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03Mar
- 東京芝界隈
  2023年3月1日と2日仕事に必要な資格を更新するため東京へ出かけた。2日間の研修を受ける義務があるのだ。朝6時35分の電車に乗って久喜から上野東京ラインに乗り換える。久しぶりに乗った電車は静かで揺れも少なく快適だった。2階席だったからかな？8時頃、田町に「とうちゃこ！」テレビの見過ぎか・・？去年の7月、椎間板ヘルニアの手術で1週間程入院した時、毎朝見ていた番組のセリフだ。以来、今も楽しく見続けている。手術は成功したが、右足の衰えは回復半ばで駅の階段は少し堪える。一生懸命上っても人より数段遅れる。端っこをエッチラオッチラ上って何とかついて行く状態だ。歩く事さえできなかったのによく回復したものだと思う。駅前の細い商店街に人が吸い込まれていく。田舎者のセリフになってしまうが東京は人が多いなー。歩くのはそこそこ出来るので人の流れを妨げることはなかったが、とっさの動きに不安があるので注意して歩くことにしよう。商店街をくねくね曲がって歩くと慶応大学前（桜田通り＿国道1号線）へ出た。大學の東門脇にこんな看板を掲げた和菓子屋があった。「登録名菓　手付け最中」どんな最中なんだろう？東京タワーが見えて来た。目的地はもうすぐだ！研修会場に到着！開始時間の1時間以上前だから・・人はまばら・・。自分の席にすわって朝飯のおにぎりを食べた。こんな感じで2日間の研修は終った。最後に簡単な試験があったが100点満点間違いなしさ！昼どき、キッチンカーが来る。発電機のエンジン音が唸っていて結構騒々しい。電話の相手は「工事現場からかけているのかしら？」と、思ったかも知れない。　人間老いやすく　学成りがたし・・か！
01Feb
- だるま市
  おいらが住む町では毎年2月1日に市内の玉敷神社境内でだるま市がささやかに行われている。神楽殿では伝統的な神楽の舞も見られる。アルジもひとつ買い求めた。願いは商売繁盛！農器具や刃物などの金物を売る露店、焼きそば、たこ焼きなど食べ物を商う屋台も少し出る。左端に見える神楽殿で奉納神楽が舞われる。ピンク色の椿の花がいろどりをそえます。ホントにささやかな市で、微笑ましい！　今年は暖冬なのかな？
21Dec
- 武蔵野夫人の舞台　その２　＜リメイク版＞
  野川の源流と矢川湧水群”土地の人はなぜそこが「はけ」と呼ばれるかを知らない。”　という書き出しから始る小説、武蔵野夫人。2020年9月19日（土曜日）のことですが、今にも降り出しそうな空模様の中、国分寺～国立～立川を散策した。この界隈を散策したのは3度目になります。３～４年前、「はけの道」を散策した時に野川の源流を見ることを忘れていたので何としてもこの目で確かめたかったのと、ここいら界隈が好きになってしまったのです。国分寺跡、国分尼寺跡、真姿の池など・・・見どころが多いのです。武蔵野夫人は１９５１年、溝口健二監督で映画化された。野川の水源を散策する勉と道子。　－映画「武蔵野夫人」よりー地図に水源地とされている鉄道の土手は、遠く流域の涯（はて）を限っていた。しかし右手斜面に近く、土管が大きな口を開けて、そこから白く水の落ちている様が望まれた。　ー中略ー　勉は、「何だ。水源は線路の向こうらしいや」　といって笑ったが、・・＜小説・武蔵野夫人より＞今でもトンネルから綺麗な水が流れ出ている。トンネルの上には中央線が走っている。線路端の小道から対岸を眺めると向側にこんもりと森が見える。日立製作所中央研究所の森だ。＜小説では＞線路の土手を登ると向こう側には意外に広い窪地が横たわり、水田が発達していた。右側を一つの支線の土手に限られた下は萱や葦の密生した湿地で、水が大きな池を湛えて溢れ、吸い込まれるように土管に向かって動いていた。これが水源であった。＜抜粋＞神社の森で道子は勉を抱きしめたい衝動にかられるが、かろうじて思いとどまる場面がある。その後、ここが「恋ヶ窪」という地名だと知れされて道子は激しく動揺する（自分の心を見透かされたような気がした・・・）というロマンチックなシーンがある。現在の大池はフェンスでしっかりガードされていて容易に中を見ることはできないが、ザワザワと水音が聞こえてくるので水が流れているのは間違いない。隙間から覗いて見るとかなりの量の水が流れているのがわかる。