● 抗生物質と下痢止めで下痢が１カ月間治らなかったワケ
こんにちは！ワンコ薬膳の栗原公子です。
一昨日２８日は、今年最後のスポットカウンセリングでした。その時に気になった内容をちょっとシェアします。
「抗生物質と下痢止め服用で、下痢が治るまで１か月間かかった」
伺ったところ、与えたときの気温が高かったことから、おそらく生肉の菌が増幅して下痢を引き起こしたのだと思います。
感染性の下痢は、有害な菌を追い出そうとする、生体防御反応です。
犬自身が自分を守ろうとする正常な反応なのですね。
そこを、下痢止めの薬を使うと、下痢で流せないので有害な菌が腸内に留まってしまいます。抗生物質は悪玉菌に勝つのに必要な善玉菌をも殺してしまいます。いつまでも有害菌がお腹にいるので症状が長引いてしまうのですね。
薬を飲んでいるのになぜ治らないの？
薬は使い方を間違うと、望む結果を得られないこともあります。体のしくみを知らないと、不安が襲いますよね。
ですので、体のしくみと薬の関係を、概要的にで良いので、飼い主さん自身がお勉強されることをおすすめします。
いらぬ不安と、不要な薬を招くことなく、早く訪れる完治を得られますので。
お勉強は、都合の良いお時間に年末年始でも学べます。
それでは♪
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