07.04 上出来です。トレイルランナーズカップ石川大倉岳2021
石川県初開催となった、「トレイルランナーズカップ」
このコロナ禍で、急遽緊急事態宣言の実施区域、まん延防止等重点措置の実施区域に在住されている方の参加自粛の措置が取られてしまい、残念ながら全員参加とはならなかったが、それでもこのように開催される大会に本当に感謝しかない。
心配されたお天気も曇天で、かえっていいコンデションとなった。
僕たちにできることは、当日大いに盛り上がること。楽しむこと。さすが地元開催だけあって、友人知人も多い。
ジャン・アオキ氏にウラーノ氏。この辺りはレギュラーメンバーなので説明を省きたい。
トレランにハマりつつある同級生のEYと尊敬するNOKOさんは同じナイトランチーム出身。
その他にもトレイルやイベントでお会いする方の多いこと。
いけないとは思いながら、自ずとやっぱり盛り上がっていくわけで、
これが空回りにつなっがていくから注意しなければならない。
約13㎞で累積約1000m。短いけれど変化に富んでいて、なおかつ最後まで休ませてもらえないイメージ。
スタートエリアでは距離を保ちつつ、ランナー達はウェーブスタートで徐々にゲレンデへと放たれていく。
4月に行われた加賀シーサイドトレイルランで大撃沈してしまった自分としては、その反省を踏まえつつ準備を進めておいた。
①トレランシューズを履くこと。(あたりまえ。ウラーノ氏には流されない)
②自分に必要と思われる水分はしっかり持っておくこと。(1L確保)
③高揚しても決して突っ込んでいかないこと。
10:00過ぎ、自分の順番となりスタート。階段以外はジョグでプッシュ。下りはご褒美だからそれなりに行く。
折り返しでは、カメラを構えてニコニコしている三井氏の顔を見て
ホッとしたり。
最後のゲレンデ下りでは、早々に走り終えて逆走してくるゲストランナー枝元氏に撮られたり。
写真も撮らず、久しぶりに最後まで走り切りましたよ。
結果、個人目標としていたタイムをクリアして、全体の2割ゾーンに入ることができたし、
部門別ではシングル前半にランクイン。上出来なんじゃないでしょうか。
これで加賀シーサイドの記憶を上書きすることが出来たと思う。
枝元さん、僕、もう少し頑張るよ。
そして今回も影日向と大会や僕達をフォローしてくれたカタクリ先輩にも感謝です。
最後までしゃべりっぱなしの松永さんをはじめとするトレイルランナーズチームの皆様、楽しい時間をありがとうございました。
さて、今週末は神鍋パノラマトレイルフェス。リストを見たら強者ばかりじゃないですか。またいつものスマホ片手のファントレイルに戻りたいと思う。
06.26 今シーズン初の白山+
6月26日 今年初の白山へ。
午後から怪しくなる天気予報を信じて、AM2:00には別当出合着。
すでに駐車場には多くの車が停まっていた。夜明けを待たず2:30スタート。
最近登場回数の多いジャン・アオキ氏とカタクリ先輩の両氏に先導していただく。
ユルユルで行きましょう。とは裏腹に息が切れるくらいガシガシ行かれます。
白み始めた夜空に月が神々しく光ってて何とも神秘的。
景色なんて目もくれず、とにかくガンガン行く
ガンガン
今年初登頂、めっちゃ天気がいい
眼下に分厚い雲海が広がっている
早めに出発してよかった。
ここまで来たらやっぱりお池めぐり
夏道がはっきりしていたので、迷わずに進むことができる。
大汝峰も上がる。
ジャン氏はここからの眺めが好きらしい。
右が御前峰、手前が剣が峰、その向こうに雲海がドーン
画像で伝わりにくいのが残念だけれど、確かにいい眺めである。
ここまでの道中で「ホントに来てよかった」を3人で何回話したことか。
室堂まで戻ってきて、おやつタイム。