「川の源流を見てみたい。」という好奇心を持つ人は多いと思う。それが駅のすぐそばにあるというのは珍しいと思う。野川は国分寺崖線の真姿の湧水群やはけの湧水を集めて調布をぬけて二子玉川あたりで多摩川に合流する流域約２０ｋｍの一級河川である。これはウキペディアのうけうりであります。このあと矢川まで電車で移動して、「メルカード商店街」「ハケ上の道」を歩いて矢川緑地へ行った。ママ下湧水群も見てみたい。「ママ」は崖のことで「はけ」と同義語らしい。草むらに親子の姿発見！昆虫採取かな？魚とりかな？？矢川緑地の中心部？の湿地帯。この木道は買い物袋をさげた人も普通に通る・・・生活道路？抜け道？になっているようだ。さらに矢川に沿って暫く歩く。洗い物をするための張り出しが幾つも残っている。今も使われてるんだろうか？たまには使うんだろうな・・・。水はキレイだし十分使えると思う。あの雑木林の向こうが崖になっていて、崖下がママ（はけ）だ。崖を降りるといたるところから清水が湧き出している。湧水を集めて雨どいのように流れる小川・・・。水量は意外に多い。昔はっもと多かったんだろうな。静かで気持ちよいところだ。下流から子供たちの声が賑やかに聞こえる。孫のために水生生物を網ですくっている男性と、シートを広げてピクニックをしている子供づれのママさんグループもいる。「はけ（ママ）」の水を集めて水量を増した矢川は「矢川おんだし」と言われている府中用水路と合流する。魚が泳いでいる。シロハエかな？田んぼも残っている。約４．５ｋｍを歩き矢川駅まで戻った。ここで電車に乗るのはもったいない。歩きついでだ！国立まで歩くことにしよう！国立駅は線路の高架化ですっかり様変わりしていた。旧駅舎は令和２年に移築工事が完了したそうだから、できたてホヤホヤだ！開放されていて、ちょっとした休憩にも使える。昔の国立駅の写真が展示されていて雰囲気を出している。　ふむ・・ふむ・・。
02Dec
- ノラ君との闘いーその3
  3か月程前のことノラネコが出入りしている隙間にグレープフルーツの木の枝を置いた。枝には鋭いトゲがある。ネコはトゲトゲが苦手らしい。裏のフェンスの隙間や・・・表の門扉わきの隙間に置いてみた。それから2～3週間程したある朝、6時ごろだったと思う、朝起きて直ぐ南側の吐き出し窓を開けた時、南西のフェンスの方で・・・ガシャーン・・・という聞きなれない音がした。「何の音だろう？自転車が倒れたのかな？」と、思って暫く様子をうかがっていら、あのノラネコがブロック塀の縁を、スゴスゴと門扉のほうへ歩いているではないか！歩き方はサッーと言う感じでもなく、スタスタと言う感じでもなく、まさにヤレヤレというかスゴスゴいう感じに見えた。「ははーん！さっきのガシャーンは。吐き出し窓が開く音に反応して逃げようとしたノラが、グレープフルーツのトゲトゲに阻まれて逃亡に失敗した時の音だったのか？ブロック塀の下端をノラはスゴスゴ歩き去って行った。以後、ノラの姿は見ていない。ネコ対策は成功したのかも知れない。これで一安心出来るかな？　ふぁー！眠いでござる！
15Sep
- 昔の映画が好き
  2022年９月13日にヌーベルバーグの旗手として数々の話題作を作ったゴダールが死んだ！91歳だった。記事によると・・・「スイスで自殺幇助（ほうじょ）を受けて死去した。」自殺幇助てのは、安楽死のようなものかしらね？「スイスでは自殺幇助は、状況によって合法とされている。」と、説明されていた。ゴダール初期の短編映画。「男の子の名前はみんなパトリックっていうの」「シャルロットとジュール」これも初期短編映画。「勝手にしやがれ」「シャルロットとジュール」を下敷きにしたのかもしれない・・・ゴダールの代表作と言ってもいい映画です。「彼女について私が知っている二三の事柄」淡々と語られる彼女の日常の中のあぶない事実が平凡な日常に埋没してしまって危なく思えなくなってしまっている。映画の中では「ベトナム戦争」のことが日常会話にちりばめられて語られるが、戦争さえ異常に思えなくなっている現実もあぶないと言えるのだろう。「アルファビル」当時流行っていたスパイ映画に触発されてか？ゴダールが作ったSFスパイ映画。セットなしで、当時のパリ市街をロケハンして撮影されたと言う。白黒であること、室内や夜間のシーンが多いことなど工夫と苦労がうかがえる。どの作品も、50年以上経て観直しても古臭く感じない。「うけ」狙い！は所詮「付け焼刃」ってことだな・ワン！
