茗荷(ミョウガ)をいただきました。

 

初夏と秋に芽を出すのですが、秋茗荷は大きいですね。

 

お釈迦様に、物覚えが悪く、物忘れが激しい周利槃特(シュリハンドク)という弟子がいました。

 

お釈迦様は、ほうきを周利槃特に渡して「ごみを払おう、あかを除こう」と唱えて掃除をしなさいと教えました。

 

その後彼は、自分の心のごみやあかを全て除き、阿羅漢(アラカン)という聖者になったのです。

 

お釈迦様は、

 

「悟りを開くということは、わずかなことでも徹底すればよいのである。

周利槃特は、徹底して掃除をすることでついに悟りを開いたではないか」

 

と皆に言い聞かされたそうです。

 

そんな周利槃特のお墓に生えていたのが、茗荷だったのです。

 

で、「茗荷を食べると物忘れをする」と言う俗説が生まれたのです。