Wifiが導入されたカナダの学校で数十人の生徒が体調を崩し倒れる生徒も・沈黙を保つ教育委員会
Award Winning Journalist Exposes Wifi Disaster in Canadian Public School that Injured Dozens of Children

1月9日【Phillip Schneider】

 

 

ロドニー・パーマー氏:「シムコー郡の諸学校にWifiが設置されて以来、二人の子供が倒れています・・・」

 

ワイヤレス技術は主に、親切でありがたいものだと受け止められています。しかし私たちの健康に対するあらゆる危険は、たとえすでに起きている事象があっても、軽視され、一般的に次の世代に手渡され、そこで解明されることが期待されているかのようです。このパターンはジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)や煙草、鉛入りのペンキなど、過去に何度も起きています。

Wifiには子供たちの健康を脅かす危険性があるにもかかわらず、設置している学校は急増しており、このケースについては十分な科学的研究が行われていない技術に抵抗しようと親たちが闘い始めています。

受賞経歴のあるカナダ人ジャーナリストで、安全な学校環境を求める団体の広報担当を担うロドニー・パーマー(Rodney Palmer)氏は、2000年から以前から公共学校へのWifi設置の危険性に関する講演を行っています。

数十人の生徒に健康上の被害をもたらした公立小学校でのWifi 被害について、同氏はカナダ王立協会での講演会でとても印象深い話を明らかにしました。

 

 

 

ロドニー・パーマー氏:「学校がWifiを設置した時、4人以上の生徒が不安定な頻脈(心拍数が早い、または不規則)を発症しました。医師は動揺し、その生徒たちは学校に心臓モニターを装着して通っていることが明らかにされています。年齢が高めの子供たちは、学校の特定の場所で失神してしまったと教えてくれました」


子供たちは特に無線の電磁波に対する耐性が低いのでしょうか。

公立学校にWifiが導入されて以来、就学年齢の多くが悪影響を感じていると報告している、とロドニー・パーマー氏は訴えています。その子供たちは頭痛や不規則な心拍数、意識喪失を訴えており、これは無線通信テクノロジーによる影響である可能性が考えられます。

 

ロドニー・パーマー氏:「今となっては反論することは容易ですが、かつては、どれだけの量の農薬を好きなだけ誰に噴射しても安全だと言われていました。そして現在の政府は、マイクロ波放射に対して、同じように考えているのです」


大人であれば、たとえWifiが健康を損ねる可能性があるとしても導入するかどうかを決めることができます。大人はある程度は自由だからです。しかし子供のことを考えた場合、話は異なってきます。

自分の子供の安全のためであれば、ほとんどの親はなんでもするでしょう。Wifiを家からなくすことで安全を確保するのであれば、そうすることもあるかもしれません。

しかし子供たちは子供時代のほとんどの時間を学校で過ごすように政府に定められており、そこでは親は子供の健康を守るサポートをすることはできません。

学校内のことを決定するのはお役所仕事であり、彼らは親とは同じ問題を考えていないようにも思えます。ある一つの学校では、親には(Wifi導入の)決定権はないと伝えていました。

 

「シムコー郡地区学校委員会の答えはノーでした。子供たちが学校でWifiに晒されるのは避けられないことだと。

病気になった子供が教育委員会に自ら出席しましたが、そこでも答えは同じでした。コンピューターをワイヤでネットにつなげることは認められない、一日中マイクロ波の中で座り続けていないといけないとしたのです」



オンタリオ州の安全に関する条例6条では、電磁波は完全に安全だとみなされているため、教育委員会はこの問題に関する親からの苦情を認識する必要さえないということです。

しかしワイヤレスの電磁波が一部の子供に悪影響を与えるかどうかを確認するための長期的で適切な実験は行われたことはありません。

 

「そう、私たちは正しかったのです!私たちの子供は学校では体調が悪いですが、その他の場所では大丈夫です。カビの問題もなければ、最近リフォームで化学物質が建築材料として使われたわけでもありません。

唯一の違いは、最近設置された巨大なWifiシステムです。

学校のWifiから出されている電磁波を計測した結果、安全に関する条例6条で定められている熱閾値を34%超えていました。

息子は毎日、耳が熱い状態で学校から帰ってきていましたが、それで説明がつきました。息子は電子レンジの中で調理されていたのと同じなのです。

学校のWifiは2.4 GHzで、これは電子レンジの周波数と同じです。

では学校はWifi使用を止めたのでしょうか?