30Aug
- その後の「小さな庭の野生の世界」
  ネコの横行を防ぐために、アルジはついに立ち上がったのであります！まず、100均でネコ対策グッズを買い求めてきた。ネコはトゲトゲがあるものが嫌いらしい。そこで、写真のような黒いプラステック製の敷物を野鳥を捕獲するためにネコが隠れる場所に敷いた。奴はこの煉瓦ブロックの影に隠れていて、地面の餌をついばみながら近くに来た野鳥に襲い掛かるのだ。この手で何羽もの野鳥が餌食合っているので最近は野鳥も来なくなってしまった。ハーブや木酢液などの匂いも嫌うらしい。裏庭に植えてあるグレープフルーツ木の枝がトゲトゲしていて匂いも強いので、これで奴の通り道を塞いだ。これだけでも通り道を妨害するのに十分だった。この隅から奴の出入りはなくなった。車にカバーをかけて奴の爪傷から車を防御をした。目に見える形で効果を上げたのは、大きな音がするピストル（弾は出ない）だった。見かけたらバーン・バーンと打ちまくると奴は一目散に逃げていく。もっとバン・バンやって脅かしてやりたいけど、逃げ足が速く瞬く間に何処かへ行ってしまう。朝5：30頃起きて庭に出ると、カーポートからサーッと走り去る奴・・・逃げ去った方向にバーン・バーン！何か欲求不満な気持ちが残る。奴の目の前でバン・バンやって二度と来ない様にこらしめてやりたいのだ！
02Aug
- リハビリ中です！
  アルジ　74歳毎週、ゴルフ練習場へ行って練習してもちっとも上達しないのは「ゴルフクラブが自分のスイングに合っていないからだ！」と言って、あのクラブを試し、このドライバーを買い、話題のメーカーのクラブに替えてみたりしてもスイングの不満解消はならなかった。そのうちシャフト交換にまで手を出すようになり、バランス測定して鉛を張ったり剥がしたり、グリップを太くしたり細くしたりと自分でクラブを調整する事を覚えた。自室に工作道具を揃えて、中古ショップやネットショップを漁って、色々な材料を購入するようになって、ヘタの横好きといいますか、閑を持て余してといいますか、ゴルフクラブいじりに熱中していた。チョット前までは・・・。つい1ケ月程前まではそんな楽しい日々が続いていて満足していたんですが、楽しみは長く続かないと言いますか、以前からおかしかった腰の具合が急激に悪化して、歩く事すらままならない状態になってしまった。何でこんな事になってしまったんだ！MRIで撮影したら椎間板ヘルニアで緊急手術と診断された・・・ホント「今すぐ手術してください！」と言いたい位最悪だったんですワ！しかし日程の折り合いがつきません。結局手術は4日後の夜9時と決まった。しかたない・・・患者さんがいっぱいなんだろう。痛み止めを飲んで待つ事にしよう。＜手術＞全身麻酔というのはスゴイもので、「はい！今から麻酔しますね！」と、言われてから・・・その後「○○さん！終わりましたよ！」で、正気に戻るまでの記憶が全くない。正に黄泉の国から生還したような感じだった。生還直後は視野が狭く手術室は薄暗く感じた。先生が「うまくいきましたよ！切除したのはこれです。」と。小瓶にいれた椎間板を見せてくれた。予想以上に大きくビラビラしたイソギンチャクのような物だった。「痛みはありますか？痺れはどうですか？左足を動かしてみて下さい。まげて！伸ばして！今度は右足・・・」私は先生の言う通りに足を動かして「痛くないです。すごくいい！」と、高揚した口調で答えたのを覚えている。それから病室へ運ばれてベッドに寝かされたが、手術した部分より尿道に差し込まれたチューブが痛くて・・煩わしくて・・よく眠れなかった。＜リハビリ＞翌日からリハビリが始まった。私は足の筋肉が極端に弱っていて、チョットした事で「膝かっくん」して崩れ落ちてしまうような状態だったのだ。10日弱で退院して杖なしで歩けるまで回復したが、いまだ全快には程遠い状態である。何年か前に買った健康器具を引っ張り出して来て筋力アップに励んでいるけどリハビリは本当に根気がいる作業で継続が難しい・・・。あせらず、時間をかけてやるしかないんだけど・・・単調だ！「老化は足からやって来る！」オイラも後ろ足に力が入らなくなって、寝たきりになたんだもの！
31Jul
- 小さな庭の野生の世界
