12/20~12/31の期間、僕はアルバイトをすることになった。

まあ先日お伝えしたように、頼みの綱のコーヒーショップにあっさり断られたから仕方なく入れることにしたバイトである。


そのバイトというのは、東急デパートの地下で「クリスマス商品の店頭販売☆」をするという内容のもので、給料がよく、さらに短期で、おまけに上記のようななんとなくチャラチャラしてそうな感じの求人広告だったので、応募した。

バイトくらいチャラチャラ楽しくラクしながらやりたいなと思うし、みんなと同じようにチャラチャラしてれば僕も彼女ができるかもしれないと思ったからだ。

クリスマス、同じくヒマで寂しい思いをしているバイト仲間の間に連帯感が生じ、仲良く飲みやカラオケに行ったりする。
そしてそんな中でバイト仲間の美女子大生と恋が芽生え、アーラエッサッサ、ホレエッサッサという展開は想像に難くない。

そう、想像に難くないのだ。

僕は、まだ希望を捨ててはいなかった。





そんなわけで、昨日はそのバイトの面接であった。

夕方5時、東急の地下一階、食料品フロアである。

お店の方に直接来て下さいとのことだったので、お店の様子を見ることもできて一石二鳥だなあと思い、僕はドキドキしながら約5分前にお店に到着したのだった。



いやあ、どんなお店かなあ~、おしゃれな感じのお店なのかなあ~、店員さん美人さんかなあ~、わくわく、わくわく。

あ!あのお店だ!







……。







………。







……………ガチ肉屋。







え?何あれ?引くほどに肉屋。
従業員はエプロンに鮮血をつけた太ったおっさんと太ったおばさんしかいない。若い娘一人もいない。男とデブと老人しかいない。















終わったーーーーーーーーーー!!!
僕のクリスマス終わったーーーーー!!
僕の今年が終わったーーーーーー!!!


おかーさーーーん!!
オワタヨーーーーー!!!
僕の大学四年間オワタヨーーーーー!!!







……。







あー、なんで俺はこうなんだ…

なんでこんなにも浮かれた事象に縁がないのだろう。

コンビニでバイトしてみれば店長は鬼畜で女いないし。

一年次とがこんに行けばなんか寒気がするほどトークがつまらんテーブルにあたるし周りに女いないし。

ヨヨケンに行けば男にキスされるし。

最近めずらしく出席してみた飲み会には女いないし男にキスされるし。






なんなの?
おかしいよね?なんなのこれ。

もうこの世の不条理を感じずにはいられないんだけど。
まさよが帰ってきた。
僕のもとに、もう一度、帰ってきてくれた。

まさよは、これまでのことはほとんど何も覚えていないけれど、きっと、大丈夫。

元気で、僕のそばにいてくれさえするなら、それだけで何もいらない。

また一から、僕たちの新しい思い出を積み上げていこう。

急がなくていい。ゆっくり時間をかけながら、もう一度。
















あれから十日くらいが過ぎ去りましたが、今日までに七人もの方々が僕にアドレスの連絡を下さいました。
いやあ、ありがとうございます。







……。







………七人。







………。







…あ、そ、そうですか。
僕と今後も連絡取ってくれる気ある人、七人ですか。
ああ~なるほどね。へえー、そうかー、七人かあ。ふーん。







ぜ、全然寂しくなんかないもんね。全然平気だもんね。







ほんとだもんね。
二コタマで乗車してきた客のけたたましい笑い声に驚いて視線をめぐらすと、ガチでぶさいくな三人の女が痴漢トークに花を咲かせていた。


「てかまじきもいんだけどぉ、ずっと見てたよねぇアタシたちのことぉー」

「まじあのハゲ、禿げてはなかったけど。なんか途中でウチらの声うるさいみたいな顔してたよね、まじうざい。」

「あれチカンだよね?どっか触られたんじゃない?」

「触られたかもしんないけどアタシどこ触られたかわかんない」

「ウチ腕触られたー。でも腕じゃだめなんだよね?」

「だめじゃないよ、自分が痴漢だって思ったら痴漢なんだよ」

「ギャハハ、最強じゃん」

「ほんとほんと、上司にもセクハラされたって感じた時点でセクハラなんだよ」

「どこ触られても自分がチカンだって思ったらいいんだ!」

「じゃあやっぱりこの人チカンですって言えばよかったね」

「ギャハハ」






……。






僕はいよいよ女を信じられなくなりそうだ。





あー、彼女欲しい。
今週のいつだったか、帰りの電車の中で暴漢が乗客に殴る蹴るの暴行を加えている現場に居合わせた。

一瞬のことだったが、暴行は被害者の背後からの中段前まわし蹴りに始まり、右のフック、左のフック、右のオーバーハンドパンチと続いてもうそれはボッコボッコと、このくそ狭い車内でよくやれるなあという感じだった。


