あんたは払うよ、権藤さん。の真意 -64ページ目

あんたは払うよ、権藤さん。の真意

ご来場いただきまして誠にありがとうございます。「その1」などと付してある記事は続き物になっていますので、数字の若い順にご一読いただけると幸いです、としていたのですが、最近、数字入れ忘れてました。ごめんなさい。では、そろそろ開演です。Oh, yeah! Play it loud!

『ロックフォードの野望(謀略の死角)』より


旧知の間柄と思われる依頼人がゴルゴに尋ねる。

「あんたのような一流のプロと言われるようになるには、どんな条件がいると思う・・・?」

(中略)

「・・・10%の才能と20%の努力・・・・・・そして、30%の臆病さ・・・残る40%は”運”だろう・・・な・・・」


なるほど。

私は理系出身ではないが、数式にすれば、

一流のプロ=才能+努力+臆病さ+運

1=0.1(才能)+0.2(努力)+0.3(臆病さ)+0.4(運)

だ。

才能とは、先天的なそれを言っているのだと思われる。

また、運は、「運気を云々する方法」とかでは上げることのできない”運”を指していると思われる。

したがって、0.1(才能)+0.4(運)=0.5は、「自分ではどうしようもないもの」となる。

翻って、残りの0.2(努力)+0.3(臆病さ)=0.5は「自分で何とかなるもの」である。

つまり、努力して、用心深くしていればいいのだ。


ここで私はまた考える。

ゴルゴは一流のプロの条件として上記の割合を挙げているが、これは普通の人の日常生活でも当てはまるのではないか?

例えば、試験に受かるとか、好きな人に告白して成功するとか、大盛りラーメンを完食するとか、会社の役員になるとか...

とすると、我々は、1の成果を得るためには、全要件の半分の0.5をやればいい、ということになる。

逆に言えば自分で何とかなるのは0.5しかない、のだ・・・


~リイド社SPコミックス66『シーザーの眼』~

『ロックフォードの野望(謀略の死角)』はこの中にあります!!!

何れにせよやらなければいけないにもかかわらず、あ~だこ~だ悩んで、なかなか実行に移せない自分に効果絶大のゴルゴ13のセリフ。


『臆病者に死を』

100階建、地上400メートルの高層ビルに爆弾が仕掛けられた。

最上階では政財界のVIPを集めたパーティーが開かれている。


あることが原因で爆弾処理の現場を離れ教官となった男マッケイとゴルゴは爆弾処理に向かう。(犯人が何故か「狙撃手を用意しておけ」と言ったため警察がゴルゴに依頼した。)


犯人が仕掛けた爆弾の構造に途方にくれるマッケイ。

マッケイ「だが、少しでもずれると一巻の終わりだ!・・・そ、そんな芸当が・・・今の俺にできるはずがない・・・」

ゴルゴ「・・・・・・・・・・では、引き返すか?」

苦悩するマッケイ。

マッケイ「で、できない・・・それはできない!数百人の命がかかってるんだっ!!そ、それに俺は・・・」

ゴルゴ「じゃあ早めに取りかかるんだな。お前の気持ちを聞いている時間など、ない・・・」


~リイド社SPコミックス119『白龍昇り立つ』~


『臆病者に死を』はこれに収録されております。


ゴルゴの記事始めたらきりがなくなる...




私は、1999年に会社を辞めて自営業者となった。

最初の数カ月は仕事は少なかったが、半年経って徐々に増え始めた。

そんな時、突然、公権力を有するある組織からの依頼があった。

「いやぁ~、ついてるなぁ~、別に何の営業活動もしてなかったのにさ~」

きちんとこなせば、頻繁にとは行かなくてもこれからも依頼はあるだろう。

私は内心ニヤニヤしながら、依頼を受けた帰りの駅の売店でゴルゴの最新刊を買い、車中で読んだ。


『情報遊戯』という作品である。

ある組織がゴルゴを傘下に治めようと試み、ゴルゴをおびき出す。

ゴルゴを前に、組織の連絡員はこう言う。

「あなたの資料(ファイル)は全て見させていただきました。」

<中略>

「あなたには今後、我々の指示に従って仕事をしてもらいます。ただし、我々の利益に反さなければ、第三者からの仕事を今まで通り、受けてかまいません。決して悪い条件ではないでしょう?」

するとゴルゴは拳銃を抜き、



「俺は・・・それがどんな権力だろうと、特定の相手を顧客に持つ気はない・・・」

「俺のファイルを読んで、そのルールに、気づかなかったのか?」


ガーン!