  7月31日（日曜日）の昼下がり家の中をクロアゲハが飛んでいる？明り取りの窓から出ようとしてヒラヒラしているけど網戸が邪魔して出るに出られないでいる。「あの網戸は開かないんだよ！」と、教えてやりたいけどそれは無理というもの。捕まえて外へ出してやろうとしても、なかなか思う様にいかない。いつの間に入って来たんだろう？10日くらい前、ニイニイゼミが庭木にとまっていて「夏だなー。」、4～5日後にはアブラゼミも見かけた。近づくとチッ・チッと鳴いて飛び立つがそれ以上は鳴かない。今年はまだセミの鳴き声を聞いてないように思う。オイラの耳の奥でジー・ジーと耳鳴りがするだけだ。いつもこんなだったっけ？我が家の庭を自分の縄張りのようにしている猫がいる。2匹いるのかな？朝に夕にソローと忍び込んで来て、用をたしたり、セミを追っかけたり、カーポートのクルマの屋根に寝そべって休んでいたりと我が物顔の振る舞いで困っている。今朝なんか、芝生で餌をついばむ野鳥を捕獲し、それをくわえて・・チラッとこちらを睨んで・・ソローと立ち去りやがった。こんなちいさな庭にも野生の世界が息づいているのであります。オイラが健在なら「勝手なまねはさせない！」ものを・・・。
06Apr
- 鴨が来た！
  4月５日火曜日朝起きて庭をながめたら２羽の鴨がいた。「お父さん、大きな鳥がいるよ！」「鴨だ！」ヤマバトやオナガ鳥・カラス・スズメなどいろんな鳥がやって来るが、鴨が来たのは初めてだったので驚いた。「何処からきたんだろう？」「合いの川あたりじゃないかな？」庭のあちこちを歩き回っていたが、何時の間にか、何処かへ飛んで行ったしまった。　自然が豊かなのか？自然がないのか？わかりません。
08Mar
- ひつじ君が　いる！？
  市街地から少しはずれた広場に羊が、いる！？飼育されてるんだろうけど・・・小学校の前の空き地に・・・10頭以上がのんびりくつろいでいるではないか！？あとで聞いた話ですが、学校が飼育しているようであります。子供たちの情操教育の一環という事かな。カメラを構えたら、ひつじ君は「何事ですか？」てな感じで近寄ってきた。母親のおっぱいに群がっている子ひつじ達の姿はあどけなくて微笑ましい。わん！
17Feb
- 夕焼け
  ２月１６日の夕方、西のほうを眺めたら夕焼けの上から覆いかぶさる様に黒い雲が垂れ込めていた。　　遠くの街が燃えているように見えるなーぁ！
11Nov
- 那須のボロいい宿「雲海閣」で立ち寄り湯して来ました。
  帰宅して玄関ドアを開けるとき３年前に死んだ愛犬の事をふっと思い出す。車庫から玄関に向かうとき、家の中から「クン・・クン」と甘えた鳴き声がした。カギ穴に鍵を入れる段になると、ドア隅に鼻をつけて「クン・・クン。ワン・・ワン」と、鳴き声は激しくなっていった。ドアを開けると、飛びついて迎えてくれるけど、直ぐに外へ飛び出して門扉まで行って、何を確認するのか知らないけど・・、何かを確認して、とんぼ返りで戻ってくる。それからアルジに再び飛びつき・・・やっと落ち着きを取り戻す。いつもそんなだった。帰宅して鍵を開け玄関に入った時、今でもハルが居るような気がする。ピョンと飛びついて呉れるんじゃないかと思ってしまう。そうだったら嬉しいのに・・・玄関の灯かりをつけながらそう思うこの頃であります。　毎日のお線香ありがとネ！そんな感傷的な気持ちになってしまう晩秋の週末のことです。たまには温泉でもと思いたち那須の雲海閣という温泉宿へ日帰りで行ってきました。テレビなどで「ボロいい温泉宿」といって話題になっている温泉宿です。那須インターで降りて那須湯本へ向かって３０分程走ると有名な「鹿の湯」の傍へ来た。雲海閣の住所も電話番号もメモしてこなかったから場所の検討もつかない。仕方ないから、温泉神社のとなりの観光案内所で聞いてみることにした。「あのー・・・雲海閣へ行きたいんですけど・・・。」と、聞くと、案内所の女性は「あ・あー・・・。」と意味深な反応をしながら、慣れた感じで場所を教えて呉れた。それでも、曲がるべき道を通り過ぎたりして、だいぶ手間取ったのち到着した。猫君のお出迎えがありました。「イラッシャーい！」ガラガラと玄関を開けて中へ入った。フロントに「日帰り入浴料400円」と書いた紙と菓子缶、宿泊カードが置いてあるだけで誰もいない。当然「いらっしゃいませ！」の出迎えも無いわけであります。仕方ないから400円を菓子缶に入れてそのままお風呂へ直行することにした。「これでいいんだよな！」と思いながら無人の廊下を進む。