*:..。o○ ○o。..:*
堀河百首チャレンジ【連載中】
宇治十帖本説取りチャレンジ【連載中】
梶間和歌の『新古今集』秀歌選【連載中】
『玉葉集』秀歌選【連載中】
*:..。o○ ○o。..:*
*:..。o○ ○o。..:*
及ばぬ高き姿を追へ。
新古今見ざる歌詠みは
遺恨のことなり。
ごきげんよう、梶間和歌です。
さて、月1回参加している
「三鷹駅前のびのび句会」ですが、
先日、4月の回に始めて参加された方が
「句会に参加したくて、検索していたら、
noteで梶間さんの記事を見て……」
とおっしゃいまして、驚きました。
私のもともとの読者様以外に
関心を持たれることなどそうそうなかろう
と思い込んでいたnoteの
検索ワード“句会”
で辿り着く方がおられるとは。
句会の宣伝に
少しくらいはなっていたようで、
うれしいです。
ということで、
3月4月の句会での発表句をば。
2024年3月回のレビューツイート
事前句
— 梶間和歌 (@WakaKajima) March 7, 2024
夢絶えてまくらと髪に匂ふ梅
地下道に鳩の紛れて春うらら 特選1票、平選1票
スキップはしない梅が香はつデート 平選1評
雪の果てGODIVAの箱は売れにけり
席題「白紙」
雲雀(ひばり)野や里のたよりに涙する#三鷹駅前のびのび句会 2024/3#haiku #俳句 pic.twitter.com/SeaBUmJQuw
参加者さんA「入った結社が『客観写生しかダメ』というところで……ここに来ました」
— 梶間和歌 (@WakaKajima) March 7, 2024
参加者さんB「私は自分の内側にあるものをのびのび作っていたら数年で限界が来て、『そこからは客観写生よ』と言われ……」
深い。
席題「白紙」→「遣唐使」→「安禄山の変」→「春望(国破れて山河在り…)」
— 梶間和歌 (@WakaKajima) March 7, 2024
と連想、
「別れを恨んでは鳥にも心を驚かす」
「家書萬金(ばんきん)に抵(あた)る」
から雲雀野の句を詠みました。
二句を「国は破れて」としたのでは引用そのままかな、とずらしましたが、ずらしすぎたかしら。
「まくらと髪に」は、俊成卿女
— 梶間和歌 (@WakaKajima) March 7, 2024
風かよふ寝ざめの袖の花の香にかをるまくらの春の夜の夢
の本歌取り。
もとは梅の花を想定して詠まれたが、『新古今集』入集時に桜の花として配列された、
というエピソードのある歌を踏まえました。
「夢覚めて」でなく「夢絶えて」としたのは、定家の
— 梶間和歌 (@WakaKajima) March 7, 2024
春の夜の夢のうき橋とだえして峯にわかるるよこぐもの空
また、俊成卿女のほかの作ですが
思ひ寝の夢の浮橋途絶えして覚むる枕に消ゆる面影
も連想させたかったからです。
これは評が入らない想定で作ったものなので、ゼロ票でOK!
2024年4月回のレビューツイート
事前句
— 梶間和歌 (@WakaKajima) April 18, 2024
十月(とつき)経て桜と気づく通勤路 平選1票
補助席に覗く黒髪飛花落花 平選1票
新社員ひだりの眉に角度あり 平選2票
口紅をすこし明るく春深し 平選1票
席題「団欒」
天ぷらのうどに海塩夫(つま)の家 平選2票#三鷹駅前のびのび句会 2024/4#haiku #俳句 pic.twitter.com/TUnUY86U5g
実際には生々しい夫も子どももいないからこそ、“夫”や“家族”のイデア、“子”のイデアのまっすぐ表現できる部分があるか、
— 梶間和歌 (@WakaKajima) April 18, 2024
と思うところはあります。
すぐ隣に生身の家族がいたとしたら、それに引っ張られがちになり、本意(ほい)を捉えるのも難しそう。
「口紅を」は、「くちびるを」のほうが良かったかな。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) April 18, 2024
なお、
「三鷹駅前のびのび句会」の主催は
「三鷹古典サロン 裕泉堂」堂主である
吉田裕子さんです。
私が主催であるかのように
勘違いされたようで……。
いくら文章で明示していても
誤解はされるものですね。
梶間がイベントを主催することは
今後、おそらく、ないと思います。
性格的にそうしたことが合わない
ということを、
イベント事を数年主催して
ようやく学びましたので。
「裕泉堂歌会」のほうも、
私はあくまで講師であり、
主催は吉田裕子さんです。
よろしくお願いいたします。
俳句関連ですが、ご案内してきたこちら、
配布用があと数冊残っております。
ご興味のあります方は
お気軽にお声掛けください。
無料配布しているものですし、
送料もお気になさらず。
#三鷹駅前のびのび句会 2周年記念合同句集が出来ました。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) November 11, 2023
裕泉堂吉田裕子さんのおかげで、和歌の道をゴリゴリ進むだけでなく、勉強と息抜きを兼ねた俳句という趣味を持つことができました。
俳句フレンズもたくさん。感謝!
配布用も頂いているので、欲しい方がいらしたらお知らせください。 pic.twitter.com/gFBgJITqcF
*:..。o○ ○o。..:*
いつも応援、また金銭的なご支援も
本当にありがとうございます。
ご支援を募ることについて
考え方が変化しつつあり、
まだ、まったく言語化できないな。
— 梶間和歌 (@WakaKajima) January 19, 2024
・心配からでなく善なる行為としての確信から寄付してほしい
・または、そうすることをおもしろいと感じて寄付してほしい
・ただし、現状は心配されても仕方ない生活である
これらすべてをさらけ出すことが、いまできることだろうか。https://t.co/hN0CKLjNMS
「私に足りない経済部分を、心配からでなく、おもしろさから、またこれは良いことであるという確信を以て補ってください」
— 梶間和歌 (@WakaKajima) January 26, 2024
と自信を伴って言えるよう、私は今日も和歌仕事をしよう。
私のすべき努力分野は和歌と、美しく生きることであり、それ以外の何かではない。https://t.co/hN0CKLjNMS
現在このようなとおりです。
「経済的に困っているので助けてほしい」
という募り方をなるべくしたくない。
「この人を応援することは良いことだ」
という確信を以て、または
「この人おもしろい。応援したい」
という明るい動機から
応援していただくため、
経済的に困っている時も
困っていない時も
堂々と支援を求められる自分であるべく
日々全力で和歌と向き合っております。
このあたりの文章化には
もう少しお時間いただきますが、
それまでも、これからも、
梶間和歌にいっそう和歌仕事に
集中させるべく、どうか
応援よろしくお願いいたします。
それでは、またね。
*:..。o○ ○o。..:*
講座動画を購入する
歌集『生殖の海』 を読む
梶間和歌の
宇治十帖本説取り和歌を読む
梶間和歌の堀河百首詠を読む
その他の作品を読む
梶間和歌の秀歌選を読む
梶間作品の載った雑誌を買う
最新の掲載情報
『短歌往来』2023年9月号
nagarami@jasmine.ocn.ne.jp
03-3234-2926
(ながらみ書房さま)
Facebookグループで遊ぶ
和歌みくじで遊ぶ