学校から生徒を避難させたでしょうか?

学校は教師に警告を発したでしょうか?親や生徒には?

まったくなしです!」



シムコー郡地区学校委員会はこの件について沈黙を保っていました。誰にも言わなかったのです。その結果を重要でないと軽視し、答えを聞きたいと懇願していた親たちにさえ伝えることはありませんでした。

残念なことに、西欧諸国の多くの国では教育を受ける場所についてはほとんど選択肢がありません。イギリスでは学校へ遅刻した場合に最高で120ポンド(約17,000円)の罰金支払いを強制する法律が導入されました。

親が自分の子供の人生や健康に対する決定権をより狭める、このようなタイプの法律は世界中に表れ始めています。

Wifiの電磁波との関連性が疑われる、他に説明のつかない健康上の問題を発症した子供が何人かいます。しかしここで問題なのは、Wifiがこのような問題の原因であることを証明できるかどうかということではありません。重要なのは、危険性を証明できないというだけの理由で、危険性があるかもしれないものを世界中の子供たちに押し付けている、ということです。

 

ロドニー・パーマー氏:「『証拠の重要性』の論理は、ワイヤレス関連産業に出資を受けた「科学的根拠」にとって都合がよいものになっています。科学を不正に操作することは可能ですが、心不全を操作することはできない、ということは誰もが知っていることですが」

 

 


【参考】

https://phillipschneider.com/award-winning-journalist-exposes-wifi-disaster-in-canadian-public-school-that-injured-dozens-of-children/

 

 

(翻訳終了)

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【コメント】

この記事の中心的なテーマは「Wifiが人体、特に子供に与える健康上の悪影響」ですが、その他の社会的な問題もみることができます。

 

・義務教育の児童について、親は子供の学校に対し、ほとんど選択肢がない。また、親が自分の子供に関する事項で自由に選択できる幅は狭められる一方。

 

・学校などの権威筋は、同じく権威筋が認める法律や規則に従っているが、その法律や規則の根拠となった「前提」(ここではWifiの危険性)が怪しいと、その前提を元にした法律や規則も怪しいものになる。しかしそれでも、そのような法律・規則に従わざるをえない。

 

・Wifiなどで利益を得る団体が存在している場合、多少の「科学的研究」が行われていたとしても、結論ありきで行われており(たとえばWifi技術促進で利益を得る団体が、Wifiの安全性を証明する研究結果を求めて研究のスポンサーになる場合など)、その結果が事実から程遠い場合がある。

 

・Wifiなどの登場から間もないものについては、長期的な影響に関する研究はほぼ存在しておらず、適切に安全性が確認されていないものも(利益を受ける人間がいる限り)、権威筋から「安全だ」といわれている場合が多い。

 

 

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こういった、権威筋の「科学的情報」に反する情報をシェアすると、よく見かける反論が「(その危険性は)科学的に証明されているのか?」「似非科学だ!」などといったものです。

 

しかしこういった反論を見ると、その人たちは科学を信仰のように無条件で信じているような場合も見受けられますが、むしろ権威筋が認める「科学的根拠」のみを信じる権威主義に近いようです。どちらの場合も客観性を伴わず、「科学的」な見地でないでしょう。

 

何かの事象が繰り返し起きているが、現存の「科学的根拠」では説明しきれない、という場合は、むしろその「科学的根拠」自体を疑って当然なのではないでしょうか。そこから新しい仮説を出して、それを科学的に証明することを繰り返すことで、人間は進化してきたのに、新しいものの考え方を受け入れることができない人は、コペルニクスが地動説を提唱した時に、周りで「地球が回っているだって?!そんな馬鹿なことがあるわけない」と批判していた人たちと同じでは?

 

 

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