しかし初めてで何処がお風呂場だかわかりません。結局「スミマセーン！」と大声で叫ぶことになってしまったわけで・・・ご主人（？）は廊下で掃除中だったようです・・・掃除の手を止めて丁寧に教えてくれた。この階段を下りて・・・トンネルの渡り廊下を抜けて・・・「かなりふるびてますなー！」裸電球が冒険気分を盛り上げてくれてますぞ！さらに急な階段を降りてと・・・やっとお風呂場に着いた。そこそこ長い道のりでした。「白のれん」が男湯で「赤のれん」が女湯です。マア、解りやすい。服を脱いで、ガラガラ・・・ガラ湯舟です。白濁した硫黄泉。右のガラリが壊れたらしくブロックで一時補修？（おそらく補修完了だろうな）・・・右の湯舟はぬるめ（42℃ぐらい）、左があつ湯で45℃ぐらいだそうな。中央の木栓の緩め具合で湯量を調節しているようで、チョット触ってみたけど、あんまり変化ナシだった。ドバーッど出たら怖いのでチョット触っただけだったからな・・・。温泉効能書によると、源泉は「鹿の湯」と「行人の湯」の混合泉で湯温は45℃。筋肉痛、関節痛、五十肩、打撲、捻挫、関節リュウマチ、筋肉痛、胃腸病、軽い高血圧、軽いコレステロール血症、軽い喘息または肺気腫、痔、糖尿病、ストレス、不眠症などなど効能豊かな温泉のようだ。確かにお湯はいい！この宿から30分くらいの距離（別荘？）に住んでいるという初老の人と一緒になった。「平日に来ると良いよ！一人占めだから。」なるほど、今日は日曜日だけれども、駐車場に車が4～5台、宿内にざわめきは無い。平日ならなおさらだろうな。入湯料は安いけど、高速料金で６千数百円、おまけに腕時計を脱衣篭に忘れた..。高くついた日帰り温泉だったなあー。＜おしまい＞＜追伸＞あれから、3～4ケ月後、年も明けた2022年2月末のことです。ハルの狂犬病予防注射の案内が来た。考えて見たら火葬はしたけど、市に死亡届は出してなかった。人間がコロナの予防接種にチマナコになっている中、犬には狂犬病の予防注射の時期が来たのでありました。以上
08Oct
- 3度目の挑戦
  10月3日過去2度に渡って不合格だった試験に再々挑戦するために、朝5時45分家をでた。合否によって人生が大きく変わる様なことはないが、やり残した仕事があるというか、不満な気持を解消したかったのだ。試験会場は高輪ゲートウエイ駅から徒歩7分、明治学院大学だ。途中、東海道の交差点に「港区旧町名由来坂」という案内板があった。浮世絵に描かれている東海道はすぐそばまで海が迫っていて、まさに海沿いの道だった。発掘された高輪海岸の石垣ここが試験会場だ。キャンパスはオシャレな建物が建ち並び、IVYルックが流行っていた時代の大学の雰囲気を残していた。　　　試験が終わって帰り道、雰囲気の良さに誘われてカメラをかまえた。周りをみわたすとスマホやカメラで写真をとっている人が何人かいて、試験終わりにキャンパスの写真をとる人を何人も目撃するという光景はいままで見たことがない。それだけ雰囲気がいいんだな。工事中の駅周辺を横目に帰路についた。合格していると良いネ！
21Sep
- 勝手にしやがれ｜ジャン・ポール・ベルモンド
  2021年9月7日、ジャン・ポール・ベルモンド死去のニュースが流れた。88歳だったそうだ。アルジが若かりし頃、活躍していた俳優たちがどんどん故人となって行く。寂しい限りだ。8月の終わり、セミがひっくり返って息絶えていた事をフログにアップしたが、ベルモンドの死で思い出したのは映画「勝手にしやがれ」のラストシーンだった。親指で唇をなぞる仕草でハンフリーボガードを気取る若い無法者（ミシェル・ポワカール）は、知人に預けた金をパリで取り戻してローマでのんびり暮らす夢を描いている。マルセイユで車泥棒をしてパリへ向かうが、途中で追ってきた警官を射殺してお尋ね者となってしまう。パリに来てからは、金を受け取るために電話をかけ続け、足代わりに車泥棒繰り返し、おまけにアメリカ人学生？のパトリシアにつきまとい「いっしょにローマへ行こう。」と口説く。顔写真が新聞にデカデカとのり、いよいよ追い詰められてきたミシェル。このことはついにパトリシアの知る所となり、彼女は警察に通報してしまう。やっと金が手に入ったが・・・・時すでに遅し！警察が駆けつけ発砲。弾があたる！金を持って逃げるミシェル。撃たれた腰のあたりを手で押さえながらヨロヨロ逃げる。派手にのけぞることもなく、ただ・・・ただ・・・よろけながら逃げ続ける。