腰痛やヘルニアについて、本やネットで情報が氾濫しているのに、腰痛で悩んでいるランナーが減らないのはなぜでしょうか?
長距離ランナーの腰痛と、日常生活で引き起こされる腰痛と、発生機序が違うからです。
腰椎分離症(すべり症)や、ヘルニアを起こすランナーの特徴
膝の高さの違い
腰椎分離症(すべり症)や、ヘルニアを引き起こすランナーの特徴として、前から見たときの膝の高さの違いがあります。
着地(一番体重が足に乗った時)の膝の高さの違いは、左右の差が正常でも2.5cmくらいはあるものですが、5cmも下がると腰は危険レベルです。
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やってみましょう。
普通に立った状態から、片足をあげてみてください(片足立ち)
あげている側の足(膝)を徐々に床方向に下げてみましょう。膝を5㎝も下げると
腰に “ 窮屈感 ”が発生します。
体の中で、腰の骨と骨がぶつかり合うからです。
背骨の捻じれ具合を説明すると、
「椅子に座り、顔を前に向いたまま、腰を右に全開で捻る。」
それくらいの角度で背骨を捻っています。
※ここからは真似しないでください。
さらに、片足でジャンプを繰り返す。(ランニングの動作)
これで、骨盤前傾でも入ると、分離症やヘルニアを発生させやすくなります。
腰や尻をストレッチしたり、マッサージを行うのも良いのですが、同じ痛みを繰り返さないために、「この痛みがどこから発生しているのか?」原因の追求をすることも大切です。
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足部運動連鎖といいます。