こんにちは。関西学院大学の西原です。今回は一般質問についてです。
先日、西宮市の一般質問を傍聴しました。一般質問では、地域の問題について市長について問題提議をすることが出来ます。つまり、一般質問を聞けば、地域の問題について知ることができます。
そこで私は私の住む神戸市と北区について問題を知るため会議録を調べました。神戸市については、一番賑わいのある三宮周辺の再開発、文化ホールの移転問題、阪急と市営地下鉄の相互乗り入れなどの問題が盛んになっていることが分かりました。さすが政令指定都市というだけあって、地域の問題にしては規模が大きいように感じます。
北区については、鈴蘭台のオールドタウン化が話題に挙がっていました。元々鈴蘭台は1900代年前半に「関西の軽井沢」と銘打って街開きされた避暑地でしたが、やがて鈴蘭台は新開地へのベッドタウンになることを目指し、別荘地からニュータウンとして発展を遂げました。鈴蘭台は、西宮でいうところの山を開いてできた西宮名塩駅とよく似ています。共にニュータウンとして出来ましたが、今ではどちらも活気が落ち込み高齢化が進んでいます。
↑鈴蘭台駅周辺
↑JR西宮名塩駅
そんなニュータウンだった鈴蘭台ですが、神戸市の中で最も人口流出が激しく、人口減少も激しい地区であります。実際北区は2017年度のデータでは1年間に1921人の人口が減少が確認でき、また6年連続で1000人以上の減少を記録しています。その理由に、北区の市議会議員である人見誠さんは、「これまでは夫が都市に働きに行き、妻は家庭で子供の面倒を見るために、都市から近く、子供を育てやすい住宅街であることが、住みやすい土地であり、これが鈴蘭台など、所謂ベッドタウンであった。しかし、時代が変わり共働き家庭が増えると都市から離れて暮らすよりも、都市で暮らし都市で子育てをする方が都合が良くなった。そのためベッドタウンである鈴蘭台の需要が少なくなり、人口が流出した」と言っています。
このように鈴蘭台の人口減少の理由とは、郊外住宅街のオールドタウン化に伴う都市への人口流出です。もし、いち早く鈴蘭台が活気を取り戻し、人口を増やすことができれば、都市への人口集中を防ぐための第一例となることが出来るのではないでしょうか。
では、どうすれば鈴蘭台周辺の人口が増えるのか。郊外の人口をふやすのか。
一例として、若者を増やすために、大学の募集人数を増やすことや若者向けの施設を設置するなどがあります。もちろんそれで対策になるかもしれませんが、その若者が将来大人になった時に定住しないと人口は増えないので、効果は薄そうです。また会社を住宅街近くの郊外に移す、いわゆる田園都市構想のような方法もあります。しかし、人間は仕事だけを意識して定住する場所を決めるのかというと、そうとも言い切れません。移される会社としても大きなメリットがなければ、わざわざ都市部を離れて郊外に移りません。そもそもその大きなメリットを作るのには莫大な費用が必要です。
仕事のことなどはさておき、整理すると、住む場所として、郊外住宅地を都市よりもいい条件にすることが必要です。その視点で私は方法を考えました。
まず、なぜ郊外住宅地に住みたくないのか、一番は電車の値段の高さです。
これは実際に郊外住宅地に住んでいる私が日々感じているのですが、電車賃が都市に比べ高い値段設定をされていることは、住宅を選ぶうえでとてもマイナスなことです。鈴蘭台から三宮まで片道500円です。これを比較してみます。
鈴蘭台から三宮まで約10キロで500円なので、1キロ50円だとします。
三宮から大阪駅まで約32キロでJRでは410円
阪急と阪神では320円です。
なので1キロ、JRでは約13円、阪急と阪神では10円です。三宮から約10キロ離れた駅で見ても、
例えば阪急岡本駅がありますが、運賃は190円であり、一キロ約19円です。
神戸電鉄は山を走っているように場所や電鉄会社によって建築費や維持費も違うので、一概に比較するのは難しいです。しかし、それでも運賃が違いすぎるのは問題だと考えます。この運賃をせめて都市と同じくらいまで引き下げることが出来れば、人口が流出しないのではないでしょうか。そこで考えたのは、仕事や学校が目的で電車を利用する人は半額で電車に乗れるシステムです。赤字路線がある神戸電鉄だけではこの費用を捻出するのは厳しいので、県や市が援助する必要はありますが、実現できれば、鈴蘭台など、少なくとも電車沿線上の郊外住宅地に定住する人口は増えるのではないでしょうか。