カメラがその後ろ姿を淡々と追い続ける。そして力尽きて倒れる。崩れるように、しかし、バッタリと前のめりに倒れるミシェル。「ケガしなかったのかな？」と、心配になる程リアルな倒れ方です。警官に撃たれて、真っ直ぐ延びる石畳の車道をよろけながら逃げて力尽きて倒れたミシェルは唇だけを動かして喋る。「A Bout de souffle」と言ってるようだ。「もうへトヘトだ」とか「精も根も尽きた」といった意味らしい。それが映画の題名になり、邦題は「勝手にしやがれ」となった。ミシェルの死にざまはセミの死に似ているように思える。7年間の地下生活をへてやっと地上に出ても、一週間程鳴き通して子孫を残したら死ぬだけ、というセミもA Bout de souffle（やれやれもうヘトヘトだ！）と言いたいじゃないだろうか？
24Aug
- 儚い一生
  大往生したアブラゼミ。夏も終わりに近づくと、アスファルトやコンクリートの上に仰向けに転がっているセミをよく見かける。今朝も玄関前でひっくりかえって死んでいいるセミを見つけた。セミは暗い地中で７年過すが、羽化したあとは一週間の寿命らしい。一週間ひたすら木につかまって鳴き続ける雄、パートナーを見つけて産卵したあとは死ぬだけ・・・・そうプログラミングされているらしい。力つきたセミは地面に落ち、ひっくり返って・・・こんな感じである。突っついてみると・・・チッ・チッツと鳴いて数メートル飛ぶ時があり、「おおっつ！生きていた。」と驚かされる事があるが、最後の力を振り絞ったのだろう。やがては力尽きて、つついても動かなくなる。生命は静かに終わりを告げるのだ。始まりがあれば終わりがある。セミの儚い命を一句「あおむけで　地面みつめる　アブラゼミ」
12Jul
- かまど
  2～３年前のこと、美濃市の造り酒屋を見学したとき、昔のかまどが綺麗に保存されていた。表面が滑らかに黒光りしていて上品で美しい。当時としては高級品だったことだろう。オイラが子供の頃（６５年以上前）でも、農家などで見た記憶はあるが一般的ではなかった。プロパンガスに変わっていたはずだ。丸亀製麺の店へ行くと「かまど」？にうどんを茹でる大鍋がのっかてるのを目にするが、あれは雰囲気を出すために「かまど」風にしつらえられたたガス台だ。我が家ではプロパンガスと七輪も使っていたと思う。風呂は薪だきだった。今でも思い出すのは親父のこだわりでテーブルの上に七輪を置いて秋刀魚を焼いて食べた時のことだ。モクモクと強烈な煙が家中に充満して目をシバシバさせながら食べた涙の秋刀魚。骨までカリカリに焼いて食べたと思う。でも、うまかった。何年か前、そのことを思い出して七輪で秋刀魚を焼いたことがあるが、家の中は流石にマズいと思って庭先で焼いても、煙とにおいが町内中に漂う事態となり、気は使うし、外は暗くなってくるし、家族からは「まだか、まだか？」の催促を受けるし、真っ黒な秋刀魚になってしまうし、やっぱり「ト・ホホ・・」の経験となってしまった。でも、うまかった。火をおこすのはそれなりに難しいというか、ちょうど良い火加減になるまで時間がかかる。ヒトは火を使うことを覚えて進化してきたというのに、ガスレンジになれてしまって火をうまく使いこなせなくなっている。
07Jul
- 彼女について私が知っている二、三の事柄
  監督：ジャン・リュック・ゴダール１９６６年（昭和４１年）製作ベランダなのか？階段の踊り場なのか？それとも団地を望む回廊なのか？パリ郊外に建設され始めた団地をバックに立つひとりの女性。「濃紺のセーター、２本の黄色い線がある。ロシア生まれ　髪の色は濃い栗色かあるいは明るい茶色か　正確には知らない。今、左を向いたがそれは重要なことではない。」ソフトでひそやか・・・ドキュメンタリータッチのナレーションが流れる。映し出されるのは極めてありふれた日常の映像で、一般的な会話のほかに画面とあまり関係がない・・・時には政治的な、また時には詩的な、そして哲学的とも言えるセリフとナレーションが交わされる。自宅で友達と無線通信を楽しむ夫の姿。幼い息子との会話。団地かな？の建設現場、クレーン。託児所に子供を預けるジュリエットが映し出される。託児所は小部屋がいっぱいあるホテルのような変な場所にある。一つのドアを開けると男と女が乳繰り合っている。ラブホテルのようだ。乳繰り合う二人に「あと１５分で時間だよ。」とオーナーが声をかける。