うどん好きは多く、それぞれ好みのうどんがある。

オイラは柔らかいけれどツルンとしたコシが残るうどんが好きだ。

加須市は「鯉のぼりの街」と言われているが、「うどんの街」でもある。しかし、オイラ好みのうどんを出してくれる店はまだ見つかっていない。市内には5~60軒のうどん屋さんがあるそうだが・・・、平凡な店が多い。

時々利用する店で、変わったうどん屋さんがあるので紹介します。店自体が変わってるんですワアー。

変わってるというのは・・。

昼時、暖簾は店の中・・・、でも店内には照明がついている。

「おいしい!」という噂を聞いて食べにきたが・・・暖簾が出でない・・「なんだ休みか?」・・日を変えて・・何度・・訪れても・・こんな感じで、スゴスゴ帰る日が続いた。5~6年程前のことである。

ある日、「今日も休みかー」と、諦めて帰ろうとしていたら、脇のドアから入っていく人がいた。どう見てもお客さんだ!・・!?「やってるのかな?」

後について入ってみると、

「いらっしゃいませ!」

なんだ暖簾を出してないだけで開店してたんだ!

主人が出前から戻って来るのが12時15~20分頃で、それから店内客の調理が始まる。

今日は野菜天重を注文!味噌汁代わりにミニうどんがついてくる。かき揚げを食べてから写真を撮ったのでこんな感じになってしまった。

最近は主人ひとりで切り盛りするようになったので、商売っ気の無さに拍車がかかって来ている。

蕎麦を注文したら、チョット困ったような顔になり・・・「蕎麦は今日一本も無いです。」、野菜天重を食べた時も、本当は親子重をを注文したんだ。そしたら、「親子ですか?」と主人の目が泳いだので・・、「ダメ?じゃあ野菜天でもいいよ。」・・「イヤどちらでも良いですヨ。」と主人は言うが、野菜天重にした経緯がある。

1日おきに来るという常連客は、カレーうどんを注文した。

「オレはそこの座敷で昼寝して帰ることもあるんだ。今どきこんな店ないよ。」と語る。

商売っ気が感じられないうどん屋・・と言えばその通りだけど・・味はマアマア・・時々行きたくなる店だ。

 

 

懐かしくて・・残して行きたい店だな。