ちょっと早いけど、季節ものの氷室まんじゅう(つぶあん)をいただく。あの山中に店を構える「山中石川屋」さんのおまんじゅう。娘娘万頭が有名かと。是非、山中を訪れた際にはお土産にどうぞ。
下山中は、これから頂上を目指す友人知人とスライドする度にお話ししながらゆっくりと。
登山者のピークが越えたエリアではそれなりに。
無事下山。
だけどまだ午前中。
ここで7月3日に大倉岳で予定されているトレイルランナーズカップに出場予定のジャン氏がどうしても一度下見をしておきたいというモノだから、
移動。現地では試走されている方もチラホラ。
我々も行きますか。
階段がね、いい感じ。嫌いじゃない。
少し雨に降られたけれど
お二人とも
ガンガンです。カタクリ先輩は当日は運営側の全体フォロー係という何だか大役っぽいお仕事の予定。何のフォローをするんだろか。
前回マッハさんに教わったとおりにご案内しましたよ。
ジャン氏も興味津々だった汽車ポッポ。
このコースは往復で13kmの設定。100分台で走るランナーもいる。僕はもちろんスタートから歩くと決めている。バーチカルっぽいのは、ほんとしんどいので辛い。
当日は、のんびり景色を堪能しながら行きますよ。
今年度から入会したココヘリ
キャンペーン中だとかで入会金と初年度年会費が無料になった。
できればお世話になりたくないけど、もしもの時にね。今後、大会でもこの種の発信機が必携品になるかもしれないしね。
06.20 撃沈 僕達のOSJ山中温泉トレイル
2021年6月20日 午前5時
本来であれば、あの「OSJ山中温泉トレイルレース」が開催された日である。開催延期にはなってしまったが、僕達なりに納得をしておきたいところ。
そこで、勝手にOSJ山中温泉トレイルのコースを走る会である。
ジャンAOK氏、嵐氏、僕の3名…
他にもランナーが、わっさーと集まると期待もしていたのだが、
僕ら以外に風呂待ちだろうか、おばあちゃんが二人腰掛けているだけ。一応念のために足元を確認したが、二人ともサンダルだったので候補からは外しておいた。
本来は、熱気で溢れたはずの会場を定刻どおりに3人で静かにスタート。
コースは何回も試走を重ねている。天候も曇天予報でコンデションも上々。
おまけに最近の僕は、
なんだか調子が良いらしい。ネガティブな要素なんてない。完走できる。そう信じていた。
スタート後、30分もしないうちに、水無山エリアから洗礼を受ける。トレイルを左右から覆いつくす濡れた草木を分けながら進まなければならず、全身びしょ濡れになってしまった。でも僕たちの勢いはそのまま次のピークである富士写ヶ岳もほぼ予定通りにクリアした。
次の大日山へのアタック前には
マッハ氏が合流してくれた。氏もまた山中トレイルを愛するひとり。これは心強かった。
加賀甲もまた笹のスゴイこと。足元は見えず、チクチク草にもやられてゲイター越しでもスネが痛い。
なんとか難コースを通過。頂上着。
タフな道中もハサウェイネタやBGMで僕達を励ましてくれたマッハ氏、ありがとう。
ここで自分にご褒美、塩羊羹。
このパターンの画は、完全にマッハ氏と嵐氏の影響を受けている。
大日山登山中から調子が上がらなくなったジャン氏が小大日エリア過ぎの分岐で離脱を余儀なくされる。この賢明な下山が後に僕達が救われることになる。
大日山はピークを越えてからもしんどい。全体的にペースも落ちてきたが嵐氏がその後も僕を引っ張ってくれた。
ガスって何も見えない陶石山。これを下ってしばらく走れば県民の森。このころから僕の下半身には異常を抱えていた。
県民の森へのロードも遠く感じる。自販機が開いていることだけをひたすら願いながら進んだ。
これが飲みたかった。もう1本いきたいところだったが、次の杉水峠を越えたところにデポ車が待機しているのでぐっとガマン。