私は消える魔球の秘密を見抜かれた時の星飛雄馬の様な状態になり、車中でしゃがみこんだ。

そうなのだ...私は間違っていた!

公権力を有する組織からの依頼があったからといってニヤニヤするとは...


それ以来、とりあえず「ニヤニヤする」のは止めました。



~リイド社SPコミックス117『情報遊戯』~


いやぁ~上記のセリフだけで買う価値あり!!!

さあ、皆さん、本屋さんに急ぎましょう!

私がゴルゴ13を読み続ける契機となったのは、『ザ・スーパースター』という作品であります。





不良仲間に憧れるも、臆病者(ラビット)と呼ばれて馬鹿にされているジム少年は、ある日、仲間のボスを視線で畏怖させた男(ゴルゴ)に近づく。


ゴルゴを拳銃で撃って、自分が臆病者ではないことを証明するために。


当然その計画は失敗に終わるのだが、ジム少年はゴルゴの後を追う。


すると、建物の影に何者かが居ることを察知したゴルゴは、驚いて身を翻す。


そしてジム少年は、ゴルゴの泊まっているホテルの部屋に行き、ゴルゴに質問する。



「ゆうべ...拳銃の前で顔色ひとつ変えなかったあなたが...ぼくがあとを追った足音でどうして飛び上がったんです? 」


「おれが、うさぎ(ラビット)のように臆病だからだ...」


ジム少年「え!?そ、そんな...!!」


ゴルゴ「だが...臆病のせいでこうして生きている...虎(タイガー)のような男は、その勇猛さのおかげで、早死することになりかねない...強すぎるのは、弱すぎるのと同様に自分の命をちぢめるものだ...





この作品の依頼人は最終的にジム少年になるのだが、上記の場面から依頼するまでが正に見所なのです。


SPコミックでいうと171~177頁。


うー、でもそれは書けない!


どうですか?読みたくなったでしょう?


是非、買って読んでみてください!!!


ゴルゴの髪型や眉毛にどうしても馴染めない皆さん。


良い人でも殺してしまうのは嫌いだから読まない皆さん。


ゴルゴに対する見方が変わります!





~SPコミックス28『死者の唄(シギリジャ)』~






『ザ・スーパースター』は28巻に収められています。28巻の副題は『ザ・スーパースター』ではありません。


また、別に『スーパースターの共演』という作品もありますので間違えないように!


しつこいですが、28巻『死者の唄(シギリジャ)』です!

さあ注文しましょう!!!


ゴルゴ13を初めて読んだのは大学入ったとき。もう30年くらい前だ...

それまで、「ゴルゴ13」という劇画の存在自体は知っていたが、私はどうしてもあの髪型と眉毛に馴染むことができず、読まないままでいた。

友人の勧めにより、彼の住む八王子のアパートで初めて読んだ。確か、サンハイツ・クロダというアパートだった。アパート名などどうでもいいが。


最初に何の話を読んだのか忘れてしまったが、いくつか話を読んだ後の感想は、「???」であった。

私はその友人に抗議した。

「おまえ、これはおかしいんじゃないの~!?どう見たって依頼者が悪党で、殺される方が善人って話があるじゃん!滅茶苦茶だろ~!なんなんだよ、こいつ(ゴルゴ13)は。」

友人は、「うーん。そういうことじゃないんだけど。では、これを読め」と言い、『芹沢家殺人事件』という話を私に渡した。

この話はゴルゴ13の出生に関わる話、いわゆるルーツ編のひとつである。もちろん、読む前はそんなことは知らないが。

まあ、簡単に筋を言うと、戦後の間もない時期に起きた未解決の(芹沢家)殺人事件を追い続けた元刑事が、その犯人はゴルゴ13であると考え、自分自身の狙撃をゴルゴに依頼、その狙撃に条件をつけてゴルゴに事件の真相を問う、という話である。その条件とは、自分が目の前で杖を振るから、ゴルゴが犯人なら杖が左に行った時に、犯人でないなら杖が右に行った時に狙撃しろ、というものであった。

面白そうでしょ!?

結果はわからないように消しておきました。
あんたは払うよ、権藤さん。の真意
うむ。確かに面白い。

ルーツ編なら読んでもいいかな?

しかし、今や全巻持っている。しかも、今は買い替えて3回目だ。

何故、滅茶苦茶な男の話を読み続けることになったのか?

それは次に書く話がきっかけであります。

<続く>


~リイド社SPコミックス27 『芹沢家殺人事件』~

さあ、是非買って読んでみてください!!!

ほかに『60日間の空白への再会』が入ってます。これもいい!「プロが、プロに対しての依頼である」!!


あんたは払うよ、権藤さん。の真意