロッテマリーンズの

吉井理人監督の著書

「教えないコーチング」や

「聴く監督」

などが出版され、

 

指導者の在り方が変わってきています。

さらには、少し前には全米で絶賛された

ジム・トンプソンの

「ダブル・ゴール・コーチ」

でもチームの目指す方向づけ

に関して明確に記してあります。

 

スポーツ指導者はどうあるべきか?

答えはありませんが、

「教えない」「聴く」というワードは

一つ押さえておく必要はありそうですね。

 

そして、どう「教えない」のか?

そして、どう「聴く」のか?

ということが探求すべき

ポイントであるということは

間違いありまあせん。

 

特にユースチームの指導者は

どのようにして「教えずに」

「聴いて」いるのでしょうか?

 

教えないということは

ほぼできていない。

そして、聴くことはできている。

 

では、どのように聴いていますか?
例えば、
非言語も含めて聴いていますか?
理解しようとしていませんか?
正解を求め、アドバイスを
前提としていませんか?

指導者は、自分の中の正解を探して、
そして、相手が正解とされるものに
たどりつくまでは優しく見守るのでしょう。

そもそも正解とは何か?

それは、指導者が勝手に
思い込んでいる答えで、
それを正しいと思っています。
それが絶対的な答えなのです。

コーチングをしていると
それが間違いだということに
嫌というほど気づきます。

なぜなら

答えはクライアント(選手)が持っているからです。

コーチ側に正解がないということなのです。

それを自分自身が知ることから

指導者の第一歩なのだと感じています。

 

どのようにクライアント(選手)の答えを引き出すのか?

 

それが「メタスポーツマインド」なんです。

 



 

 

【司令塔】メタ・スポーツマインド_014

ラグビーリーグワンは東芝ブレイブルーパスが、14年ぶりの頂点に立つという結果で

今年度のシーズンを終えました。

 

私が初めてラグビーを見た時の日本の司令塔と言えば、松尾雄治さんと平尾誠二さんでした。

そして、海外の五か国対抗(現在のシックスネーションズ)では、イングランドのアンドリューと

ウェールズのジョナサンデービスという2人の司令塔の対決は見ごたえがありました。

 

ラグビーにおける司令塔は冷静沈着で、ゲームをコントロールする存在。

スマートでシャープなイメージです。

 

グランドに立つ30人を操る様はまるで、オーケストラの指揮者を連想させます。

美しく音を奏でるために必要な存在なのです。

 

昨年行われたラグビーワールドカップ。

世界ランキング1位だったアイルランドのセクストン

大会前に負傷で出場できなかったフランスのヌタマック

そして、2連覇を果たした南アフリカの決勝では、

途中から招集されたポラードが、司令塔としての役割を

見事に果たしました。

 

司令塔に魅了されたWorld Cupでしたが、

国内のリーグワンもプレーオフに進出した4チームの

それぞれの司令塔に痺れました。

 

横浜キャノンイーグルスの田村優選手

サントリーサンゴリアスの高本幹也選手

 

そして、決勝で戦った2チームも対照的な司令塔の駆け引きが

展開されていました。

パナソニックワイルドナイツの松田力也選手

そして、東芝ブレイブルーパスでもあり、オールブラックスでもある

リッチモウンガ選手。

 

特に田村優選手のパフォーマンスは復活を感じさせましたし、

やっぱりリッチモウンガ選手のバランス感覚は心震えました。

 

司令塔という立場は、キャプテンでもなく、リーダーでもない。

ゲームリーダーという言い方が近いでしょうが、

司令塔は司令塔だと私は思うのです。

「コントロールタワー」その存在があるからラグビーは瞬間瞬間を愉しめるスポーツなのです。

3D構造で試合を見る力があり、過去や未来、そして、イメージにも発想は及びます。

 

司令塔という概念こそ、メタスポーツマインドの中心にあり、

感動のストーリーを産み、自分自身を変化・成長へと誘う存在なのだろうなと

感じました。

 

 

【ありようを学ぶ】メタ・スポーツマインド_013

スポーツコーチは、高いスキルを教えているようだ。

スポーツコーチは、自分の経験値から推測をしながら教えているようだ。

スポーツコーチは、メンタルは鍛えるものだと思っているようだ。

 

選手ファースト、ボトムアップ、メンタルコミュニケーションなど、

メンタルを学ぶための講座や本はたくさんある。

そして、トップアスリートに学ぶものが数多い。

 

こんな経験をしたトップアスリートがいます。

彼、彼女はこうしてメンタルブロックを外し、

こうしてメンタルをトレーニングし、

こうして強くなりました。

 

という内容である。

スポーツの勝負の世界において、スキルは重要。

そして、メンタルも同じくらい重要とされている。

 

しかし、ユーススポーツに目を向けると

あまりメンタルに触れていることは少ないようだ。

どちらかというと、スキル重視である。

 

上半身・下半身の使い方、投げ方・蹴り方・走り方。

ドリブル・パス・シュート・バッティング・守備・・・・。

スキルの話題は尽きない。

 

一方で、メンタルの話となると、出てくるのは

「コミュニケーション」「ポジティブ」「目標設定」・・・・。

そして、「チーム」「信頼関係」「チャレンジ」・・・

 

そんな建設的な言葉が並ぶ。

そこに選手に対する「モチベーション」や選手の「軸」を解いていく。

 

しかし、コーチは、やはり実践を全うしていきたい。

スキルを徹底的に教え込んで、次の試合に何としてでも勝つのだ。

甘えは許さない雰囲気。。。

 

ミスが続くと、コーチもイライラを繰り返す。

思うようにチームを導けない。

 

そんな状態に陥りやすい。

 

ユーティライゼーション。。コーチ側のステートがわかる。何が足りないのか?

コーチはスキルを教えるというものに代わって、

自分自身のありようについて、マインドセットをし、ステートを整えた上で

選手と相対する。

 

この流れで臨んでいるスポーツコーチは一体存在しているだろうか?

そんな遠い国の話のように身近ではないのだ。

 

でも!

スポーツコーチはありようが大切だし、仕草や表情、ジェスチャーといった

非言語でアクセスすることも可能になる。

「ありよう」について、自分自身で考えてみると面白いかもしれない。

 

 

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