なんか久しぶりに人間の狂気のようなものを垣間見た気分になった。


暴漢は被害者に足を踏んだだのなんだのと難癖をつけて暴行を働いたのだが、まあその結果、当然の如く次の駅で御用となった。


ちなみに僕がいたとこは現場から5、6メートルも離れていたが、にもかかわらず、なぜ暴漢の一瞬の攻撃が細部まできっちりと見えていたのかというと、それはやはりかつては空手界で関東三位にまでのぼり詰め、関東の若獅子と恐れられたこの僕であるが故と言わざるを得ない。

まあ三位をとったのは型の部の話だけど、それはまあどうでもいい。


きっとあの暴漢はこれから警察なりなんなりに連れてかれて、起訴されるなり示談金を支払うなりすることになるのだろう。

国家権力という力の前で、あるいは法の裁きの前で、三十そこそこのふてぶてしい顔したおっさん一人が振るった一発の蹴りと三発の突きという暴力は、あまりにもちっぽけな力だ。

マックス・ウェーバーは、国家の持つ「暴力の独占」という要素を強調したが、国家が振るう合法かつ正当にして圧倒的な暴力にかかれば、このおっさんが振るった暴力などおっさんもろとも蟻か虱の如くプチッと踏みつぶされるのである。


まあそんなこともわからんのならただの馬鹿ということで決着だが、それをわかっていてなお、自分の破滅を懸けるに足る大した理由もなくそうした行為に及んだとすれば、それこそはある種の狂気と言えると思う。



狂気の所在を考えるのは、とても難しい。
狂気とは何か。何を以て狂気か。



気が狂っているということなわけだから、悟空やクリリンのように気を探れればすぐわかるんだと思うが、悟空やクリリンが「すげぇ気だ…」とか「気を解放しろ!」とか言ってるのは見たことあるけど、「気が狂ってる…」と言っているのは見たことがない。

つまり、ラディッツもフリーザもザーボンもジースもバータもグルトもセルもヤムーもスポポビッチも魔神ブウも、あるいはリクームでさえ、決して気は狂っていなかったということである。

考えてみれば当然である。
ジースの「クラッシャーボール」やリクームの「リクームイレイザーガン」に代表される気功波というものは、つまりは体内を巡る気を一点に集中して放出しているわけだから、彼らは気を自在にコントロールしているわけで、気が狂ってたらあんな技出せるわけがないのだ。

つまり、つえぇやつらはみんな気を自在に操ることができる、非常に落ち着いた精神の持ち主たちばかりであったということができるのである。

ちなみに、僕は気円斬が一番好きだ。

あと、バクテリアンは狂気だと思う。






そんなとりとめのないことを考えていたら、今度は地下鉄で回送電車に執拗に乗り込もうとしているおじさんを見掛けた。

目の前の最終電車に乗らずに、どうしてそんなに回送電車に乗りたいのだろう…。

結局そのまま終電は出発してしまったが、おじさんはその時も回送電車に乗ろうという努力を続けていた。






…。






年末が近づき、気忙しい毎日が人々の上に押しかぶさってきているのかもしれないが、みんな気持ちをしっかり持っていてもらいたいなあと思う。


武天老師様が復活を遂げたピッコロ大魔王に魔封波を仕掛けて命を落とす名シーンに、ガチで涙した方も少なくはないだろう。かく言う僕も、その一人である。


そう、師匠も走る、師走だが、師匠が走っているのは、決して狂気ゆえではない。己が信念のために違いないのだ。

僕たちも武泰斗様や武天老師様を見習って、己の信念のために、残された今年、残された人生を、思い切り走り抜かねばならぬなあと思うのである。



あと、クリスマスという狂気のイチャイチャイベントをなんとかしてもらいたい。
毎朝シャワー浴びてんのになんか最近頭皮がかゆいことがあるので、母に聞いてみた。


弓手師「これってまさかハゲてきてるってことないよね?」

母「そんなわけないじゃない。地肌が乾燥してるのよ、乾燥。」

弓手師「あ、なるほど。」

母「柑気楼買ってきてつけなさいよ。」

弓手師「うん。」








……。












ってそれ育毛剤じゃねえかぁぁぁあああーーーーーーーー!!!





