クリント・イーストウッド監督・主演の映画「クライ・マッチョ」をテレビで観た。
イーストウッドの監督50周年記念作品で最後の作品ということだ。91歳になるという。日本では山田洋次監督が92歳で現役を続けている。まだやれる?もういい?残念な気がする?オイラ・・・75歳!まだ・まだ、ヒヨッコだ!
テキサスの牧場を走るシボレー。イーストウッド演ずるマイクは牧場主の所へ向かっていた。
彼はクビを宣告されることになる。
かってはロディオのスターだったが、落馬事故でスターから転げ落ち、私生活では離婚、今はまさに落ちぶれた老いぼれカウボーイのマイクだった。腰は曲がり、ヨボヨボ歩くイーストウッド、声はかすれている。
1年後。
ある日、マイクももとへ元ボスが訪ねて来て、「頼みたい事があるんだ。信頼できるのはオマエだけだ・・・・。息子に会いたい。メキシコから連れ戻して欲しい。お前には貸しがあるから、俺の頼みを聞いてくれるよな。」とマイクに頼むのだった。
元ボスは離婚していて、別れた妻と息子がメキシコで暮らしている。
そして、マイクはメキシコに向かう。
以降は息子を連れてテキサスに帰る道中が描かれる訳だが、大きなトラブルも無く極めてイージーに事が進んでいく。何事も上手く行き過ぎる。簡単に車を拝借(車ドロボー?)したり、検問があれば迂回して何となくやり過ごしてしまう。
登場する車は古き良きアメ車(旧車)ばっかり・・・シボレートラック、フォードグランドワゴニア。
フォードの古いセダン・・・・。古き良きアメリカを描いた抒情詩のようなアナログ感満載の映画だ。
右にいる鶏は息子が育てている闘鶏・マッチョ(昔は弱かったが訓練で無敵の闘鶏に変身した。)、左は昔はマッチョだったが今は老いぼれのマイク。
真逆のツーショット。マッチョとは勇敢さ、強靭さ、逞しさを表現する言葉のようだが、それにクライがついている。元マッチョのマイクは今はヨボヨボだけど、決して老いさらばえてはいない。しぶとく、逞しく生きている。