杉水峠入口でマッハ氏と分かれ二人でイン。この杉水峠が鬼門となった。
登りはまだしも、ピークを越えてからは、草が生えまくり、トレイルを途中で見失ってしまった。小川の向こうに渡れない。ロストしたかともう一度ピークにまで戻る始末。GPSマップを信じてもう一度草むらを慎重に進むと丸太橋が見つかった。この辺りの道迷いのログを嵐氏がアゲておられたんで、私も軌跡を見てみた。
スゴイ迷いようである。
ここが今回のメンタルの持って行きどころポイントだったに違いない。なんとかこの杉水峠を越え、先に離脱してしまったジャン氏の待つ、デポ車で食事と水分を補給して、いよいよクライマックスの三童子山と鞍掛山へのアタック。
時間は17:00過ぎ、制限時間17時間内(22:00)でのゴールが難しいことは、二人とも口に出さずともわかっていた。鶴ヶ滝登山口から三童子山スカイラインまでの急登が堪える。
18:00前、休み休み何とか分岐まで登り切って、しばらくの沈黙。
「ここでDNFしませんか」「そうしましょう」判断するならココと二人とも意見は一致していた。
そうと決まれば日没までには下山したい。本コースとは逆の鞍掛山を目指す。三童子山登山口で待機しているジャン氏にも迎えに来てもらいたい。連絡を取るのにも電波の届く鞍掛山山頂が適しているらしい。下山は足腰に負担の少ない行者岩コースを選択。さすが嵐氏、冷静でリスクの少ない判断に全てお任せである。
しかし、必死の努力も空しく、ジャン氏とは連絡がつかなかった。
日本海に沈みゆく夕陽に何をおもふ。
とにかく、暗くなる前に下山を敢行。緊張の糸が切れたのもあって、話も盛り上がった。今日の課題はもちろん、練習方法や将来のこと、今回のことが今後の語り草になること等々。
予定を変更した鞍掛山の登山口に下りてくると、三童子山降り口で待機していたはずのジャン氏の車がすぅーっと入ってくるではないか。
嵐氏のツイッターでDNFを知り、下りてくるならココと機転を利かせてくれたらしい。ジャン氏がいてくれて本当に助かった。
時刻は18:47 僕達のOSJ山中温泉トレイルはDNFで終了した。
肉体的にも精神的にも要因はいろいろあった。解決していたはずのお尻の擦れは、もう一度見直さなければならないだろう。スポドリを摂りすぎると下痢をする傾向もあるな。レース中に喰らった打ち身は放っておいても回復しないし。
まだまだ経験不足、そして山中温泉トレイルに対する敬意も足りていなかったのかもしれない。
本番だったら、どうだったのだろう。答えは来年教えてもらおうと思う。
06.13 丈競山
最近、気がついたことがある。
マッハ氏から「〇〇山に行きませんか」と軽いタッチのお誘いを受ける時には、嬉しさに浮かれながらも、十分に警戒し、でき得る限りの事前情報収集を怠らないようにしなくてはならない。
なぜならば、その山単体ではなく、もれなくその山域のとってもスペシャルな縦走セットがついてくるからである。ある程度の気合いを持ち合わせておくためにも大事なルーティーンになりつつある。
「富士写ヶ岳のすぐ横くらいの丈競山へ行きませんか」
来た来た、来ましたよ。何も知らない僕は、まず読み方からリサーチ。「タケクラベヤマ」と読むのか、なるほど。福井県坂井市にある山塊とな。北と南の双耳峰でさらに浄法寺山、冠岳、鷲ヶ岳と・・・・やっぱり頑張るしかない。
曇天の中、スタート。今日は天候が不安定だから行っても浄法寺山までとか。ちゃんと調べてきてますから、安心。
氏も知らなかった新道から上へ。
「丈競山」が見えてきた。氏の解説はロケーションと相まって分かりやすい。
「大日山と比べたら楽ですよ」
この「大日山基準」は嵐氏もよく使う。二人とも大日山が本当に大好きなんだな。
北丈競山をサクッと越えて
