ミッドソールと足底腱膜炎の関係 | まぼろし工房_ランニング

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市民ランナー達と作った靴下、まぼろし工房の “ラクちんソックス” のブログです。シューズが発生するグラグラを抑えることで、効率よく走れるだけでなく、怪我や故障を防ぎます。いくつもの特許を取得した、世界で一つの靴下です。

ミズノ・ウェーブライダーの、こんな壊れ方を初めて見ました。

ウルトラランナー。主訴は足の裏の痛み。

 

 

足底腱膜炎だけではないのですが、

ランニングによる様々な痛みの原因は、主に3種類あると思ってます。

 

一つは、筋肉が引き伸ばされて壊されるもの。

二つ目は、筋肉が捻じられて壊れるもの。

三つ目は衝撃によって潰される壊れかた。

 

どれも同じ足の裏の痛みですが、それぞれ対処法が変わってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

  足の裏の痛みが治りにくいのは

 

 

足底腱膜炎が治りにくいのは、

 

足底筋膜炎の原因は、

足の裏の筋肉の硬さだと思われているからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  例えば、シャンクの突き上げ

 

 

例えば、セパレートシューズのシャンクの突き上げ。

 

これもよく足の裏を痛めます。

 

 

 

 

土踏まずの下、シューズのシャンク部分に底つきした跡がありました。

 

昔のターサーは、これで足の裏を痛める事がよくありました。

 

 

また、初期のアディゼロや、NIKE+ なんかにあった靴底のあったおもちゃ箱が、足の裏を突き上げるために起きた足の裏の痛みもよくありました。

 

 

 

しかし、こんなに摩耗していない状態のウェーブライダーが、底着きしているのを見るのは初めてです。

 

ミッドソールが、異常に柔らかくなっていました。

   

通常のウェーブライダーの硬さではありません。

 

アウトソールはほとんど削れてなく、買って三か月弱。

走行距離は、多くて一日に30km走ることもあるけど、

毎日そんなに走っている訳でもなく・・・そんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

●ミッドソールのお話し

 

ほとんどのランナーは、シューズを交換するかどうかを見極めるために、アウトソールを観察します。

残念ながら、アウトソールが明らかに解るほど履き古したとき、ミッドソールの緩衝機能は明らかに低下しています。

 

このシューズはアウトソールの一番よく削れる所が1mmしか削れていないけどミッドソールが寿命を迎えていました。

 

こちらのシューズはアウトソールの削れが1mm未満だけどミッドソールは寿命でした。

30分のランニング中に、左右の足は2700回着地し、その足ににランナーの体重の3~4倍を乗じたのがランニング中に足が受ける衝撃力。。。そんなことが、どこかの本に書いてあったけどホントでしょうか?

 

ちょっと盛った数字に感じますが、走る時の片足には、すくなくとも、体重以上の外力がかかっていることに変わりはありません。

 

この小さい骨々や、それをつなぐ靭帯群が、よく壊れないと感心します。

 

 

 

 

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シューズが変わった壊れ方をしていり場合、変わった走り方をしいる場合がほとんどです。

 

 

後ろ足のつま先が、地面から離れる瞬間のフォームです。

 

治療前の走りでは、前足の膝と後ろ足の膝の高さが随分違いました。

 

高く飛び上がって、ドスンと落ちる、そんな感じで走っていました。

 

横から見て、左右の膝が重なる瞬間です。 片足に一番体重が乗るときです。

 

踵の後ろに赤い線を引きました。

治療前は、足の着地位置がずいぶん後ろに着いていました。

後ろに着き過ぎると、足首を曲げる角度が深くなる為、アキレス腱炎や、シンスプリント、足底腱膜炎を起こしやすくなります。

 

そもそも、地面を引き寄せたり、蹴る時間が短くなるので上手く前に進めません。

 

フォームを指示していないのに、簡単なドリルと体を治すだけでフォームはこれだけ変化することを

もっと多くの人が知ってくれれば、怪我をする人が少なくなると思うのです。