託児所があるラブホテル？進んでる！母との別れを嫌がって泣き叫ぶ子供をオーナーがなだめる。ジュリエットは娘を預けたらサッサと出ていく。後ろ髪ひかれるような様子はまったくない。進んでる！カメラは、街をぶらつき、ブティックでワンピースを物色し、美容院へ行き・・・自由を謳歌するジュリエットを追う。カフェで男を物色する。アメリカ人の客は気前よく大金を使ってくれる、いい客だ。夫はガソリンスタンドに勤め、出世欲がない。趣味は無線通信。夕方、仕事が終わりカフェで妻を待つ夫。見知らぬ若い女性との会話は哲学的というか文学的だ。ジュリエットは客をとり、お金を得て、ワンピースを買って、カフェで待つ夫と合流して帰宅する。また退屈な日常に戻って来てしまった。夜、ベッドで夫と普通に会話をして、それぞれ本を読んで寝る。まさに「彼女について私が知っている二、三の事柄」という題名がピッタリする映画だった。そして、ちっとも古臭く感じない、ベトナム戦争やジョンソン大統領のことが出てくるとさすがに時代を感じるが・・・、５５年前の映画にしては新鮮さを保っているいい映画だと思う。
03Jun
- ヌーベル・ヴｱーグとアメリカンニューシネマ
  「アルファビル」（「レミー・コーションの不思議な冒険」という副題がついている。）を復刻版ＤＶＤで観た。1965年公開、監督ジャン・リュック・ゴダール「アルファビル」は銀河圏の都市国家で、住民は全て「アルファ60」というコンピュータに管理されていて感情を持たない。愛、文学、芸術などという領域も知らない。論理だけが尊重されている世界という設定だ。「元気です　ありがとう　どういたしまして」が挨拶になっている。そして聖書が唯一の指標で、聖書に記載されていない言葉は誰も理解出来ない。アルファビルには誘惑婦と言われれる女性がいる。彼女たちには等級がつけられていて、首筋に登録番号が刺青されている。感情を持たないアバターのようなダッチワイフのようなイメージだ。「アルファ60」の開発者はフォン・ブラウン博士（本名はノスフェラトウ博士？？吸血鬼？？）で、いたるところに博士の肖像写真が掲げられている点は何処かの国に似ている。アルファ60とは？レミー・コーションは表向きはルポライターと名乗っているが、実際は都市圏から送り込まれたスパイである。コードナンバー003。先に潜入しているスパイ、アンリ・ディクソンの捜索のためにアルファビルに潜入した。ナターシャレミーの接待役というか案内役。彼女はブラウン博士の娘だが首筋にコードナンバーの刺青がある。誘惑婦なのだろうか？だとしても階級は一番上の方だろ。登録番号が若い。　レミー・コーションはアンリ・ディクソンから情報を得る。しかし、アンリはこの街に滞在している間に壊れかけていた。壊されかけていた。誘惑婦と行為しながら「アルファ60自爆させろ！」という言葉をのこして死んでしまう。殺されたのかも知れない？「我々を銀河系から追い出すことなどできな、多くの白衣の技師たちに維持管理されていて日々更新されながら進化を続けてるアルファ60。レミー・コーションはその中心部に乗り込んで「アルファ60」を破壊して行く。マンガのようにあっさり技師たちをやっつけながら、派手なアクションもなく、破壊は進んでしまう。アルファ60が破壊されると人々は自律神経を失ない、真っ直ぐ立つことが出来ない。歩くことすらままならない様な状態に陥る。ゴダールはこの映画を実際のパリの町を使って、セットの使わず撮影したという。白黒画面で室内か夜の街のシーンが殆どだが、それなりにリアリティのある映像になっていると思う。レミーとナターシャは車を奪い混乱状態の街を脱出する。逃げる車中でナターシャは「わたしはあなたを愛・し・て・い・ま・す。」と、いう言葉を発する。アルファ60の呪縛から解き放たれたのだった。学生時代にゴダール作品はよく観たし、友達と評論し合った。カメラワーク、長々としたセリフ（フランス語が詩のように音楽のように聞こえた。）・・・。映画を観ていて昔を思い出してしまった。出来ることなら、あの頃に戻りたい。遡ること３週間ほど前「イジーライダー」をケーブルテレビで観た。ストーリは単純で、薬の密売でひと儲けした二人組（ピーター・フォンダとデニス・ホッパー）がチョッパー型バイクで自由気ままな旅をする話だ。旅の途中たまたま入ったドライブインで、髪が長いイジーライダー達を見て「あれは女か？」