丈競山もとりあえず一旦越えて
今回の最奥目的地である浄法寺山まで進む。
あぁ、やっぱり直登。大日よりは確かに短いけど。
道中にニホンヒキガエル発見。水場が無さそうだけど、暮らしていけるのね。ちなみに交尾の際に間違えてオスの上にオスが乗ると、乗っかられた方は「違うよ」とかわいい声で鳴くらしい。
浄法寺山 山頂はガスってて何も見えず。
天気が良ければ360度の景色が臨めるらしい。残念。
ここで天気も怪しくなり寒くもなってきたんで、丈競山まで引き返す。
立派な避難小屋で、軽食を摂りつつ、濡れたウェアを絞る。
暖が取れる備品が揃っていた。時間があれば、しっかりした装備で訪れて、ここでゆっくりと過ごすのもいいかもしれない。
さすがに1000m付近では寒いので、小腹を満たしてすぐ下山。
マッハスイッチがオンされてしまった。速いって。
北丈競山も
華麗にスルー。だから速いってばさ。
トレイル脇に咲く、ササユリにしばし癒されてもいいじゃないか。
下山後は駐車場までロードラン。
ホタルブクロとやらが沿道に咲いていた。初夏の花らしい。
ルアーフィッシャーマンの端くれとして、以前から名前を知っていた龍ヶ鼻ダム。1艇浮いてたな。今はアフター回復系なのだろうか。
帰りは、マッハ氏のお友達の和菓子屋で大判焼き2個を補給。
ここのご主人が、また釣り好きで話が盛り上がってしまった。特にウナギ釣法を聞いてしまい、さらに釣り熱が再燃してきた感がする。
06.06 また来たよ。三童子山~鞍掛山
千代氏が企画されたOSJ山中走ってみようの三部作。
今回はその完結編ということで、またもや参加させていただいた。まずは山中温泉から走って鶴ヶ滝コースの登山口を目指す。
長いトンネルを抜けて川沿いの道をGOGO
朝から皆さん、よく走れますね。
登山口到着。さぁ上がりますよ。
道端に咲くテッポウユリ?ササユリ?を画像に収めて早くも現実逃避をしたくなる。
鞍掛山方面へ
ガシガシ上がるだけですから。
上がり切ると「←鞍掛山 三童子山→」を→へ
ここ、アップダウンが続きますよね、ブチ切れずにユックリ行きましょう。知ってても口に出して自己暗示をかけていく。
あっという間では決してないが、自己暗示が上手になってきたような気がする。
サクッと下りてゾウさん公園でソーシャルディスタンス休憩。
あとは鞍掛山だけですよ。
つなぎのロードは、天気にも恵まれて皆さん調子よくガンガン行きますね。前来たときは、タラの芽探しながら走ってたっけ。あれはあれで幸せであった。
西ノ谷コースにイン。
この橋を渡る時に、さぁ行くぜと気合を入れる。
が、入れても
入れても
吸い取られていく。
それでも進めば
山頂は多くのハイカーさん達で大賑わい。ホント大人気の山ですね。
あとは加賀とのお新道の急斜面をワーキャー言いながら落ちるだけ。
ここで千代氏からのプレゼント。
ここの登山口にデポしてあった車から、冷たいドリンクが登場。なんと大好きなゼリーがあるではないか。これいいんですかぁと言いながら、手はすでにのびていた。
メインのプランは無事終了。あとは、またトンネルくぐって川沿いへ。
雰囲気がいい。温泉地なんだから、本来は、浴衣なんか着ちゃってさ、しっぽりするところなんじゃないだろうか。
速乾ランシャツとビールを愛するウルトラマラソンチャンプには、聞こえていない。いや、届かないのかもしれない。
今回は、こおろぎばしを渡ってゴール。
結構な頻度で山中エリアに来ているような気がする。慣れてきたのかと問われると「それはない」と即答できるタフな山域であることに間違いない。
企画してくださった千代氏、ありがとうございました。ことごとくレースが中止になっていく中、UTMF出場にかける情熱に刺激を受けました。こんな先輩方がいるから僕もまだまだ頑張れる。
と、思う