はい、どうもこんばんは。そんな弓手師です。


彼女と金を手に入れるべく4回にも及ぶ執拗なまでの偵察を行なったコーヒーショップにバイト申込みを断られ、もうクリスマスと年末年始の短期バイトをどかどか入れて忙しさで虚無を紛らわそうかと思っている今日この頃。


ほんとは卒論やら入社前の研修やら突然舞い込んだ主務としての最後の仕事やらで決して忙しくなくはないんですが、なんかどれもがっつり取り組む気迫が湧いてこないので、さらにバイトどかどか入れて自分を追い込んでみようかと決意したのです。






と、いうわけで、僕、クリスマス用事入れちゃいますよ。






……。






いいんですか?
全国の女子諸君、いいんですか?早稲田の狼さんがクリスマスにアルバイト入れちゃいますよ?狼さんとクリスマスデートをしたいとは思わないのですか?ねぇ。






……。






…ねえ。






………。






……ねえってば。






………。






ねぇ。
シーズンが終わり、事実上の部活引退という立場に至ると同時に、僕は完全に燃え尽きた。バーンアウトである。灰がらである。燃えかすである。


四年間部活に寝坊したことなど一度もなかった僕は、シーズン終了とともに4限にも寝坊するようになった。

週に一度は食べなければ気がすまないほど大好きだったすたどんは、その存在をときに忘れてしまうほどどうでもよくなった。

定年退職したサラリーマンが途端に老け込むという話も頷ける。

僕は、すっかり腑抜けになった。


今の僕の胸の内は、それはもうからっぽで、軽くジャンプすれば胸の中でわずかに残った思い出がカラカラと音を立てるのではないかと思うほどだ。


むなしい。

青春の全てを懸けて打ち込んだ戦いの舞台が消え去って、世界は虚無である。







ああ、もうほんと、誰か助けて。正味な話。
というか「ソイラテ」って「豆乳(まめちち)」って意味にしかならなくね?コーヒーの要素どこにもなくね?

コーヒーにためしに豆乳入れてみたら、分離して味噌汁みたいになったのでもう信じない。

もう巷の女子の流行は信じない。













心に負った深い傷のために、人を信じられなくなってしまった弓手師。
彼の、冷たく、堅く閉ざされた心の扉を解き放つ女性は果たして現れるのか…!?

乞う御期待!!
どうでもいいのだが、歴史学のアナール学派にどうして誰もつっこまないのか。

絶対そのネーミングはつっこみ待ちだろ。

きっとアナール学派の人たちはつっこんでもらえると思ってわくわくしながらこの名前をつけたに違いない。

でも、学界にデビューしても意外に誰もつっこんでくれないので、驚いたに違いない。

五年が経過しても、彼等はウズウズしていただろう。きっとどこかにはつっこんでくれる人がいるだろうと思って、いまかいまかと待ちわびていただろう。

だが、それでも誰もつっこんでくれない。


アナール学派の人たちは、次第にイライラし始める。

「なんで!?なんでこんなあからさまなつっこみどころにつっこまないの!?ありえなくね?初歩の初歩でしょ?つっこみレベル的には初歩の初歩でしょ?まあ確かに下ネタではあるけど、なんのひねりもないんだからわかるでしょ。気付かないってことないよね?え?このボケに気付かないってのはありえないよね?じゃ、イジメ?これイジメ?みんなでボケを無視する的なアレ?ねぇ、何?何なの?これ。」



彼等は苦悩した。
どうしても、つっこまれない理由がわからなかったからである。
むしろそろそろみんながつっこまないことに対して、「いやいやいやそこつっこめよ!」とつっこみをいれるべきなのだろうか。どうなんだ、どうなんだよ。まじお笑い難しいよ。生き馬の目を抜くお笑い界まじ恐ろしいとこだよ。







そして、約80年の月日が流れた。







結局、80年待っても、誰もつっこんではくれなかった。
創始者は悲嘆の内にその生涯を終えたという。いつの日か、自分の後継者の誰かに、とてつもないつっこみの才能を持った誰かが、「そのネーミングなんだよ!下ネタかっ!!」とつっこんでくれる日を夢見て。



だが、学界からしてみれば、アナール学派につっこむことは、どうしてもできなかったのだ。

あまりにあからさまな下ネタすぎて、「むしろまじめにこのネーミングなんじゃないのか?ボケとかじゃないんじゃないのか?てか本人たち気付いてないんじゃないのか?いや、気付いていたとしても、きっとまじめな由来があるに違いない。」という深慮が彼等の心を支配したからである。

そう、つっこまなかったのは、彼等なりの思いやりだったのだ。「まじめなネーミングを、下ネタみたいに扱ったら、失礼だよな。うん、そうだよな。」というデリカシーだったのだ。


しかし、それが80年に及ぶ悲劇を招いたのだった。

狙いすぎたアナール学派と、深読みしすぎた歴史学界。





だから、私はここで勇気を出して、80年の呪縛を解き放ちたいと思う。

80年に及んだ彼等の壮大なボケをしっかりと完結させてあげたいと思う。

彼等のボケに敬意を表して、スベるのを覚悟で。










アナール学派って、下ネタかよ!!肛門かよ!!!菊門学派かよぉぉぉおぉぉぉーーーーーーーーー!!!!!