などと偏見の白い眼差しを向けてヒソヒソ話あう地元民の客たち、かたや少女たちはキャーキャーとライダーに群がる。「場違いな場所へ来てしまった。」と感じて店をあとにする二人。翌日国道？を走るデニス・ホッパーにピックアップトラックに乗った農夫？が「めざわりな奴らだ！脅かしてやるか。」といってショットガンで撃ち殺してしまう。転倒するバイク、異変に気付いてUターンして来たピーター・フォンダも撃たれてしまう。アメリカなら何となくありそうな事だなと、オイラには現実味をおびて映った。「自由の国」の保守的な部分と言うか、偏見と差別に満ちた世界というか、暴力的な部分を感じさせられるラストシーンに寒気立つ、怖い映画だった。　キｴスクセ？
17May
- 廃線跡地_立川_栄緑地を歩く
  5月16日（日曜日）小学生低学年の孫のおもりを頼まれて立川へ行った。父親は仕事、母親はパート、中学生の兄はサッカーの試合に出かけるというので、末っ子が一人になってしまうのだそうだ。老夫婦は早朝からいそいそと娘のマンションへ向かった。８時30分頃到着。早速、バアと孫はララポートへ買い物に出かける約束をしている。退屈そうにしているアルジを見て、娘がこう言った。「散歩でもしてくれば？栄緑地は私のランニングコースだけど、往復4ｋｍくらいかな？結構いいよ。」「ジョギングしてるの？」「月80ｋｍくらい走ってるよ。」「へえー！スゴイ！」娘のマンションがある高松町から自衛隊基地のそばを抜けて栄緑地をめざす。基地のグランド？ではカーキ色の制服を着た１０名ほどの自衛官たちが号令に従って隊列を組み替える訓練をしている。女性の自衛官たちかな？声が少し黄色い様に聞こえる。かと思えば、スポーツウエアを着た男性がのんびり歩いていたりして・・・地方の国立大学のキャンパスのような印象だな。もう少し行くと古いドーム型の建物が見えて来た。何に使われてたんだろう？栄緑地は緑が多くて気持ちいい遊歩道だ。ジョギングや散歩をする人、自転車で通り抜ける人など多くの人たちが利用している。立川市、国分寺市、国立市にまたがるこの細ながい緑地は立川飛行場への物資運搬用引込み線（戦前）跡地で、戦後遊歩道に整備された。昭和55年に完成したという事だから４１年前ということになる。国立市側にはレールで作られたパーゴラがあり、鉄道跡地の記憶をとどめるモニュメントになっている。遊歩道はそれぞれの市にようって名前が違う。立川市の区間は「栄緑地（約1600ｍ）」国分寺区間は「西町緑地」国立区間は「北緑地」。レールで作られたゲートが始まりです。アルジは東屋で休憩しながら２時間ぐらい歩いて高松町の娘宅へ戻った。それから立川駅北口まで出てパート帰りの娘、クラブ活動帰りの孫と合流した。上の孫はシャーペンが欲しいというのでバアがおこずかいを渡した。下の孫はララポートで本とおもちゃをゲットしているので我関せず。娘曰く、「2～300円の安いシャーペンじゃダメなんだって。」「高いシャーペンだと勉強がはかどるんだよなー。」と、ジイ。「カッコ付けてるのよ。洒落っ気が出て来て困っちゃうわ。」「ちがう・・ちがう・・・。」孫は口をとがらせ反論。娘とジイもとがらせ・・・３人とも口をとがらせて喋るところはソックリだ！たわいもないことをワイワイ話しながら、５人で中華料理を食べて、楽しいひと時をを過ごして、ジイとバアは帰路についた。道路はすいていた。コロナ自粛？
11May
- 働く！パパ！
  ４月の末、ちょうどゴールデンウイークを目前にひかえた頃クーリングタワーの化学洗浄工事を行いました。空調の切り替え時期にはこういった仕事が多くなるのですが、ビルの屋上にあるクーリングタワーの場合、洗浄薬品や機材の搬入搬出が重労働で結構大変です。まず、クーリンタワー内部を人力で清掃して砂塵などのゴミを取り除いて水を張り込み、それから冷却水ポンプを起動して水を循環させます。水循環が正常に行われていることを確認してから洗浄薬品を投入して系内を循環洗浄します。洗浄薬品が系内の隅々までいきわたり、薬品の発砲力が汚れを剥離するという訳です。高圧洗浄機を使ってエリミネーターに付着した頑固なスケールもはがし落とします。洗浄廃液は特殊中和剤で中和します。そのあと数回フラッシングをして冷却循環水がきれいになったら洗浄作業は終了です。最後の仕事。ストレナーを清掃して復旧したら洗浄工事は完了であります。皆さん！この夏は快適にすごせますよ！