茗荷(ミョウガ)をいただきました。

 

初夏と秋に芽を出すのですが、秋茗荷は大きいですね。

 

お釈迦様に、物覚えが悪く、物忘れが激しい周利槃特(シュリハンドク)という弟子がいました。

 

お釈迦様は、ほうきを周利槃特に渡して「ごみを払おう、あかを除こう」と唱えて掃除をしなさいと教えました。

 

その後彼は、自分の心のごみやあかを全て除き、阿羅漢(アラカン)という聖者になったのです。

 

お釈迦様は、

 

「悟りを開くということは、わずかなことでも徹底すればよいのである。

周利槃特は、徹底して掃除をすることでついに悟りを開いたではないか」

 

と皆に言い聞かされたそうです。

 

そんな周利槃特のお墓に生えていたのが、茗荷だったのです。

 

で、「茗荷を食べると物忘れをする」と言う俗説が生まれたのです。

 

 

ウロコ雲の下、秋の庭先で花を癒やされる、清々しい美しい朝です。

 

「木槿ムクゲ」が行く夏を惜しむように、又、それを追い払うように「酔芙蓉」が満開です。

 

「百日紅」、足下には小さな花々が、季節を楽しむかのように咲いています。

 

手紙の書き出しの「時候の挨拶」が、次々と頭に浮かび、迷うことがない季節ですね。

 

 

 

 

日中に吹く風も、少しづつ爽やかな風になり、一年で一番過ごし易い時期になってきました。

 

しかし、日朝に吹く風は、中々厳しいものがあります。

 

そんな中、今韓国では『反日種族主義“これ以上、無視できない記憶との闘い、その歴史についての明快な答え!”』(イ·ヨンフン著)が、ベストセラーになっているそうです。

 

内容は、徴用工は強制労働ではなかった、慰安婦も強制性はなく高待遇だった、それは韓国の反日教育のウソであったことを暴く、反日批判本です。

 

客観的データや史料を駆使し、常識となっている歴史認識は多くの思い込み、勘違い、迷信であることを証明しています。

 

そして、間違った歴史認識によって成り立っている非合理的、非科学的な反日思想を「反日種族主義」と名付け批判しているのです。

 

反日気運が高まる中でのヒットは、意外な気もするのですが、親日家韓国人も相当いるということなのでしょうか。

 

それとも、反文在寅大統領の高まりなのでしょうか。

 

現在韓国国内で、9万部に迫る勢いで驚異的な売上げを見せているといいます。

 

そして、反日は善、親日は悪という価値観を払拭しなければ、韓国は今後成り立っていかないであろうと結論づけています。

 

韓国社会にも、変化が起きているのでしょう。

 

 

 

栗をいただきました。

 

今年の初物です。

 

初物を食べると、75日長生きするといいます。

 

その昔、処刑前の囚人に、最後に何か食べたいものは有るかと尋ねたら、ずっと先にしか出回らない物を食べたいと答えたそうです。

 

そこで刑の執行が、75日先延ばしになりました。

 

この事から、初物を食べると、75日長生きをするというようになったということです。

 

最近は、何でも年中食べられるようになって、旬を感じることが少なくなりました。

 

しかし、旬の物を食べ、季節を感じられるのは、四季がある日本の美徳です。

 

大いに、味覚の秋を堪能したいものです。


季節柄、カマキリをよく見かけます。

 

「蟷螂の斧」という言葉を知りました。

 

蟷螂とは、カマキリのことです。

 

カマキリに出合うと、必ず斧のような手を振り立てて向かってきます。

 

カマキリという虫で、進むことしか知らず、退くことを知りません。

 

このことから、自分の力量を省みずに相手に立ち向かっていくことを喩えて、「蟷螂の斧」というのです。

 

強がることの喩えにも用いられます。

 

気概は評価されることもありますが、やはり結果です。

 

我が分を知るって事は、大切ですね。