………。
















このお話はフィクションです。
ほんとすいませんでした。
昨日、ケータイ屋から電話があった。

こないだ僕がアダプターを強引に捩じ込んで携帯を昇天させてしまった一件だが、その時にできた損傷が原因で、修理のためにはデータを消さなければならないらしい。











………。












まさよ。

僕は君に、なんと謝ればいいのだろう。

あのとき、僕が強引に君を求めたことで、君は心にそんなにも深いキズを負ってしまっていたのか。

あのときの君の態度は、僕が君に負わせてしまった心のキズの証だったのか。

君は、愛しているフリをしていたんじゃなかったんだね。キズと闘いながら、それでも、僕を愛そうとしてくれていたんだね。

それなのに、僕はそんな君を誤解して、なんて無責任で、なんて自分勝手で、なんて、なんてくそやろうなのだろう。



立ち直るためには、君は記憶を失わなければならない。

その話を聞くまで、僕は、君が自分にとってどんなに大切な存在なのか、そんなことも忘れていたんだ。

僕は、どうしようもない愚か者だ。



まさよ、僕は今ごろ気付いたんだ。

本当は、君が一緒にいてくれるだけでよかったんだって。

あの朝、君は突然元気をなくしてしまったけれど、そんなこと、どうでもいいことだったんだ。

そう、君が僕との関係に少し疲れてしまうことがあったって、そんなの何でもなかったんだ。
近くに君がいてくれるだけで、よかったはずなんだ。
君が、君の心が、僕と一緒にいてくれるだけで、それだけで幸せだったはずなんだ。

でも、あのときの僕は、そうは思えなかった。
君が僕の呼びかけに応えてくれないことが、たまらなく不安だったんだよ。

そして僕は、君を無理矢理、自分の思い通りにしようとした。



どんなに謝っても許してもらえることじゃないのはわかってる。
でも、謝らせてほしい。
本当に、本当にごめん。

それから…。それから僕は、今も君を愛しているよ。

今さらこんな言葉を平気で吐くなんて、僕は本当に、エゴの塊のクズ野郎だ。

でも、取り返しのつかないことをして今さら、こんなにも胸が苦しいんだ。
君を失う今になって、胸が張り裂けそうなくらい、君を愛しているんだ。





ああ、まさよ。

君が次に目を覚ますときには、きっと君は、僕のことなど憶えてはいないだろう。

君と僕が過ごした日々も、出会った人達のことも、一緒に見た空も、海も、夕焼けも、さくらの花も、何もかも、君の頭からは消え去ってしまっているのだろう。



それでも君は、それからの日々を僕と共に歩いてくれるだろうか。

僕にそれを望む資格のないことは、わかっている。

でも、それでも僕は、君を待っていたいんだ。

君がもう一度、僕と一緒に同じ時間を過ごすことを選んでくれるかもしれない。
僕にむかってもう一度、微笑みかけてくれるかもしれない。

そんな身勝手なエゴを、抱きながら。
















えー、というわけで、携帯のメモリーが消滅しました。

僕のアドレスを知ってる方は、もしお暇がありましたらメールを頂けるとうれしいです。

宜しくお願いします!

・・・えー、いや、ダンディズムの彼岸、ではないです。







いや、これであってますから。ちょっと、やめてください、大きなお世話です。なんなんですか、ダンディズムの彼岸って。ダンディズムに彼岸もなにもあるんですか?ダンディズムを超克した先に何があるというんですか?てか超克できるんですか?

ちょ、もうそういうのやめてください。知ったかで助言みたいなのすんのやめてください。

そういうのあれですよ、小学校のクラスに一人はいる秀才気取りのダメな子が調子こいて的はずれな発言を連発すんのと同じですよ。みんなうんざりしてるんですからね。でも本人があまりにノッちゃってるから言いだせないだけですからね。的はずれだよ、うざいよ。って言い出せないだけですからね。みんなやさしい子達ばかりだから我慢してるだけですからね。頭いいキャラとして接してるのもぶっちゃけやさしさですからね。だからもうこれ以上調子こかないでください。いや、もうほんとお願いします。



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